モバイルバッテリーの充電時間は、複数の計算式から算出可能です。
しかし、具体的にどのような式から充電時間を割り出せば良いのかわからない人もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、モバイルバッテリーの充電時間の計算方法、充電時間を左右する要素、平均、短縮方法、可能なスマホの充電回数をわかりやすく解説します。
モバイルバッテリーの充電時間について知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
モバイルバッテリーの充電時間の計算方法
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モバイルバッテリーの充電時間は、複数の式に当てはめることで計算可能です。ここでは、モバイルバッテリーの充電時間の計算方法について詳しく解説します。
充電時間=バッテリー容量÷充電電流×60
モバイルバッテリーの充電時間は、バッテリー容量÷充電電流×60で計算可能です。
仮にバッテリー容量が2,500mA、充電電流が500mAだった場合、2,500÷500×60=約300分(約5時間)が充電時間となります。
充電時間=本体の容量÷充電器のワット数
モバイルバッテリーの充電時間は、本体の容量÷充電器のワット数でも算出できます。
仮に本体の容量が50Wh、充電器のワット数が18Wだった場合、50÷18=約2.8時間(約168分)が充電時間となるわけです。
計算はあくまでも理論上のもの
ここで紹介した計算は、あくまでも理論上のものとなります。
実際は電圧・電流の関係で出力できる容量が変わる他、本体や充電器の状態によっても変わるため、簡単な式で厳密な充電時間は算出できません。
例えば、電圧・電流が強ければ充電速度が上がるものの弱ければ充電速度は下がる他、本体や充電器が劣化している場合も充電速度が影響を受けます。
そのため、厳密にどれくらいで充電できるのかを割り出すのは難しいです。割り出される数字は、あくまでも理論上の数字である点に注意が必要です。
モバイルバッテリーの充電時間を左右する要素
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モバイルバッテリーは、急速充電の有無や充電方法によって充電時間が左右されるため、注意が必要です。
ここでは、モバイルバッテリーの充電時間を左右する要素について詳しく解説します。
機器の状態
機器の状態によって、充電時間が左右されることがあります。
例えば、モバイルバッテリーや充電器が度重なる充放電によって劣化している場合、フル充電に通常よりも時間がかかる場合があります。
何度も充放電を繰り返すと機器が劣化して通常の充電時間では充電できなくなるため、もし充電に時間がかかると感じる場合は機器の劣化を疑うようにしましょう。
機器の容量
機器の容量によっても、充電時間が左右されることがあるため注意が必要です。
小さいモバイルバッテリーだとそもそもの容量が小さいためすぐに充電できるのですが、大きいモバイルバッテリーだと容量そのものが大きいためすぐには充電できません。
同じ蛇口からコップに水を入れるのとプールに水を入れるのとでは、満タンになるまでの時間が大幅に変わるのと同じです。
急速充電の有無
モバイルバッテリーは、急速充電の有無で充電時間が左右されます。
急速充電対応のモバイルバッテリーは充電時間が短いですが、急速充電非対応のモバイルバッテリーは充電時間が長いです。
製品によって充電速度は変わりますが、急速充電できるモバイルバッテリーは数十分あれば充電できるでしょう。
モデルによっては約30分でほぼ充電できるものもあります。逆に、急速充電できないモバイルバッテリーは充電に数時間かかるものもあるため、注意が必要です。
充電の方法
モバイルバッテリーは、充電の方法によっても充電時間が変わります。
充電器で充電する場合とUSBで充電する場合では、充電速度が変わるため、どのような方法で充電するのかは検討が必要です。
例えば、充電器では数時間で充電できてもUSBではよりかかることがあるため、充電方法を工夫することが求められるでしょう。
最近ではどのような充電方法でも急速充電できるモバイルバッテリーが登場していますが、ものによっては充電時間が左右されることがあると覚えておかなければいけません。
モバイルバッテリーの充電時間の平均
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モバイルバッテリーの充電時間は充電する環境によって変わるため、注意が必要です。
ここでは、モバイルバッテリーの充電時間の平均について詳しく解説します。
おおよそかかる充電時間
モバイルバッテリーは出力2A程度のAC充電だと、数時間で充電できます。
出力1Aの充電器では十数時間、出力0.5AのUSB充電では数十時間かかることもあるなど、充電する環境によって充電時間は千差万別です。
もちろん、急速充電対応のモバイルバッテリーは数十分で充電できますが、ものによっては時間がかかるものもあるためご注意ください。
充電時間は充電方法で変化
モバイルバッテリーの充電時間は、充電方法で変化します。
AC充電なのか、充電器なのか、USBなのかによって充電時間は数十分~数時間変化するため、平均を割り出すのは困難です。
バッテリー容量や充電電流、本体の容量や充電器のワット数でも変わるため、厳密な充電時間の平均は測れません。
モバイルバッテリーの充電時間の短縮方法
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モバイルバッテリーの充電時間を短縮したい場合、急速充電に対応したもの、PDに対応したものを使用すると良いです。
ここでは、モバイルバッテリーの充電時間の短縮方法について詳しく解説します。
買い替えを検討する
もしモバイルバッテリーを何年も使用している場合は、買い替えをご検討ください。
モバイルバッテリーは何度も充放電を繰り返すことで劣化し、最終的には充電できなくなります。平均すると1〜2年が寿命とされるため、耐用年数を超えている場合は要注意です。
最近は長寿命のモバイルバッテリーもありますが、本体や充電器が劣化すると充電時間が遅いと感じやすくなるため、頃合いを見て買い替えましょう。
急速充電に対応したものを使用する
急速充電に対応したものを使用すれば、充電時間を短縮できます。
急速充電は高電圧に対応した給電規格のことで、本体が発熱しやすくなるというリスクはあるものの、迅速な充電を可能としている規格です。
急速充電に対応しているモバイルバッテリーであれば、1時間ほどでフル充電できる場合があるため、急ぎで充電したい人に良いでしょう。
最近では急速充電対応のモバイルバッテリーが販売されているため、メーカーごとに比較検討しながら選ぶと良いです。
なお、急速充電対応のモバイルバッテリーを購入したにもかかわらず充電できない場合は、以下の記事をあわせてご確認ください。
→モバイルバッテリーで充電できない原因とその対処法!長く使うためのコツも紹介
→モバイルバッテリーの正しい充電方法を解説!充電時の注意点や長く使うための工夫を紹介
PDに対応したものを使用する
PDに対応したものを使用しても、充電時間を短縮できます。
PDはPower Deliveryの略で、USB Type-Cコネクタを使用した高速充電規格です。従来のUSBが最大7.5Wなのに対して最大100Wで給電できるなど、素早い充電が可能となります。
ものによっては最大240Wまでの給電を可能とするため、従来よりも大幅に充電時間を短縮できるでしょう。
なお、PD対応のモバイルバッテリーを初めて利用する場合は、以下の記事をあわせてご参照ください。
→モバイルバッテリーの使い方を徹底解説!正しい充電方法、充電時の注意点
モバイルバッテリーで可能なスマホの充電回数
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モバイルバッテリーでスマホを充電する場合、容量の単位であるmAhを参考にすると具体的に何回充電できるのかがわかります。
- 10,000mAhの場合:3,000mAhのスマホを2回充電可能
- 5,000mAhの場合:3,000mAhのスマホを1回充電可能
数字だけ見ると3,000mAhのスマホの場合、10,000mAhのモバイルバッテリーで3回は充電できそうに思えますが、単に各容量を割っただけでは厳密な充電回数は求められません。
モバイルバッテリーには実容量と呼ばれるものが存在し、本来持っているスペック値の6〜7割前後の力しか出せないとされています。
そのため、10,000mAhのモバイルバッテリーでも、3,000mAhのスマホを2回ほどしか充電できないわけです。
もちろん、日常生活で使用する程度であれば1回充電できれば十分なため、5,000mAhのモバイルバッテリーがあれば十分です。
むしろ、5,000mAhのモバイルバッテリーの方がコンパクトで持ち運びしやすいなど利便性の面で優れているため、必要となる状況に合わせて選ぶのが良いでしょう。
急速充電対応のEcoFlowモバイルバッテリー
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急速充電対応のモバイルバッテリーをお求めの場合は、EcoFlowのEcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (5000mAh)をご検討いただけると幸いです。
ここでは、EcoFlowが販売しているEcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (5000mAh)について紹介します。
Qi2対応でワイヤレス充電最大15W
EcoFlowのEcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (5000mAh)は、Qi2対応でワイヤレス充電でも最大15Wで充電できます。
急速充電と比べるとやや遅いですが、他のワイヤレス充電と比べると早いです。
7.5WのQi1の2倍の速さで充電できるため、すぐに充電したい人に良いでしょう。
約33分で充電できる急速充電30W
EcoFlowのEcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (5000mAh)は、約33分で0%から70%まで充電できる優れものです。
出かける支度をしている間に充電が完了するため、充電を忘れていてもすぐ対応できます。
1時間でほぼフル充電できるため、時間がない人に良いのではないでしょうか。
デバイスにくっつく強力マグネット
デバイスにくっつけられるよう強力マグネットを搭載しているEcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (5000mAh)は、場所を取りません。
スマホに直でくっつけて充電できるため、初心者でも簡単に扱えます。難しいことは一切ないため、初めてモバイルバッテリーを購入する人も安心です。
他にも、折り畳み式スタンドや内蔵スタンドがあったり、低温を維持する独自の構造だったり、温度センサーが1日432万回リアルタイムで監視していたりと安心して使用できる要素が満載です。
より細かな商品情報については、公式ホームページからご覧いただけます。
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まとめ
モバイルバッテリーの充電時間の計算方法、充電時間を左右する要素、平均、短縮方法、可能なスマホの充電回数を解説しました。
モバイルバッテリーの充電時間は、バッテリー容量÷充電電流×60、本体の容量÷充電器のワット数などの式で計算可能です。
ただし、充電時間は機器の状態、機器の容量、急速充電の有無、充電の方法などで左右されるため、厳密に平均時間を算出することはできません。
充電器やUSBなど充電する場所によっても変わるため、注意が必要となります。
なお、すぐに充電できるモバイルバッテリーをお求めの場合は、EcoFlowが販売しているEcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (5000mAh)をご検討ください。
EcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (5000mAh)は急速充電対応のモバイルバッテリーで、わずか33分で0%から70%まで充電可能です。
安全に使用できるよう過熱防止も徹底されているため、気になる人はぜひ気軽にお声がけください。
商品情報は、公式ホームページからご覧いただけます。