コテージは、自然に囲まれた環境で友人や家族とゆっくり過ごせる宿泊施設の一つです。
テントやキャンプ道具の準備が不要で、気軽にアウトドアを楽しみたい方、自然の中で快適に過ごしたい方を中心に人気を集めています。
しかし、「コテージを利用してみたいけど選び方がわからない」「ロッジやバンガローとの違いが知りたい」という方もいるのではないでしょうか。
この記事では、コテージの魅力や選び方、ロッジ・バンガロー・ペンションとの違いを解説
します。コテージについて知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
コテージとは
コテージとは貸別荘に近い宿泊施設のことで、一棟丸ごと借りられる施設です。
コテージは英語で「cottage」と書き、本来は農民や労働者の住居であった中世の農奴を意味する「cotter」に由来します。
コテージは、主に田舎や郊外などの自然豊かな場所、海沿いなどのロケーションがいい場所に建てられるのが一般的です。
電気、ガス、水道などのインフラも整っており、コテージによっては家具や家電などの生活用品、キッチンや調理器具、バス、トイレなどの設備もあります。
テラスではバーベキューができたり、夜になると星を楽しめたりなど、非日常を味わえることも魅力といえるでしょう。
コテージと一言でいってもいろいろな種類があり、一般住宅のような作りのものや、丸太で組まれたログハウスもあります。
コテージとその他の施設の違い
コテージは貸別荘に近い宿泊施設ですが、似たような施設もいくつかあります。ここでは、コテージとその他の施設の違いを解説します。
バンガロー
バンガローは、基本的に設備がない宿泊施設のことで木造の簡易な小屋であり、キッチンや生活用品などはありません。
トイレやお風呂も備え付けられておらず、他のキャンパーやバンガロー利用者と共用となっています。
電気は多くのバンガローで使用できて、冷暖房で気温調整できるケースも多いですが、場所によっては使用できないこともあります。
寝具に関しても自分で持ち込むか施設で借りるかになるため、キャンプに近い状態ですが、床があることから雨天や冬の寒さなど天候に左右されにくく快適に過ごしやすいです。
値段はコテージに比べると安価であるため、費用を抑えたい場合やよりリアルなアウトドア気分を楽しみたいときにおすすめです。
ペンション
ペンションは民宿のうち、建物が西洋風な外観・内装であり、家族経営によるおもてなしや西洋料理を提供する宿泊施設です。
バスやシャワー、トイレは共同で使用するのが一般的で、ヨーロッパでは低価格で泊まれる小規模なホテルのことをペンションと呼んでいます。
日本では避暑地や高原、スキー場などのリゾート地に建てられていることが多く、ホテルに比べてオーナーやスタッフ、宿泊客とのコミュニケーションをとりやすい特徴があります。
コテージとの違いは、管理人との接触が多いことや食事が提供されることです。
ロッジ
ロッジとは丸太で建てられた小屋のことであり、和訳すると「小屋、宿泊する」となります。
シャワーやトイレなどの最低限の設備は整っており、施設によっては寝具や冷暖房なども完備されています。
一方、家具や家電の生活用品はコテージに比べると簡略化されており、コテージとバンガローの中間に位置づけられる宿泊施設です。
ただし、コテージとの違いはあいまいな部分も多く、設備が充実しているロッジも多くあります。
→【初心者必見】キャンプ用品で人気のブランド・メーカー一覧!各ブランドの特徴を紹介
コテージの魅力を解説
コテージは、ファミリーやアウトドア初心者にも人気が高い宿泊施設です。ここでは、コテージの魅力を詳しく解説していきます。
プライベートを満喫
コテージのメリットは、自然の中に棟が配置されているため、周囲を気にせずアウトドアを楽しめることです。
基本的にコテージは一棟の建物を貸し切るスタイルとなるため、ホテルや旅館のように他のお客さんはいません。
周りの目を気にせず、プライベート空間で旅行やキャンプ気分を満喫できます。
また、管理人やスタッフと顔を合わせるのも基本的にはチェックインやチェックアウトのタイミングのみであり、それ以外は接点がほとんどありません。
グループで利用できるコテージも多く、家族や友人で特別な時間を過ごすことができます。
キャンプ初心者におすすめ
コテージはキャンプ場と同じようなロケーションで生活できることや、テントの設営が不要であるためキャンプ初心者におすすめです。
自然の中でゆったり過ごしたいシニア世代、アウトドアを体験したい子供がいるファミリー、アウトドアは好きでも寝るときは室内がいいなど、さまざまなニーズを満たします。
「キャンプに興味があるけど、まずは雰囲気に慣れたい」という方にもおすすめです。
→大人・子どもが楽しめるキャンプ遊び15選!注意点やおすすめグッズも紹介
快適な居住空間
コテージのメリットは清潔感がありエアコン付きが多く、コテージによってはウッドデッキや薪ストーブもついており、快適な居住空間で落ち着いた時間を過ごせることです。
キャンプ場にいながら普段と変わらない生活ができて、一歩外に出ると自然に触れることができます。
また、テントを建てないことから、雨の日や風が強く吹く日でも天候に左右されないことはコテージの魅力といえるでしょう。
冷暖房が完備されているコテージなら、季節も関係なく利用できます。
必要な道具が少ない
コテージは宿泊に必要な設備や生活用品が整っているため、寝袋やテント、調理器具などを持っていく必要がありません。
テラスでバーベキューを行うときも、バーベキューセットの一式などは施設でレンタルできるケースが多く、中には食材のセット販売しているところもあります。
簡単な準備や少ない荷物で気軽に楽しみたい方にも、コテージはおすすめです。
コテージの選び方
コテージは快適な居住空間が魅力ですが、施設により設備やサービスに違いがあります。
「ここは外せない」というポイントを理解しておかないと、当日慌てることになるかもしれません。ここでは、コテージの選び方を紹介します。
ゴミ捨て場
コテージを利用する場合、ゴミの管理体制がどのようになっているか事前に確認しておく必要があります。
標高の高い山や自然をコンセプトにしているキャンプ場の中には、ゴミ捨て場を設置しておらず、持ち帰りになっているところも少なくありません。
また、ゴミ箱が設置されていても「可燃ごみのみ」「ペットボトルや缶は持ち帰り」のように、一部のゴミしか対応していないこともあります。
コテージでは特に食事や飲料に関するゴミが発生しやすく、人数が多くなると量も多くなるため、事前にゴミ捨て場があるか確認しておくとよいでしょう。
トイレ
コテージはトイレが設置されている場合が多いものの、中には共用のトイレを使用するところもあります。
プライバシーやセキュリティの面で気になる場合は、トイレがあるコテージを利用しましょう。
また、トイレありのコテージがなく共用トイレの場合は、できるだけトイレから近いコテージを選ぶこともポイントです。
施設によってはコテージの設備を公開しているところもあり、その中でトイレの画像を掲載しているケースもあります。
「トイレの清潔さ」や「トイレの機能」などが詳細に記載されていれば、安心して利用しやすいでしょう。
寝具
ほとんどのコテージには何らかの寝具が備え付けられており、施設の公式サイトでも「寝具あり」と記載されている場合が多いです。
しかし、寝具の詳細については記載されていないことも多く、「マットはあるか」「毛布はあるか」などが気になる場合もあるでしょう。
基本的にホテルと同じように冷暖房で温度調整はできるものの、気になる場合は施設に確認しておくと安心です。
また、清潔感が気になる場合は実際に行ってみないとわからない部分であるため、大きめのタオルやブランケットなどを持ち込むのもよいでしょう。
キッチン
料理や手洗い、歯磨きなどのことを考えると、キッチンや水場がついているコテージがおすすめです。
多くのコテージにはキッチンや水場がついていますが、中には共有の炊事場や水場を使用するケースもあります。
キッチンや水場がない場合は、コテージエリアの近くにあるところを選びましょう。
また、包丁やまな板、お皿などの調理器具はコテージによって設置されているところもあれば、キッチンのみのところもあります。
調理器具がない場合は持参する必要があるため、事前に確認しておきましょう。
駐車スペース
コテージを選ぶときには、駐車場がすぐそばにあるか、荷物を運びやすいかなどもチェックしましょう。
キャンプに比べると荷物は少なくて済むものの、宿泊セットや食材、バーベキューセットなどを持ち込むとなると、持ち運びに何往復か必要になります。
駐車場がコテージから離れている場合は、荷物の持ち運び時に車の直付けができるか、スムーズに荷物を運べるかなどの確認も必要です。
また、駐車場が完備されていても車のサイズによっては離れた場所に駐車しなければならないケースもあるため、気になる場合は事前に施設に問い合わせておきましょう。
施設のサービス
コテージを利用する場合は、施設のサービスを確認しておきましょう。例えば、以下のようなサービスです。
- バーベキュー道具
- 薪や炭などの販売
- 入浴設備
- Wi-Fiサービス
- 食材、飲料の販売
なお、施設によってはサービスの利用時間が決まっているため、営業時間を確認したうえで利用しましょう。食材などは事前予約が必要になるケースもあります。
また、コテージによってはインターネットや電話が使えないケースもあります。
「コテージに到着したときにネットが使えないことを知った」とならないためにも、事前に確認しておきましょう。
→おすすめキャンプブログ15選!
→キャンプに必要な持ち物リスト!状況別・季節別の必要アイテムを紹介
コテージ利用のときもポータブル電源があると便利
コテージは電化製品やコンセントが完備されているところが多いですが、大人数で利用する場合には、スマホの充電や家電の使用時にコンセントが足りなくなるケースもあります。
また、コテージに行ってみるとコンセントがない可能性もゼロではないため、そのような事態に備えてEcoFlowのポータブル電源やソーラーパネルがあると便利です。
EcoFlowのポータブル電源は一般的な部屋のコンセント以外にも、ソーラーチャージャーや車のシガーソケットから充電することもできます。
さらに、世界最速の充電スピードを誇り、特許出願済みの技術で必要な電気をすぐに蓄えられます。
また、EcoFlowポータブルバッテリーのAC電源は家庭用コンセントと同じ純正弦波を採用し、周波数も50/60Hzの切替えが可能で、電化製品にダメージを与える可能性が低いのも特徴です。
軽量でキャリーハンドルもついていて女性でも持ち運びが簡単であるため、コテージから駐車場までの距離が離れていても安心です。
詳細は以下のリンクからご確認ください。
→EcoFlowのポータブル電源はこちら
→EcoFlowのソーラーパネルはこちら
まとめ
コテージの魅力や選び方、ロッジ・バンガロー・ペンションとの違いを解説しました。
コテージは生活用品や家電、家具などが一通りそろった宿泊施設で、キャンプ場と併設されていることが多く、気軽にアウトドアを楽しむことができます。
また、一棟の建物を貸切るスタイルとなるため、ホテルや旅館のように他のお客さんの目を気にすることなく、プライベート空間で旅行やキャンプ気分を満喫できます。
一方、コテージによって設備や生活用品の充実度は異なり、いざ訪れてみるとACコンセントの数が足りなかったり、ACコンセントが遠くにあったりなど不便に感じることもあります。
ポータブル電源があれば、屋外やACコンセントが近くになくてもいつでも電力の供給ができます。普段使いにも便利で持ち運び可能な重量であることや、どこでも使用できることがメリットです。利便性だけでなく、耐久性や静音性能にも優れています。
短時間で充電できるポータブル電源のEcoFlowで、コテージ生活を楽しみましょう。