本来、道の駅などでの車中泊は禁止されているのですが、最近はRVパークを併設した施設などが全国各地に作られており、一部では仮眠・休憩・宿泊も可能です。
サービスエリア・パーキングエリアでも車中泊可能な場合があり、旅人にとっては欠かせない施設となっているのではないでしょうか。
この記事では、車中泊はサービスエリア・パーキングエリアでできるのか、高速道路でのルールと注意点、心得をわかりやすく解説します。
サービスエリア・パーキングエリアでの車中泊について知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
車中泊はサービスエリア・パーキングエリアでできる?
サービスエリア・パーキングエリアでの車中泊は、許可されている場合と禁止されている場合があるため、事前の確認が必要です。
ここでは、車中泊はサービスエリア・パーキングエリアでできるのかについて詳しく解説します。
サービスエリアとパーキングエリアの違い
サービスエリア・パーキングエリアで車中泊できるかどうかを知る前に、両者の違いについて知っておきましょう。
通常、サービスエリアとパーキングエリアは備え付けの施設に違いがあります。
高速道路の施設は提供するサービスによって区分が定義されており、それぞれの定義を見るとどのような施設なのかがわかりやすいです。
- サービスエリア:休憩所・トイレ・駐車場・食堂・売店・給油所など施設が充実
- パーキングエリア:休憩所・トイレ・駐車場・売店などやや施設が限られる
どちらも高速道路を走るドライバーにとっては心強い味方ですが、備え付けられている施設の充実度が違うと言えるでしょう。
ただし、サービスエリアもパーキングエリアもドライバーのために作られているスペースであるため、どちらも高速道路で役立つオアシスには違いありません。
サービスエリアで車中泊はできる?
サービスエリアでは、車中泊できる場合とできない場合があります。
車中泊用のスペースが確保されている場合は泊まっても構いませんが、原則は仮眠・休憩で使用するのが目的とされているため、注意が必要です。
車中泊が許可されている施設でも、長距離ドライバーなど仕事で利用する人もいるため、迷惑にならないように気を付けましょう。
パーキングエリアで車中泊はできる?
パーキングエリアも、車中泊できるかどうかは施設によって変わります。
スペースが限られているだけに車中泊用の場所がないことが多く、稀に泊まれる場所はあるものの原則は仮眠用・休憩用とされるため気を付けておきたいです。
施設自体が少ないため、車中泊する際にはご注意ください。
なお、RVパークとは、車中泊ができるおすすめの場所・スポットについては他の記事でも解説しているため、あわせてご確認ください。
→RVパークとは?特徴やメリット、おすすめのRVパーク5選を紹介
→車中泊ができるおすすめの場所・スポットを紹介!注意点や選び方も解説
高速道路でのルールと注意点
高速道路を走行する場合、守るべきルールと注意点が複数あるため、事前に理解しておくことが重要です。ここでは、高速道路でのルールと注意点について詳しく解説します。
出発前に十分な睡眠を確保する
目的地までの間に高速道路を通る場合、出発前に十分な睡眠を確保するのが鉄則です。
寝不足での運転は交通事故の原因となるため、前日は6〜8時間の睡眠を確保しましょう。もし運転の途中で眠たくなったら無理せず仮眠・休憩を取り入れてください。
ちょっと寝るだけでも集中力が回復するため、眠気が出てきたら30分〜1時間ほど仮眠することを推奨します。
運転中は道路交通法を遵守する
高速道路での運転中は、道路交通法を遵守することが求められます。
常に前後左右に気を配り、交通事故を防ぐことがドライバーに求められるでしょう。運転中はイライラしても煽り運転などは避け、急ハンドル・急ブレーキも避けてください。
状況によっては相手から煽り運転の被害に遭う可能性があるため、証拠映像を残すためにもドライブレコーダーを設置するのが望ましいです。
定期的にトイレを済ませておく
サービスエリアやパーキングエリアを見つけたら、トイレを済ませておきましょう。
「まだ大丈夫」と思っても尿意・便意は突然やってきます。大人だけならまだしも子どもやお年寄りが同乗している場合は予測できないため、定期的にトイレに立ち寄りたいです。
高速道路は原則途中で立ち止まれないため、サービスエリア・パーキングエリアを見つけた段階でトイレに行くようにしてください。
到着後も気を抜かない
高速道路が終わって無事に到着しても、気を抜いてはいけません。
無事に自宅に帰ってくるまでが、車中泊です。むしろ、行きよりも帰りの方がストレスや疲労の蓄積によって注意力が散漫になりやすいため、注意が必要となります。
車中泊はホテルに泊まるよりも疲れが抜けない可能性があるため、決して無理はせずに仮眠・休憩・宿泊をうまく取り入れながら楽しみましょう。
なお、他の記事では車中泊を快適にする車選び、キャンピングカー生活のリアルな事情について解説しているため、あわせてご参照ください。
→車中泊を快適にするには車選びが超重要!おすすめの車と選び方を詳しく解説
→【憧れのキャンピングカー生活】リアルな事情と成功の秘訣
車中泊する際の心得
車中泊をする場合は、他の人の迷惑にならないようマナーを守ることが重要です。ここでは、車中泊する際の心得について詳しく解説します。
長期滞在しない
車中泊では、長時間滞在しないのが暗黙の了解となっています。
1〜2日くらいの滞在であれば問題ないとしているサービスエリア・パーキングエリアがあるものの、数日〜数週間に及ぶ滞在は原則認められていません。
どうしても長時間滞在が必要な場合はホテルに泊まるなど、ちゃんとした宿泊施設を利用するのが望ましいです。
駐車場で飲食はしない
サービスエリア・パーキングエリアの駐車場は軽食などであれば飲食してもほとんど何もいわれないのですが、バーベキューなど大掛かりなものは禁止されています。
専用のバーベキュー設備がある場所ならOKですが、何もない駐車場にコンロ等を広げるのはマナー的にNGです。
飲食物を落とすとサービスエリア・パーキングエリアが汚れるため、軽食であっても汚さないよう注意が必要となるでしょう。
洗面台で洗い物をしない
サービスエリア・パーキングエリアには洗面台が備え付けられている場合がありますが、食器や洗濯物など本来の用途以外での利用は禁止です。
洗面台は顔や手を洗うものであり、使用済みの食器や洗濯物を洗う場ではありません。
稀にお湯が出る洗面台で髪の毛を洗っている人がいるかもしれませんが、水道管が詰まる原因となるため、シャワーなどが完備されている温浴施設をご利用ください。
衣服を綺麗にしたい場合はコインランドリーの利用を推奨します。
騒音・振動を出さない
道の駅をはじめサービスエリアやパーキングエリアには、長距離ドライバーなどが仮眠・休憩している場合があるため、騒音・振動を出さないようお気を付けください。
日中はあまり気にしない人が多いですが、夜中は気にする人が多いです。
仕事で寝ている人は翌日に向けて体力・気力を回復させる時間と考えているため、早朝・深夜に騒がないよう注意しましょう。
エンジンのかけっぱなしや無意味なアイドリングは迷惑行為となるため、どうしても必要なとき以外はストップさせておくのが望ましいです。
騒音・振動はトラブルの原因になりやすいからこそ、周囲への配慮が求められます。
排水溝に汚物を流さない
車中泊で出た汚物は水道管の詰まりの原因となるため、サービスエリア・パーキングエリアの排水溝には流さないよう注意しましょう。
稀に排泄物の回収を請け負っている施設もありますが、許可なく流すのは避けたいです。
道中で溜まった汚物は自宅に持ち帰って処分しなければいけないため、専用の処理袋の準備が求められます。
無断で電源を使用しない
サービスエリア・パーキングエリアにある電源を無断で使用するのは、犯罪です。
よく道の駅の飲食スペースや休憩所のコンセントで充電している人を見かけますが、許可なく使用した場合は「電気窃盗」という罪に問われる場合があります。
トイレなどにコンセントがある場合も、勝手に充電してはいけません。
窃盗罪で警察を呼ばれる可能性がゼロではないため、どうしても充電したい場合はポータブル電源などを利用しましょう。
なお、車中泊におすすめのポータブル電源やキャンプで活用できるポータブル電源については他の記事で紹介しているため、あわせてご覧ください。
→【2024年必見】車中泊におすすめポータブル電源
→キャンプで活用!ポータブル電源
ポータブル電源があると車中泊が快適!
ポータブル電源があると車中泊がより快適になります。
例えば、スマホ・タブレット・パソコンの充電ができたり、サーキュレーターやドライヤーを使用できたりと活躍するシーンが豊富です。
他にも車中泊で役立つ家電を動かす電源となるなど、ポータブル電源は電源が取れない場所に持参したいアイテムの一つといえるでしょう。
最近では防災グッズとして購入する人が多く、緊急時の非常用電源として備えている人が少なくありません。
ポータブル電源があれば数日分〜10日分の電力を貯めておけるため、いざ大規模災害によって停電が発生しても安心ではないでしょうか。
なお、EcoFlowでは高速充電に対応したポータブル電源、EcoFlow DELTA 3 Plusなどを販売しているため、興味がある人はぜひ一度お問い合わせください。
EcoFlow DELTA 3 Plusは従来の製品と比べて充電性能が格段にアップしており、約56分の充電で100%の充電が可能です。家電の約99%に対応できるため、車中泊で電気が必要となる場面でも活躍します。
本体は持ち運びしやすいコンパクトなデザインで、安全性・耐久性にも配慮されているためアウトドアで利用したい人にも良いでしょう。
寿命は約10年で、丁寧に扱えば数年数十年と使えるため、普段の生活はもちろん今後の災害に備えて導入しておくのも良いかもしれません。
詳しくはEcoFlowの公式ホームページをご覧ください。
まとめ
車中泊はサービスエリア・パーキングエリアでできるのか、高速道路でのルールと注意点、心得を解説しました。
サービスエリア・パーキングエリアでの車中泊は、一部のみOKです。場所によっては許可されているものの禁止しているところも珍しくないため、注意が必要となります。
高速道路を運転する場合は十分な睡眠を確保し、道路交通法を遵守しましょう。
子どもやお年寄りが同乗している場合は定期的にトイレに立ち寄るなど、ドライブ自体にも気を付けておきたい点がいくつかあります。
車中泊をする場合は長期滞在しない、駐車場で飲食しない、洗面台で洗い物しない、騒音・振動を出さない、排水溝に汚物を流さない、無断で電源を使用しないなどいくつかの点をお守りください。
なお、より車中泊を快適にしたい場合はEcoFlowのポータブル電源をご検討ください。
当社ではEcoFlow DELTA 3 Plusをはじめ、高速充電に対応したポータブル電源を販売しています。持ち運びに便利なのはもちろん、高出力・大容量で家電の約99%に対応できるため、車中泊をより快適にしたい場合に便利です。
当社の製品は車の走行中にも充電できるため、運転を伴う車中泊との相性にも優れているといえるでしょう。
ポータブル電源があれば普段の電気代を削減するのはもちろん、リモートワークにも役立てられるため、ぜひ一度お問い合わせいただけると幸いです。
詳しい製品情報については、以下のリンクからご覧いただけます。