q 導入事例:VANTECH株式会社 - EcoFlow(エコフロー)公式ブログ

導入事例:VANTECH株式会社

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導入事例:VANTECH株式会社

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VANTECH logo
導入先  VANTECH株式会社 様
業種  キャンピングカーの製造・販売
導入の目的  従来からサブバッテリーに採用されている鉛バッテリーに加え、注目度と優位性の高いリチウムイオンバッテリーの搭載を展開することで、お客様へさらなる利便性を提供する
キャンピングカー
2023年2月 ジャパンキャンピングカーショー2023で初披露されたILiS搭載のキャンピングカー
VANTECH株式会社(以後VANTECHと記載)は、日本最大級のキャンピングカー製造・販売メーカーです。今までZiLシリーズやCORDEシリーズなどのベストセラーを生み出してきました。同社は、EcoFlowのモジュール型電源システムEcoFlow パワーシステムを採用した『ILiS(イリス)』と呼ばれるサブバッテリーシステムを車両に搭載し、2023年モデルより提供を開始しました。
 

お客様の声

導入の背景

VANTECHでは、平均使用寿命が約3~5年と言われる鉛バッテリーをサブバッテリーとして搭載した車両を販売してきました。鉛バッテリーの特性は、なんといっても豊富に採れる鉛を資源とし、大きな起電力を持ち、大電流を取り出すことやリサイクルが可能な点です。ただし、同じ容量のリチウムイオンバッテリーと比較すると重量とサイズともに大きいことがデメリットとして挙げられます。
リチウムイオンバッテリーについては、その優位性がすでに世間で認知されてはおりますが、キャンピングカーに導入する上で、VANTECHが掲げる「快適で安全:Comfort with Safety」の基準に合うものが見つからず、検討している段階でした。
 
そんなとき、EcoFlow様よりお声がけ頂き、快適で安全なキャンピングカーに必要な機能・性能について、綿密に打ち合わせを重ね、パワーシステムの導入を決定しました。キャンピングカーには海外の部品が多く使われていますが、日本に代理店があるのは非常に高いポイントです。保証は海外でも受けられますが、どうしても部品のリードタイムが長くなってしまいます。
VANTECH露木様.png
容量2kWhのLFPバッテリー2台が搭載されたZiL520の車内の様子(広報部長 露木様)
 

導入の決め手

パワーシステムに対する第一印象としては、タッチパネルモニターでリアルタイムのデータ追跡が出来るのが衝撃的でした。モニターやソフトウェアでコントロールできるのはこの業界では珍しく、非常に魅力を感じました。見える化という意味では、今までもバッテリー残量計(*)はありましたが、既知のシステムではスマホと連動したアプリは存在しませんでした。現状の見える化はできていても、自分のスマホから確認することや、コントロールすることはできませんでした。ですので、パワーシステムは、キャンピングカーのバッテリー管理において新しい形になるだろうと思いました。
 
ILiSをお客様へご紹介する際の主な訴求ポイントは3つ挙げられます。
  1. 運転席や車外にいてもスマホからリアルタイムで電力使用量を確認、コントロールできる
  2. ソーラーパネルで効率よくバッテリーを充電できる
  3. 5年間の保証
ソーラーパネルでの充電については、パワーシステムを導入することにより、2系統同時に使えることで、充電能力を大きく向上することができました。また、走行充電やコンセントからの充電も合わせることで、バッテリーを短時間で充電できるのも魅力です。
 
またお客様は上記に挙げた3つ以外に、出力も非常に重視されていますので、エアコンと電子レンジを同時に使えるのは大きなアピールポイントになります。
 
(*バッテリー残量計とは、バッテリー電圧、電流、バッテリー残量を測定する機械のことです。車両に搭載されたサブバッテリーが空になると、電気が使用できなくなるだけでなく、バッテリーが急激に劣化する恐れがあるため、バッテリー残量を把握するために使用します。)
EcoFlow パワーシステムの「パワーハブ」
画面中央に映るのがEcoFlow パワーシステムの「パワーハブ」 と「スマート分電盤」

ILiS販売における周辺評価

条件はありますが、先ほど申し上げた通り5年保証が適用されるというのはユーザー様には魅力的に映っているようで、それが購入の決め手となるケースも多いです。また、お客様と話しているとEcoFlowのネームバリューも評価のポイントになっていることを感じます。ありがたいことに、「EcoFlowとVANTECHが組んだのなら安心」と言っていただける場面も多いです。
 
当初は3割くらいの導入を想定していましたが、予想を上回りZiLシリーズでは6割くらいのユーザー様にご購入いただいております。ポータブル電源をお持ちのユーザー様も多く、互換性を期待される声も聞きます。そうした方々は、スマホで操作できるEcoFlowアプリについてもご存じです。正式に統計を取っているわけではありませんが、ILiSをご検討いただいている方の中で、パワーシステムを知っている人はあまりいないかもしれませんが、EcoFlowのポータブル電源を知っている人は8割以上いらっしゃるのではないでしょうか。
 
 

EcoFlowへ期待する改善点 

お客様からのご意見として、タッチパネルモニターのスイッチが深く、押し込まないといけないため、操作性を改善して欲しいという声をいただいています。また、弊社としてはファームウェア更新のお知らせがアプリに届くようになるといいなと思いました。例えば、アップデートしたユーザーにバッジがつき、まだアップデートしていないユーザーとすぐに判別できるようになると便利です。
 
 

パワーシステムとポータブル電源の販売や訴求のすみ分け

既存の鉛バッテリーにポータブル電源をプラスして使っている方はいます。鉛バッテリーの良いところと、容量が不足していたり大きな電力が使えないなどのデメリットを、ポータブル電源が補完しているという印象です。時と場合によりますが、意外とそちらの方がコストパフォーマンスも良いかもしれないですね。例えば、1~2日の旅行であればポータブル電源で事足りることも多いです。ただし、家と同じように電力を使いたいというお客様はポータブル電源の大きさがネガティブに映るようです。省スペースな分だけパワーシステムは良いよね、という声もいただきます。
 
実を言うと、パワーシステムは、最初こそアクセサリーの位置づけとして捉えていましたが、現在では立派な1グレードと考えています。また、先ほども申し上げた通り、6割のお客様に導入いただいているため、今後はパワーシステムを搭載した仕様をベースとして考えていこうと思っています。そうしないと効率が悪いですし、工場からもそういった意見が実際に発せられています。
 
 

ILiSを展開するための課題

リチウムイオンバッテリーに対して過剰な期待を抱いているお客様も中にはいらっしゃいます。充電をせずに、炎天下でクーラーのスイッチを入れっぱなしで何日間も使えるなど、まるで永遠にバッテリーが使えるかのように信じている方も中にはいらっしゃいますが、そうしたお客様に対して、後ほどトラブルにならないようにきちんと説明し、理解してもらう必要があるのが課題です。
 
 

ILiSのターゲットユーザー

近年、キャンピングカーのメインユーザー層というのは、多様になってきています。新規ユーザーで言えば、30、40代の若い層も多く幅広いです。若い自営業の方もいらっしゃいますが、彼らは日々の生活が忙しく、急に休みが取れた時に前日入りしてパパッと遊んで帰ってくるという休暇の取り方をされています。
 
また、キャンピングカーを購入する理由として「ペットを飼っている」ことを挙げられる方もおり、パワーシステム搭載のキャンピングカー購入者の中の2、3割はペット飼育者ではないかと思われます。ペットがいると旅館には泊まれないが、夏場は暑いのでエアコンをつけたままにしておくなど、確実な電源が欲しいというお客様も多くいらっしゃいます。今後、そうしたお客様にILiSを選んでいただけるよう、さらに仕様改善を重ねていただきたいです。
 
 

今後の展開

鉛バッテリーからリチウムイオンバッテリーへの載せ替えニーズはこれからも増えていくと予想しています。これから夏になり、エアコン需要が増加します。シェアをさらにアップするにはこれからの季節が勝負となります。エアコンやクーラーを実際に使ってみた結果次第ともいえます。またそこを確認してみないと、と足踏みをされていらっしゃる方も多いです。
 
直近でご購入いただいた車で付け替えを希望するお客様もおりますので、載せ替えができる車両であれば弊社としては行っていきたいです。ただし、載せ替えにはシステムを取り外すだけでなく、ILiSを搭載するためには、様々な変更を行う必要があるため、新車の場合よりもどうしてもコストが上がってしまうのですが、それでもお客様からのニーズがあります。そこをどういう形で導入していけるか今後は検討していきたいです。
 
それ以外にも、今まで使用してきたキャンピングカーをカスタマイズしたいと言うお客様もいらっしゃいます。その場合、ビルダーとしては配線等の問題があり保証がネックとなるのが正直なところですが、こちらもできる範囲で行っていきます。
 
リチウムイオンバッテリーを搭載した車両は、生産台数1万台のうちたったの数十台程度で、乗り換え需要の方が圧倒的な状態です。そんな時に、高性能なポータブルバッテリーも一つの選択肢として挙げるのもいいかと考えています。
 
既存ユーザーへのアプローチのタイミングとしては、以下の3つが挙げられます。
  1. 季節の変わり目
  2. バッテリーの寿命がきたタイミング
  3. キャンピングカーショーなどのイベントシーズン
3つとも購買意欲の発動の仕方が違うので、どれが一番多いとは言えませんが、エアコン需要だけでなく、他の家電製品を長時間動かせないなど、電気で困っている方はかなりいらっしゃるので、我々の商品を知っていただくタイミングというのはかなり大きいと思います。これからのエアコンシーズンにおいて、仮説ベースのデータが実証されたときは、お客様が購入を決める非常に大きな後押しになると思います。
 
VENTECH露木様2
埼玉県所沢市の本社前にて(広報部長 露木様)
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VANTECH株式会社https://www.vantech.jp/
埼玉県所沢市に本社を置く日本のキャンピングカーメーカー。 高級キャンピングカーメーカーとして知られており、中でも1997年より発売されているZiLシリーズは、キャンピングカーの代名詞とも言われ、改良を重ねながら製造し続けられている。
(取材:2023年5月)
 
※ 本事例に記載の情報は取材時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

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