川や海で水遊びがしやすいなど、夏場のキャンプには他の季節にはない魅力があります。一方、熱中症になりかねない暑さという大敵も忘れてはいけません。効果的な対策を望むなら、テントで冷房をかける方法について学んでおくと良いでしょう。そこで今回は、キャンプ用のエアコンがどのようなものか説明し、選択のポイントやおすすめのEcoFlow製品も紹介します。
そもそもキャンプ用のエアコンとは？
キャンプ用のエアコンは、いわゆるポータブルクーラーと呼ばれている製品です。通常のエアコンよりも機能や構成はシンプルですが、熱交換器や冷媒を用いている点は変わりません。電気が動力源であることも同様であり、アウトドアや車中泊など、建物以外のシーンで使用されることが多いです。空調設備の乏しいイベント会場で活用されるケースも見受けられます。状況に応じて柔軟に扱える点が大きな魅力で、冷やしたい場所に運ぶとすぐに利用が可能です。製品によって具体的な使い方は異なりますが、一般的にはボタンを押すだけで冷風が出てきます。
夏の気温は上昇傾向にあり、従来のスタイルではキャンプ場で過ごしにくくなりました。それに伴って、ポータブルクーラーを夏キャンプの必需品と考えるキャンパーも増えたのです。冷房の能力自体は設置型よりも控えめですが、外気温と同じ環境で過ごすより快適性は格段にアップします。テントで使うと避暑スペースにできますし、宿泊時は就寝中の脱水症状も予防しやすくなります。
5つの基準！ポータブルクーラー選びのポイント
一口にポータブルクーラーといっても多くの製品が存在します。以下に挙げる5つのポイントを意識して、使い勝手が良さそうだと感じるものを選択しましょう。
・冷却能力
・持ち運び
・排熱と排水
・静音性
・電気の供給
上記のポイントについて、詳しい内容を以下に述べていきます。
冷却能力
他の基準にこだわった結果、冷却能力が不足していると本末転倒です。使用するテントの広さや一緒に過ごす人数などを考慮して、十分に冷やせるスペックのものを選ばなければなりません。高温多湿のキャンプ場だと、少し涼しいぐらいの冷風では、不快感をほとんど払拭できないケースもあります。仕様表をチェックすると「W」や「kW」という単位で記載された数値が見つかるでしょう。基本的には、それが大きい製品ほど冷えやすいと判断できます。また、製品のサイズも冷却性能の指標として参考にしやすいです。一般的には、サイズが上がるにつれて、対象人数も多くなっていくからです。つまり、サイズに比例して冷えやすくなる傾向が見受けられます。
持ち運び
持ち運びやすいことも選択基準の一つです。駐車場からテントの設置スペースが離れているキャンプ場は珍しくありません。ですから、少なくとも自分一人で運べる重量のものが望ましいです。とはいえ、たいていのポータブルクーラーはそのように設計されているため、成人男性のキャンパーならあまり心配しなくても大丈夫です。女性や子どもが運ぶことも想定しているなら、コンパクトであることを重視し、持ち手付きのタイプを選択しましょう。ただし、コンパクトだと冷却性能が劣りがちな点は前述のとおりです。両方の観点で、妥協できるラインを見極めることが大切になります。キャスター付きのタイプなら力が弱くても移動させやすいです。
排熱と排水
室内機と室外機が一体化していることは、多くのポータブルクーラーに共通する特徴です。通常のエアコンの場合、室外機は屋外に置かれており、室内機から送られたきた熱と水はそこで放出されます。ですから、室内機の設置場所を決める際、排熱と排熱を気にする必要はありません。一方、ポータブルクーラーに関しては、これらを十分に考慮する必要があります。テントの外まで排熱ダクトと排水ホースを伸ばし、そこから放出する仕組みになっているからです。排熱ダクトや排水ホースが短すぎると、テントの出入口付近にしかポータブルクーラーを置けなくなります。そのため、配置したい場所から出入口までの距離を測り、選択の検討材料にしましょう。
静音性
テントの宿泊で利用したいなら静音性も製品選びのポイントです。前述のように、ポータブルクーラーは室外機と一体なので、必然的にコンプレッサーも内蔵しています。よって、多かれ少なかれ稼働音が響くことは避けられません。あまり稼働音が大きいと睡眠に支障が出るので注意しましょう。仕様表に「dB」の単位で書かれた数値が掲載されている製品もあります。これは稼働音の大きさを示しているので、できるだけ小さいタイプを選ぶのが望ましいです。ちなみに、静かな場所での会話は60dBぐらいで、騒々しい街頭で聞こえる音は70dBぐらいです。どれくらいの稼働音なら眠れそうかイメージして、大丈夫だと思えるものを選んでください。
電気の供給
ポータブルクーラーを使用するには電気が必要です。基本的には、ポータブル電源に接続して使用します。ポータブル電源の容量に対して消費電力が大きすぎると、短時間で使えなくなるでしょう。そもそもポータブル電源の定格出力を超えていると、冷却能力がダウンするどころか、起動すらできないケースもあるのです。したがって、自分が用意するポータブル電源をチェックし、容量や定格電力に関して問題がないものを選択しなければなりません。節電の仕組みが備わっているタイプも人気があります。また、ポータブル電源だけでなく、複数の電源から電気を供給できるタイプもあり、それらを選ぶと活用できるシーンが広がります。
魅力的なEcoFlow製品！EcoFlow Waveポータブルクーラーの特長とは
これからキャンプ用のエアコンを探すなら、EcoFlow製品のEcoFlow Waveポータブルクーラーを選択肢に入れると良いでしょう。この製品には以下に挙げる7つの特長があります。
【1】冷却のスピードが速い
競合製品の冷却能力は700W以下が主流ですが、こちらの製品は1200Wという圧倒的な性能を誇っています。テントの広さなどにもよりますが、気温が30度の環境で稼働させると、わずか8分で24度まで下がるなど、一気に6度も冷却が可能です。
【2】充電の方法が多い
バッテリーを内蔵しており、稼働に必要な電気はそこから供給する方式です。そのため、必ずしもポータブル電源は必要ないですし、それ以外の電源からでもバッテリーに電気を送れます。具体的には、コンセントやシガーソケット、ソーラーパネルにつないでも充電できます。
【3】EcoFlowのポータブル電源とセットで使える
EcoFlowのあらゆるポータブル電源と相性がよく、セットで使用すると通常より長く使えるようになります。合計使用時間が15%も延びるので、宿泊する際などに重宝します。これからポータブル電源も購入するなら、EcoFlow製品を選ぶのが得策です。
【4】使用時間を延ばす制御プログラムがある
制御プログラムとして、インテリジェントアルゴリズムが組み込まれています。この働きにより、後述するモードが自動で切り替えられ、電力消費の低減が可能です。バッテリーの使用時間を最長で2倍まで延長できます。
【5】大幅に節電できる機能が備わっている
上記以外にも電気を節約する機能が存在します。通常は1時間で1000Whを使用しますが、この機能をオンにした場合の消費電力は300Whです。長く使用したいときは、最初からオンに設定しておきましょう。
【6】3種類のモードを切り替えられる
冷房だけでなく、ファンや暖房として使えるモードも搭載されています。適切なモードの選択により、いつでもテントを過ごしやすい環境にできるのです。真冬も含めて、どのシーズンのキャンプでも使われているのが実情です。
【7】専用アプリで遠隔操作できる
スマートフォンにインストールできる専用アプリが用意されています。それを使うと、どこからでもEcoFlow Waveポータブルクーラーの操作が可能です。戻る前に稼働させておくと、最初から十分に冷えた環境でくつろげます。
いざ夏キャンプへ！快適で涼しい環境を実現しよう
夏キャンプをワンランク上のレジャーにしたいなら、現地での過ごしやすさに目を向ける必要があります。特に暑さ対策が重要であり、その目玉としてポータブルクーラーの存在が欠かせません。多くの種類が販売されているため、選び方のポイントを押さえておくことが大切です。複数の観点でチェックし、快適で涼しい環境の実現が可能な製品を購入しましょう。
詳しくはこちら：EcoFlow Wave ポータブルクーラー