災害用充電器は、地震などで停電が発生した際に役立つ防災グッズです。しかし、本当に必要なのか迷っている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、災害用充電器は必要なのか、防災に欠かせない4つの種類、注意点、ポータブル電源がおすすめの理由をわかりやすく解説します。
災害用充電器について知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
災害用充電器は必要?
災害用充電器は「災害時にあって良かったもの」の代表格とされ、停電に備えるなら持っていて損はありません。用途が幅広いため、安心感があります。
ここでは、災害用充電器は必要なのかについて詳しく解説します。
「災害時にあって良かったもの」の代表格
災害用充電器は、「災害時にあって良かったもの」の代表格です。
やや古いデータではあるものの、DCMが行った「2018年自然災害被災者に聞いた、防災についてのアンケート」では1位を獲得するなど大半の人が重宝するものといえます。
災害用充電器は一時的に電気を貯めておける蓄電池で、ものによってはスマホ・タブレット・パソコンを充電できて便利です。
一定期間・一定量の電力しか貯められませんが、防災グッズとしても役立ちます。
停電に備えるなら持っておいて損はない
災害に備えるなら、災害用充電器は持っておいて損はありません。
日本は地震や台風などの影響で頻繁に停電が発生します。大体は1〜2日で復旧するものの、まったく電気が使用できないのは不便です。
被害状況によっては完全復旧まで数日~数週間を要することもあるでしょう。
そのため、停電への備えとして災害用充電器は購入しておきたいです。あらかじめ充電しておけば幅広いデバイスに給電できるため、事前に購入しておくことを推奨します。
災害が発生してから急いで手に入れても意味はないため、前もって備えておくのが良いのではないでしょうか。
用途が幅広いから安心感がある
災害用充電器は用途が幅広いため、安心感があります。
種類によって形式は変わるものの複数のデバイスに対応しているからこそ、突然の災害で情報収集できなくなることを避けられるでしょう。
連絡手段が途絶えることもないため、より安心できるはずです。
インターネットに接続できる状態であれば、調べものにも役立つのではないでしょうか。
他にもゲームで気を紛らわせたり、ランタン・ライト代わりにしたりと幅広い用途で使用できるため、災害用充電器はいくつか備えておくのが良いでしょう。
なお、他の記事では緊急時に活躍する非常用電源とは、災害用バッテリーとは、災害時にポータブル電源は本当にいらないのか、ポータブル電源は防災に必要なのかについて解説しているため、あわせてご確認ください。
→緊急時に活躍する非常用電源とは?製品の選び方やおすすめのポータブル電源を紹介
→災害用バッテリーとは?ポータブル電源の重要性や選び方を徹底解説
→災害時にポータブル電源は本当にいらない?役立つ場面や利用時の注意点を解説
→ポータブル電源は防災に必要なのか?用意すべき5つの理由
防災に欠かせない4つの種類
災害用充電器は乾電池式充電器・手回し式充電器・ポータブル電源・モバイルバッテリーの4種類が主です。ここでは、防災に欠かせない4つの種類について詳しく解説します。
乾電池式充電器
乾電池式充電器とは、電池を入れるだけで充電できる機器です。
電池さえあれば時間や場所に縛られることなく充電できる優れもので、地震などによって停電が発生しても電池さえあれば簡単に充電できます。
電池が必要という点は他の災害用充電器と比べてややネックとなるものの、いくつか備えておけば停電が長引いても耐えられるため、防災グッズとしては優秀といえるでしょう。
もしこだわりがなければ、乾電池式充電器をご準備ください。
手回し式充電器
手回し式充電器とは、人力で発電して充電できる機器です。
まったくエネルギーのないところでも難なく充電できる優れもので、電源が取れる取れないにかかわらず充電できるのが魅力となっています。
人力だけにある程度の労力が必要となるものの、何もないところから継続的にエネルギーを生み出せるというのは心強いのではないでしょうか。
電池を保管しておくスペースがない人は、ぜひ手回し式充電器を用意しましょう。
ポータブル電源
ポータブル電源は、あらかじめ充電して他の家電に給電できる装置です。
コンパクトでありながら出力・容量が大きく、幅広い用途を想定して設計されているため、デバイスの充電や電化製品・電子機器の使用に役立ちます。
モデルによっては数日分〜10日分のエネルギーを貯めておけるため、巨大災害によってブラックアウトが起こっても耐えられるポテンシャルがあるといえるでしょう。
地震によって停電が発生しても、ポータブル電源があれば通常通り生活できます。停電時に主電源から自動で切り替わるポータブル電源があれば、より便利です。
今後、日本はさらなる巨大地震が訪れる可能性があるため、乾電池式充電器や手回し式充電器で心許ない場合はポータブル電源を導入しておいてください。
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーも、事前に充電しておくことで他のデバイスに給電できる装置です。
小さいながらも十分な蓄電性能を持っており、数回充電できるように設計されています。
複数台所有しておけば何日かは持つため、デバイス専用の携帯充電器として持っておくのが良いでしょう。
最近のモバイルバッテリーは出力・容量ともに優れたものも開発されているからこそ、もしもの事態に備えて他の充電器と一緒に備えておくのが良いかもしれません。
なお、他の記事では1,000Whのポータブル電源は長持ちするのか、1,500wクラスのポータブル電源が活躍する場面とは、家庭でできる6つの停電対策について解説しているため、あわせてご参照ください。
→1,000Whのポータブル電源は長持ちする?利用シーンやメリット、大容量製品の選び方
→1500wクラスのポータブル電源が活躍する場面とは?おすすめ製品や選び方も解説
→家庭でできる6つの停電対策!ポータブル電源を用いた対策も併せて解説
災害用充電器に関する注意点
災害用充電器を使用するなら、いくつかの注意点を守ることが重要です。ここでは、災害用充電器に関する注意点について詳しく解説します。
一部のものは前もって充電しておかなければいけない
災害用充電器は、一部のものは前もって充電しておかなければいけません。
乾電池式充電器や手回し式充電器はあらかじめ充電する必要はありませんが、ポータブル電源やモバイルバッテリーは事前の充電が必要です。
どれほど高出力・大容量の充電器でも電気が通っている間に充電しておかないと停電時に役に立たないため、普段からエネルギーを貯めておくことが重要です。
火気のあるところで充電してはならない
災害用充電器は、一般的に45℃を超えるとバッテリーの劣化が進みやすくなるため、火気のあるところで充電してはなりません。
夏・冬に限らず焚き火の近くで充電したり、直射日光が当たる場所で充電したりすると45℃を超えることがあるからこそ、十分に注意しましょう。
残量ゼロのまま過放電させない
災害用充電器は、残量ゼロのまま過放電させないようにしてください。
バッテリーが切れた状態で長時間放置すると、過放電が発生してバッテリーが劣化しやすくなるため、完全なゼロのまま放っておかないよう注意しましょう。
平時は「何もないから」と放置する人がいますが、災害はいつどこで発生するかわからないため、定期的に充電しておくのが良いでしょう。
操作したまま充電しない
携帯充電器は、操作したまま充電しないようにしましょう。
充電したままデバイスを操作すると、本体に熱がこもってバッテリーの劣化を進めます。熱くなったまま操作を続けると最悪故障することがあるため、注意が必要です。
基本的に充電中は何もせず、冷暗所に置いておくようにしてください。
ポータブル電源がおすすめの理由
災害に備えるなら圧倒的な高出力・大容量を誇り、太陽光発電との相性が良いポータブル電源が便利です。ここでは、ポータブル電源がおすすめの理由について詳しく解説
圧倒的な高出力・大容量を誇るため
ポータブル電源は、他の災害用充電器と比べて高出力・大容量です。もともとの出力・容量が優れているため、災害時に電気が足りなくなって何もできないという状況を防げます。
むしろ、快適に過ごせるだけの電力を貯めておけるからこそ、乾電池式充電器や手回し式充電器よりも役立つ場面が豊富ではないでしょうか。
モバイルバッテリーでも十分なエネルギーを貯められますが、家族の人数分のエネルギーを賄うならやはりポータブル電源があると安心でしょう。
太陽光発電との相性が良いため
互換性のあるポータブル電源なら、太陽光発電と組み合わせられます。ソーラーパネルと組み合わせれば、継続的に電気を手に入れられてより経済的です。
モデルによってはソーラーパネルとの互換性がないものもあるため注意が必要ですが、互換性のあるものであれば電力の自給自足も夢ではありません。
晴れている間という条件こそあるものの、停電も怖くありません。
発電した電力をポータブル電源に蓄電しておけば、ソーラーパネルを動かしながらエネルギーを循環させることが可能です。
売電で収入を得られるため
ポータブル電源を効果的に使用すれば、余剰電力を売電できます。
売電でまとまった収入を得るのは簡単ではありませんが、FIT(固定価格買取制度)が適用される10年間は安定して売電が可能です。
FIT(固定価格買取制度)は家庭用の設備で10年間、大手電力会社が決められた値段で余剰電力を買い取ってもらえる制度で、ある程度の副収入を得られます。
ポータブル電源があれば自宅で生み出した電力を一定期間・一定量貯めておけるため、売電を並行して行いたい人に適しているでしょう。
普段使いで節電になるため
ポータブル電源を有効に活用すれば、自家消費で節電可能です。
太陽光で生み出した電気を自家消費に回せば、本来電力会社から購入している分を削減できるため、結果的に電気代の節約につながります。
理論上、すべて自家消費で賄えれば、電気代はかかりません。
もちろん、常に晴れているわけではないため発電効率は日によって変わるものの、うまく発電と蓄電を使い分ければエネルギー効率に優れた生活を送れます。
高速充電対応機種ならすぐに充電できる
商品によっては、約1時間で100%充電できます。高速充電対応の機種なら、すぐに充電できて安心です。
例えば、EcoFlowのEcoFlow DELTA Pro 3・EcoFlow DELTA 3 Plus・EcoFlow DELTA 2 Maxは業界最速級の充電性能を誇るため、急なエネルギー需要にも対応できるでしょう。
また、製品によっては約99%の家電に対応できます。マルチ対応のモデルなら、すべてに対応できて心強いです。
EcoFlowでは災害用充電器としても使用できるポータブル電源を幅広く取り扱っているため、高出力・大容量のものが欲しい人はぜひ一度お問い合わせください。
当社の製品は災害時の非常用電源として優秀な性能を誇っており、電源が取れない場所でも問題なくデバイスの充電、家電への給電が可能です。
安全性・耐久性にも優れているため、防災グッズとしても役立ちます。
EcoFlow DELTA Pro 3・EcoFlow DELTA 3 Plus・EcoFlow DELTA 2 Maxはアプリでコントロールしながら効率的にエネルギー管理できるため、普段の生活にも便利です。
詳細は、以下の公式ホームページからご覧いただけます。
まとめ
災害用充電器は必要なのか、防災に欠かせない4つの種類、注意点、ポータブル電源がおすすめの理由を解説しました。
災害用充電器は、地震による停電への備えとして置いておきたいです。
被災者に対するアンケートでも災害用充電器の必要性は立証されており、災害時に必要と感じる人が多いことがわかっています。
発電所が停止することで何もできなくなる現代人は少なくありませんが、災害用充電器さえあればスマホ・タブレット・パソコンの充電は難なくできるでしょう。
ただし、乾電池式充電器や手回し式充電器では心許ないため、ポータブル電源などを備えておくのが望ましいです。
可能であればモバイルバッテリーもいくつか用意しておき、いつ大規模災害が発生しても良いように準備しておくことを推奨します。
なお、ポータブル電源の購入を検討中の人は、EcoFlowにご相談ください。
当社では高速充電対応のEcoFlow DELTA Pro 3・EcoFlow DELTA 3 Plus・EcoFlow DELTA 2 Maxなど、高性能なポータブル電源をラインナップしています。
どの製品も数日分〜10日分のエネルギーを貯められるため、大規模災害によって停電が発生しても普段通りの生活が可能です。
約1時間でフル充電でき、ほとんどの家電にも対応できるため、防災グッズとして備えてみてはいかがでしょうか。