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災害時なくて困ったもの|防災グッズリスト
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地震や台風などの自然災害が多く災害大国と呼ばれる日本では、災害への備えが重要です。
自分や大切な家族の命を守るためにも、日頃から防災グッズを用意して災害に備えておくことが大切ですが、防災グッズは種類が多く手当たり次第購入しているとキリがありません。
そこでこの記事では、災害時になくて困った防災グッズや、その反対にあると助かる防災グッズをご紹介します。
アンケートサイトinfoQの調査によれば、63%の人が防災グッズや被災時の生活用品を「準備していない」と回答していることがわかっています。日本国内では、毎年台風や豪雨などによる大きな災害が起こっているにもかかわらず、多くの方が備えをしていないのです。
またその一方で「災害時になくて困った」というグッズが多くあるのも事実です。
日本は災害が多く、例えば土砂災害の場合、1年間で約1500件以上も発生しています。
実際に災害に見舞われた場合、すぐに救援物資が届かなかったり、衛生面や健康面、安全面で問題が発生したりなど、命に危険が及ぶ可能性もあります。
災害は予想できないものであるため、「家には多少の食料がある」と安心するのではなく、日頃から備えておくことが重要なのです。
大規模災害の被災経験がある人に行ったアンケートでは1位「電気、ガスが使えない(照明や家電、スマートフォンが利用できない)」(56.2%)、2位「情報が届かない(テレビ、ラジオなどによる)」(29.2%)、3位「食料品が足りない」(24.2%)という結果になっています。
このアンケート結果によると、電気が使えないことやそれによってテレビやスマホなどが使えず情報が取得できないこと、そして食料不足に困ったという人が多いことがおわかりいただけるのではないでしょうか。
ここでは、これらを元に災害時に困ることについて解説していきます。
電気の供給が止まった冷蔵庫は、約3時間前後で保冷が出来なくなり、食品が傷みはじめます。とくに肉や魚、乳製品など常温保存が向かない食品は傷みやすいため、停電が長引くようであれば廃棄も考えなければいけません。
冷蔵庫の保冷期間を少しでも長く保つためにも、傷みやすい食材から調理して食べる、開閉を最小限にするなどの対策を取るようにしましょう。
緊急時の情報収集ツールとしてはスマホやラジオ、パソコンなどがあります。
災害時の情報収集は生死を左右する場合もあり、これらは家族や友人との安否確認の手段や天候情報をチェックするツールとして重要なものですが、いつ起こるかわからないため、電池残量が十分でないことも。
そのような事態に備え、日頃からモバイルバッテリーを複数台用意してしっかり充電しておく、ソーラー発電ができるポータブル電源などを用意する、乾電池の備蓄などの対策をとっておくことをおすすめします。
電気が使えないということは、部屋中の電気もつかず、日が落ちれば真っ暗になるということです。暗い部屋の中では、家具に当たったり転んだりしてケガをするリスクが高まるだけでなく、暗闇と静寂による不安にもつながります。
ロウソクやキャンドルは二次災害の可能性もあるため、懐中電灯やランタンなどの照明器具の準備がおすすめです。
災害に備えた防災グッズにはさまざまなものがありますが、「あれがなくて本当に困った」「◯◯を用意していたけどあまり必要なかった」など、実施に災害を経験してみて、初めて何がないと困るのかわかったという方も少なくありません。
ここでは、災害を経験された方の声をもとに、本当になくて困ったものをご紹介します。
ライフラインの断絶によりもっとも困るのは水の確保です。とくにトイレや洗濯、風呂など生活用水が確保できずに困ったという声が多いので、水分補給用だけでなく生活に必要となる最低限の水を備蓄しておく必要があります。
災害時の備蓄として必要な水の量は、飲料や食事用だけで大人1人あたり1日3リットルです。これを最低3日分、そのほかにお風呂やポリタンクに水を溜めておくなどして生活用水も備蓄しておきましょう。
水と同じく、生命の維持に欠かせないのが食料です。
缶詰やレトルト食品など、常温で長期の保存がきくものや、調理の手間がかからない栄養補助食品などを少なくとも3日分、1人あたり9食分以上は備蓄しておきましょう。
スマホが生活の中心となっている現代では、バッテリーや充電器がなくて困ったという声も多く聞かれます。
各自スマホ用の充電器を1台ずつは準備しておき、さらにラジオや懐中電灯にもなる多機能ラジオを用意しておくと、手回しやソーラーで充電、給電ができるので安心です。
電池交換式のスマホ用充電器や懐中電灯、ラジオなど、乾電池はさまざまな機器の駆動に欠かせないアイテムです。とくに単三電池や単四電池など汎用性の高い電池は、常に10本は備蓄しておきましょう。
近年、電子マネーやクレジットカードなどのキャッシュレス決済が普及し、現金をあまり持ち歩かない方が増えています。しかし、災害時は停電によって店のレジやATMが使用できず、現金で商品を販売する場合も。
そのため、日常的に使用しない場合でも、災害時に備えてある程度の現金は手元に用意しておきましょう。
視力が悪い方にとって、メガネやコンタクトレンズは生きていくために必要なもののひとつです。
普段コンタクトレンズを使用している場合、夜寝ているときに災害が起こってしまうと、裸眼のまま避難し、そのまま何日も過ごさなければならない可能性もあります。
そのような事態に備えて、まずはメガネを枕元に置き、予備のメガネとコンタクトレンズなどをセットにして防災バッグへ入れておきましょう。
冬の寒い時期に災害が起こった場合、暖房が十分でない避難所や車の中などで過ごさなければいけません。また、朝晩が冷え込む春や秋の災害も、寒さで体調を崩してしまう可能性があります。
まずは寒さに耐えられて防風性も高いダウンジャケットやウィンドブレーカーを準備し、ニット帽や手袋、厚手の靴下などの小物類も忘れず持っておくようにしましょう。
大規模な地震では、火災も同時に多くの場所で発生する恐れがあります。
火災では「初期消火」がもっとも重要です。キッチンなどから出火した場合に備えて、家庭用の消化器をひとつ備蓄し、使い方もしっかりと確認しておくようにしましょう。
赤ちゃんの必需品であるおむつ。災害時は洗濯ができない場合も多いため、普段は布おむつを使用している家庭でも、紙オムツを用意しておくことをおすすめします。
1日10枚使うとすると、最低でも3日分の30枚程度、さらに使用済みのおむつを入れられるビニール袋とお尻拭きも一緒に入れておきましょう。
災害時は、自宅や避難所でも電気がつかず、真っ暗な中で過ごすことも少なくありません。
スマホにもライトはついていますが、充電のことも考えると、懐中電灯やランタンなどがあった方が安心です。
用意する照明器具の目安は、各部屋に1灯と家族1人につき1灯以上です。照明器具の違いによってもそれぞれメリットがあるので、複数の種類を用意しておくとよいでしょう。
災害時は、お風呂に入れないことも多く、不衛生になりがちです。
清潔に避難生活を送るためにも、歯ブラシやドライシャンプー、女性の生理用品などを用意しておくことをおすすめします。
災害時は、いつ誰が怪我をするかわかりません。そのような事態に備え、絆創膏や包帯、ガーゼや消毒薬などの救急セットを用意することを忘れないようにしましょう。
さらに、総合風邪薬や整腸剤、鎮痛剤など体調不良に役立つ常備薬や、止血などに使えるサランラップも救急セットに入れておくと安心です。
災害時に困ったことの中で多かったのが、意外にも着替えに関する問題です。
とくに女性は「避難所では下着が干せない」「急な生理で衣類が汚れてしまった」など困ることが多く、なかなか言い出しにくいことも。
衣類の支援は、届くまでに数日から1週間程度かかることが多いため、いざというときに備えて着替えを数着は用意しておくことをおすすめします。
大切な家族の一員であるペットの防災用品も、なくて困ったという声が多く聞かれます。
時と場合によっては、ペットと離れて避難生活を送らなければいけません。動物の救護については、県や自治体の迅速な対応はあまり期待できないので、ペットのための防災用品や食料の備蓄も考えておきましょう。
被災中の慣れない避難生活は、ただでさえストレスが溜まるもの。
ここでは「これがあって本当によかった」と、実際に被災した方が自宅に備えてあって本当によかった思うことの多いグッズを紹介します。
避難生活では、普段の生活とは異なる環境で過ごすことによる緊張や、家族以外との共同空間での睡眠など、眠りを妨げる要素がたくさんあります。
少しでも安眠するために、アイマスクや耳栓など光や音を遮るアイテムを用意しておくと、苦しい避難生活が楽になるでしょう。
真冬に災害が起こって避難した場合、電気やガスもなく暖房が使えなくなることもあります。避難所や車内などで寒さに耐えなければならない状況は、精神的にも体力的にも非常に辛いものです。
そのような場合、温かい膝掛けや毛布などの防寒具があると、心と体の休まり方が全然違います。
災害時に温かい食べ物が食べられることは、精神面と体力面の両面からみても重要です。
最近ではIHコンロを設置している家庭も増えてきており、普段の生活の中でガスコンロやカセットボンベを使用する機会は少ないですが、災害時にこれらがあると非常食を温めたりお餅や野菜を調理したりできて非常に助かります。
また、カセットコンロでお湯を沸かせば、哺乳瓶や調理器具などの煮沸消毒もできたり、温かいタオルで体を拭いたりできるなど、衛生面でも安心です。
「排泄」は、災害時に直面する大きな問題のひとつです。自宅のトイレはもちろん、公衆トイレや避難所のトイレすら普段通りに利用することが難しい可能性もあります。
最悪の場合、新聞紙や猫砂とポリ袋などで簡易的な代用品を作ることも可能ですが、市販の簡易トイレを1日5回×1週間分を家族の人数分備蓄しておくと安心です。
近年、防災用具のひとつとして注目されている「ポータブル電源」。
ポータブル電源とは、簡単にいうと大きな充電器のことで、内蔵されたリチウムイオン電池などに外部から電力を充電しておくことで、ためた電力を使用する機器です。
スマホを充電するだけのものと思われている方も多いようですが、容量や出力が大きいため、パソコンや扇風機はもちろん小型の炊飯器などにまで使用できます。
災害で停電になったときにおすすめなのが、圧倒的な用量と出力を兼ね備え、電気を安全に供給できる便利なEcoFlow社の「DELTA Pro」です。容量3,600Wh、定格出力3,000Wと大容量の「DELTA Pro」なら、停電時にポータブル冷蔵庫なども使用できて非常に便利です。
また、持ち運びも可能なので、野外で避難生活を送る場合にも役立ちます。
日本には四季があり自然にも恵まれていますが、その一方で地震や台風をはじめとする大規模な自然災害が起こるかわかりません。
何らかの自然災害によって避難生活を送らなければならない場合、電気やガス、水道などのインフラが使用できなくなったり、生活物資が入手できなくなったりすることもあります。
そのような事態に備え、日頃からしっかりと備えておきましょう。