停電が発生したら自分自身の安全を確保する、周りに危険がないか確認する、デバイスを省エネモードにする、電化製品・電子機器のスイッチを切るなどの対処が必要です。
しかし、具体的に何をすべきかはわからない人もいるのではないでしょうか。
この記事では、停電したらすること、季節ごとの対処方法、気になる疑問・質問をわかりやすく解説します。停電時の対応について知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
停電したらすること
停電したらまずは自分自身の安全を確保し、周りに危険がないか確認しましょう。次に、デバイスを省エネモードにし、電化製品・電子機器のスイッチを切ってください。
余力があれば電源プラグをコンセントから抜き、自宅を離れるならブレーカーを落とす他、ろうそくなどの裸火を使用しないことが重要です。
ここでは、停電したらすることについて詳しく解説します。
自分自身の安全を確保する
まずは、自分自身の安全を確保するのが最優先となります。
家族がいるとどうしてもパートナーや両親、祖父母の安全を確保したい気持ちになりますが、自分自身が怪我をして動けなくなると本末転倒です。
怪我が軽度でも重度でも救助に影響が出るため、災害が発生した際は自分自身の身を守ってから他の人を助けるようにしましょう。
しかし、避難が必要なときはお子さん・お年寄りが逃げ遅れることもあるため、早めに避難させるようにしてください。
独身の人も安全を確保しつつ、周辺の状況を把握してから逃げましょう。
周りに危険がないか確認する
次に、周りに危険がないか確認することが大切です。
地震などで停電が発生した場合、家具家電が倒れている可能性があります。
ガラスが割れて破片が散乱していたり、折れた木片が飛散していたりするため、照明がつかない状態で歩き回るのは避けてください。
就寝中は裸足の人がほとんどであるため、災害に備えて枕元に靴を常備しておきましょう。
地震による停電は通常の停電と比べて危険を伴いやすいため、避難を想定して別途靴を置いておくのが安心といえるでしょう。
ただし、履き慣れていない靴だと避難時に怪我をする可能性があるため、普段から履き慣れている靴を備えておいてください。
新品を購入する場合は、実際に試着して履き心地を確認しておくと良いかもしれません。
デバイスを省エネモードにする
充電切れに備えて、デバイスを省エネモードにするのも忘れてはいけません。
スマホ・タブレット・パソコンは優秀な情報収集・連絡手段ではあるものの、充電が切れてしまえば使い物になりません。
無駄使いして電池切れしないためにも、省エネモードにしておくのが良いでしょう。
省エネモードにする方法は機種によって変わるものの、以下のやり方が一般的となります。
- iPhoneの場合
設定→コントロールセンター→コントロールをカスタマイズ→低電力モードを選択 - Androidの場合
設定→バッテリー→省電力モードを選択
機種によっては必ずしも以上の方法とは限らないため、各々が持っているデバイスごとの省エネモードのやり方を確認しておくと安心です。
上から下へスライドすると表示されるメニューから簡単にスタミナモードに設定できる機種もあるため、うまくご活用ください。
電化製品・電子機器のスイッチを切る
電化製品・電子機器のスイッチを切ることで通電漏電による火災を防げます。
停電から復旧した瞬間、一気に電気が流れて火災が発生することがあるため、基本的には電源をオフにしておくのが安心です。
電源プラグをコンセントから抜く
同様の理由で、電源プラグをコンセントから抜いておくことも必要となります。
電源をオンにしていなくても接続されているだけで待機電力を消費する家電もあるため、念のため抜いておくと安心です。
自宅を離れるならブレーカーを落とす
もし自宅を離れるなら、ブレーカーを落としてから外出しましょう。
外出中に停電から復旧して火が出る可能性もゼロではないため、ブレーカーを落としてからお出かけください。
ろうそくなどの裸火を使用しない
停電中は、ろうそくなどの裸火を使用しないようにしてください。
昼の停電なら明かりがなくても支障はありませんが、夜の停電は明かりがないと何もできないため、ろうそくを使用する人もいるかもしれません。
ただ、ろうそくなどの裸火は倒れると火災に発展する可能性があります。特別な理由がない場合は、懐中電灯などで明かりを確保するのが望ましいです。
もしどうしてもろうそくを使用したいなら、周囲に燃え移らないよう配慮しましょう。
なお、他の記事では停電時にまずやるべきこと6選、家庭でできる6つの停電対策、自宅でできる停電対策と注意すべきことについて解説しているため、あわせてご確認ください。
→停電時にまずやるべきこと6選!事前対策と注意点も解説
→家庭でできる6つの停電対策!ポータブル電源を用いた対策も併せて解説
→自宅でできる停電対策と注意するべきこと&おすすめのポータブル電源を紹介
季節ごとの対処方法
停電は、季節に合わせて対処方法を変えることが必要です。ここでは、季節ごとの対処方法について詳しく解説します。
夏に停電したら
夏に停電したら、以下のように対処しましょう。
- 飲料水や食料品が痛まないよう・腐らないようにする
- 塩分・経口補水液・水分などをこまめに摂取する
- 保冷剤・氷で首周りや脇周りを冷やす
- 窓を開けて風通しを良くする
夏は、飲料水や食料品が痛まないよう・腐らないようにします。生ものなどの食材はすぐに腐敗するため、意識的に消費するのが望ましいです。
体調の面では熱中症にならないよう、塩分・経口補水液・水分などをこまめに摂取し、保冷剤・氷で首周りや脇周りを冷やすようにしましょう。
あわせて、窓を開けて風通しを良くしてください。
冬に停電したら
冬に停電したら、以下のように対処してください。
- 携帯コンロ・ストーブで調理を行う
- 使い捨てカイロ・暖房で全身を暖める
- 布団・毛布で気力や体力を温存する
- 窓を閉めて熱を閉じ込める
冬は、携帯コンロ・ストーブで調理を行うことが可能です。発電所が停止していてもガスや水道は使用できるため、状況に応じて料理を行うのが推奨されます。
体調の面では低体温症にならないよう、使い捨てカイロ・暖房で全身を暖め、布団・毛布で気力や体力を温存してください。
あわせて、窓を閉めて熱を閉じ込めましょう。
なお、他の記事では夏に起こりやすい災害と対策とは、冬に停電すると危険性が高いのかについて解説しているため、あわせてご参照ください。
→夏に起こりやすい災害と対策とは?停電時の暑さ対策を徹底解説
→冬に停電すると危険性が高い?停電時の具体的な寒さ対策を8つご紹介!
気になる疑問・質問
停電については何度も体験するものではないため、気になる疑問・質問がある人もいるはずです。ここでは、気になる疑問・質問について詳しく解説します。
どうやって電源を確保する?
電源は、非常用電源などで確保できます。
普段から持ち運びできる蓄電池、ポータブル電源を確保しておくのが効果的です。
ポータブル電源があれば一定期間・一定量の電気が使用できるため、停電してもある程度は耐えられるのではないでしょうか。
どうやって被災範囲を確認する?
被災範囲は、インターネットで確認可能です。
普段からハザードマップで確認しておくのも有効といえます。
ハザードマップがあれば安全な地域と危険な地域を把握できるため、地震などで起こりやすい停電以外の二次災害(地滑り・津波・土砂崩れ)にも備えられるでしょう。
どこに連絡するのがいい?
停電したら、電気事業者や電力会社に連絡しましょう。
火災や怪我が発生した場合は、救急車や消防車を呼びます。すぐ来てくれない可能性があるため、家族にも連絡するなど頼りになる人に助けを求めるのが望ましいです。
近所の人と交流があるなら、地域の人と協力して救助活動・避難活動を行ってください。
どれくらいで復旧する?
停電の復旧は1〜2日程度が目安となります。災害の規模によっては数日〜1週間ほど要することもありますが、日本ではほぼ24〜48時間以内に復旧可能です。
発電所が壊滅的な打撃を受けると再開までに数ヶ月かかることもありますが、ほとんどはすぐに復旧してくれるため、過度に停電を恐れる必要はありません。
どれほど備蓄する?
備蓄は1人当たり3日分、理想としては1週間分あるのが理想です。
主に備蓄しておくものとしては、以下のようなものがあります。
- 米:4kg
- 水:2L×6本×4箱
- 缶詰:18缶
- 乾麺(うどん・そば・パスタ):4袋
- レトルト食品(カレー・牛丼):24個
- 日持ちする野菜(じゃがいも・玉ねぎ)
- 梅干し・海苔・わかめ
- 調味料(醤油・砂糖・塩)
- インスタント味噌汁
以上のものを家族の人数分備蓄しておきましょう。ただ、品薄状態を避けるため、買い占めなどは避けてください。
普段の買い物で、ちょっとずつ備蓄しておくのが望ましいです。
買い占めは不要なパニックを誘発するだけなため、常識のある行動が求められます。
なお、他の記事では小型の非常用発電機は停電時・非常時に必要なのか、停電時に蓄電池を活用するためのポイントについて解説しているため、あわせてご覧ください。
→小型の非常用発電機は停電時・非常時に必要?発電機の種類や選び方を解説
→停電時に蓄電池を活用するためのポイントは?対処法や注意点を解説!
停電でストレスなく生活するなら蓄電池が便利
停電してもストレスなく生活したいなら、蓄電池があると便利です。蓄電池は電気を蓄えておける装置のことで、電力を一時的に蓄えて任意のタイミングで使用できます。
持ち運びできるポータブル電源なら多種多様なシーンで活躍し、停電を伴う大規模災害はもちろんアウトドアやリモートワークにも役立つでしょう。
ポータブル電源によっては停電時に瞬時に切り替わり、平時と変わらず家電が使用できるようにしてくれるものもあります。
停電中は思うように家電が使えず苦労するものですが、ポータブル電源があれば復旧までの応急処置となるなど、1台あるだけで安心です。
なお、EcoFlowではEcoFlow DELTA Pro 3・EcoFlow DELTA 3 Plus・EcoFlow DELTA 2 Maxなど、高性能なポータブル電源をいくつか販売しています。
当社の製品は高速充電対応で約1時間充電すればフル充電できるため、すぐに電気が必要となる場面でも大丈夫です。
一度フル充電すれば数日分〜10日分のエネルギーとなるため、非常用電源として備えておくと安心ではないでしょうか。
もちろん、災害の他にアウトドアやリモートワークの電力供給源としても使用できるため、外でデバイスを充電したり家電に給電したりすることも可能です。
普段は自家消費に回して電気代を削減したり、余剰電力を売電して収入を得たりと幅広く活躍するため、ぜひ一度お問い合わせください。
まとめ
停電したらすること、季節ごとの対処方法、気になる疑問・質問を解説しました。
停電したらどうしようかとパニックになるものですが、冷静に行動すれば過度に恐れる必要はありません。
まずは自分自身の安全を確保する、周りに危険がないか確認するなど、停電したらすることを頭に入れておきましょう。
あわせてデバイスを省エネモードにする、電源プラグをコンセントから抜く、自宅を離れるならブレーカーを落とすなど、いくつかの点に気を付けておきたいです。
ろうそくなどの裸火を使用しないなど、注意点も理解しておくことを推奨します。
なお、停電時にストレスなくいつもどおり生活したい場合は、蓄電池を導入しましょう。
最近の蓄電池は持ち運びが難なくできるポータブル電源をはじめ、非常に高性能なものが揃っており、防災グッズとしての存在感を発揮しています。
ポータブル電源は停電時に瞬時に切り替わって非常用電源として使用できるため、平時と変わらずに電気を使いたい人に便利です。
電力自体が止まっていてもポータブル電源にエネルギーが貯まっていれば、すぐにデバイスを充電したり、家電に給電できたりと何かと役立ちます。
EcoFlowではポータブル電源を幅広く手掛けており、高速充電に対応したEcoFlow DELTA Pro 3・EcoFlow DELTA 3 Plus・EcoFlow DELTA 2 Maxなどが人気です。
当社で販売している製品は停電時でも問題なく稼働できる設計となっており、非常用電源として持っておくだけで災害への備えとなるでしょう。
日本では数年〜数十年以内に超巨大災害が発生すると予想されているからこそ、防災グッズは今から充実させておきたいです。
いざ災害が発生してから購入しようと思っても手遅れになってしまうことが珍しくないからこそ、今からできることをやっておくべきです。