「アウトドアシアター」にはさまざまな魅力があります。スクリーンやモバイルプロジェクターを使用すれば、映画やドラマの映像を大画面に映し出せるため、アウトドアをさらに盛り上げることができます。バーベキュー後の団らんや、ファミリーでの利用に最適です。
そこで今回は、キャンプを充実させるアウトドアシアターについて詳しく解説します。必要なアイテムや設置方法を理解し、快適で最高なキャンプを楽しみましょう。
キャンプをより充実させる「アウトドアシアター」の魅力
アウトドアシアターでドラマや映画を観れば、いつものキャンプをより充実させることができます。特に、ファミリーでキャンプを楽しみたい場合におすすめです。
大きなスクリーンをキャンプ場で展開すれば、大自然の中で映画やドラマを大迫力で楽しめます。映画やドラマの映像以外にも、ゲーム機を持ち込めばゲームのスクリーンとしても利用可能です。
映像を大画面に映し出すことで、大人数でスポーツを観戦したり、ライブ映像で野外フェス気分を味わったりなど、多彩な利用方法があります。また、映画館と違ってフードやドリンクを自由に持ち込めるため、より快適な環境で映像に没頭できます。
キャンプや車中泊で映画を見るために必要なアイテム
アウトドアシアターで映像を楽しむためには、主に以下のアイテムが必要になります。ぜひ以下のアイテムをご確認ください。
- モバイルプロジェクター
- プロジェクタースクリーン
- ポータブル電源(モバイルバッテリー)
- ブルーレイやDVD
- イスやテーブル
それぞれ1つずつ解説します。
モバイルプロジェクター
大画面のスクリーンに映像を映し出すためには、モバイルプロジェクターが必要です。軽量でコンパクトな製品でも、大画面に高画質な映像を映し出せるため、アウトドアでいま人気が上昇中です。
ただ、一言でモバイルプロジェクターと言っても、多種多様な製品が販売されています。スピーカーや大容量バッテリーが内蔵されている高機能な製品もあれば、コンパクトで持ち運びやすい製品もあります。
なお、三脚を取り付けられるモバイルプロジェクターであれば、場所を選ばず簡単に設置可能です。製品によって特徴が異なるため、購入する際は必ず詳細をご確認ください。
プロジェクタースクリーン
プロジェクタースクリーンも必要不可欠なアイテムです。一般的なスクリーンは折り畳むことができず、携帯性にあまり優れていません。
一方、アウトドア用のプロジェクタースクリーンであれば、折りたたみ可能で手軽に持ち運びできます。プロジェクタースクリーンにもさまざまな種類があるので、購入時に詳細を確認しましょう。
なお、プロジェクタースクリーンを固定する際には、基本的にポール2本、ペグ2個が必要です。三脚が取り付けられているタイプであれば必要ありません。
ポータブル電源(モバイルバッテリー)
野外で電子機器を使用する場合、どこからか電力を供給しなければなりません。施設に供給先があれば問題ありませんが、そうでない場合は基本的にポータブル電源やモバイルバッテリーが必要です。
モバイルバッテリーだとバッテリー容量が小さく、アウトドアでの利用にあまり向いていないため、ポータブル電源をおすすめします。ポータブル電源の製品には、大きいものから小さいもの、多機能なものからシンプルなものまであります。
目的や使用する電子機器に合わせて、購入するポータブル電源を選択しましょう。なお、本サイトを運営するEcoFlowの製品「DELTA Max 1600」であれば、大容量バッテリーを搭載しているため、アウトドアシアターの利用に向いています。ポータブル電源の購入を考えている方は、ぜひ以下のページからご確認ください。
→アウトドアにピッタリのポータブル電源「DELTA Max 1600」はこちら
ブルーレイやDVDの再生機器
プロジェクター本体にAndroid機能が搭載されていない場合は、ブルーレイやDVDの再生機器が必要です。それに加え、映画やドラマのブルーレイ・DVDも用意しなければなりません。プロジェクター本体と接続するためのケーブルも必要になるため、事前に必要なアイテムを確認しておきましょう。
イスやテーブル
キャンプ場にイスやテーブルが併設されていないケースもあるので、イスやテーブルも用意しましょう。イスやテーブルは荷物の負担になりやすいため、折りたたみ式で軽量な製品をおすすめします。
アウトドアシアターの設置方法
続いて、アウトドアシアターの設置方法を解説します。三脚タイプのスクリーンであれば問題ありませんが、基本的なアウトドア用のスクリーンの場合、スクリーン1枚に対して以下のものが必要です。
- ポール2本(スクリーンの左右固定用)
- ロープ6本(ポール用、スクリーン用)
- ペグ6本(ポール用、スクリーン用)
各アイテムを用意したら、スクリーンをめいいっぱい広げ、太陽の向きを考慮して固定します。最初にポールを1本立て、ペグを付けたロープ2本で固定し、その後広げたスクリーンのハトメにロープを通して、固定したポールと反対の位置にもう1本のポールを立てれば完了です。
この際、できるだけスクリーンはピンと張り、たるまないようにするのがポイントです。スクリーンがたるむと、映像が歪んでしまうため注意しましょう。
投影位置を確認してプロジェクターを設置する
スクリーンを設置した後は、投影位置を確認してからプロジェクターを設置します。プロジェクターによって適切な投射距離が異なるため、製品の情報を確認してから設置しましょう。
プロジェクターを設置した後は、テーブルや台の高さに注目しながら、映像が見えやすいよう距離を調整します。この際、上下の高さが特に重要です。
キャンプで使用するプロジェクターの選び方
プロジェクターと言っても多種多様な製品があるため、プロジェクターを選ぶ際は以下3つのポイントを意識しましょう。
- 映像を映すときの明るさ(ルーメン)
- 製品の大きさや重さ
- バッテリー容量
それぞれのポイントを順番に解説します。
ポイント1.映像を映すときの明るさ(ルーメン)
1つ目のポイントは、映像を映すときの明るさです。明るさは「lm(ルーメン)」という単位で表します。数値が高ければ明るく、低ければ暗くなります。
キャンプ用のプロジェクターの場合、100〜500ルーメンあれば、暗い場所なら綺麗に映像を映し出せます。明るい場所で鑑賞する場合は、500〜1,000ルーメンの製品を選択しましょう。
ポイント2.製品の大きさや重さ
プロジェクターを選ぶ際は、製品の大きさや重さも重要です。キャンプは何かと荷物の負担が大きくなりやすいため、大きく重たい製品を選ぶと、それだけ行き帰りの移動が大変になります。
コンパクトでも高機能かつ使い勝手の良い製品もあるので、荷物の負担を減らしたいなら、小型で軽量なプロジェクターを選択しましょう。
ポイント3.バッテリー容量
バッテリー容量も意識すべきポイントの1つです。容量に応じて投影時間が変わるため、長時間利用する場合は大容量の製品が推奨されます。
とはいえ、大容量の製品だとサイズも大きくなりやすいので、長時間の視聴を目的とする場合は、ポータブル電源を持っていきましょう。充電しながら使用すれば、電池残量を気にする必要がありません。
キャンプに向いているおすすめのプロジェクター5選
最後に、キャンプに向いているおすすめのプロジェクターを5つ紹介します。プロジェクターの種類は多岐にわたるため、「どの製品を購入すればいいの?」と迷ってしまう方もいるはずです。ぜひ以下の製品を参考にしてみてください。
- Anker Nebula Capsule Pro
- ASUS ZenBeam E1
- Nebula Capsule II
- Anker Nebula Astro
- XGIMI Halo
製品の特徴を詳しく解説します。
Anker Nebula Capsule Pro
コンパクトかつ高性能な製品を求める方には、「Anker Nebula Capsule Pro」をおすすめします。先進的な技術が採用されていることにより、驚くほど鮮やかな映像を映し出します。
それでいて十分なバッテリー容量を搭載しているほか、機能性や利便性が優れているのも特徴です。デザインがスタイリッシュでおしゃれな点もポイント。
サイズ | W68mm×H120mm |
重量 | 470g |
連続使用時間 | 約4時間 |
明るさ(ルーメン) | 150ANSIルーメン |
投射有効距離 | 1.15m〜3.08m |
容量 | 5,200mAh(3.85V) |
参考価格 | 39,999円(税込) |
公式サイト | https://www.ankerjapan.com/collections/mobileprojector/products/d4111?ref=educationContents |
ASUS ZenBeam E1
「ASUS ZenBeam E1」は、手のひらサイズの高性能モバイルプロジェクターです。デザインはシンプルで、重量は約300gしかありません。
携帯性に優れており、アウトドアでは特に重宝します。サイズは小さめですが、最大120型の大画面に映像を映し出せるほか、6,000mAhのモバイルバッテリーとしても利用可能です。
サイズ | 約8cm×11cm |
重量 | 約307g |
連続使用時間 | 最長5時間 |
明るさ(ルーメン) | 最大150lm |
投射有効距離 | 0.5~3.7m |
容量 | 6,000mAh |
参考価格 | 約30,000円 |
公式サイト | https://www.asus.com/jp/Displays-Desktops/Projectors/Portable/ZenBeam-E1/ |
Nebula Capsule II
機能性抜群でコンパクトなプロジェクター「Nebula Capsule II」。世界で初めてAndroid TVを搭載した製品であり、これ1つで多様なコンテンツを再生できます。
本製品は、MONOQLO編集部が2019年にテストした約5000製品の中で、「最も感動した完璧プロジェクター」として年間ベストバイを受賞しています。
サイズ | W80mm×H150mm |
重量 | 740g |
連続使用時間 | 約3時間 |
明るさ(ルーメン) | 200ANSIルーメン |
投射有効距離 | 1.15m〜3.08m |
容量 | 9,700mAh(3.7V) |
参考価格 | 69,990円(税込) |
公式サイト | https://www.ankerjapan.com/collections/mobileprojector/products/d2421?ref=educationContents |
Anker Nebula Astro
「Anker Nebula Astro」は、リンゴのような形状をしたコンパクトサイズのプロジェクターです。約380gの軽量設計で、携帯性に優れています。
Android 7.1を搭載しているため、ネットに繋げば「Amazon Prime Video」や「Netflix」などの動画コンテンツを再生できます。アウトドアの負担を減らし、気軽に持ち運べるのが本製品の魅力です。
サイズ | 約91.2 x 82 x 89.2mm |
重量 | 約380g |
連続使用時間 | 約2.5時間 |
明るさ(ルーメン) | 100ANSIルーメン |
投射有効距離 | 100インチ@3.08 m / 60インチ@1.73 m / 30インチ@0.87 m |
容量 | 3250mAh / 3.63V |
参考価格 | 34,990円(税込) |
公式サイト | https://www.ankerjapan.com/products/d2400 |
XGIMI Halo
最後に紹介する「XGIMI Halo」は、多種多様な機能が搭載されているハイエンド・ポータブルプロジェクターです。値段は比較的高いですが、その分性能・品質・デザインどれをとってもハイクオリティです。
ポータブルプロジェクター史上、最高級の明るさと音質を実現しています。「とにかく質にこだわりたい」という方におすすめの製品です。
サイズ | 113.5X145X171.5MM |
重量 | 1.6KG |
連続使用時間 | 最大4時間 |
明るさ(ルーメン) | 600-800 ANSIルーメン |
投射有効距離 | 最長2m |
容量 | 15,838mAh |
参考価格 | 96,800円(税込) |
公式サイト | https://jp.xgimi.com/pages/halo |
まとめ
本記事では、アウトドアシアターの魅力やスクリーンの設置方法、おすすめのプロジェクターを紹介しました。
アウトドアシアターで映画やドラマを観れば、いつものキャンプや車中泊をより盛り上げることができます。ただし、必要なアイテムが複数あるため、アウトドアシアターを楽しみたい方は事前に確認しておきましょう。
プロジェクターは充電式の製品が多いものの、基本的には3時間前後しか連続で使用できません。そこでポータブル電源を用意しておけば、電池残量を気にすることなく、映像を長時間楽しむことができます。
なお、本サイトを運営するEcoFlowは、アウトドア向けのポータブル電源を販売しております。ポータブル電源の購入を検討している方は、ぜひ以下の製品をご確認ください。