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オール電化で太陽光なしのメリット・デメリット?電気代や検討事項を解説

オール電化は、生活に必要なエネルギーを電気で賄う住宅で、基本的にはガスなど他のエネルギーを使用しないのが一般的です。

そんなオール電化は太陽光発電との相性に優れ、蓄電池と一緒に導入すれば電気の自給自足も夢ではありません。

しかし、オール電化を検討中の人によっては「太陽光なしでいい」と考えている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、オール電化“太陽光なし”のメリット・デメリット、電気代、向き不向きをわかりやすく解説します。

オール電化“太陽光なし”について知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。

オール電化で“太陽光なし”のメリット

オール電化 太陽光なし

オール電化“太陽光なし”は、初期費用、維持費用を抑えられるのがメリットです。

ここでは、オール電化“太陽光なし”のメリットについて詳しく解説します。

初期費用を抑えられる

オール電化“太陽光なし”の場合、初期費用を抑えられます。

オール電化を導入するだけで数十万円〜数百万円単位の初期費用がかかる他、太陽光発電の導入にも数十万円〜数百万円単位の初期費用がかかります。

“太陽光なし”だと、太陽光発電のシステム・設備のコストを抑えることが可能です。

将来的なビジョンで考えると、太陽光発電は導入しておいた方が経済的ですが、予算に限りがある人はオール電化“太陽光なし”でも問題ありません。

太陽光発電は後付けできるため、必要になってから導入するのもありです。

維持費用を抑えられる

オール電化“太陽光なし”の場合、維持費用を抑えられます。

オール電化・太陽光発電ともに定期的なメンテナンスが必要で、数年に一度の頻度で数万円〜十数万円ほどの維持費がかかります。

“太陽光なし”では、太陽光発電を一定に保つコストを抑えることが可能です。

2017年のFIT法改正により各装置の保守点検・修繕が義務化されたため、一度設置した場合は4年に一度、プロにチェックしてもらわなくてはなりません。

太陽光発電の装置本体の他、架台やケーブルも定期的に交換・修理が必要となる可能性があるため、維持費を抑えたい場合は“太陽光なし”が望ましいです。

なお、オール電化と太陽光発電を組み合わせると電気代はどうなるのかについては他の記事で解説しているため、あわせてご確認ください。

オール電化と太陽光発電を組み合わせると電気代はどうなる?メリット・デメリットを解説

オール電化で“太陽光なし”のデメリット

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オール電化“太陽光なし”は、電気代を抑えられない、税控除・補助金の対象になりにくい、災害時・停電時に電気が使えない、エコ・SDGsに優しくないのがデメリットです。

ここでは、オール電化“太陽光なし”のメリットについて詳しく解説します。

電気代を抑えられない

オール電化“太陽光なし”の場合、電気代を抑えられません。

オール電化はすべてのエネルギーを電力で賄っているため、太陽光発電を導入することによって電気代の節約につながります。

仮に、オール電化住宅における1ヶ月の平均電気使用量を606kw/h、1kWhあたりの平均的な電気料金を31円で計算すると18,786円もの電気代の節約になる計算です。

一方で、“太陽光なし”はすべての電気を電力会社から購入しなければならないため、電気代は高額になりやすいです。

他の方法でも電気代の節約は可能ですが、太陽光発電を取り入れるだけで約2万円の節約になるため、大幅な効果を望む場合は導入を推奨します。

詳しいデータについては、以下のリンクをご参照ください。

資源エネルギー庁|部門別エネルギー消費の動向
全国家庭電気製品公正取引協議会|新電力料金目安単価

税控除・補助金の対象になりにくい

オール電化“太陽光なし”の場合、税控除・補助金の対象になりにくいのが難点といえます。

住宅をオール電化にするだけでは、利用できる税控除・補助金はほとんどありません。

日本は2025年のカーボンニュートラル実現に向けて住宅の省エネ化を推進しているものの、オール電化のみでは目的を果たせないため、税控除・補助金が用意されていません。

税控除・補助金を受けるためには、再生可能エネルギーの導入が必要です。

ZEH(ゼロエネルギーハウス)もしくは耐震性・断熱性に配慮した長期優良住宅の条件を満たして、初めて税控除や補助金を受けられます。

ただし、国・自治体によって用意されている助成金が変わるため、お住まいの地域ごとに調べておくことが重要です。

災害時・停電時に電気が使えない

オール電化“太陽光なし”の場合、災害時・停電時に電気が使えないのが難点です。

住宅をオール電化にすると、大規模災害によって停電した場合に電気が使えなくなります。

太陽光発電を導入しておけば一定期間・一定量の電気を使えますが、何も導入していない場合は生活そのものが立ち行かなくなるかもしれません。

ライフラインが絶たれて生活に困窮する場合があるため、不測の事態に備えたい場合は、太陽光発電・蓄電池を一緒に導入しましょう。

エコ・SDGsに優しくない

オール電化“太陽光なし”の場合、エコ・SDGsに優しくありません。

太陽光発電は、代表的な再生可能エネルギーを利用した発電方法で、地球環境に負荷を与えにくい発電方法です。

再生可能エネルギーを活用せずに電気を使用する場合、火力発電などで生み出された電気を電力会社から購入することになります。

結果的に、地球環境に負荷を与えることになるでしょう。

太陽光発電が必ずしも地球環境に優しいとはいえない(森林伐採を行う事業者がいるため)ものの、太陽光発電を導入した方が二酸化炭素の排出を抑えられるのは事実です。

まさに太陽光発電は電気代を抑えられて、地球にも優しいエネルギーといえます。

なお、電気代の値上げが深刻化している状況について他の記事で解説しているため、あわせてご覧ください。

電気代の値上げが深刻化!オール電化住宅の電気代節約術を詳しく解説【一人暮らしも可】

“太陽光なし”と“太陽光あり”の電気代

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オール電化住宅に太陽光発電を導入するか否かで電気代は大幅に変化するため、どれくらいの経済効果があるのか事前に知っておくことが重要です。

ここでは、“太陽光なし”と“太陽光あり”の電気代について詳しく解説します。

まずは、一般的な電気代をまとめた以下の表をご覧ください。

住宅タイプ電気代
“太陽光なし”のオール電化住宅約18,786円(以下の条件で計算)
・1ヶ月の平均電気消費量606kw/h・1kWhあたりの平均的な電気代31円
“太陽光あり”のオール電化住宅約7,487円(以下の条件で計算)
・戸建住宅平均設置容量4.5kW・1kWあたりの月間発電量81kW/h・1kWhあたりの平均的な電気代31円

太陽光発電がない場合とある場合では、電気代に1万円ほどの差が出ることがわかります。

以上の表はあくまでも平均的な数値で計算したものですが、月々1万円ほど電気代が変わると考えると、早めに導入しておいた方が経済的といえるでしょう。

太陽光発電の導入に数十万円〜数百万円ほどかかりますが、約10年あれば元が取れる計算のため、導入を検討する価値は十分にあるはずです。

なお、オール電化の電気代については他の記事で解説しているため、どれくらいのランニングコストがかかるのか知りたい人はあわせてご覧ください。

オール電化の電気代は平均どれくらい?世帯人数別の料金と電気代が高い原因を解説
【世帯人数別】オール電化住宅の電気代はどれくらい?効果的な節電方法を解説

“太陽光なし”と“太陽光あり”の向き不向き

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太陽光発電を導入すべき環境かどうかは人によって違うため、注意が必要です。ここでは、“太陽光なし”と“太陽光あり”の向き不向きについて詳しく解説します。

“太陽光なし”が向いている場合

以下のような環境の場合、太陽光発電は向いていません。

  • 在宅時間が短く、電気代があまりかからない場合
  • 地域全体の晴天率が低く、日照量が少ない場合
  • 土地に余裕がなく、隣家と距離がない場合
  • 周辺に日射を妨げる建物がある場合
  • 初期費用を賄えない場合

在宅時間が短く電気代があまりかかっていない場合は、無理に導入しなくても構いません。

地域全体の晴天率が低く日照量が少ない場合、土地に余裕がなく隣家と距離がない場合、周辺に日射を妨げる建物がある場合なども向いていません。

単に初期費用を賄えない場合も、“太陽光なし”で良いでしょう。

“太陽光あり”が向いている場合

以下のような環境の場合、太陽光発電は向いているでしょう。

  • 在宅時間が長く、電気代がかかっている場合
  • 地域全体の晴天率が高く、日照量が多い場合
  • 土地に余裕があり、隣家と距離がある場合
  • 周辺に日射を妨げる建物がない場合
  • 初期費用を賄える場合

在宅時間が長く電気代がかかっている場合は、早めの導入をご検討ください。

地域全体の晴天率が高く日照量が多い場合、土地に余裕があり隣家と距離がある場合、周辺に日射を妨げる建物がない場合なども向いているでしょう。

十分に初期費用を賄える場合は、“太陽光あり”が良いでしょう。

なお、太陽光発電や蓄電池をやめるべきかどうかについては他の記事で解説しているため、あわせてご覧ください。

太陽光発電はやめたほうがいい5つの理由|損得を左右するポイントと導入するメリット
蓄電池はやめたほうがいい?向いている人と向いていない人・メリットとデメリットを解説

オール電化は太陽光発電・蓄電池の組み合わせが便利

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オール電化は、太陽光発電・蓄電池の組み合わせが便利です。太陽光発電があれば、太陽光から電気を発電でき、蓄電池があれば、生み出した電気を蓄電できます。

ポータブル電源を選べば、外に持ち出して電気が使用できるでしょう。

ポータブル電源は小型かつ軽量で設計された蓄電池で、キャンプや車中泊などのアウトドア、リモートワークなどの遠隔勤務に最適な製品です。

緊急時には非常用電源にもなるなど、防災グッズとしても人気を集めています。

まさに、オール電化にとって心強い相棒といえるでしょう。

なお、EcoFlowではEcoFlow DELTA Pro 3などのポータブル電源を取り扱っています。

EcoFlow DELTA Pro 3は、1台で4kWhの大容量を誇り、3,600W(100V/200V対応)の高出力でほぼすべての家電に給電可能です。

高速充電にも対応していて1時間弱で0%から80%になる他、安全性・耐久性にも優れていてリスクにも強い製品です。

アプリを用いれば遠隔操作が可能で、電気代がどれくらい抑えられたのかをいつでもどこでも確認できるなど、電気代の節約にも役立ちます。

もちろん、オール電化住宅との相性も抜群。まずは、公式ホームページからお問い合わせください。

EcoFlow DELTA Pro 3
4000Whのバッテリー容量を誇り、一度の充電で長時間の使用が可能です。大容量バッテリーであらゆるデバイスを長時間稼働させることができ、非常時やアウトドアでも安心して利用できます。

まとめ

オール電化“太陽光なし”のメリット・デメリット、電気代、向き不向きを解説しました。

オール電化住宅を建てる予定の人は、太陽光発電を導入するのが望ましいです。太陽光発電がなくてもオール電化住宅は建てられますが、一定の電気代が重荷となります。

通常の住宅と比較してオール電化住宅はライフラインの大部分を電気に依存するため、電気代の値上げの影響を受けやすいです。

そのため、予算に余裕がある場合は太陽光発電を導入しましょう。

条件によって電気代は違うものの、うまく節約すれば月々1万円ほどの節約ができます。

一緒にポータブル電源があれば、電力の自給自足が実現するかもしれません。

自宅で発電&蓄電して電気代を賄えるようになれば、将来的な電気代高騰のリスクに備えられるため、導入しておいて損はないでしょう。

EcoFlowでは、EcoFlow DELTA Pro 3など高性能なポータブル電源を取り揃えており、普段使いはもちろん緊急時の非常用電源としても使えます。

EcoFlow DELTA Pro 3は大容量・高出力・高速充電といったハイスペックな製品で、ポータブル電源をお探しの人に最適です。

大容量・高出力でほとんどの家電に対応できるため、電源の取れない場所で家電を使用したい場合に不便を感じません。

1時間弱で80%まで到達する高速充電にも対応しているため、すぐに電気を持ち運びたい場合にも最適でしょう。

製品自体はコンセントに挿して電源を入れれば充電でき、条件次第では電気代を約30%ほどカットできます。

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