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ポータブル電源に寿命はある?長く使用するコツや製品選択時のポイントを紹介

ポータブル電源は便利な電源として人気を集めていますが、寿命があることをご存知でしょうか。ポータブル電源の寿命は、充放電のサイクル回数で表され、使用環境や充電方法によって変動します。

しかし、適切な使用とメンテナンスにより、ポータブル電源を長持ちさせることは可能です。寿命の長いポータブル電源を選ぶことで、経済的なメリットと環境負荷の低減につなげることができるでしょう。

本記事では、ポータブル電源の寿命に関する基本的な知識、長く使うためのコツ、製品選択の際の注意点について解説します。ポータブル電源の購入を検討している方、もしくは製品の寿命を延ばしたい方は、ぜひ参考にしてください。

ポータブル電源に寿命はある?

ポータブル電源には寿命が存在し、寿命の決め手はバッテリーの性能にあります。一般的に、ポータブル電源の寿命は充放電のサイクル回数で表記されます。

サイクル回数とは、寿命の目安を示す際に使用される単位のことで、充電・放電1回を1サイクルと数えます。ポータブル電源の寿命は、このサイクル回数によって左右されるのです。

ただし、サイクル回数はあくまで目安であり、使用環境や充電方法によって実際の寿命は変動します。適切な使用とメンテナンスにより、ポータブル電源を長持ちさせることが可能です。

ポータブル電源の寿命(サイクル数)は500〜2500回

ポータブル電源の一般的な寿命は、サイクル数でおよそ500~2500回ほどです。

サイクル数800回が寿命のポータブル電源なら、0%から100%まで充電した電気を、0%まで放電して使い切ることを800回した頃が寿命の目安となります。

ポータブル電源の寿命がサイクル数で示されるのは、同じ機種でも使用状況や環境によって、寿命の目安が変化するためです。

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たとえば、EcoFlowのポータブル電源「EFDELTA」の場合、寿命の目安となるサイクル数は「800回以上」です。

EFDELTAを週に1回キャンプで使用する場合、寿命の目安年数は約15年です。(800回÷年間使用回数52回=約15年)

一方、週5日お仕事で使用する場合、寿命の目安年数は約1.4年になります。(800回÷年間使用回数260回=約1.4年)

なお、寿命の目安年数はあくまで概算であり、使用環境などによって変動します。

ポータブル電源が劣化したらどうなるの?

ポータブル電源には、内蔵されているリチウムイオン電池の劣化による寿命がありますが、寿命が来てもすぐに全く使えなくなるわけではありません。

ただし、寿命目安のサイクル数に達した場合、蓄電できる容量が減ったり、充電に時間がかかるようになったりするなどの変化が起きます。

このため、寿命を迎えるとポータブル電源としての性能が落ち、「使いにくくなる」という不具合を感じるケースが多いです。

ポータブル電源に使用されている「リチウムイオン電池」の特徴

ポータブル電源には、電気を貯めておくための電池が内蔵されています。電池素材のなかでも主流なのが、リチウムイオン電池です。

リチウムイオン電池とは、プラス極にリチウム含有金属酸化物を、マイナス極にグラファイトなどの炭素を使用し、有機電解液を充填した仕組みの電池のことです。

リチウムイオン電池は、スマートフォンやモバイルバッテリー、ノートパソコンにも使用されている身近な電池です。製造コストが比較的安価で耐久性があり、他の電池と比べてエネルギー密度が高いため、軽量かつコンパクトであるという特徴があります。また、コンパクトながら電気を蓄えられる容量も大きいため、一旦充電すれば長時間持つ点もメリットです。さらに、繰り返しの充電・放電にも強い電池です。

ただし、リチウムイオン電池は使っていくうちに劣化するため、寿命があることも特徴のひとつです。電池の劣化を防ぎ、長く使用するための使い方と保管方法のコツについては、記事の後半でご紹介します。

リチウムイオン電池の仕組み

ポータブル電源の心臓部ともいえるのが、リチウムイオン電池です。リチウムイオン電池は、正極と負極の間でリチウムイオンが移動することで充放電を行います。

充電時には、正極からリチウムイオンが負極へと移動し、電子を蓄積します。一方、放電時には負極からリチウムイオンが正極へと移動することで、蓄積された電子を放出する仕組みです。

このリチウムイオンの移動によって、電気エネルギーを蓄えたり、取り出したりすることが可能になります。リチウムイオン電池の性能は、正極と負極の材料、電解質の種類などによって決まります。

リチウムイオン電池の種類

ポータブル電源によく使用されている電池の素材はリチウムイオン電池ですが、厳密には、次の3種類に分けることができます。

  • リチウムイオン電池
  • リチウムポリマー電池
  • リン酸鉄リチウム電池

リチウムポリマー電池、リン酸鉄リチウム電池も、リチウムイオン電池の一種です。ただし、スペックや安全性を高めるために、リチウムイオン電池とは使っている素材や加工が一部異なります。

たとえば、リチウムポリマー電池は、電解質として燃えにくく安定性の高いゲル状の高分子ポリマー材料を使用し、保護剤で包む加工をしています。充填した電解質が漏れにくく、加えて高出力です。

リン酸鉄リチウム電池は、プラス極にリン酸を採用している電池です。一般的なリチウムイオン電池が使用しているリチウム含有金属酸化物と比べて熱暴走が起こりにくいため、安定性・安全性に優れていると言われています。

リチウムイオン電池のメリット

リチウムイオン電池のメリットは、高いエネルギー密度を持つことです。これにより、小型で軽量なバッテリーを実現でき、ポータブル電源の携帯性を高めています。

また、リチウムイオン電池にはメモリー効果がありません。メモリー効果とは、充電を繰り返すことでバッテリーの容量が見かけ上減少する現象のことですが、リチウムイオン電池ではこの影響を受けにくいのです。

そのため、継ぎ足し充電にも対応しており、使用残量に関係なく充電できる優れた特性を持っています。

【リチウムイオン電池の主なメリット】

  • 高いエネルギー密度で小型軽量化が可能
  • メモリー効果がなく、継ぎ足し充電に対応
  • 自己放電率が低く、長期保存に適している
  • 充放電効率が高く、エネルギーロスが少ない
  • 幅広い温度範囲で使用可能

リチウムイオン電池の危険性と安全に使えるポータブル電源の選び方

ポータブル電源に内蔵されているリチウムイオン電池は、過充電、過熱、過放電、異常動作、あるいは製造上や取り扱い上に問題があると、爆発を引き起こす可能性があります。

このため、ポータブル電源を選ぶ際は、安全に使えるかどうかを重視することが大切です。具体的には、さまざまな保護機能を搭載している商品を選ぶといいでしょう。

そのひとつが、BMS(バッテリーマネージメントシステム)です。BMSは、過電圧、過電流、過昇温などからバッテリーを保護するため、バッテリーセルを安全に監視・調整するよう設計されたシステムのことです。

その他の保護機能には、過電圧保護、過負荷保護、過熱保護、短絡保護、低温保護、低電圧保護、過電流保護などがあります。

寿命が長いポータブル電源を選ぶメリット

寿命が長いポータブル電源を選ぶことには、経済面でのメリットが大きいと言えます。初期投資は高めになる傾向がありますが、長期的な視点で見れば、トータルコストを抑えることができるでしょう。

  1. 買い替えの手間が減る
  2. トータル費用が安くなる
  3. 本体を処分する回数が少なくなる

以下、各メリットの詳細について解説していきます。

メリット1.買い替えの手間が減る

寿命の長いポータブル電源を選ぶことで、製品選定や購入に関する労力を最小限に抑えられます。頻繁な買い替えが不要になるため、時間と手間を大幅に節約できるのです。

また、長期間安定して使用できる信頼性の高さも魅力の1つです。故障やトラブルの心配が少ないため、安心して電源を利用することができるでしょう。

メリット2.トータル費用が安くなる

寿命の長いポータブル電源は、頻繁な買い替えを避けることで、総支出を抑制する効果があります。初期コストは高くても長期的に見れば、経済的なメリットが大きいと言えるでしょう。

また、修理や部品交換のコストも考慮した経済性が期待されます。寿命が短い製品では、修理費用が製品価格を上回るケースもありますが、耐久性の高い製品なら、そのリスクを最小限に抑えられます。

メリット3.本体を処分する回数が少なくなる

ポータブル電源の寿命が長ければ、廃棄やリサイクルに関する負担が軽減されます。製品を頻繁に処分する必要がないため、ゴミの量を抑制することができるのです。

廃棄物を減らし、資源の有効活用を図ることは、持続可能な社会の実現に欠かせない要素です。寿命の長い製品を選ぶことは、環境保護の観点からも重要なポイントとなるでしょう。

ポータブル電源を長く使用するコツ

ポータブル電源には仕様上の寿命がありますが、実際には使用状況や環境によっても左右されるため、使い方と保管法を工夫することによって長持ちさせることができます。

ポータブル電源を長く使用するためのコツを8つご紹介します。

方法1.高温多湿な場所や気温が低すぎる場所に置かない

1つ目のコツは、高温多湿な場所、気温が低すぎる場所を避けて使用・保管することです。ポータブル電源に使用されているリチウムイオン電池には、暑さ、寒さの両方に弱いという特性があります。

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特にリチウムイオン電池の電極は熱によって劣化が加速するため、直射日光が当たる環境下で使用・保管する、真夏の車内や暖房の前に放置することなどは避けましょう。また、湿気も水分による腐食や腐敗による不具合を引き起こす原因となります。

結露した窓辺や湿気の高い物置などでの使用・保管には注意が必要です。さらに、気温が低すぎる場所ではリチウムイオン電池の内部抵抗、過電圧が共に増加するため、電池の使用時間が短くなるなど性能を低下させる原因になります。

ポータブル電源を長く使用するなら、高温多湿、低温の環境を避け、涼しく風通しの良い環境で使用しましょう。

方法2.「パススルー」をしない

パススルーとは、ポータブル電源を充電しながら、同時にポータブル電源から電気を取って電化製品を動かすことです。ポータブル電源を長持ちさせるためには、パススルーでの使用も避けましょう。

ポータブル電源に内蔵されたリチウムイオン電池は、電気の充電・放電を同時に行うこと自体は可能です。しかし、充電と放電を同時に行うことはリチウムイオン電池に負荷をかけることになり、電池の劣化を早めてしまう原因となります。また、パススルーをすると、本体が高温になるケースもあります。

ソーラーパネルを使用してポータブル電源を充電し、充電しながら他の電化製品を動かす場合にも、リチウムイオン電池には負荷となり、電池の劣化を加速させます。キャンプなどのアウトドアシーンや災害時、ソーラーパネルでの充電は便利ですが、日常的に充電しながら他の機器に給電すると、ポータブル電源の寿命が短くなることを覚えておきましょう。

方法3.バッテリーを60〜80%にしてから保管する

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ポータブル電源を長く使用するには、保管の際のバッテリー残量もポイントになります。フル充電、またはバッテリーが0%の状態で保管することは、ポータブル電源の性能の低下やリチウムイオン電池の劣化を早める原因となるため避けましょう。特にバッテリーが0%の状態で長期間保管すると、再び充電ができなくなってしまうケースもあります。

一般的に、リチウムイオン電池の劣化を防ぐのに好ましいバッテリー残量は40%程度です。ただし、保管している間にも自然と電気が放出されるため、バッテリー残量40%での保管は、保管中にバッテリーが0%になってしまい、いざというときに使用できなくなるリスクがあります。

ポータブル電源の保管時に自然と放出される電気の量は、半年で約20%程度と言われています。したがって、長期保管する場合には、バッテリー残量を60〜80%にするのがおすすめです。

さらに、半年後バッテリー残量が40~60%になるタイミングで適切な残量となっているかチェックを行い、併せて動作確認もしておくと安心です。

※上記は、あくまで一般のポータブル電源に関するアドバイスとなっており、弊社製品の場合はバッテリー残量が30~60%前後の場合に最も最適な状態での長期保管が可能です。また、いざという時に使用できるように、3か月に一回の動作確認をお勧めしております。

方法4.風通しのいい涼しい場所で保管する

前述のとおり、高温多湿な場所や気温が低すぎる場所を避け、風通しのいい涼しい場所で保管することも大切です。ポータブル電源を保管するのに最適な温度は、25℃前後です。基本的には、購入後は箱から出した状態で保管しますが、一般的な機械と同様に、ホコリが多い場所での保管は製品の劣化を招くため注意しましょう。

条件に合う保管場所なら、リビングでも玄関でも、廊下でも問題ありません。ただし、季節によって気温や湿度が変化するケースもあるため、必要に応じて保管場所を変更するなど、臨機応変に対応しましょう。

特に寒冷地の冬場は、低温環境での保管を避けるため、梱包材などに入れて保管するのもひとつの方法です。また、エコフローのポータブル電源をご利用の方には、保管の際には、正面にある主電源ボタンを長押しして、全体の電源をオフにしていただくことをお勧めしています。

方法5.バッテリー容量が大きい製品を選ぶ

ポータブル電源を長持ちさせるには、余裕を持ったバッテリー容量の製品を選ぶことが効果的です。容量に余裕があれば、1回の使用で必要な電力量が少なくて済むため、バッテリーへの負担を軽減できます。

また、使用頻度や充放電回数を抑えることは、バッテリーの劣化を防ぐことにつながります。使用する家電製品の消費電力を計算した上で、少し余裕のある容量の製品を選択することがおすすめです。

方法6.ポータブル電源を大切に使用する

ポータブル電源を長く使いたいなら、適切な保管環境を維持しましょう。高温多湿を避け、涼しく乾燥した場所で保管することで、バッテリーの劣化を防ぐことができます。また、以下のような使用方法も大切です。

  • ボタンを丁寧に押す
  • プラグやケーブルの接続を確実に行う
  • 安定した場所に置いて使用する
  • 静かに持ち運ぶ
  • ポータブル電源の上に物を置かない

ポータブル電源を雑に扱うことは、故障や発火などの原因にもつながります。保管環境と使用方法に注意し、大切に扱うよう心がけましょう。

方法7.継ぎ足し充電はポータブル電源の寿命を伸ばすのに関係ある?

ポータブル電源を長く使うために、継ぎ足し充電は好ましくないのではないかと考える人もいるでしょう。

しかし、実際には、継ぎ足し充電がバッテリーの寿命を縮めるという事実はありません。充電の仕方に気を取られることなく、充電できるタイミング、必要なタイミングで充電し、快適に使うのがおすすめです。

方法8.エクストラバッテリーやソーラーパネルを使うのも手

寿命を迎え、蓄電容量が減ってしまったポータブル電源を有効活用したいと考える人も多いでしょう。

手持ちのポータブル電源の蓄電容量が減ったと感じたら、エクストラバッテリーやソーラーパネルを使って必要な電力を確保するのもひとつの方法です。ただし、どちらの方法も、ポータブル電源側がエクストラバッテリーやソーラーパネルに対応している必要があります。

エクストラバッテリーとは、ポータブル電源に接続することでバッテリー容量を増やすことができるものです。ポータブル電源の蓄電容量が減った場合だけでなく、長期の旅行など、より多く電力が必要になるシーンでも便利です。

また、ソーラーパネルから充電できるポータブル電源なら、特にアウトドアシーンで活躍。ポータブル電源を使用しながら、蓄電容量の減少分を自然エネルギーで補えます。

寿命以外で意識すべきポータブル電源を選ぶ際のポイント

ポータブル電源 寿命

ポータブル電源を選ぶ際は、寿命だけでなく、さまざまな要素を総合的に評価することが重要です。使用目的や優先順位に応じて、最適な機種を選択しましょう。

  1. バッテリー容量
  2. 定格出力
  3. 出力ポートの数と種類
  4. 携帯性
  5. 機能性
  6. コストパフォーマンス
  7. アフターサポート

以下、寿命以外で意識すべき各ポイントを詳しく解説します。

ポイント1.バッテリー容量

ポータブル電源のバッテリー容量は、必要な電力量と使用時間から適切なものを選ぶ必要があります。容量が不足していては、十分な電力を供給できず、使用機器が制限されてしまいます。

一方で、必要以上に大容量な製品を選ぶと、コストや携帯性に影響が出ます。余裕を持った容量設定により、安定した電力供給を実現しつつ、無駄のない選択を心がけましょう。

ポイント2.定格出力

定格出力は、接続する機器の消費電力に合わせて選択することが大切です。出力が不足していると、機器が正常に動作しなかったり、起動すらできなかったりする恐れがあります。

また、起動時の最大電力にも対応できる余裕を持った製品が望ましいでしょう。電化製品のなかには、起動時に通常時の数倍の電力を必要とするものもあります。その点を考慮し、余裕を持った定格出力の製品を選ぶことが大切です。

ポイント3.出力ポートの数と種類

3つ目のポイントとして、出力ポートの数と種類が挙げられます。同時に使用する機器の数や種類に応じて、十分な出力ポートを確保する必要があります。

また、将来的な拡張性も考慮に入れて、出力ポートの種類をチェックすることも大切です。USB、AC、DCなど、さまざまな種類の出力ポートを備えた製品なら、幅広い機器に対応できます。

ポイント4.携帯性

ポータブル電源の携帯性は、使用シーンに応じて適切な重量とサイズを選ぶことが重要です。アウトドアでの使用が主な目的なら、コンパクトで軽量な製品がおすすめです。

一方、車中泊や災害時の備えとして使う場合は、多少重くても大容量の製品が適していると言えます。持ち運びや収納の利便性も考慮に入れて、自分のライフスタイルに合った携帯性を備えた製品を選びましょう。

ポイント5.機能性

充電状況の確認や残量表示など、使いやすさを重視したポータブル電源を選択しましょう。わかりやすい液晶ディスプレイや簡単な操作性を備えた製品なら、ストレスなく電源を使用できます。

また、保護機能や付加機能の充実度も判断材料となります。例えば、過充電防止、過放電防止、短絡保護など、バッテリーを守る安全機能は必須です。さらに、ソーラーパネルとの接続性や車載充電機能など、付加価値の高い機能を備えた製品も魅力的です。

ポイント6.コストパフォーマンス

ポータブル電源の経済性は、初期投資と運用コストを含めた総合的な評価が必要です。安価な製品が必ずしも経済的とは限りません。長期的な使用を前提とした価値判断が重要となります。

製品の耐久性や保証内容、修理対応なども考慮に入れましょう。メンテナンスや交換部品のコストを含めて、トータルな経済性を比較することをおすすめします。

ポイント7.アフターサポート

長期使用を考えると、メーカーの保証内容や修理対応の充実度を確認することもポイントに含まれます。万が一の故障やトラブルに備え、手厚いサポート体制が整っているかどうかを確認しましょう。

保証期間の長さや修理対応の迅速さ、サポートの丁寧さなどは、製品の安心感と信頼性に直結します。メーカーのWebサイトやカスタマーセンターに問い合わせて、アフターサポートの質を見極めることをおすすめします。

長く使えるEcoFlowのおすすめポータブル電源5選

ここからは、EcoFlowのさまざまなニーズに合わせたポータブル電源の中から、長く使えるおすすめの製品を紹介します。これからポータブル電源の購入を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

EcoFlow RIVER 3

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画像引用元:EcoFlow

「EcoFlow RIVER 3」は、業界標準よりも30%小型化されたコンパクトなサイズが特徴です。アウトドアや移動の際にも手軽に持ち運べる軽量設計で、クローゼットやミニバン、バッグなどの狭いスペースにもすっきり収まります。

先進の窒化ガリウム(GaN)を活用し、高エネルギー効率と低エネルギー損失を実現しました。コンパクトでありながら、小型家電の稼働時間を13時間以上延長可能です。

また、リン酸鉄リチウム電池の採用により、バッテリー寿命は10年と長寿命化を達成。3,000サイクル経過後も、バッテリー寿命は80%をキープします。

容量 230Wh
定格出力 300W
公式サイト https://www.ecoflow.com/jp/river-3-portable-power-station

EcoFlow RIVER 2 Pro

EF LS R2P JP EXP7.2029 03 RGB

画像引用元:EcoFlow

「EcoFlow RIVER 2 Pro」は、リン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、バッテリーの充放電を繰り返し行える回数が、業界平均より6倍長い3000+回と長寿命を実現します。毎日使用しても約10年間使用することが可能です。また、高温下でも安全に稼働します。さらに、RIVER 2 Proは業界トップクラスの5年間保証付きます。

RIVER 2 Proは僅か7.8kgで、従来モデルより軽量化を実現し、これまで以上に携帯性や利便性が向上しました。

EcoFlowのRIVER 2シリーズは、高い安全基準をクリアし、TÜV Rheinland(テュフ・ラインランド)からポータブル電源業界では初となる安全認証を取得しました。

容量 768Wh
定格出力 800W
AC充電入力 最大940W
サイズ 26.9 × 25.9 × 22.6 cm
重量 約7.8kg
出力口 合計11
公式サイト https://jp.ecoflow.com/products/river-2-pro-portable-power-station

EcoFlow RIVER 2 Max

EF LS R2M JP 009 RGB

画像引用元:EcoFlow

「EcoFlow RIVER 2 Max」は、ACコンセントからわずか60分で満充電可能なポータブル電源です。これは業界平均より5倍速くなりました。急に思い立った旅行でも、RIVER2ならパッキングしている間にフル充電することができ、すぐに出かけることができます。

バッテリーにはBMS(バッテリーマネージメントシステム)を搭載し、寿命のサイクル数は約3000回以上です。

X-Boostモードをオンにすることで最大1,000Wの電力供給が可能。さまざまな機器に対応できる点も、魅力のひとつです。

容量 512Wh
定格出力 500W
サイズ 26.9 × 25.9 × 19.6 cm
重量 約6.1kg
公式サイト https://jp.ecoflow.com/products/river-2-max-portable-power-station

EcoFlow DELTA 3 Plus

delta 3 plus

画像引用元:EcoFlow

「EcoFlow DELTA 3 Plus」は、業界最速の充電速度を誇ります。X-Stream充電テクノロジーと1,500WのAC入力により、わずか56分で満充電が完了します。ソーラー充電なら曇りの日でも70分、800W走行充電器ならシガーソケットの8倍の速さで1.3時間の満充電が可能です。

1,500Wの高出力により、99%の電化製品を稼働できるほか、X-Boostテクノロジーを使えば、最大2,000Wの電化製品にも電力を供給できます。高出力電化製品の使用制限を解決し、さまざまなシーンで活躍します。

さらに高耐久のLFPバッテリーを採用し、10年間の長寿命を実現しました。IP65等級の三重保護を備え、防水、防塵、防油、防煙性能を誇ります。

容量 1,024Wh
定格出力 1,500W
サイズ 39.8 × 20.0 × 28.4 cm
重量 約12.5kg
出力ポート 合計13
公式サイト https://jp.ecoflow.com/products/delta-3-plus-portable-power-station?variant=44597213003937

EcoFlow DELTA Pro 3

deltapro3製品画像

画像引用元:EcoFlow

「EcoFlow DELTA Pro 3」は、電気工事なしで手軽に節電生活を始められる家庭用蓄電池です。日中に太陽光発電で充電し、夜間にその電力を使用することで、1台で毎月約30%の電気代削減を実現します。

1台で4kWhのバッテリー容量を誇り、最大24kWhまでの容量拡張が可能です。1〜2日間の停電にも対応できる安心の電力供給力を備えています。

また、電気自動車と同グレードのLFPバッテリーを採用し、業界初のIP65準拠バッテリーパックにより高い安全性を確保。4,000回の充放電サイクルでも初期容量の80%を維持します。

容量 4,096Wh
定格出力 3,600W
サイズ 69.3 × 34.1 × 41 cm
重量 約51.5kg
出力口 合計13
公式サイト https://jp.ecoflow.com/products/delta-pro-3?variant=44261300175009

まとめ

本記事では、ポータブル電源の寿命に関する基本的な知識、長く使うためのコツ、製品選択の際の注意点について解説しました。

ポータブル電源の寿命は充放電のサイクル回数で表され、リチウムイオン電池の特性が大きく影響します。寿命の長い製品を選ぶことで、買い替えの手間や総費用を抑え、環境負荷の低減にもつなげることができます。

また、バッテリー容量が大きい製品を選び、適切な保管環境で大切に使用することが、ポータブル電源を長持ちさせる秘訣です。製品選択の際は、寿命以外にも、バッテリー容量や出力、携帯性など、さまざまな要素を総合的に判断することが重要です。

ポータブル電源の購入を考えている方は、長寿命で安全性が高いEcoFlowの製品導入をぜひご検討ください。リン酸鉄リチウムイオン電池採用により、10年以上の使用が可能です。

幅広いシーンで活躍!EcoFlowが販売するポータブル電源はこちら

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