キャンプ場に用意されている「AC電源付きサイト（電源サイト）」をご存知でしょうか？サイト内に備え付け電源があれば、持ち込んだ電気機器を使って快適に過ごすことが可能です。
しかし、キャンプ場の電源には定格出力（電力の使用上限）があるため、使用時には注意すべきポイントが一部存在します。そこで今回は、キャンプ場にある電源サイトの必要性、注意点やおすすめスポットを詳しく解説します。
目次
キャンプ場のAC電源付きサイト（電源サイト）とは？
キャンプ場の「AC電源付きサイト（電源サイト）」とは、電気機器に電力を供給できるコンセントが備わったキャンプサイトのことです。キャンプ場に備え付けの電源があれば、電気ストーブや電気毛布、電気ケトル、ホットプレートなどの電気機器を自由に使用できます。
特に冬キャンプの場合、気温が極端に下がりがちなので、快適にキャンプを楽しむためには電源サイトの有無が非常に重要です。ポータブル電源を用意するという手もありますが、サイト内に備え付け電源があれば、より手軽かつ快適に電気機器を使って寒さ対策を実施できます。
とはいえ、冬シーズンの電源サイト付きキャンプ場は人気なので、すぐに予約で埋まってしまいます。電源サイトを利用したい方は、できるだけ早めに予約手続きを進めましょう。
キャンプ場の電源サイトで使用できる主な電気機器
キャンプ場の電源サイトで使用できる電気機器は多岐にわたります。とはいえ、備え付け電源には定格出力（電力の使用上限）があるため、すべての電気機器を使用できるわけではありません。
キャンプ場における備え付け電源の定格出力は、その多くが1,000Wだとされています。使用する電気機器の消費電力がその数値を超えている場合、電源からの電力供給ができないため注意が必要です。
なお、本項では電源サイトで使用できる主な電気機器を6つ紹介します。電源サイトを利用する予定の方は、事前にチェックしておきましょう。
電気ケトル
電気ケトルを使えばあたたかい飲み物をすぐに用意できるため、それだけで有効な寒さ対策になるでしょう。それだけでなく、キャンプでの調理が快適になる、ホットワインやホットココアを気軽に楽しめるなどのメリットがあります。
ただし、電気ケトルの消費電力は1,000W前後と大きいため、キャンプ場の備え付け電源によっては使用できません。
電気毛布
電気毛布があるだけで、冬キャンプの睡眠が快適になります。睡眠時の利用以外にも、テント用マットの上に電気毛布を敷くだけで、冬の寒さ対策として効果的です。
電気毛布の消費電力は1畳用なら300W程度、2畳用なら500W程度、3畳用なら700W程度が目安です。
セラミックヒーター
セラミックヒーターは、コンパクトで携帯性に優れた暖房器具です。場所を取らずに暖を取れるため、冬キャンプでは特に重宝されます。
セラミックヒーターの消費電力は運転の強度によって異なり、一般的には600〜1200W程度です。備え付け電源の定格出力を考慮し、運転時の強度を設定しましょう。
布団乾燥機
意外かもしれませんが、布団乾燥機は冬キャンプで大活躍します。睡眠前に寝袋をあたためたり、濡れた靴を乾かしたり、冷たい靴下をあたためたりなど、多彩な使い方があります。
消費電力は600W程度なので、単体で利用する分には問題ありません。ただし、製品によっては利用時の音がうるさいため注意が必要です。
ホットプレート
ホットプレートがあれば調理の幅が広がります。また、小型の製品ならテント内で調理できるので、外気に当たらず美味しいキャンプ飯を作れます。
ただし、小型のものでも製品によっては消費電力が1,000Wを超えるため、購入する際は消費電力に注意して選びましょう。
プロジェクター
ファミリーでキャンプを楽しむ場合、プロジェクターが活躍します。プロジェクターを使ってスクリーンに映画やドラマを映し出せば、映画館のような大迫力をキャンプ場で味わえます。
プロジェクターの消費電力は130〜180Wとそこまで大きくないため、問題なく使用できるはずです。
キャンプ場の電源サイトを利用する上での注意点
キャンプ場の備え付け電源を利用する際は、電気機器の消費電力が電源の定格出力を超えないよう注意しましょう。複数の電気機器を同時に使用する場合、それぞれの消費電力を合わせた数値が影響するため注意が必要です。
例えば、備え付け電源の定格出力が1,000Wである場合、消費電力が800Wの電気ケトルと300Wの電気毛布を同時に使用することはできません。
電気機器の消費電力が電源の定格出力を超えてしまうと、隣接したサイトの電源が落ちてしまったり、電源そのものが故障したりなど、さまざまなトラブルの原因になります。トラブルを避けるためにも、使用する電気機器の消費電力と電源の定格出力を事前に確認しておきましょう。
また、電源サイトを使う前提で電気機器を持っていく場合、延長コードも一緒に持参することをおすすめします。備え付け電源はサイトの端にあることが多いため、延長コードがないとその周辺でしか電気機器を使用できません。できれば10mくらいの延長コードを持参しましょう。
電源サイト完備のおすすめキャンプ場3選
キャンプ場によって、電源サイトがある場所とそうでない場所があります。本項では、電源サイト完備のおすすめキャンプ場を3つ紹介します。電気機器を使って快適に過ごしたい方は、以下のキャンプ場をご検討ください。
- 千葉県｜RECAMP 勝浦
- 埼玉県｜スプラッシュガーデン秩父オートキャンプ場
- 山梨県｜コート·ドゥ·ヴェール(緑の丘)キャンプサイト
それぞれのスポットを順番に解説します。
1．千葉県｜RECAMP 勝浦
千葉県にある「RECAMP 勝浦」は、ソロから初心者、ファミリーまで楽しめるキャンプ場です。都心から2時間弱の場所に位置するため、気軽に大自然の本格キャンプを満喫できます。
施設には無料の大浴場も完備。季節に応じたイベントも多数開催しています。電源サイトは複数あるので、好みのプランを選択しましょう。
【施設情報】
住所：千葉県勝浦市串浜1830
アクセス：市原鶴舞ICより40分弱
公式HP：https://www.recamp.co.jp/katsuura
2．埼玉県｜スプラッシュガーデン秩父オートキャンプ場
続いて紹介する「スプラッシュガーデン秩父オートキャンプ場」は、埼玉県にある都心からアクセスしやすいキャンプ場です。敷地内には、日帰り温泉施設やバーベキュー場、ドッグランなどの設備があります。
電源付きサイトではキャンピングカーも駐車でき、定格出力は1,500Wと高い出力を誇ります。電気毛布や電気カーペットなど、幅広い電気機器を快適に使用できます。
【施設情報】
住所：埼玉県秩父市小柱326-2
アクセス：国道140号+皆野寄居バイパス経由約20km／約30分
公式HP：https://www.sg-chichibu.co.jp/
3．山梨県｜コート・ドゥ・ヴェール（緑の丘）キャンプサイト
山梨県にある「コート・ドゥ・ヴェール（緑の丘）キャンプサイト」は、清里高原の自然に囲まれたキャンプ場です。清里オーベルジュが手掛ける草原レストラン・草原BARでは、本格的な料理が大自然のなかで楽しめます。
草原グランピングサイトや手ぶらDEキャンププランなど、多彩なプランが用意されています。
【施設情報】
住所：山梨県北杜市高根町清里3545-943
アクセス：中央自動車道「八王子I.C」から「須玉I.C」または「長坂I.C」で降りて一般道へ
公式HP：https://kiyosato-auberge.com/
電源サイトがない場合に活躍するポータブル電源
ここまで、電源サイト完備のおすすめスポットを紹介しましたが、全国には備え付け電源が用意されていないキャンプ場がたくさんあります。その環境で電気機器を使用したい場合は、携帯性に優れたポータブル電源が必要です。
ポータブル電源を用意すれば、電源サイトがないキャンプ場でも、電気機器を使って快適にキャンプを楽しめます。また、ポータブル電源はキャンプだけでなく、登山やハイキングなど、幅広いアウトドアで活躍します。
さらにポータブル電源は非常用電源として機能するので、自然災害などで停電が起こったとしても、自宅の家電製品に電力を供給して快適な生活が送れます。
「キャンプで電気機器を使って快適に過ごしたい」「災害時の備えを万全にしたい」という方は、ポータブル電源の購入をぜひ一度ご検討ください。
EcoFlowが販売するおすすめのポータブル電源
本サイトを運営するEcoFlowは、アウトドア向けのポータブル電源を多数販売しております。ポータブル電源を購入予定の方は、以下5つの製品をご確認ください。
- DELTA 2
- DELTA Pro
- RIVER 2
- RIVER 2 Pro
- RIVER 2 Max
各製品の特徴を1つずつ解説します。
DELTA 2
「DELTA 2」は、バランスに優れた高機能なポータブル電源です。バッテリー容量は1,024Whと申し分なく、一般的な家電製品の90％以上に対応しています。リン酸鉄リチウムイオン電池を採用したことで、高い安全性と長寿命を実現しました。
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容量 |
1,024Wh |
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定格出力 |
1,500W |
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AC充電入力 |
最大1,200W |
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サイズ |
40.0 x 21.1 x 28.1 cm |
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重量 |
約12kg |
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出力口 |
合計15 ACx6 USBx6 DCx2 シガーソケット x1 |
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公式サイト |
https://jp.ecoflow.com/products/delta-2-portable-power-station |
DELTA Pro
「DELTA Pro」は、とにかくパワフルなポータブル電源です。バッテリー容量は驚異の3,600Whで、定格出力も3,000Wと高い出力を誇ります。
専用のエクストラバッテリーを接続すれば、バッテリー容量を最大10,800Whまで増やすことが可能です。大人数で行うキャンプにおすすめ。
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容量 |
3,600Wh |
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定格出力 |
3,000W |
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AC充電入力 |
最大1,500W |
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サイズ |
63.5×28.5×41.6cm |
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重量 |
45Kg |
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出力口 |
合計:15 AC×5 USB×6 DC×2 シガーソケット×1 アンダーソン×1 |
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公式サイト |
https://jp.ecoflow.com/products/delta-pro-portable-power-station |
RIVER 2
「RIVER 2」は、コンパクトで携帯性に優れたポータブル電源です。バッテリー容量は比較的小さいですが、その分荷物の負担になりづらいという利点を持ちます。ソロキャンプでの利用に推奨されます。
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容量 |
256Wh |
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定格出力 |
300W |
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AC充電入力 |
最大360W |
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サイズ |
24.5 x 21.5 x 14.5cm |
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重量 |
約3.5kg |
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出力口 |
合計11 |
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公式サイト |
https://jp.ecoflow.com/products/river-2-portable-power-station |
RIVER 2 Pro
「RIVER 2 Pro」は、近日発売予定のポータブル電源です。携帯性と機能性を両立した本製品は、驚異的な充電スピードを誇ります。0％から100％の満充電がわずか70分で完了します。
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容量 |
768Wh |
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定格出力 |
800W |
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AC 入力 |
100-120V 50Hz/60Hz, 最大10A |
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サイズ |
26.9 x 25.9 x 22.6cm |
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重量 |
約7.8kg |
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出力口 |
合計10 |
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公式サイト |
https://jp.ecoflow.com/products/river-2-pro-portable-power-station |
RIVER 2 Max
「RIVER 2 Max」は、最近発売されたばかりのポータブル電源です。急速充電はもちろんのこと、リン酸鉄リチウムイオン電池を採用したことで高い安全性も実現。非常用電源機能つきなので、緊急時のバックアップとしても最適です。
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容量 |
512Wh |
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定格出力 |
500W |
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AC 入力 |
100-120V 50Hz/60Hz, 最大10A |
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サイズ |
26.9 x 25.9 x 19.6cm |
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重量 |
約6.1kg |
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出力口 |
合計11 |
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公式サイト |
https://jp.ecoflow.com/products/river-2-max-portable-power-station |
まとめ
本記事では、キャンプ場にある電源サイトの必要性、注意点やおすすめスポットを紹介しました。
キャンプ場に備え付け電源が用意されていれば、ヒーターや電気ケトル、ポータブル冷蔵庫など、さまざまな電気機器を使用できます。特に気温が偏りがちな夏や冬のキャンプでは、この備え付け電源の有無が非常に重要です。
備え付け電源が用意されていない場合は、ポータブル電源の用意をご検討ください。ポータブル電源があれば、備え付け電源がある場合と同じように、電気機器を使って快適にキャンプを楽しめます。
なお、本サイトを運営するEcoFlowは、アウトドアに適したポータブル電源を多数販売しております。ポータブル電源の購入を考えている方は、以下の公式サイトから製品情報をチェックしてみてください。