災害の発生に備えて、防災用モバイルバッテリーを備えておくと安心です。
しかし、防災用モバイルバッテリーにはメリット・デメリットの両方があるため、それぞれの利点・欠点をあらかじめ知っておくことが重要となるでしょう。
この記事では、防災用モバイルバッテリーのメリット・デメリット、スマホの他の充電方法をわかりやすく解説します。
防災用モバイルバッテリーについて知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
防災用モバイルバッテリーのメリット
防災用モバイルバッテリーは、いつでもどこでもスマホを充電できる点、急速充電できるよう進化している点、複数の端末に対応できる点などがメリットです。
ここでは、防災用モバイルバッテリーのメリットについて詳しく解説します。
いつでもどこでもスマホを充電できる
防災用モバイルバッテリーがあれば、いつでもどこでもスマホを充電できます。
スマホは災害時の情報収集に役立つ他、照明器具や連絡手段としても役立つため、充電切れには気を付けておきたいです。
携帯して使用できる防災用モバイルバッテリーがあればスマホの電池が切れてもすぐに充電できるため、電池残量を気にしなくて済むでしょう。
ただし、防災用モバイルバッテリー自体の電池が切れるとスマホの充電そのものができなくなるため、無駄遣いしないよう十分ご注意ください。
急速充電できるよう進化している
最近の防災用モバイルバッテリーは改良が重ねられており、従来の製品と比べても素早く充電できるよう進化しています。
以前は充電しながら操作を行うと永遠に充電が終わらないことが稀にありましたが、今ではすぐにフル充電できるため、気兼ねなく使用可能です。
急速充電できれば、緊急でスマホが必要となっても、ある程度は安心できるでしょう。
もちろん、急速充電とはいっても防災用モバイルバッテリーによっては若干時間がかかるものがあるため、製品ごとの性能については事前に確認しておいてください。
複数の端末に対応できる
防災用モバイルバッテリーは、タブレット・パソコンなど複数の端末に対応できます。
一部の製品はスマホのみに対応しているものもありますが、最近では複数の端末を同時に充電できる防災用モバイルバッテリーもあって便利です。
災害時はスマホだけだと心許ないため、より万全な防災を行うならタブレット・パソコンにも対応できる防災用モバイルバッテリーを備えておきましょう。
防災用モバイルバッテリーによってはゲーム機の本体を充電するのに使用できるものもあるため、上手にご活用ください。
なお、他の記事ではポータブル電源とは、蓄電池とはについて解説しているため、あわせてご確認ください。
→ポータブル蓄電池とは?メリット・デメリット、製品の選び方を徹底解説
→蓄電池とは?放電と充電の仕組み、メリット・デメリットを徹底解説
防災用モバイルバッテリーのデメリット
防災用モバイルバッテリーは、高出力・大容量のものは持ち運びがやや大変な点、衝撃や落下によって壊れることがある点、本体の充電が必要となる点などがデメリットです。
ここでは、防災用モバイルバッテリーのデメリットについて詳しく解説します。
高出力・大容量のものは持ち運びがやや大変
防災用モバイルバッテリーは高出力・大容量となればなるほど大きさ・重さが増えるため、持ち運びがやや大変な場合があります。
製品によっては小さくて軽いものもありますが、コンパクトなものは使用できる回数や頻度が減る可能性があるため、どちらを取るかを考えつつ比較検討が必要です。
一方、最近では高出力・大容量でありながら小型かつ軽量で持ち運びやすいものも開発されつつあり、今後さらに便利な製品が登場するかもしれません。
それでも、防災の観点では防災用モバイルバッテリーはやや中途半端な立ち位置となるため、より災害に備えるならポータブル電源をご購入ください。
ポータブル電源ならほとんどの家電に対応でき、出力・容量ともに期待できるでしょう。
衝撃や落下によって壊れることがある
防災用モバイルバッテリーは、衝撃や落下によって壊れることがあります。
繊細な機器だけにちょっとした衝撃や落下で機能しなくなる可能性があるため、取り扱いには十分に気を付けなければいけません。
水没させたり乱暴な扱いをしたりすると発火・爆発の恐れがあるからこそ、くれぐれも叩いたり落としたりすることのないようご注意ください。
もちろん、丁寧に扱ってさえいれば寿命以外で壊れることは滅多にないため、故意に衝撃を与えたり落下させたりしないよう適切な管理が必要です。
本体の充電が必要となる
防災用モバイルバッテリーを使用するには、本体そのものを充電しなければいけません。
本体の充電がなければスマホの充電もできないため、大規模災害によって停電が発生した場合は電池が切れて役に立たなくなることがあるでしょう。
災害はいつどこで発生するかわからないため、いざ持ち出したとしても「電池が切れていた」ということは往々にしてあります。
そのため、防災用モバイルバッテリーは常に充電を満タンにしておくことが必要です。
場合によってはポータブル電源と組み合わせて常にスマホを充電できる環境を作っておくなど、防災環境を整えることが重要ではないでしょうか。
なお、モバイルバッテリーの使い方、正しい充電方法については他の記事で解説しているため、あわせてご参照ください。
→モバイルバッテリーの使い方を徹底解説!正しい充電方法・充電時の注意点
→モバイルバッテリーの正しい充電方法を解説!充電時の注意点や長く使うための工夫を紹介
スマホの他の充電手段
スマホは災害時に何かと便利なツールであるため、防災用モバイルバッテリーでの充電の他に複数の充電手段を確保しておきたいです。
ここでは、スマホの他の充電手段について詳しく解説します。
乾電池式の充電器で充電する
スマホは、乾電池式の充電器で充電が可能です。乾電池式の充電器があれば、電池残量を気にせず簡単にスマホを充電できます。
乾電池式は電池だけで充電できる仕組みとなっているため、防災用モバイルバッテリーやポータブル電源を持っていない人も安心です。
防災用バッグに乾電池と充電器を忍ばせておけばすぐに充電できるため、1〜3セットほど備えておくと良いでしょう。
シガーソケットから充電する
スマホは、シガーソケットから充電するのも良いでしょう。
車があればシガーソケットから簡単にスマホを充電できるため、いざというときに役立ちます。電気自動車であれば本体が蓄電池代わりになり、ライフラインの断絶も防げます。
電気自動車はエコやSDGsに貢献できるだけでなく防災にもつながるからこそ、予算に余裕のある人は災害への備えとして導入しておくのが良いかもしれません。
USBポートから充電する
スマホは、USBポートから充電しても良いかもしれません。
USBポートのあるデスクトップPCやノートPCの場合、接続するだけでスマホを充電できる可能性があります。要するに、各デバイスで充電を共有できるわけです。
電力供給源となるデスクトップPCやノートPCそのものの充電がないとスマホへの給電はできませんが、停電が発生した直後であればある程度は残っています。
充電するためにはスマホと各デバイスを接続するケーブルが必要となるため、あらかじめ災害への備えとして購入しておくと良いでしょう。
太陽光パネルから充電する
携帯できる太陽光パネルがあれば、ちょっとした充電に使用できます。充電を満タンにするほどの性能は期待できませんが、緊急時の充電には有効です。
他の充電方法と比べると心許ないですが、ないよりはあった方が良いため、保険として持っておくのが良いのではないでしょうか。
なお、中型〜大型の太陽光パネルを自宅に設置している場合、蓄電池と組み合わせることで電力供給源にできるため、活用次第では災害時にも役立ちます。
今後大規模な災害が発生すると予測されている最近の状況を加味すると、太陽光発電と蓄電池の導入はライフラインを守る要となるはずです。
もし太陽光パネルを導入するなら、本格的な設備を導入してみてはいかがでしょうか。
手回しで充電する
手回し式の充電器があれば、電源が一切ない場所でも充電できます。ハンドルを回すのはやや大変ですが、ゼロから電気を生み出せるのは心強いです。
災害の規模によってはライフラインが壊滅し、数日〜数週間ほど停電が続く状況もあるわけですが、手回し式の発電機があればスマホの充電も難しくはありません。
フル充電まで行うとなるとかなりハンドルを回さなくてはいけませんが、1つあるだけでも安心ではないでしょうか。
なお、他の記事では家庭でできる備え5選、停電時にまずやるべきこと6選について解説しているため、あわせてご覧ください。
→【停電対策ガイド】家庭でできる備え5選!停電対策グッズや夏の対策も紹介
→停電時にまずやるべきこと6選!事前対策と注意点も解説
電源ごと持ち歩くならポータブル電源
電源ごと持ち歩くなら、ポータブル電源が便利です。
ポータブル電源はモバイルバッテリーの強化版のような製品で、あらかじめ充電しておくことで緊急時の非常用電源となります。
製品によっては高出力・大容量でほとんどの家電に対応できるものが多く、数日〜10日分の電気を貯められるものも少なくありません。
電源の取れない場所でも使用できるため、単に防災用としてだけでなくアウトドア用やリモートワーク用としても役立つでしょう。
コンパクトで持ち運びできるタイプのポータブル電源は心強い防災アイテムとなるため、万全を期すなら常にフル充電にして災害に備えておきたいです。
太陽光発電と互換性のあるポータブル電源であれば、自家消費して電気代を削減したり、売電して副収入を得たりと幅広い場面に用いられます。
なお、EcoFlowではEcoFlow DELTA 3 Plusなど、高出力・大容量のポータブル電源を取り揃えており、防災グッズとして定評を集めています。
EcoFlow DELTA 3 Plusは高速充電に対応していてほとんどの家電に対応できるため、災害時はもちろん平時にも便利です。
アプリと連携すれば日々のエネルギー管理が簡単にできるため、気になる人は一度お問い合わせください。
まとめ
防災用モバイルバッテリーのメリット・デメリット、スマホの他の充電方法を解説しました。
防災用モバイルバッテリーは、いつでもどこでもスマホを充電できる点、急速充電できるよう進化している点、複数の端末に対応できる点などがメリットです。
反面、高出力・大容量のものは持ち運びがやや大変な点、衝撃や落下によって壊れることがある点、本体の充電が必要となる点などがデメリットとなります。
購入を検討中の人は、上記のメリット・デメリットを比較しつつ選びましょう。
なお、大規模災害が発生した場合、停電によって電気が使えなくなる可能性があるため、より万全を期すならポータブル電源などがあると安心です。
ポータブル電源は持ち運びできる蓄電池で、電力供給源として役立ちます。
停電の状況によっては復旧まで数日~数週間かかることもあるからこそ、防災用モバイルバッテリーやポータブル電源を供えておくと安心ではないでしょうか。
EcoFlowでは、EcoFlow DELTA 3 Plusをはじめ持ち運びできるポータブル電源を多数取り揃えているため、防災を徹底したい人はぜひ一度ご相談ください。
当社の製品は1回の充電で10日分程度の電力を貯められる他、コンパクトで持ち運びやすく、避難生活などにも便利です。
製品自体は安全性・耐久性を考慮して頑丈に設計されており、家・外問わず利用できます。
詳しい製品情報については、公式ホームページをご覧ください。