ポータブル電源は、日常生活から非常時までさまざまなシーンで活躍するアイテムです。キャンプや車中泊などのアウトドア、または災害時の非常用電源として利用している方もいるでしょう。
多用途で活躍するポータブル電源ですが、製品の種類は多岐にわたり、それぞれ特徴が異なります。そのため「どの製品を選べばいいかわからない」と思ってしまう方もいるはずです。
そこで今回は、最強のポータブル電源の条件を5つの項目に分けて解説し、それら複数の要素が合わさった「DELTA Pro」について紹介します。最強のポータブル電源を探している方は、ぜひ本記事の内容をご覧ください。
大容量で高出力!最強ポータブル電源の条件とは
本項では、「どのような使用状況でも対応可能なポータブル電源」を前提として、最強の条件を以下5つの項目に分けて解説します。
- 容量
- 定格出力・AC出力
- 電池の材料
- 使える端子数
- サイズ・重量
各項目を1つずつ解説します。最強のポータブル電源を探している方は、ぜひ以下の詳細をご確認ください。
1.容量
ポータブル電源を選ぶ際は、バッテリー容量(Wh: ワットアワー)が特に重要です。バッテリー容量が大きければ大きいほど、電気機器を使用する時間が長くなります。
そもそもバッテリー容量とは、使用できる電力の総量のことです。例えば、消費電力100Wの電気機器を1時間使用する場合、バッテリー容量は「100W×1時間=100Wh」で表します。
電気機器に応じて消費電力が異なるため、使用する電気機器とポータブル電源の両方をチェックする必要があります。バッテリー容量に応じた使用可能時間の目安は以下の通りです。
バッテリー容量 |
使用可能な電気機器:時間 |
300Wh |
60Wの電気毛布:5時間 |
1,500Wh |
1,300Wのドライヤー:1.15時間 |
3,600Wh |
500Wのポータブルエアコン:7.2時間 |
キャンプや車中泊などのアウトドアなら、1,500Whのバッテリー容量があれば十分ですが、非常用電源として活用するなら、使用する人数にもよりますが2,000〜3,000Whあっても足りないくらいです。
もしものときの備えとしてポータブル電源を用意したいなら、バッテリー容量3,000Wh以上を備えた製品をおすすめします。
2.定格出力・AC出力
ポータブル電源を活用するにあたり、「定格出力・AC出力」も重要となります。定格出力は、電源を継続的に供給できる電力の量を指します。
例えば、消費電力800Wの電子レンジを使う場合、最低でも定格出力800W以上のポータブル電源を用意しなければ使用できません。つまり、ポータブル電源の定格出力が電気機器の消費電力を上回らなければ、その製品を使うことができないのです。
そのため、消費電力の大きい電気機器を使用する前提なら、高出力のポータブル電源が必要となります。3,000W以上の定格出力を有するポータブル電源であれば、幅広い電気機器に対応できるので、最強のポータブル電源に近い製品だと言えます。
また、ポータブル電源の利便性を高め、電気機器を快適に使用したいなら、AC出力にも着目するようにしましょう。
3.電池の材料
ポータブル電源に使用する電池は主にリチウムイオン電池です。リチウムイオン電池には複数の種類が存在し、それぞれ特徴が異なります。
材料の種類 |
特徴 |
リン酸鉄リチウムイオン電池 |
サイクル寿命が長く、2,000回以上使用できる。安全性が特に高い。 |
コバルト系・三元系リチウムイオン電池 |
エネルギー密度は高いが、サイクル寿命は500回ほど。安全性はリン酸鉄リチウムイオン電池に比べて劣る。 |
→ポータブル電源を選ぶならリン酸鉄リチウムポータブル電源をおすすめ
上記の通り、最強のポータブル電源にふさわしい電池は、リン酸鉄リチウムイオン電池だと言えます。寿命は10〜20年と長く、充電時に発火の心配がありません。リン酸鉄リチウムイオン電池が採用されたポータブル電源であれば、安心して長く使い続けられるでしょう。
4.使える端子数
ポータブル電源を選択する際、端子の数やその種類をチェックする必要があります。なぜなら、端子の数が多ければ多いほど複数の電気機器を使用でき、ポータブル電源の利便性を高めることができるためです。
一方で、たとえ出力量が大きいポータブル電源でも、利用可能な端子の数が限られている場合、同時に利用できる電気機器の数が制限されてしまいます。結果として、高い利便性を発揮することができず、ポータブル電源を用いた快適な体験が実現しません。
そのため、ポータブル電源を選ぶ際は、使える端子数が多い製品を優先的に選ぶようにしましょう。また、一般的なACコンセントだけでなく、スマートフォンやタブレットなどの充電に便利なUSB端子(Type-A、Type-Cなど)が備わっている製品がおすすめです。
5.サイズ・重量
一般的にバッテリー容量が大きく、機能性が高ければ、ポータブル電源のサイズと重量が大きくなります。大容量や機能性を追求すると、結果として大きくて重い製品になってしまうのです。
しかし、最強を名乗る上では、サイズと重量にも優れていなければなりません。特にアウトドアや移動時の使用を想定するのであれば、サイズと重量を考慮する必要があります。
その点、コンパクトで携帯性に優れた製品が最強だと言えます。車中泊での使用も考慮すると、その重要性はさらに増します。以上のことから、出力量や機能性だけでなく、サイズや重量にも意識を向けて製品を選ぶようにしましょう。
業務用にもキャンプにも!「DELTA Pro」が最強
ポータブル電源のなかでも最強を誇る製品は、大容量のバッテリー、高い定格出力、そして多くの端子数を備えていることが絶対条件となります。
これらの要素をバランスよく詰め込んだ製品が、EcoFlowの「DELTA Pro」です。本製品は、便利さとパワフルさを兼ね備えた圧倒的なスペックを誇ります。本製品の特長を、以下5つの項目に分けて解説していきます。
特長1.3,600Whという脅威の容量
「DELTA Pro」の最大の特長は、その驚異的なバッテリー容量です。通常のポータブル電源と比較してもその容量は圧倒的で、本製品は3,600Whという大容量を誇ります。
また、専用のエクストラバッテリーを2台接続すれば、容量を10,800Whへと増量することが可能です。さらに、別売りのダブルボルテージハブで「DELTA Pro」を2台接続すると、最大4台のエクストラバッテリーを接続できるようになり、最大21,600Whまで対応する超大容量の家庭用蓄電池になります。
このバッテリー容量を活用すれば、停電時に必要な家庭の電力を約12日間もまかなえます。長期間の車中泊を計画している方、災害時の非常用電源として活用したい方にとって、まさに理想的なバッテリー容量と言えるでしょう。
特長2.定格出力3,000W/瞬間出力6,000W
2つ目の特長は、定格出力3,000W/瞬間出力6,000Wという卓越した出力量です。ブレーカーが落ちる主な原因となる電子レンジやドライヤーを同時に使用しても、有り余るほどのパワーを秘めています。
この定格出力により、「DELTA Pro」では99.9%の電気機器に対応しており、最大15台のデバイスに同時供給することが可能です。これは、自然を満喫しつつも電気機器から離れられないアウトドア愛好家にとって、非常に有用な特長と言えます。
特長3.5種類の充電方法に対応
ポータブル電源を外出先で使用する際には、充電にかかる時間や充電方法がネックになることがあります。その点、「DELTA Pro」は5種類の充電方法に対応しているため、充電に関するさまざまな課題を解決します。
- AC充電:家庭のコンセントを使用しての充電
- シガーソケット充電:車内での充電
- ソーラー充電:太陽光を活用した充電
- EVステーション充電:全国のEVステーションでの高速充電
- EcoFlow スマート発電機充電:ガソリンを活用した充電
これら複数の充電方法を駆使することで、幅広い状況に対応することができます。また、「DELTA Pro」は驚くべきことに、わずか2時間で80%の充電が完了します。フル充電完了までの時間は、3.1時間という短さです。
高い充電性能が備わっていることにより、出発の直前でも慌てずに充電を行えるほか、移動中でもスムーズに充電を完了させることが可能です。
特長4.安全性と耐久性を両立
「DELTA Pro」はリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しており、安全性と長寿命を実現しています。また、本体には耐久性の高い素材を使用していることで、安全性と耐久性を両立しています。
このため、就寝中におけるポータブルクーラーの稼働や焚き火の近くでの使用といった、一般的なポータブル電源には危険が伴うようなシーンでも、本製品なら比較的安全に使用することが可能です。
安全性を重視する方、過酷な環境でのアウトドアを楽しみたい方にとっては、注目すべき特長だと言えます。
特長5.専用アプリを用いた遠隔操作
「DELTA Pro」はEcoFlowの専用アプリと連携することで、より便利に、より快適に使用できます。専用アプリを使って遠隔操作が可能になるほか、主に以下のような利便性をもたらします。
- 電力消費量をリアルタイムで確認できる
- AC充電スピードを変更できる
- 電源の出力・電圧を切り替えられる
- X-Boost機能のオンオフを変更できる
これらの機能を活用すれば、ほかのポータブル電源に比べて利便性が向上し、よりスマートな体験が実現します。
最先端テクノロジー企業「EcoFlow社」の技術力
最強ポータブル電源「DELTA Pro」を開発するのは、「EcoFlow Technology(エコフローテクノロジー)」です。その先進的な技術力で業界をリードしています。
同社は、EVステーション充電やポータブル冷蔵庫での製氷といった、業界初の技術を多く生み出しており、常に新しい価値を創造し続けています。そのなかでも、特に高い技術力を有した4つの製品を紹介します。
DELTA 2
まずは、軽量で持ち運びやすい「DELTA 2」を紹介します。本製品は、パワフルな性能を備えながら、高い携帯性を実現したポータブル電源です。少人数でのキャンプなど、手軽なアウトドアや普段使いに向いています。
容量 |
1,024Wh |
定格出力 |
1,500W |
AC充電入力 |
最大1,200W |
サイズ |
40.0 x 21.1 x 28.1 cm |
重量 |
約12kg |
出力ポート |
合計15 ACx6 USBx6 DCx2 シガーソケット x1 |
公式サイト |
https://jp.ecoflow.com/products/delta-2-portable-power-station |
DELTA 2 Max
「DELTA 2 Max」は、必要に応じてバッテリー容量を拡張できるポータブル電源です。拡張しなくても十分パワフルで、アウトドアや普段使い、緊急時など、幅広いシーンで活躍します。
また、業界平均の6倍長持ちするバッテリー性能を備えながら、驚くほどの軽量化も実現しています。大人数でのアウトドア、または非常時に活用したい方におすすめです。
容量 |
2,048Wh |
定格出力 |
2,400W |
AC充電入力 |
最大1,500W |
サイズ |
49.7 x 24.2 x 30.5 cm |
重量 |
約23kg |
出力ポート |
合計15 |
公式サイト |
https://jp.ecoflow.com/products/delta-2-max-portable-power-station |
WAVE 2 ポータブルエアコン
「WAVE 2 ポータブルエアコン」は、アウトドアや緊急時での利用に適した高性能なポータブルエアコンです。特に夏の熱中症や、脱水症状への対策として一役買います。
アウトドアでの体調不良が心配な方や、熱帯夜を快適に過ごしたい方にとっては、用意を優先すべきアイテムだと言えます。暖房機能も付いているため、冬場の寒さ対策としても活躍します。
専用バッテリーパック入力 |
最大700W |
冷房能力/暖房能力 |
1,500W/1,800W |
AC充電入力 |
最大820W |
サイズ |
51.8 x 29.7 x 33.6 cm |
重量 |
約14.5 kg(バッテリー除く) |
防水性能 |
IPX4 |
公式サイト |
https://jp.ecoflow.com/products/wave-2-portable-air-conditioner |
GLACIER ポータブル冷蔵庫
業界初の製氷機能を備えた「GLACIER ポータブル冷蔵庫」。アウトドアでの料理に使用する肉や魚の持ち運び、出先で冷たい飲み物を提供したいときに便利です。製氷機能も備わっているため、夏場の暑さ対策としても有効です。
バッテリーパック電力 |
100W(USB-C) |
庫内容積 |
シングルゾーン(仕切板なし):38L デュアルゾーン(仕切板あり):36L |
冷却温度範囲 |
-25°C~10°C(周囲温度25°C) |
AC充電入力 |
180W |
サイズ |
77.6 x 38.5 x 44.5 cm |
重量 |
約23.3kg |
防水性能 |
PX4 |
公式サイト |
https://jp.ecoflow.com/products/glacier-portable-refrigerator |
「DELTA Pro」は高い技術力が集約した逸品!
本記事では、最強のポータブル電源の条件、幅広い用途で活躍する「DELTA Pro」について解説しました。
最強のポータブル電源の条件は、「容量」「定格出力・AC出力」「電池の材料」「使える端子数」「サイズ・重量」の5つです。これらすべてを満たしている製品が、どんなシーンでも活躍する最強のポータブル電源だと言えます。
上記の要素をバランスよく詰め込んだポータブル電源が、今回紹介したEcoFlowの「DELTA Pro」です。「長期間の車中泊を予定している」「緊急時の非常用電源を用意したい」という方は、ぜひ本製品の導入を検討してみてください。
→幅広いシーンで活躍するEcoFlow「DELTA Pro」の詳細はこちら