登山では、不測の事態に備えてスマホの充電を残しておくことが重要です。
何年も愛用しているスマホの場合はバッテリーが劣化していて、1日と持たずに充電切れを引き起こすことがあるため、モバイルバッテリーを持参して備えましょう。
この記事では、モバイルバッテリーが登山に必要な理由、選び方、充電を長持ちさせる方法、注意点をわかりやすく解説します。
モバイルバッテリーを登山に持参すべき理由について知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
モバイルバッテリーが登山に必要な理由
登山はトラブルがつきものであるため、常にスマホなどのデバイスを使用できる状態にしておくことが重要です。
ここでは、モバイルバッテリーが登山に必要な理由について詳しく解説します。
位置情報などのGPSを途絶えさせないため
モバイルバッテリーは、位置情報などのGPSを途絶えさせないために必要となります。
仮に遭難した場合はGPSなどの位置情報が生命線となりますが、電源が切れていると場所を特定できないため、遭難防止の観点からモバイルバッテリーが必要です。
毎年登山に出かけて遭難する人が一定数おり、直近数年のデータでも毎年3,000件ほど発生するなど、遭難は決して珍しいものとはいえません。
慣れている山でも状況次第では遭難するため、スマホの充電が切れないようモバイルバッテリーをご持参ください。
遭難してもすぐに位置情報を特定してもらえるよう、もしくはすぐに救助を要請できるようスマホの充電は十分な状態にしておきましょう。
カメラの使用によって充電が切れるため
登山ではカメラの使用によって充電が切れるため、モバイルバッテリーを持参すべきです。写真・動画を撮影するために何度もカメラを起動すると、すぐに充電がなくなります。
一度充電が切れると思い出の写真・動画を残せなくなるため、予備バッテリーとしてモバイルバッテリーを持参するのが良いでしょう。
気象情報の確認で充電を削られるため
登山では常に気象情報を調べておく必要がありますが、何度もスマホを使用すると充電が削られるため、適宜充電できるようモバイルバッテリーを持参するのが望ましいです。
山では気象情報の確認を怠れないため、常に充電できる環境にしておくことを推奨します。
緊急時の連絡で充電が必要となるため
登山では怪我をして身動きが取れなくなることがあるため、常にスマホから連絡できるようモバイルバッテリーを持参するのが良いでしょう。
連絡手段を失うと自体は急激に悪化するため、お守り代わりにモバイルバッテリーを持参してはいかがでしょうか。
暗闇での活動に備えるため
宿泊を伴う登山の場合、スマホのライト機能やラジオ機能を活用する人がいますが、ライトやラジオは充電を激しく消費します。
早朝や深夜に登山する場合は寒暖差によって電池を消耗しやすくなることもあるため、モバイルバッテリーを持参すべきです。
登山で使用するモバイルバッテリーの選び方
登山に持参するモバイルバッテリーは、安全に関するマークのあるもの、充電スピードの優れたもの、持ち運びやすいものを選ぶのが良いです。
ここでは、登山で使用するモバイルバッテリーの選び方について詳しく解説します。
安全に関するマークのあるものを選ぶ
登山に持参するモバイルバッテリーは、安全に関するマークのあるものをお選びください。
モバイルバッテリーの安全に関するマークはPSEマークと呼ばれ、2019年から義務化されています。PSEマークのないものは販売できないため、購入前に要確認です。
特に、リチウムイオン電池が組み込まれているモバイルバッテリーは圧力や衝撃によって爆発する可能性があるため、登山のように予期せぬダメージが加わりそうな場面では必須といえるでしょう。
もちろん、モバイルバッテリーが爆発する可能性はめったにありませんが、何度も落としたりぶつけたりすると可燃性ガスが発生する場合もゼロではありません。
そのため、モバイルバッテリーは安全性はもちろん、耐久性のあるものを選びましょう。
砂煙に巻き込まれそうな場合は防塵のもの、水に濡れそうな場合は防水のものという具合に選び分けるのも良いでしょう。
充電スピードの優れたものを選ぶ
充電スピードに優れたモバイルバッテリーは、すぐに充電して持ち込めて便利です。
荷物の支度をしている間に充電が完了する急速充電対応のモバイルバッテリーを選べば、急に登山に行くことになっても対応できます。
製品によってはEcoFlowのEcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (5000mAh)など、ワイヤレス充電に対応しているモデルもあるため、状況に応じてお選びください。
EcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (5000mAh)は、急速充電にもワイヤレス充電にも対応しているため、多種多様な場面で役立ちます。
登山だけでなく、その他のアウトドアやリモートワーク、緊急時の予備バッテリーとしても使用できるため、必要に応じて購入しておくと安心です。
商品情報については、公式ホームページをチェックしてみてください。
持ち運びやすいものを選ぶ
登山には、持ち運びやすいモバイルバッテリーが欠かせません。
荷物がかさばると気力も体力も削られるため、登山に持ち込むモバイルバッテリーは小さくて軽いものを選ぶのが望ましいです。
最近ではコンパクトサイズで軽量かつ小型のものが登場しているため、スマホを1回フル充電できる目安として5,000mAh前後のモバイルバッテリーを推奨します。
モバイルバッテリーのなかには10,000〜20,000mAhのものもありますが、泊りがけの登山でない限りは5,000mAhのもので十分対応できるでしょう。
出力・容量が十分なものを選ぶ
モバイルバッテリーは、出力・容量が十分なものをお選びください。
出力が多少不足していてもスマホくらいは充電できますが、他の家電に充電できないことがあるため、一定の出力を出せるものを選ぶべきです。
また、容量が足りないとタブレットやパソコンなど他のデバイスに充電できないこともあるため、一定の容量が求められます。
目安としては、日帰りの登山であれば5,000mAh、泊りがけの登山であれば10,000〜20,000mAhのものを選ぶようにしましょう。
モバイルバッテリーで充電できない原因とその対処法、正しい充電方法については以下の記事でも解説しています。
→モバイルバッテリーで充電できない原因とその対処法!長く使うためのコツも紹介
→モバイルバッテリーの正しい充電方法を解説!充電時の注意点や長く使うための工夫を紹介
ポート数で選ぶ
グループなど複数人で登山する場合、モバイルバッテリーのポート数で選ぶと安心です。
各自でモバイルバッテリーを持ち込んでも良いですが、家族などで登山をする場合は代表者が1人持っておくと荷物を抑えられます。
モバイルバッテリーによっては2〜3種類など複数のポートを備えているものがあるため、使用する人数に合うものを選ぶようにしてください。
- 入力ポート:USB Type-CポートとMicro USBポート
- 出力ポート:USB Type-AポートとUSB Type-Cポート
なお、入出力ポートにはいくつかの種類があり、ポートが合わないものは使用できないため注意しましょう。
モバイルバッテリーの使い方については以下の記事でも解説しています。
→モバイルバッテリーの使い方を徹底解説!正しい充電方法、充電時の注意点
登山でスマホの充電を長持ちさせる方法
登山でスマホの充電を長持ちさせるためには、電池を消費しにくいスマホを持ち込む、過充電・過放電を避ける、省エネモードにする、無駄遣いを控えることが重要です。
ここでは、登山でスマホの充電を長持ちさせる方法について詳しく解説します。
電池を消費しにくいスマホを持ち込む
電池を消費しにくいスマホを持ち込めば、充電を長持ちさせることが可能です。
最近では操作していない状態であれば数日充電が持つ機種の他、1日中操作していても充電が切れない機種もあるなど、スマホの充電性能がアップしています。
スマホの充電性能は日々改良が進められているため、充電を長持ちさせたい場合は電池を消費しにくいスマホをご持参ください。
過充電・過放電を避ける
スマホに限らず、各デバイスのバッテリーは過充電・過放電を繰り返すことで劣化するため、意識的に避けるのが望ましいです。
- 過充電:残量100%の状態で充電し続けること
- 過放電:残量0%の状態で放電し続けること
スマホのような生活必需品は過放電することはめったにありませんが、寝ている間に過充電となっていることがあるため、意識的に避けることを推奨します。
最近のスマホは過剰な充放電をしないよう工夫されていますが、一部の機種のなかには対応していないものもあるため、電池残量の管理には注意しましょう。
省エネモードにする
スマホによっては省エネモードが搭載されているため、電池残量が気になる場合は省エネモードに切り替えておくと良いです。
省エネモードは手動で設定できる他、先に設定しておくことで一定の電池残量になった瞬間に自動で切り替えるようにもできるため、うまくご活用ください。
無駄遣いを控える
スマホの充電を長持ちさせるためには、無駄遣いを控えることも忘れてはなりません。
スマホで音楽を聴いたり動画を観たりしながら登山するのはもちろん、カメラで写真を撮ったり動画を撮ったりするのも避けるべきです。
インターネットで調べものをしたり、ネットニュースを見たりするだけでもバッテリーはなくなるため、意識的に控えます。
無駄遣いさえしなければ、最近のスマホは1日充電を持たせられるでしょう。
登山でのデバイス使用の注意点
登山でデバイスを使用する際は、以下のことにご注意ください。
- 打撲や骨折などの怪我
- プライバシーの侵害
- よそ見での荷物の紛失
スマホを触りながら登山すると、誤って落ちたり滑って転んだりして怪我をします。打撲や骨折など、怪我の具合によっては身動き取れなくなることもあるため、注意が必要です。
また、最近よくあるのがプライバシーの侵害によるトラブルです。誰でも写真や動画を撮れるようになったことで、登山者同士のトラブルが発生しています。
他にも、よそ見していて荷物を紛失することがあるため、スマホの操作が必要な場合は一度立ち止まり、安全確認をした上で行ってください。
下山する際も、行きと帰りで足元の状況が変わるため、スマホの操作はやめましょう。
まとめ
モバイルバッテリーが登山に必要な理由、選び方、充電を長持ちさせる方法、注意点を解説しました。
登山をする際は、モバイルバッテリーがあると安心です。
位置情報をなどのGPSを途絶えさせないためだったり、カメラの使用によって充電が切れるためだったり、多種多様な場面でモバイルバッテリーが必要となります。
スマホで気象情報を確認したり、緊急時の連絡をしたり、暗闇で活動したりする場合も予備バッテリーとしてモバイルバッテリーがあると良いでしょう。
なお、EcoFlowでは高速充電にもワイヤレス充電にも対応している高性能モバイルバッテリー、EcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (5000mAh)を販売しています。
EcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (5000mAh)は、持ち出しやすいようコンパクトサイズとなっているため、登山に便利です。
ポケットに入れて持ち運べるため、アクティブに動き回る登山などでも重宝するでしょう。
当社の商品についてより深く知りたい人は、公式ホームページをご覧ください。