キャンプに最適な車は、その人のキャンプスタイルに応じて異なります。そのため、「この車が絶対におすすめ」というものはなく、目的や状況、キャンプスタイルを踏まえて車種を選択する必要があります。
そこで今回は、キャンプに適した車の特徴と選び方、おすすめの車種10選を紹介するので、これからアウトドア向けの車を購入する予定の方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。
キャンプに適した車の特徴と選び方
キャンプに出かけるとき、その移動手段として車は必要不可欠です。特に遠出のキャンプをする場合、場所や道具の選択から始まり、天候や季節に大きく左右されます。
そんな状況下では、包括的にサポートしてくれるアウトドア向けの車が求められます。では、どんな車がキャンプに適しているのでしょうか?その選び方と重要なポイントを詳しく解説します。
キャンプと車:理想的な組み合わせ
キャンプと車の組み合わせは、アウトドアをより便利に、より快適にします。大型の車があれば、大量のアウトドアグッズを運ぶことが可能で、なおかつ天候が悪くなったときでも車内で安全を確保できます。
また、車があることでキャンプ場の選択肢が広がります。車で移動できる範囲内なら、山奥の静かなキャンプ場から海岸沿いの開放的な場所まで、自由に選ぶことが可能です。
キャンプに適した車の特性とその選び方
キャンプ向けの車を選ぶ際は、その車の収納力が重要となります。キャンプにはたくさんのアイテムが必要になるため、それらの荷物を漏れなく積み込めるだけの収納力が求められます。そのほか、以下のような要素がポイントとなります。
- 走行性
- 車内スペース
- 燃費
- デザイン
- 気軽さ
これらの要素を満たした車が、キャンプに向いている適切な車と言えます。具体的には、ミニバンやワンボックスがこれに該当します。
しかし、最近は軽自動車がキャンプ向きの車として注目されており、燃費が良くて小回りがきくため、気軽にキャンプを始めやすいのが特徴です。
目的や状況、キャンプスタイルによって適切な車は異なるため、自身のスタイルを踏まえた上で車を選択しましょう。
キャンプにおすすめの車種とその理由
キャンプに出かける際、車は単純な移動手段としてだけでなく、大きな役割を果たします。そして、キャンプの楽しさを最大限に引き出すためには、自身のキャンプスタイルに合った車を選ぶことが大切です。
本項では、キャンプを行うシーンに分けて、その状況に適した車を紹介していきます。これからキャンプを実施する予定の方は、以下の詳細を押さえておきましょう。
【ファミリー向け】広々とした室内空間を持つ車種
家族全員でキャンプを行う場合、子供たちが広々とした室内でリラックスできる車が適しています。その一例として、「トヨタ・ヴォクシー」が挙げられます。
この車は、高級感のあるデザインが採用されており、かつ広い室内空間が魅力的です。また、リクライニング機能付きのシートは、長時間のドライブでも快適です。
車のタイプとしては、ミニバン・SUV・ワンボックスなどがファミリー向けの車に適しています。子供連れでも安心・快適に過ごせる車を探しましょう。
【カップル向け】コンパクトで燃費の良い車種
カップルでのキャンプには、2人だけの空間を最大限に楽しめる車がおすすめです。このことから、コンパクトで燃費の良い車が適していると言えます。
例えば、「ホンダ・フィット」などのコンパクトなボディ、そして優れた燃費性能を備えた車がこれに該当します。また、フラットにできるシートは、カップルでの車中泊に向いています。
このようにカップル向けのアウトドアカーを選ぶ際は、「2人のプライベート空間が特別になる」ということを念頭に置くと良いでしょう。
【ソロキャンプ向け】オフロード性能を持つ車種
1人でのキャンプ、いわゆるソロキャンプには、オフロード性能を持つ車が推奨されます。オフロード性能とは、舗装されていない道路や困難な地形でも走行できる能力のことです。
オフロード性能を持つ車であれば、砂利道や草地などのキャンプ場でも、難なく運転を楽しむことができます。気軽に安全に楽しめるため、ソロキャンプには最適です。
その候補として、「スズキ・ジムニー」が挙げられます。そのコンパクトなボディと高い走行性能は、ソロキャンプにはもってこいの性能をしています。
【初心者向け】安全装備が充実した車種
キャンプ初心者には、安全装備が充実した車が最適です。以下のような安全装備があれば、初心者でも安心してドライブを満喫できます。
- 衝突被害軽減ブレーキ
- 誤発進抑制機能
- 車線逸脱抑制機能
また、運転支援システムが搭載された車であれば、長時間のドライブでも快適に過ごせます。その1つとして、Honda SENSING(安全運転支援システム)搭載の「ホンダ・ヴェゼル」が挙げられます。
自動ブレーキや車線逸脱警報などの安全装備が充実しており、初めてのキャンプでも安心して楽しむことが可能です。
キャンプにおすすめの車種10選
キャンプにおすすめの車を10種類厳選し、それぞれの特性と利点を解説します。
- トヨタ・ランドクルーザー
- スバル・フォレスター
- ホンダ・ステップワゴン
- ミツビシ・デリカD:5
- マツダ・CX-5
- ホンダ・CR-V
- ニッサン・セレナ
- スズキ・ジムニー
- ダイハツ・タント
- トヨタ・ヴォクシー
どのようなキャンプスタイルに適しているのか、1つずつ詳しく見ていきましょう。
おすすめ1.トヨタ・ランドクルーザー
トヨタのランドクルーザーは、世界各地の厳しい地形を走破できる車種です。ソロキャンパーにとって理想的な車で、オフロード性能を活かしてあらゆるアウトドアに挑戦できます。大型SUVながらも取り回しが快適で、室内も広々としています。
【車種の基本情報】
- 駆動方式:4WD
- サイズ:4.950m/1.980m/1.925m(全長/全幅/全高)
- 乗車定員:最大8人
おすすめ2.スバル・フォレスター
優れた走行性能と安全性を兼ね備えたスバル・フォレスター。スバルの特長である「シンメトリカルAWD」により、悪路でも安定した走行を実現します。荷物を積めるスペースも確保できるので、複数人でのキャンプにも向いています。
【車種の基本情報】
- 駆動方式:4WD
- サイズ:4.595m/1.795m/1.715m(全長/全幅/全高)
- 乗車定員:5人
おすすめ3.ホンダ・ステップワゴン
アウトドアと言えばこの車、ホンダのステップワゴンが大人気です。広々とした室内空間が特徴的で、家族連れの大人数キャンプにおすすめです。
多彩なシートアレンジも可能で、荷物の量や形状に応じて自由に調整できます。また、高度な安全装備が搭載されているため、キャンプ初心者でも安心してドライブを楽しめます。
【車種の基本情報】
- 駆動方式:2WD・4WD
- サイズ:4.800m/1.750m/1.840m(全長/全幅/全高)
- 乗車定員:7〜8人
おすすめ4.ミツビシ・デリカD:5
キャンプに必要な荷物を多く積むことができ、室内で快適に過ごせるミニバン型の車種です。デザインもスタイリッシュで、オフロードでも安定した走行を見せてくれます。ソロキャンプからファミリーキャンプまで幅広く対応しています。
【車種の基本情報】
- 駆動方式:4WD
- サイズ:4.800m/1.795m/1.875m(全長/全幅/全高)
- 乗車定員:7〜8人
おすすめ5.マツダ・CX-5
美しいデザインがポイントのCX-5は、マツダのクロスオーバーSUVです。優れた燃費性能が特徴で、室内は広く、2人で行う車中泊でも十分なスペースがあります。また、マツダの先進的な安全装備により、運転初心者に安心感を与えます。
【車種の基本情報】
- 駆動方式:2WD・4WD
- サイズ:4.575m/1.845m/1.690m(全長/全幅/全高)
- 乗車定員:5人
おすすめ6.ホンダ・CR-V
ホンダのCR-Vも、キャンプ向けの車種として高い人気を誇ります。豊富な収納スペースと快適な乗り心地が魅力的で、その高い収納性は、キャンプに必要なアイテムをたくさん積み込めます。
【車種の基本情報】
- 駆動方式:4WD
- サイズ:4.605m/1.855m/1.680m(全長/全幅/全高)
- 乗車定員:5〜7人
おすすめ7.ニッサン・セレナ
ニッサンのセレナはファミリー向けのミニバンで、広い室内空間と多機能なシートアレンジが魅力的です。これにより、大人数でのキャンプや大量の荷物を持つキャンパーに適した車種と言えます。
【車種の基本情報】
- 駆動方式:4WD
- サイズ:4.745m/1.740m/1.865m(全長/全幅/全高)
- 乗車定員:8人
おすすめ8.スズキ・ジムニー
小型でありながらオフロード性能に優れたジムニーは、ソロキャンパーから高い支持を受けています。コンパクトながらもしっかりとした機能性を持ち、限られた車内スペースでも最大限に活用できます。見た目が可愛いため、カップルでの使用にもピッタリです。
【車種の基本情報】
- 駆動方式:パートタイム4WD
- サイズ:3.395m/1.475m/1.725m(全長/全幅/全高)
- 乗車定員:4人
おすすめ9.ダイハツ・タント
タントはそのコンパクトさと高い燃費性能から、カップルキャンプに適した車種と言えます。小回りの利くサイズ感が、狭いキャンプ場で活躍します。また、抜群の収納力により、たくさんのキャンプグッズにも対応できます。
【車種の基本情報】
- 駆動方式:2WD・4WD
- サイズ:3.395m/1.475m/1.775m(全長/全幅/全高)
- 乗車定員:4人
おすすめ10.トヨタ・ヴォクシー
車体がカッコいいことで有名なヴォクシー。個性的なデザインを採用していることで、キャンプのテンションをより一層高めてくれます。
運転支援システムも充実しているため、初心者のキャンパーでも安心して運転できます。なお、JNCAP総合評価において、ヴォクシーは最高ランク「自動車安全性能2022ファイブスター賞」を獲得しました。
【車種の基本情報】
- 駆動方式:4WD
- サイズ:4.710m/1.735m/1.825m(全長/全幅/全高)
- 乗車定員:7〜8人
キャンプ向けの車とポータブル電源の組み合わせ
アウトドア体験をより一層充実させるためには、キャンプ向けの車とポータブル電源の組み合わせが欠かせません。その組み合わせ方を解説しつつ、どのようにキャンプ体験を向上させるのかを紹介します。
車とポータブル電源:快適なキャンプ体験の実現
キャンプを行う際には、車の電源を活用したいシーンが多々あります。例えば、スマホの充電や照明、暖房器具の使用などです。
しかし、長時間の使用や大きな電力を必要とする機器を使用すると、車のバッテリーへの負荷が大きく、場合によってはバッテリーがあがってしまいます。そこで活躍するのがポータブル電源です。
ポータブル電源を使えば車のバッテリーを保護しながら、電力を必要とする電気機器を安心して使用できます。キャンプや車中泊、登山など、さまざまアウトドアが快適になるはずです。
→車中泊にポータブル電源(バッテリー)は本当に必要?使い道や選び方を徹底解説
おすすめのポータブル電源とその使用方法
キャンプにおすすめのポータブル電源として、EcoFlow製品を紹介します。EcoFlow製のポータブル電源には大きく、「DELTA」シリーズと「RIVER」シリーズの2種類があります。
- DELTAシリーズ:大容量・高出力バッテリー搭載でパワフルなポータブル電源
- RIVERシリーズ:機能性と携帯性を兼ね備えた高水準なポータブル電源
EcoFlowのポータブル電源は最新の技術が多数搭載されており、アウトドアの利便性をより一層高めてくれます。例えば、専用アプリと連携することで、ポータブル電源の遠隔操作が可能になります。
また、リン酸鉄リチウムイオン電池の採用により、長寿命と高い安全性を実現。そのほか、急速充電に対応しており業界平均の5倍早い、エクストラバッテリー購入でバッテリー容量をカスタマイズできる、などのポイントが挙げられます。
→大容量でパワフル!長寿命で安全なポータブル電源「DELTA 2」はこちら
→機能性と携帯性を両立した最新のポータブル電源「RIVER 2 Pro」はこちら
まとめ
本記事では、キャンプに適した車の特徴と選び方、おすすめの車種10選を紹介しました。
快適なキャンプを行うためには、その移動手段として車は必要不可欠です。キャンプスタイルに適した車を用意すれば、いつものキャンプがより便利に、より楽しいものになります。
アウトドア体験をより一層充実させたい方は、ポータブル電源の用意もご検討ください。電気機器を自由に使えてアウトドアが便利になるだけでなく、緊急時には非常用電源としても活躍します。以下、EcoFlow製品を確認してみてください。
製品 |
RIVER 2 Pro |
DELTA 2 |
DELTA 2 Max |
容量 |
768Wh |
1,024Wh |
2,048Wh |
定格出力 |
800W |
1,500W |
2,400W |
AC充電入力 |
100-120V 50Hz/60Hz, 最大10A |
最大1,200W |
最大1,500W |
サイズ |
26.9 x 25.9 x 22.6cm |
40.0 x 21.1 x 28.1 cm |
49.7 × 24.2 × 30.5 cm |
重量 |
約7.8kg |
約12kg |
約23kg |
出力ポート |
合計11 ACx4 USB-Ax4 DC5521ポートx2 シガーソケットx1 |
合計15 ACx6 USBx6 DCx2 シガーソケット x1 |
合計15 |
公式サイト |
https://jp.ecoflow.com/products/river-2-pro-portable-power-station |
https://jp.ecoflow.com/products/delta-2-portable-power-station |
https://jp.ecoflow.com/products/delta-2-max-portable-power-station |