ソロキャンプを趣味にする人が増えおり、魅力的なアウトドアとしてメディアで特集される機会も多くなりました。自分もやってみたいと思っているなら、基本的な知識を身につけることから始めましょう。そこで今回は、ソロキャンプの初心者に向けて、特に重要な注意点を3つ紹介します。その後、道具選びについても解説するので、しっかりチェックしておいてくださいね。
【注意点1】キャンプ場選びと事前予約
キャンプ場選びはソロキャンプの楽しさを大きく左右します。また、事前予約の有無も大切なポイントです。以下を意識することで失敗を避けやすくなりま
キャンプ場選び
キャンプ場を自分の好みだけで選べることは、ソロキャンプならではのメリットです。とはいえ、候補が多すぎると選択に手間取ってしまいます。それを避けるため、大きなカテゴリから順番に絞り込んでいきましょう。「山登りも楽しみたい」「滝を眺めて癒されたい」など、大まかな目的を設定するとエリアが限定されます。そのエリア内にあるキャンプ場をピックアップし、個々に詳細をチェックすると効率的です。その際、SNSの投稿や口コミサイトにも目を通すと、ソロキャンパーに人気があるのか分かりやすいですよ。
また、基本的に近場を選ぶこともポイントになります。なぜなら、ソロキャンプが不慣れなうえに手伝ってくれる人もいないため、一つひとつの作業に時間がかかりやすいからです。できるだけ、移動の負担を減らして現地で余裕を持てるようにしましょう。なお、荷物を1人で運ぶことになるので、奥の方まで車を乗り入れられるキャンプ場のほうが便利です。




事前予約
思い立ってすぐソロキャンプに出かけるなら、事前予約が不要なキャンプ場を選ぶことになります。しかし、そのようなキャンプ場は、使える区画やテントを張れる位置が定められていないケースが多いです。いわゆるフリーサイトと呼ばれており、初心者のうちは他のキャンパーとの適切な距離感が分からず、戸惑うことになりかねません。一方、事前予約が必要なキャンプ場の多くは区画サイトに該当します。こちらはキャンプ場が区画に分かれており、自分専用のスペースを確保できるため、他のキャンパーを気にしなくても大丈夫です。初心者でも独立性の高いソロキャンプを堪能しやすいので、基本的には事前予約が必要なところを選ぶと良いでしょう。
【注意点2】道具の選び方
ソロキャンプの道具選びも初心者が悩みやすいポイントの一つです。具体的な道具については後述するので、ここでは基本的な注意事項を示し、日帰りと一泊の違いに焦点を当てて解説しますね。


荷物の量に注意
ソロキャンプは何が起きても自己責任なので、あらゆる状況に対応できるだけの道具を持っていきたいと思う人が多いです。しかし、臨機応変に自分で対処していくソロキャンプでは、身軽なスタンスをキープしておくことが重要になります。荷物が多ければ移動しづらいので、できるだけ軽くてコンパクトに整理できるものを選びましょう。1つで複数の役割をこなせる道具の優先度が高いです。なお、初めて扱うものについては、あらかじめ使用方法を調べ、自宅の庭などで練習しておくことも忘れてはいけません。
日帰りと一泊の違い
日帰りの場合、一泊するときに必要な道具をいくつか省略できます。宿泊用のセットをそのまま持っていかないようにしてください。代表的なのはテントであり、これが不要なことで一気に荷物が軽くなります。落ち着いて過ごせる拠点として、テントの代わりにタープを持参すると良いでしょう。軽量なうえに日差しや雨も防げますし、キャンプ感を演出できることも大きな魅力です。また、かさばりやすい寝袋や着替えを持っていく必要もありません。明るいうちに帰る予定であれば、照明器具も省略できます。
もちろん翌日の食料も不要ですし、朝食を終えてから出発する場合は、1食分か2食分の用意だけで十分です。そのため、クーラーボックスは小型でもよく、使用する保冷剤やごみ袋なども少なくなります。


【注意点3】安全面の対策
ソロキャンプでは常に安全面に気を使うことも欠かせません。どのような点に注意したら良いのか、3つの観点から説明していきます。
1.連絡手段
1人の時間を満喫したいからといって、連絡の手段を持たないのは良くありません。危険な状況に陥ることを想定し、電話で助けを求められるようにしておきましょう。そこでポイントになるのが、携帯電話の電波が届く範囲で活動することです。山林や川の上流は圏外であることも珍しくありません。自然の中を移動するときは常に電波の受信状況をチェックしてください。
2.管理人
初心者にとってキャンプ場の管理人は頼もしい存在です。他のキャンパーとのトラブルなど、困った状況になったときにフォローしてくれます。ベテランのキャンパーの中には、管理人がいると自由に楽しみにくいと考える人も少なくありません。しかし、慣れていないうちは、そのような考え方をしないように注意しましょう。キャンプ場選びにも関係しますが、管理人が常駐しているところで経験を積むことが望ましいです。
3.防犯
自然に囲まれたキャンプ場にいると開放感が強くなるものです。しかし、悪意を持った人物がいる可能性を踏まえ、防犯を常に意識しておく必要があります。特に大切なのはテントを安全な空間にすることです。たとえば、前室付きのタイプにすれば、外から内側の様子が見えにくくなります。内側からロックすることも忘れてはいけません。また、外にいくつか靴を並べておき、複数の人がいるように装うことも有効です。人感センサー付きのアラームなどを設置する方法もよく使われています。
ソロキャンプの道具リスト!必要な理由もチェック
キャンプ用品にはさまざまな種類がありますが、ソロキャンプで特に必要なものは次の5点です。
- テント(もしくはタープ)
- 椅子やマット
- ランタン
- 雨具や防寒具
- ポータブル電源
このリストにある道具が必要である理由を以下に説明します。
1.テント(もしくはタープ)
ソロキャンプでは最初に滞在の拠点を設けることが重要です。リラックスして考えられるプライベート空間があることで、散策や料理といったアクティビティを効率的に楽しみやすくなります。
2.椅子やマット
1人ですべての作業をするソロキャンプは、疲労が溜まっていくペースがかなり速いです。手軽に腰を掛けたり横になったりできるグッズを置いておくと、次の作業に向けて体を癒しやすくなります。
3.ランタン
宿泊するなら照明器具は必須ですが、ソロキャンプの場合は設置するタイプではなく、持ち運びが楽なランタンが良いでしょう。料理の際はテーブルに置き、トイレにいくときは道を照らすなど、自分専用のライトとして扱いやすいからです。
4.雨具や防寒具
初心者のうちは、経験不足が原因で天候の見通しを誤ることがよくあります。山や海辺などは気温が下がりやすいことも考慮しなければなりません。そのため、雨や寒さをしのげるアイテムの用意も必要になります。
5.ポータブル電源
源ソロキャンプでも、調理器具や携帯電話をはじめとして電化製品の出番は少なくありません。したがって、電源がないキャンプ場にいく場合、自分で電気を準備して供給しましょう。たとえば、充電スピードが速くて大容量であることを重視するなら、EcoFlowのポータブル電源がおすすめです。
ソロキャンプ
初心者でもソロキャンプの楽しさを満喫!
ソロキャンプの楽しさは、キャンプ場や道具の選び方に大きく依存します。言い換えると、しっかり準備をしていれば、初心者でも十分に満喫できるということです。安全対策などの注意点をよく把握したうえで、当日をシミュレーションしておくと、現地で適切に行動しやすくなります。これらの工夫を心がけ、ソロキャンプの満足度をアップさせましょう。