近年、YouTubeやテレビなどの影響でキャンプが流行しています。仕事や人間関係のストレスを忘れ、非日常的な空間で大自然を満喫できます。
しかし、一言でキャンプと言ってもさまざまなスタイルが存在するため、「どのキャンプスタイルが自分に合っているのだろう?」と、疑問に思う方もいるはずです。
今回紹介するのは、車を使って快適にキャンプを楽しむ「オートキャンプ」です。代表的なキャンプスタイルなので、これからキャンプを始める方は、ぜひオートキャンプの魅力や注意点を確認してみてください。
オートキャンプとは?


これまでのオートキャンプは、車にキャンプ用品を積み込み、車内やテントで寝泊まりしながらキャンプを楽しむスタイルでした。しかし、ここ最近では、車を使ってキャンプをすること全般をオートキャンプと呼んでいます。
幅広い意味で使われるようになったオートキャンプ。このオートキャンプを行う場合、テントやアウトドアテーブル・チェア、タープ、調理器具などを車に収納して持ち運ぶため、電車やバスで移動するキャンプに比べて荷物の負担が少ないのが特徴です。
都内在住なら公共機関を使ったキャンプも選択肢に入りますが、現在は移動の手軽さからオートキャンプが主流です。
オートキャンプ場と通常のキャンプ場の違い
キャンプ場には、好きな場所にテントを張れる「フリーサイト」と、設営できる場所が決められている「区画サイト」などの種類があります。通常のキャンプ場は、車をサイトに隣接して停めることはできず、キャンプ場内の駐車場に車を停めるのが基本です。
キャンプ用品を駐車場からサイトまで手や荷台を使って運ぶ必要があるため、大きな荷物を積んでいる場合は少し不便に感じるかもしれません。
一方、オートキャンプ場であれば、サイトに隣接する形で駐車できるため、キャンプ用品の出し入れが非常に簡単です。車がすぐ近くにあるので「重い荷物は車に入れたまま使用する」といった使い方もできます。
施設によってはオートキャンプ場を「オートサイト」や「オートキャンプサイト」と呼ぶこともあります。なお、オートキャンプ場と記載があっても、車の乗り入れを制限している施設もあるため、事前にルールを調べてから向かいましょう。
オートキャンプの楽しみ方


オートキャンプは車を使ってキャンプ場まで荷物を運べるため、重量の大きいキャンプ用品でも大した負担になりません。複数の調理器具を持ち込んで本格的な料理を作ったり、大きなバーベキューグリルを使って大勢でバーベキューを楽しんだりなど、オートキャンプならではの楽しみ方があります。
また、手や荷台では運びづらいポータブル電源や、ソーラーパネルを持参することも可能です。そのほか、荷物量を必要とするアクティビティを楽しむ、車でキャンプ場の近くまで行って車中泊をする、複数のキャンプ場を日替わりで巡るといった楽しみ方も挙げられます。
車を使ったオートキャンプは、途中で食材の買い出しに行けたり、悪天候の際に車で避難できたりするので、初心者におすすめのキャンプスタイルとも言えます。
オートキャンプを楽しむ上での3つの注意点


楽しみ方が豊富なオートキャンプですが、キャンプを実施する上では複数の注意点が存在します。安全にオートキャンプを行うためにも、以下3つの注意点を理解しておきましょう。
- 車での移動
- 音楽やラジオの音量
- シガーソケットの利用
それぞれのポイントを1つずつ解説します。
注意点1.車での移動
キャンプ場を車で移動する際は、道路を運転する場合と感覚や状況が異なるため注意が必要です。特にオートキャンプ場の場合、ほかのサイトから子供が飛び出してくる可能性があるため、速度を落として運転するよう心がけましょう。
また、オートキャンプ場でもサイト内を自由に走り回って良いわけではなく、キャンプ場によって乗り入れできる場所が決まっているので、サイトに入る前に確認しておきましょう。
そのほか、誰かが使っているサイトの真横を通ると迷惑になる、車のライトがキャンプの雰囲気を壊してしまうなどの注意点もあります。
注意点2.音楽やラジオの音量
運転中は音楽やラジオの音量に気をつけましょう。オートキャンプに限った話ではありませんが、音楽やラジオを大音量で流してしまうと、ほかのキャンパーに迷惑をかけてしまいます。
車を運転する際は窓を閉め切るなど、音が漏れない工夫をしましょう。また、エンジン音やバック時のアラームが迷惑になるケースもあるので、近隣にキャンパーがいるときは要注意です。
注意点3.シガーソケットの利用
3つ目の注意点は、シガーソケットの利用です。車に搭載されているシガーソケットは、スマートフォンの充電や一部の電気機器を使えて便利ですが、エンジンを切っているときは使用できません。
シガーソケットを利用するためにエンジンをつけっぱなしにすると、排気ガスの音やエンジン音がサイト内に響くので、周辺のキャンパーに迷惑をかけてしまいます。
そのため、キャンプ場についたら車のエンジンを切り、シガーソケットではなく備え付けの電源を使用しましょう。備え付けの電源がない場合は、ポータブル電源の持参が推奨されます。
→EcoFlowが販売するキャンプ向けポータブル電源をチェックする
オートキャンプに持っていくべき7つのアイテム


オートキャンプは車にキャンプ用品を積み込めるため、「荷物の負担を減らすために持っていくアイテムを減らそう」という工夫が必要ありません。通常のキャンプでは躊躇してしまうアイテムも、オートキャンプであれば問題なく持っていけます。
オートキャンプに持っていくべきアイテムとして、以下7つのキャンプ用品が挙げられます。
- テント
- タープ
- マット
- 焚き火台
- 調理器具
- アウトドアテーブル・チェア
- ポータブル電源
各アイテムを順番に見ていきましょう。
テント
オートキャンプであれば、大型のテントをらくらく持ち運べます。車中泊を行わない場合、寝室となるテントが必要不可欠です。そうでない場合も日帰りの場合も、テントは何かと役に立つため、持っていっても損はないでしょう。
タープ
大きめのタープは意外とかさばるので、通常のキャンプでは携帯性を考慮して遠慮しがちになります。しかし、車を用いるオートキャンプなら、かさばるタープも手軽に持ち運べます。テントと連結するように設営すれば、荷物の輸送や日差しよけとして活躍します。
マット
キャンプ場は地面が凸凹していたり、底が冷えていたりするため、快適に過ごすためにはマットが必要です。床に座って過ごす時間は意外と長いため、車中泊をする場合でもマットを持参することをおすすめします。
焚き火台
オートキャンプであれば、大きめの焚き火台も手軽に持ち運べます。焚き火台は、調理に幅広く活用する、バーベキューコンロと併用して炭火バーベキューを楽しむなど、さまざまな使い方があります。
調理器具
大自然のなかで行う料理こそキャンプの醍醐味。少し重たいスキレットやクッカーなどの調理器具であっても、車を使うオートキャンプなら荷物の負担になりません。焚き火台と合わせて、ダッチオーブンで調理をするのもおすすめ。
アウトドアテーブル・チェア
食事を快適に楽しむためには、アウトドアテーブル・チェアが必要です。食事をするとき以外でも、アウトドアテーブル・チェアは何かと活躍します。サイズや重量は製品によって異なるため、使用する人数や目的に合わせて選択しましょう。
ポータブル電源
ポータブル電源は荷物の負担になりやすいアイテムなので、手や荷台で持ち運ぶのは骨が折れます。しかし、車で移動するオートキャンプなら、サイトまでらくらく持ち運ぶことが可能です。
備え付け電源がないキャンプ場でもポータブル電源を用意すれば、ヒーターや電気毛布、電気ケトルなど、幅広い電気機器に電力を供給できます。特に気温が極端に偏る冬や夏のキャンプでは、このポータブル電源が重宝されます。
オートキャンプにおすすめのEcoFlowポータブル電源


一言でポータブル電源と言っても、その種類は多岐にわたります。「どのポータブル電源を買えば良いのだろう」と迷ってしまう方もいるはずです。
これからポータブル電源を購入する予定の方は、以下5つの製品をチェックしてみてください。ご自身に適した製品がきっと見つかるはずです。
- DELTA 2
- DELTA Pro
- RIVER 2
- RIVER 2 Pro
- RIVER 2 Max
それぞれの製品を1つずつ解説します。
DELTA 2
「DELTA 2」は、1,024Whを搭載したパワフルなポータブル電源です。日常、レジャーから緊急時まで、これ1台で電力をまかなえます。
定格出力は1,500Wと高出力なので、一般的な家電製品の90%以上を動かせます。また、出力口は合計15ポート備わっているため、複数の電気機器を同時に使用可能です。サイクル寿命が比較的長いのも本製品の魅力です。
容量 |
1,024Wh |
定格出力 |
1,500W |
AC充電入力 |
最大1,200W |
サイズ |
40.0 x 21.1 x 28.1 cm |
重量 |
約12kg |
出力口 |
合計15 ACx6 USBx6 DCx2 シガーソケット x1 |
公式サイト |
https://jp.ecoflow.com/products/delta-2-portable-power-station |
DELTA Pro
「とにかくバッテリー容量が大きい製品を探している」という方におすすめしたいのが、この「DELTA Pro」です。3,600Whのバッテリー容量を誇り、定格出力は驚異の3,000Wです。本体重量は45kgと非常に重いので、オートキャンプ場での使用をおすすめします。
容量 |
3,600Wh |
定格出力 |
3,000W |
AC充電入力 |
最大1,500W |
サイズ |
63.5×28.5×41.6cm |
重量 |
45Kg |
出力口 |
合計:15 AC×5 USB×6 DC×2 シガーソケット×1 アンダーソン×1 |
公式サイト |
https://jp.ecoflow.com/products/delta-pro-portable-power-station |
RIVER 2
「RIVER 2」は、コンパクトかつ軽重量なポータブル電源です。携帯性にこだわる方におすすめしたい製品です。
特徴は史上最速充電を実現していることで、わずか60分で満充電が完了します。また、リン酸鉄リチウムイオン電池を採用したことから、高い安全性と長寿命を実現しました。
容量 |
256Wh |
定格出力 |
300W |
AC充電入力 |
最大360W |
サイズ |
24.5 x 21.5 x 14.5cm |
重量 |
約3.5kg |
出力口 |
合計11 |
公式サイト |
https://jp.ecoflow.com/products/river-2-portable-power-station |
RIVER 2 Pro
「RIVER 2 Pro」は、近日発売予定の最新ポータブル電源です。業界トップクラスの高速充電を誇り、わずか70分で0%から100%まで充電可能。4通りの充電方法に対応しているため、キャンプ場で充電が切れそうになっても安心です。
容量 |
768Wh |
定格出力 |
800W |
AC 入力 |
100-120V 50Hz/60Hz, 最大10A |
サイズ |
26.9 x 25.9 x 22.6cm |
重量 |
約7.8kg |
出力口 |
合計10 |
公式サイト |
https://jp.ecoflow.com/products/river-2-pro-portable-power-station |
RIVER 2 Max
「RIVER 2 Max」は、最近発売したばかりの高機能ポータブル電源です。重量は約6.1kgと携帯性に優れているため、手や荷台で持ち運んでも大した負担になりません。非常用電源機能付きなので、緊急時のバックアップとしても活用できます。
容量 |
512Wh |
定格出力 |
500W |
AC 入力 |
100-120V 50Hz/60Hz, 最大10A |
サイズ |
26.9 x 25.9 x 19.6cm |
重量 |
約6.1kg |
出力口 |
合計11 |
公式サイト |
https://jp.ecoflow.com/products/river-2-max-portable-power-station |
まとめ
本記事では、オートキャンプの楽しみ方や注意点、持っていくべきアイテムを解説しました。
オートキャンプは、車を使ってキャンプをすること全般を指します。オートキャンプ場であれば、サイトに隣接する形で駐車できるため、キャンプ用品の出し入れが非常に容易です。
幅広い楽しみ方があるオートキャンプですが、「車での移動」や「音楽やラジオの音量」など、利用する上では注意点が複数あります。安全にオートキャンプを実行するためにも、事前に本記事の内容を確認しておくことをおすすめします。
なお、本サイトを運営するEcoFlowは、オートキャンプに適したポータブル電源を多数販売しております。コンパクトで携帯性に優れた製品も提供していますので、以下の公式サイトから製品情報をぜひ一度ご確認ください。