ジメジメした梅雨や蒸し暑い夏には、さまざまな場所で冷風を送ることができる「持ち運び式クーラー」が大活躍します。
持ち運び式クーラーといっても種類が豊富なため、どのような製品を選べばいいか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、持ち運び式クーラーの種類や特徴、選び方のポイントをわかりやすく解説していきます。
持ち運び式クーラーで夏の暑さを凌ぐ!


持ち運び式クーラーは、エアコンのように固定設置することなく、手軽に部屋間や野外で持ち運びできる冷却装置のことです。
送風や冷風によって体を冷やしたり、部屋の温度を下げたりすることができるため、夏場の熱中症対策として重宝します。
現在市場ではデスクの上で使用できるコンパクトサイズから業務用の大型サイズまで、さまざまな製品が販売されています。
持ち運び式クーラーの種類は、以下の通りです。
● 冷風機(ポータブルクーラー)
● 冷風扇
● スポットクーラー
エアコンではなく持ち運び式クーラーが選ばれるのは、工事が不要で大人1人でも部屋間でを持ち運びできるなどの手軽さがあるからです。
本体に充電池が内蔵された製品や、モバイルバッテリーやポータブル電源と接続可能な製品であれば、キャンプやバーベキューなどのアウトドアシーンでも活用できます。
持ち運び式クーラーの種類と特徴
持ち運び式クーラーは、種類によって携帯性・出力・サイズ・価格相場などが異なります。
例えば、冷却能力に優れた持ち運び式クーラーは、比較的大きなサイズになり、価格相場も高めになります。
では、持ち運び式クーラーに搭載されている機能や、種類ごとの特徴について詳しく見ていきましょう。
◆ 冷風機(ポータブルクーラー)の特徴


出典元:Amazon
冷風機は、クーラー本体と室外機が一体化した、家庭用の持ち運び式クーラーのことです。
ポータブルクーラーやポータブルエアコンとも呼ばれており、冷却能力に優れ、稼働しながら背面から熱気を排出するのが特徴です。
閉め切った室内で利用する場合は、窓に排気用ダクトがついた製品を選ぶと換気が楽になります。排気用ダクトについては、説明書に従って工事不要で設置可能です。
また、製品によっては、冷暖房切替機能や除湿機能が備わっており、夏場以外のシーズンでも活用できます。
冷風機よりも冷却性能に優れた業務用については、スポットクーラーに分類されます。
携帯性・サイズ感
冷風機は、数kg程度の製品が多く販売されており、家庭内で手軽に取り扱いできます。
便利なハンドルキャスター付きの製品も多く、リビングからキッチンなどの部屋間をスムーズに移動させられます。
基本的にコンセントから給電する必要があるため、設置場所スペースを確保しなければなりません。
冷却能力
家庭用冷風機の場合は、冷却能力は「0.7kW〜2.0W」が主流となっています。
冷却能力の基準ですが、2.0kWあれば4.5畳くらいの部屋全体の温度を下げることができるといわれています。
つまり、エアコンのように部屋全体の温度を下げるというよりも、スポットに心地よい冷風を送りたい場合に選ぶといいでしょう。
価格相場
家庭用冷風機の価格相場は、1万円台〜3万円台くらいになります。
寝室やキッチンなどの狭い空間で使用する場合は、2万円台でも十分なスペックの製品を購入可能です。
冷暖房機能や除湿機能などが搭載したハイスペック製品になると、3万円以上の予算が必要になると想定しておきましょう。
◆ 冷風扇の特徴


出典元:Amazon
冷風扇は、本体に水を入れることで冷風を送れる小型の扇風機のことです。
水が蒸発するときの気化熱という原理で冷たい風を発生させ、小範囲のスポットに風を送ります。冷風機とは異なり、冷媒ガスを使用しないため、環境にやさしい冷却装置です。
製品によっては、氷を入れることでマイナス温度の冷風を送ることも可能です。
携帯性・サイズ感
重量は1kg未満〜重くても数kgになるため、女性や子どもでも気軽に持ち運び可能です。
設置スペースを多く必要としないコンパクトサイズの製品も多く、リビングや寝室のテーブル、浴室、トイレなどさまざまな場所で使用できます。
デスクワークにも重宝するサイズ感であり、USB給電タイプであれば、パソコンやモバイルバッテリーと接続して屋外でも使用可能です。
冷却能力
冷風扇は、部屋全体の温度を下げるような冷却能力はありません。
体にピンポイントで冷風を当てて体温を下げることに特化しているのが特徴です。
適度な冷風を送れるため、冷房機器で体を冷やしすぎるクーラー病になるリスクも低いです。
価格相場
デスクに置けるようなコンパクトサイズの冷風扇なら、数千円程度で購入可能です。
冷却範囲の広いタワータイプでも、1万円以下が相場とされています。
多彩な機能が搭載された冷却性能が高い製品でも、高くても2万円台〜3万円台で販売されています。
◆ スポットクーラーの特徴


出典元:Amazon
主に家庭で使用される冷風機の冷却能力を上回るのが、スポットクーラーです。
スポットクーラーの対応電圧は、200Vくらいが主流となり、室温を下げられるほどのパワフルな冷却能力が備わっています。
冷風機よりも大型になるため、工場や飲食店などで業務用として使用されることが多いです。
携帯性・サイズ感
冷風機よりも広い設置スペースを必要とするため、工場の作業場や店舗のフロアなどの設置に適しています。
業務用のスポットクーラーは、重量40kgオーバーが主流となるため、持ち運びに手軽さはありません。
ただし、製品によっては、ご家庭やアウトドアシーンで活用できるサイズもあります。
冷却能力
スポットクーラーの場合、大人1人で持ち運びできるサイズに限ると、冷却能力は2kW前後に収まります。
2.2kWあれば8畳程度の広さの部屋全体の温度を下げられるため、エアコンを設置できない広い部屋でも涼しく快適な空間をつくることができます。
業者による設置が必要な大型タイプになると、8kW〜10kW以上の冷却能力が備わっており、広いフロアや作業場にこもった熱気を逃すことができるでしょう。
価格相場
数万円であれば購入可能な家庭用冷風機とは異なり、5万円以上〜数十万円の予算が必要となります。
6畳〜8畳程度の冷却能力が備わった製品をご家庭で使用したい場合、大体5万円〜8万円くらいが相場になると想定しておきましょう。
活用シーンに応じた持ち運び式クーラーの選び方
持ち運び式クーラーを購入する際、活用シーンを想定したスペックを選ぶと失敗を避けられます。
例えば、室内で使用したい場合は、部屋の広さに応じた冷却能力を選ぶ必要があるでしょう。アウトドアシーンで使用したい場合には、片手で持ち運び可能な冷風扇や、本体に充電可能な冷風機(ポータブルクーラー)が選ばれます。
では、どのようなシーンでどのような製品を選ぶべきかを詳しく紹介していきます。
◆ 狭い部屋で使用する場合
狭い部屋で一人で使用する場合、コンパクトな冷風扇でも体を冷やすことが可能です。
複数人で使用する場合には、1kW程度の冷風機で首振り送風を使用すれば、全員で涼しむことができます。
寝室で就寝前に利用したい人は、おやすみ機能などのタイマーが備わっている製品を選ぶと、体を冷やしすぎてクーラー病になるリスクも避けられるでしょう。
◆ デスクワーク中に使用する場合
8畳以上の部屋で使用する場合、2.2kWの冷却能力が部屋全体の温度を下げる目安となります。
従って、冷風機、もしくはスポットクーラーに選択肢に絞られます。
首振り機能があると、部屋の隅々まで効率よく涼しい空気を循環できるでしょう。冷風扇では、小範囲のスポットしか冷やせないため注意してください。
◆ キャンプやアウトドアシーン、車中泊などで使用する場合


キャンプやバーベキューなどでは、コンセントからの給電が不要なUSB給電タイプの冷風扇や、本体に充電池が内蔵された冷風機が選ばれます。
複数人で涼しみたい場合には、冷風扇よりも冷却能力の高い冷風機を選び、ポータブル電源から給電するのがおすすめです。
例えば、EcoFlowの製品「DELTA Max2000(デルタマックス)」であれば、冷風機を稼働させながらスマートフォンを充電することもできます。
定格出力が2,000Wもあるため、調理機器やDIY機器も安定的に稼働させられるほどのスペックを備えた、万能的なポータブル電源です。
◆ 工場や作業場で使用する場合
工場や作業場などの熱気がこもりやすい場所では、冷却能力が最も優れた業務用スポットクーラーが選ばれます。
フロア全体を効果的に冷やしたい場合には、業者による設置が必須となる大型の製品を選ぶことになります。
工場のラインでは、従業員に対してピンポイントで送風できるスポットクーラーも重宝するでしょう。
ハイブリッドな持ち運び式クーラー「EcoFlow Wave」が誕生


冷却能力が物足りない、屋外で使いたくても稼働時間が足りない、そんな悩みを解消するハイブリッドな持ち運び式クーラーが誕生。
EcoFlowが開発した「EcoFlow Wave」は、これまでのポータブルクーラーの悩みを全て解消できる、パワフルな冷却能力と長い稼働時間を誇るハイブリッドな持ち運び式クーラーです。
<EcoFlow Waveの主な性能>
● 1.2kW(4,000BTU)の冷却能力
● 5㎡〜8㎡程度の空間を、わずか8分間で30℃→24℃へ冷却可能
● 連続8時間使用できる着脱式バッテリーパックを搭載
● 着脱式バッテリーパックの装着でコンセント接続なしでも利用可能
● ソーラーパネルと接続して太陽光エネルギーで充電可能
● バッテリーパックは約5時間で満充電可能(最大200W)
● 専用アプリで運転時間や風量などのカスタマイズが可能
「EcoFlow Wave」は屋内・屋外兼用モデルです。ご自宅をはじめ、テントやコテージ、キャンピングカー、作業場などあらゆるシーンにおいて、涼しい快適空間を演出します。
コードレスなのに強力な冷却能力を誇り、最大連続で8時間稼働可能。EcoFlowの「DELTA Max」や「DELTA Pro」などのポータブル電源に加えエクストラバッテリーに接続することで、12時間もの超ロング運転も実現します。
EcoFlowが誇る最先端技術とノウハウを駆使して誕生した「EcoFlow Wave」は、2022年5月24日から先行予約を受け付けています。
ぜひこの機会に、新時代の持ち運び式クーラー「EcoFlow Wave」をゲットしてみてはいかがでしょうか。
まとめ


持ち運び式クーラーは、エアコンが設置できない部屋や屋外でもすぐに涼しい風を送れる、蒸し暑い夏にマストな便利アイテムです。
運転仕様や冷却能力によって、冷風機(ポータブルクーラー)、冷風扇、スポットクーラーの3種類に分類され、活用シーンに応じた選び方が大事になります。
冷却能力や機能性に優れ、幅広いシーンで活用できるポータブルクーラーをお探しの場合は、EcoFlowが自信を持っておくる「EcoFlow Wave」を選んでみてはいかがでしょうか?
「EcoFlow Wave」なら、ご自宅のさまざまなお部屋に工事なしで設置することができ、キャンプやアウトドアシーンでも、コードレスで連続8時間稼働させられます。
また、ソーラーパネルと接続すれば、太陽光エネルギーで充電しながら稼働させることも可能です。
あらゆるシーン、あらゆる場所で涼しい快適空間を創出する「EcoFlow Wave」にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。