太陽光発電システムを導入する際、「どのような会社を選べばいいかわからない」と迷ってしまうこともあるのではないでしょうか?
太陽光発電設備は年々開発が進み、最近では優れた発電効率・蓄電効率のものも多いです。しかし、選択肢の幅が広がった分、選ぶ際には迷うことも少なくありません。
この記事では、太陽光発電会社の選び方、代表的なメーカー10選をわかりやすく解説します。
太陽光発電会社選びで失敗したくない方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
太陽光発電会社の選び方
早速ですが、太陽光発電会社の選び方について見ていきましょう。
製品の価格や種類で選ぶ
太陽光発電会社は、製品の価格や種類で選ぶようにしましょう。
太陽光発電会社によって取り扱っている製品の価格や種類は多種多様で、ソーラーパネルやパワーコンディショナー、蓄電池(ポータブル電源)など幅広い製品がラインナップされています。
同じシリーズの製品でも、古い製品と新しい製品とでは搭載されている機能や性能も変わってくるため、価格だけでなく種類で選ぶことが重要です。
メーカーによっては取り扱っている製品ごとに大幅な違いが見られる場合もあるため、メーカー内での製品の違いについてもあらかじめ調べておくと良いでしょう。
安全性や耐久性で選ぶ
太陽光発電会社は、安全性や耐久性で選ぶのも良いでしょう。
太陽光発電に使用するソーラーパネルやパワーコンディショナー、蓄電池(ポータブル電源)は小型のものもありますが、中型〜大型のものもあります。
小型のものは軽量で持ち運び可能ですが、中型〜大型のものは架台に固定しなくてはならないものもあり、状況に合わせた選択が必要です。
その際に見ておきたいのが、製品の安全性や耐久性です。安全性や耐久性を考慮して選ばないと数年後数十年後に思わぬリスクに巻き込まれることもあるため、製品の寿命を含め把握しておくのを推奨します。
特に太陽光発電システムは自然環境の影響をダイレクトに受けるため、雨風に耐えられるのはもちろん災害にも強いものを選ぶと良いでしょう。
変換効率で選ぶ
太陽光発電会社は、変換効率で選ぶのも忘れてはなりません。
太陽光発電設備は太陽光のエネルギーを電気に変換して使用できる状態にしなくてはならず、一般的な変換効率は約15%〜20%とされています。
基本的に他のクリーンエネルギーの発電方法と大差はありませんが、自宅に太陽光発電を導入する際は変換効率にも注目しておくのが賢明です。
ただし、変換効率は製品の能力はもちろんメーカーの努力によっても変わるため、今後の開発がどのように行われるのかについても注目して選ぶと良いかもしれません。
施工実績で選ぶ
太陽光発電会社は、施工実績で選ぶのも良いでしょう。
太陽光発電会社は大手企業から中小企業まで幅広く存在していてどこが優れているのか判断が難しいため、優秀な業者かどうか見極める際は施工実績に注目するのが効果的です。
施工実績が豊富な太陽光発電会社ほど、幅広い条件に対応してくれます。
施工例については太陽光発電会社ごとにホームページに掲載されているため、依頼する前に一度確認しておくのが良いでしょう。
保証内容で選ぶ
太陽光発電会社は、保証内容で選ぶのも良いかもしれません。
太陽光発電会社によって保証内容は変わるものの、手厚い保証を用意しているところもあります。太陽光システムは初期費用で数十万円〜数百万円単位のお金が必要となるため、保証内容が充実しているかどうかは重要です。
単に保証内容だけでなく、どれくらいの期間保証してくれるのかも併せて確認しておきましょう。
大手企業から選ぶ
太陽光発電会社は、大手企業から選ぶのが安心です。もちろん、大企業であっても倒産のリスクはありますが、中小企業と比べると比較的リスクは抑えられます。
太陽光発電設備は長期的なスパンで運用していく必要があるため、途中でメーカーのアフターサービスを受けられなくなるのはリスキーといえるでしょう。
実際に工事に対応してくれた太陽光発電会社が倒産すると、他の業者にメンテナンスを依頼しなくてはならなくなります。自分自身で保守点検することも可能ですが、プロにすべて任せたい場合は長期にわたって対応してくれるところを選ぶのが賢明です。
再生可能エネルギーの開発促進により太陽光発電会社が日夜奮闘していますが、業者を選ぶ際は将来性も加味するのが良いでしょう。
サイズから選ぶ
太陽光発電会社は、サイズから選ぶのも良いでしょう。
太陽光発電は住居の屋根や庭に設置することになりますが、太陽光発電会社によって取り扱っているサイズが変わってきます。
サイズが適切でないと「そもそも設置できない」「持ち運びできない」など後々トラブルになることもあるため、大きさや重さで選ぶのも重要です。
口コミから選ぶ
太陽光発電会社は、口コミから選ぶのも良いかもしれません。
シンプルに口コミは太陽光発電会社を判断する上で参考になります。どのような方が利用していてどのような感想を抱いているのかを把握することで、より選びやすくなるはずです。
ただし、主観が含まれる口コミも散見されるため、あくまでも参考程度にしましょう。
アフターサービスで選ぶ
太陽光発電会社は、アフターサービスで選ぶようにしましょう。
太陽光発電は設置して終わりではありません。むしろ、設置してから定期的なメンテナンスが必要となる他、定期的な保守点検が必要となるでしょう。
そのため、アフターサービスが充実しているところを選ぶのが賢明といえます。
なお、次の記事では太陽光発電の仕組みについて解説しているため、併せてご覧いただけますと幸いです。
→太陽光発電の仕組みをわかりやすく解説!必要となる機器やメリット・デメリットを紹介
→ソーラーパネルと蓄電池を組み合わせる理由とは?具体的なメリットと製品の選び方
代表的なメーカー10選
では、太陽光発電会社にはどのようなメーカーがあるのでしょうか。ここからは、代表的なメーカー10選について紹介します。
1.シャープ
シャープは1959年から太陽光発電設備を開発し、業界を牽引してきた会社です。
長い歴史と優れた技術・知識は他の太陽光発電会社にはない強みで、最近では世界最高レベルの変換効率を誇る「BLACK SOLAR ZERO」を発表するなど、現在でも意欲的に太陽光発電設備の販売を行っています。
太陽光発電会社システムの先駆けとしても優秀なメーカーといえるでしょう。
2.パナソニック
パナソニックは1975年から太陽光発電設備を開発し、業界に貢献してきた会社です。
業界のトップランナーとして圧倒的な発電量と耐熱性を誇る製品「HIT」を手掛けており、変換効率20%の安定性能や長期保証に定評があります。
国内外から評価されている点を加味しても、優れたメーカーといえるでしょう。
3.京セラ
京セラは1984年から太陽光発電設備を手掛けており、長寿命の製品に優れた会社です。安全性や耐久性に定評があるため、長期での運用を考えている方に適しています。
保証も充実していて、製品のラインナップも豊富と何かと選びやすい要素が詰まったメーカーといえるのではないでしょうか。
4.長州産業
長州産業は古くから住宅設備全般に携わってきた会社で、太陽光発電のシステムや設備にも定評があります。
日本の気候の特性を熟知しており、多方面から提案してくれるのが魅力で、高温多湿や耐荷重の試験を厳しい基準で行っているため安心安全です。
他のメーカーと違って国内生産にこだわっているのも嬉しいポイントではないでしょうか。
5.カネカ
カネカは、太陽光発電設備だけでなく医療機器や食品の製造も行っている会社です。
製品は性能を重視して開発されており、厳しい性能試験をクリアしたものだけ販売しているため、太陽光発電関連製品の品質にも定評があります。
独自の施工技術者研修も実施しているため、施工を依頼する際も安心できるでしょう。
6.ソーラーフロンティア
ソーラーフロンティアは大手ハウスメーカーに採用された実績を持つ会社で、太陽光発電設備を中心に製造しておりアフターサービスも充実しています。
補助金の申請手続きまで代行してくれるなど嬉しいところに手が届くメーカーで、個人だけでなく法人にも積極的に提案するなど幅広いフィールドで活躍しているのが強みです。
7.カナディアンソーラー
カナディアンソーラーはカナダにある太陽光発電メーカーで、2001年に設立と比較的新しい会社であるものの世界で100カ国以上と実績十分です。
2016年の出荷量では世界第3位に輝くなど申し分ない実績を有しており、比較的低価格で高性能な製品を手掛けているため日本でも徐々にシェア率が上がってきています。
8.ネクストエナジー
ネクストエナジーは2003年に参入してきた太陽光発電会社です。ハーフカットセルを採用していて、発電効率に優れているのが特徴となっています。
ハーフカットセルは、従来のパネルを半分にカットすることで高温時の発熱を抑えつつ発電量を維持するもので、現代の省エネのニーズにも適した製品といえるでしょう。
自然災害補償や経済損失補償、システム機器保証やモジュール出力保証など幅広くカバーしているのも魅力ではないでしょうか。
9.DMMエナジー
DMMエナジーは英会話などで知られるDMMグループが運営する太陽光発電会社です。
業界では後発企業であるため実績はまだまだであるものの、変換効率は21.25%と世界で見てもトップクラスの性能を誇っています。
保証期間も30年と業界最長クラスであるため、将来まで末永く太陽光発電システムを使用したい方に適したメーカーといえるでしょう。
10.Qセルズ
Qセルズはドイツにある太陽光発電メーカーで、韓国のハンファグループに買収されたもののグローバルメーカーの1つと位置づけられています。
出荷量も世界第6位と好成績をマークしており、変換効率も20.6%と他のメーカーと引けを取りません。
本体価格も比較的安価なラインナップとなっており、予算に余裕がない方も手が届きやすいのが嬉しいところです。
→太陽光発電のメリット・デメリットをわかりやすく解説!効果的な活用方法も紹介
→防災設備の基本とは?種類や点検義務と備えておくべき防災グッズ8選
ポータブル電源で太陽光発電をより便利に活用しよう!
太陽光発電はポータブル電源があることでより便利になります。
本来、太陽光発電はソーラーパネルとパワーコンディショナーがあれば可能ですが、電気を自由なタイミングで使用するためには蓄電池が必要です。
ポータブル電源はその蓄電池を持ち運び可能としたもので、これがあるだけで電気をいつでもどこでも使用できるようになるでしょう。
製品によっては軽量で小型のものもあり、大人から子供まで簡単に持ち運べることからアウトドアなどのレジャーにもぴったり。キャンプはもちろん車中泊にも使用できる他、災害発生時に避難所に持参したりリモートワーク時の電源にしたりと場所を選びません。
電源のないところでも電源が取れる他、非常用電源としても活用できるため、災害大国日本では緊急時の備えとして置いておくのも良いでしょう。
なお、EcoFlowでは持ち運びできるポータブル電源だけでなく同じく持ち運びできるソーラーパネルも取り扱っています。軽量かつ小型で持ち運びに便利なため、さまざまなシーンで使用できる製品です。
それでいて家電の約80%に対応できるため、シーンを選ばず使用可能です。
製品によっては業界最速充電が可能な他、日中に発電した電気を蓄電して夜中に使用するなど節電効果も期待できます。
太陽光発電システムの導入を検討中の方はぜひEcoFlowの設備もご検討ください。
→EcoFlow ポータブル電源
→EcoFlow ソーラーパネル
まとめ
太陽光発電会社の選び方、代表的なメーカー10選を解説しました。
太陽光発電会社はどこも激しい競争を乗り越えた企業ばかりで、発電効率・蓄電効率に優れたシステムを開発しているメーカーが多々あります。
ただし、優れた太陽光発電会社が少なくない分、選び方には慎重になるべきです。
企業によって取り扱っている製品が変わるため、まずは価格や種類、安全性や耐久性、変換効率や施工実績、保証内容などから選びましょう。必要に応じて、サイズや口コミ、アフターサービスなどにも目を通しておくと安心かもしれません。
なお、EcoFlowでも高性能なポータブル電源やソーラーパネルを取り揃えているため、太陽光発電を導入したいとご検討中の方はぜひ一度お問い合わせください。
当社は太陽光発電に使用するバッテリーを中心に開発を手掛けているスマートエネルギーソリューションカンパニーで、業界トップクラスの製品を取り揃えています。
世界規模で再生可能エネルギーへの移行が進められているなか、太陽光発電はすでに個人で導入できる時代です。
なかでも、携帯性に優れたポータブル電源やソーラーパネルがあればいつでもどこでも発電&蓄電ができるため、いざというときのためにも導入を検討してみてはいかがでしょうか?
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