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導入事例:株式会社横浜ホームビルド

横浜
導入先   株式会社横浜ホームビルド 様
業種   建築リフォーム工事・リノベーション
導入目的 停電や災害時といった万が一の場合にも、安心して電気が使える生活をマンションでも提供する
 
 
横浜市都筑区に拠点を置き、住宅のリフォームやリノベーションを中心に住宅関連の業務を行っている株式会社横浜ホームビルド様。人と環境に優しくをテーマに、珪藻土を用いたリフォームをメインに施工を行っているところが強みです。 今回は、同社代表取締役の外山様、EcoFlow施工店である株式会社イズミ 取締役の清水様に、導入に至った背景と導入後の率直な感想などをお聞きしました。
 
 

導入の背景:

EcoFlowの蓄電システムを採用したきっかけ

 
外山社長(横浜ホームビルド):
DELTA Proとスマートホームパネルを導入したリフォームマンションは、お子様のいる3人家族を対象にしたマンションとなっております。ちょうど、中古マンションを購入してリノベーションをしようという段階のときに、イズミ様からDELTA Proを紹介いただきました。私もマンションに住んでいるのですが、災害に備えた発電機は管理組合で1台保管してありますが、各家庭ではとても困るだろうなと常々思っていました。そんな中で、タイミングが上手く噛み合ったのと、求めていた条件と合致するような商品があったのが、導入に至ったきっかけです。
 
清水取締役(株式会社イズミ):
横浜ホームビルド様と今回のショールームを設置させていただくお話をしたのは1年ほど前のことです。通常、マンションで蓄電池を導入するためには、壁を取り壊したり穴をあけたりといった大掛かりな工事が必要になりますが、EcoFlow スマートホームパネルの場合はそういったことが不要なので、横浜ホームビルド様におすすめした経緯があります。
 
ショールームの玄関に設置されたDELTA Pro、エクストラバッテリーおよびスマートホームパネル
ショールームの玄関に設置されたDELTA Pro、エクストラバッテリーおよびスマートホームパネル

スマホ+タブレット端末があればアプリ操作に不慣れな方にもやさしい

清水取締役:
DELTA Proは、プラグを挿してボタンを押せば電源が入り、電化製品のプラグをさせばそのまま使え、操作上難しいことは何もありません。しかし、現状スマートフォンでのアプリ操作については、アプリに慣れていない方やお年寄りの方などにとってはハードルが高いという声も聞かれます。ですので、それを解決する方法として、専用のタブレットもあればいいのではないかと思います。特に、リフォームマンションの場合、蓄電システムを設置した後にすぐ購入者が決まらない建物もありますので、お客様のスマホに初期設定して売ることができないということもあります。購入者が決まったときに、販売元がお客様のところへ訪問してアプリ設定することも難しいため、お風呂のリモコンのようにデフォルトの端末があれば、売りやすく、説明もしやすいと思います。そういう点でも、アプリのインストールやセットアップからスタートするのではなく、ある程度設定されたデフォルトのタッチパネルのようなものがあれば、アプリの操作に関する知見がない方でもストレスなく使っていただけると思います。
 
外山社長:
今後の改善点としては、可能であれば、太陽光発電とうまく連動させ、ポータブルタイプのソーラーパネルをバルコニーに置いて、そこから充電する機能を要領よくできるようになればいいと思います。
マンションでは太陽光パネルを屋根に設置するのはなかなかハードルが高いため、好きな時にベランダに設置して、不要な時には閉まっておける折りたたみ式のソーラーパネルをオプションとして販売することも前向きに検討したいです。
 
 

モデルルーム開放後の反響

外山社長:
マンションにお住まいの方向けにオープンルームを3回行いました。世帯数が890で、そのうち50組くらいにお越しいただきました。リフォームの反響が最もよく、受注にもつながりました。蓄電池に関しては、ご夫婦と家族でいらしていただいた方の場合ですと、主にご主人様に興味を示していただけました。奥様からは、これを設置することで家計がどれくらい楽になるのか、コストパフォーマンス的な面でどうなのかといったコメントが多く聞かれ、旦那様と奥様で視点が違うなと感じました。太陽光パネルをつけて節電ができるというと、奥様の反応が良くなりますが、防災用やキャンプに持ち出せるという売り文句ではご主人様に刺さるようですね。
 
清水取締役:
私もショールームにいたのですが、福祉関係や介護されている方から高い関心を持っていただけていたように感じました。
 
 

コロナ禍前後で人々が住宅に求める条件が変化

外山社長:
コロナウイルスが流行していた際は、在宅で仕事をする方が増えたので、ネットがつながりやすい環境が欲しい、プライベートな空間が欲しいという要望が増えましたが、コロナが収まった現在は、通常の仕事のパターンに戻ったということもあり、以前ほどそうした要望を聞くことも減りました。ただし、家にいる時間が増えたため、より生活しやすい環境作りにこだわったり、弊社で取り扱っている珪藻土などもそうですが、空気を良くしたい、環境を良くしたい、という思いは以前より強まっていると感じます。
玄関すぐそばのシューズインクローゼットの壁に備え付けられているスマートホームパネル
玄関すぐそばのシューズインクローゼットの壁に備え付けられているスマートホームパネル

蓄電システム付きの住宅が人々にもたらす安心感

外山社長:
一般のご家庭はもちろんですが、特に高齢者の方、例えば介護が必要な方や障害をお持ちの方などには、1セットあれば万が一の時に安心できるものだと思っています。電気で動く呼吸器や補助器具などをお使いの方などは、停電が生活に与える影響が非常に大きいです。空調などもこれに当てはまります。環境温度が1度上がるだけで体へ大きな負担がかかってしまう方などもいらっしゃいますので、そうした方をサポートする設備の一つとして検討いただけるのではないでしょうか。将来的にはそういう方を対象としたマンションのリノベーションなども行ってみたいですね。
 
清水取締役:
高齢になると、その時その時での対応が難しいため、多少の初期投資は必要になりますが、家全体を無停電化するというのは生活を維持するのに大変重要で、状況によっては命に関わります。スマートホームパネルは、そうした人々に対しても、大掛かりな工事が不要で、マンションでも無停電のシステムを構築できるという点をアピールできると思います。
 
 

今後の展望

ポータブル電源自体の補助金を支給する地方自治体はまだ少ないですが、例えば、寒い地域の北海道札幌市などは、高気密住宅で、太陽光パネルと蓄電池を導入した住宅の補助金制度などがあります。今後、太陽光パネルだけでなく、ポータブル電源自体に対する補助金が少しでも増えてくることで、お客様が蓄電システムを導入する障壁が減ってくるのではないかと考えます。
ショールーム内の様子 1
ショールーム内の様子 1
ショールーム内の様子 2
ショールーム内の様子 2
リフォーム施工業者
リフォーム施工業者:株式会社 横浜ホームビルド 代表取締役 外山 暁様
地域密着型を基本として、人と環境に優しくをテーマにリフォーム・リノベーションを行っています。また、介護福祉事業部「トイフリー」も併設しており、介護保険を利用したリフォームも得意としております。
株式会社いずみ
EcoFlow施工店:株式会社イズミ 取締役 環境事業部長 清水 弘幸様
「自然との共存」を企業理念に、水ろ過を中心とした水処理事業と、LED無停電照明装置「消えないまちだ君」(町田市との共同開発)などの防災減災対策製品を開発販売する環境事業を行っております。
 
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(取材:2023年8月)
 
※ 本事例に記載の情報は取材時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。
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