ポータブル電源といえば、災害やアウトドアで電気が必要になったときに使用する「非常用の電源」とイメージする方も多いのではないでしょうか。
近年はポータブル電源を普段使いに導入する人も増えており、料理や電気代の節約など、その目的もさまざまです。もちろん、ポータブル電源を普段使いしながら防災やアウトドアに使用することもできます。
この記事では、ポータブル電源を普段する事例やメリット、選ぶ方法などを紹介します。
ポータブル電源に興味がある方、購入を検討している方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
ポータブル電源とは
画像出典元:https://jp.ecoflow.com/pages/delta-solar-generator
ポータブル電源とは、モバイルバッテリーよりも大容量であり、コンパクトな設計で持ち運びや長期保管に適したバッテリーのことです。
容量の大きさに加えてAC電源も搭載しているため、停電時やキャンプ、車中泊などのアウトドアにおいても一般的な電化製品を使用できるメリットがあります。
また、ポータブル電源によってはAC電源だけでなく、さまざまなデバイスにも給電が可能で、スマホやカメラなどの機器への充電も可能です。
ちなみに、ポータブル電源はインバーターを使用し、DC12V直流電力をAC100V交流電力に変換することで実現しています。また、ACコンセントからだけでなく、ソーラーや車のシガーソケットから充電できることも特徴です。
ポータブル電源の普段使いの例
画像出典元:https://jp.ecoflow.com/pages/delta-solar-generator
アウトドアや防災に重宝するポータブル電源ですが、普段使いにも活用できます。ここでは、普段使いの例をいくつか紹介します。
深夜や早朝に充電し電気代を節約する
契約している電気代のプランが深夜や早朝に割引されるプランなら、ポータブル電源を活用することで電気代の節約ができるケースがあります。
具体的には、電気代が安くなる時間帯にポータブル電源を充電し、通常料金になる日中に使用するというものです。1回あたりの節電効果は少ないものの、継続することで電気代の節約につながります。
また、ソーラーによる充電に対応しているポータブル電源であれば、昼間に無料で充電して家庭用家電に使用することも可能です。シガーソケットに対応しているタイプであれば、車の移動時に充電するのもよいでしょう。
自宅キャンプを楽しむ
ポータブル電源は自宅キャンプを楽しむ際にも使用できます。
近年、ベランダとグランピングを掛け合わせたベランピングと呼ばれる自宅キャンプを行う人が増えており、「キャンプに出かけられないけど家でキャンプを味わいたい」人を中心に人気が高まっています。
自宅や庭にテントを設置してポータブル電源を持ち込めば、スマホの充電や扇風機、プロジェクターなどさまざまな電化製品が使用できます。自宅から延長コードを延ばさなくても電気が使用できて、キャンプ場にいるような雰囲気が楽しめるでしょう。
また、キャンプとまではいわなくても、自宅や庭に椅子やテーブルを並べて、ゆっくり過ごすという楽しみ方もあります。その際にもポータブル電源があれば、屋外で調理したり、ランタンを使って雰囲気を演出したりなども可能です。
庭やバルコニーでの電源確保
庭やバルコニーでの作業やイベントでも、ポータブル電源があると便利です。
DIYやガーデニングなどの電化製品を使用したい場合に、住宅の外部電源の位置や数によっては電源の確保が難しいこともあるでしょう。ポータブル電源があれば、場所に関係なく草刈り機を使ったり、電動ノコギリを使ったり、扇風機を使うこともできます。
特にコード式の電動工具を行ううえで、近くにACコンセントがあることは心強いといえるでしょう。また、ポータブル電源にソーラーパネルの接続を行うことで、太陽光を利用して充電することも可能です。
テーブル料理に使用する
ポータブル電源はホームパーティーなどのテーブル料理にも活用できます。
テーブル料理はホットプレートやたこ焼き、卓上フライヤーなどを利用し、卓上で料理を楽しむことで、近くにACコンセントがないときにポータブル電源が便利です。また、ACコンセントがあってもテーブルとコンセントの距離が長いと、足を引っかけてコードが損傷するリスクもあるため、安全に料理を楽しみたいときにも役立ちます。
また、ホームパーティーの場合は料理以外にもホームプロジェクターで映画をみたり、スピーカーで音楽をかけたりなどもできるでしょう。参加者が多い場合は、客人のスマホ充電に使用することもできます。
アウトドアや外出時に使う
ポータブル電源はキャンプや夜釣りなどのアウトドア、旅行中の機器や生活家電の使用などにも便利です。
例えば、夜釣りなら投光器を使用して魚を集めたり、旅行中なら車の移動中にスマホの充電やポータブル冷蔵庫として利用したりもできます。
また、シガーソケットからの充電に対応しているポータブル電源なら、車に積載しておくことで遠距離の移動時に充電が可能です。
車のエンジンを切っているときに車内の電子機器を長時間使用するとバッテリーがあがりやすくなるため、バッテリーを使わなくても済むようにポータブル電源バッテリーを用意しておくとよいでしょう。
バックアップ電源として使える
ポータブル電源はバックアップ電源としても使用できます。
バックアップ電源とは内部にバッテリーを持つ電源のことで、停電トラブルに対応するための装置です。主要電源が落ちたときや停電が発生したときに電力を供給する役割があり、これによって、機器の動作を安定して必要な電力を瞬時に供給できるようになります。
作業中に停電が発生してパソコンが使えなくなったときも、バックアップ電源として使用できます。
→家庭でできる6つの停電対策!ポータブル電源を用いた対策も併せて解説
→ポータブル電源で節電しよう
普段使いでポータブル電源を選ぶコツ
ポータブル電源にはさまざまな種類があるため、用途に応じた選び方がポイントになります。ここでは、普段使いでポータブル電源を選ぶコツを紹介します。
長期保証がついている
ポータブル電源を普段使いで使用する場合、使用頻度が多くなるため長期保証がついている製品を選ぶこともポイントの一つです。
製品によってはポータブル電源の寿命が短い場合があり、すぐに故障して修理や買い直しが必要になります。
寿命が長い電池が使用されているポータブル電源を選ぶことも重要ですが、どれだけ大切に扱っていても故障するリスクはゼロにならないため、保証の有無や期間にもこだわって選ぶとよいでしょう。
一般的なメーカー保証だと購入してから1年のところが多いですが、中には3年や5年保証に対応している製品もあります。普段使いでポータブル電源を選ぶなら、できるだけ保証が長いものを選んでおくと安心です。
簡単に持ち運べる
ポータブル電源を普段使いする場合は、さまざまなシーンでの使用を想定し、持ち運びやすいものを選ぶことが大切です。
一方、軽すぎるポータブル電源の場合だと容量が少ないこともあるため、容量と重さのバランスを考える必要もあります。
持ち運びに便利な保護ケースがついているタイプなら、アウトドアやキャンプに使用する際も便利です。大きすぎると置き場所に困る場合があるため、スペースを先に確保しておきましょう。
使用シーンに適した容量がある
ポータブル電源を普段使いで購入するなら、使用シーンに合わせた選び方がポイントになります。
容量が少ないポータブル電源は小型で持ち運びしやすいメリットがありますが、一方で使用したい電化製品が使えないこともあります。消費電力が大きい電化製品の使用を検討している場合は、事前に容量をチェックしておきましょう。
そもそも、ポータブル電源のバッテリー容量は「Wh」という数値で表わします。仮に消費電力が700Wのたこ焼きを1時間使用する場合は700Wh消費です。
以下にポータブル電源の普段使いで使われやすい電化製品の消費電力を紹介します。
- ミキサー:150W~
- デスクトップパソコン:150W~
- 電気ポット:700W~
- コーヒーメーカー:450W~
- 冷蔵庫:150W~
- 洗濯機:500W~
- 扇風機:50W~
- 電気毛布:50W~
- ドライヤー:600W~
- テレビ:60W~
- こたつ:600W~
例えば、1,000Whのポータブル電源なら、デスクトップパソコン(150W)、冷蔵庫(250W)、こたつ(600W)を1時間稼働できる計算です。
普段使いだけでなく、防災やアウトドアなどさまざまなシーンで使用する場合は、500Wh~1,000Wh以上のポータブル電源をおすすめします。
また、ポータブル電源を用いて電化製品を稼働する際には、ポータブル電源の定格出力と調理家電の消費電力の両方を確認しましょう。消費電力の高い電化製品を使用するためには、ポータブル電源の定格出力がその数値を超えている必要があります。
出力ポートが多い
ポータブル電源を普段使いする場合、出力ポートの種類や数もチェックしましょう。
出力ポートの種類としては、主にACコンセントやUSBポートなどがあります。ACコンセントは電化製品を使用する際に必要となるものです。
スマホの充電を目的としたモバイルバッテリーや容量が小さいポータブル電源だと、USBポートしかついていない場合がありますが、USBポートのみだと用途が限られるため注意しましょう。
また、ホームパーティーや車中泊などで複数の電化製品を使用する場合、出力ポートが多いポータブル電源がおすすめです。
緊急時の使用も想定して選ぶ
ポータブル電源は普段使いとしてだけでなく、緊急時の使用も想定して選ぶとよいでしょう。
日本では毎年のように台風や集中豪雨、地震などが発生しており、いつどこで災害に巻き込まれるかわかりません。災害が発生して大規模停電が発生すると電気が使用できなくなり、復旧するまでに長い時間を要する場合もあります。
そんなときにポータブル電源を普段使いしていると、災害や停電時にも電化製品の使用が可能です。ソーラー充電に対応しているポータブル電源であれば、繰り返し使用できます。
また、停電によるリスクとして熱中症や低体温症などがあります。そのため、夏場であれば冷蔵庫や冷房、扇風機、冬場であれば暖房器具の使用は欠かせないため、これらを稼働できる容量のポータブル電源を選ぶことが望ましいです。
→小型ポータブル電源の魅力や使い方は?おすすめの商品も紹介します!
→ポータブル電源は防災グッズとして必要なのか?用意すべき5つの理由
普段使いにおすすめのポータブル電源
普段使いにおすすめのポータブル電源は、EcoflowのDELTA 2(デルタ 2)です。バッテリー容量1,024Whのパワフルなポータブル電源で、AC6口を含む合計15ポートが備わっており、1,500Wの高出力にも対応しています。
一般家電の90%以上を動かすことができるため、どのようなシーンでも電化製品を稼働させることが可能です。
また、一般的なポータブル電源だと80%までの充電に約5時間~約9時間が必要であるのに対し、DELTA 2はその約7倍速の50分で充電可能です。思い立ったときにすぐ行動したい場合、ポータブル電源をフル活用してバッテリーがすぐになくなる場合も、即座に充電して使用できます。
充電方法も、AC充電やシガーソケット充電、ソーラーパネル充電、スマート発電機充電などがあります。商品到着後5年間保証もついており、品質やアフターサービスも万全です。
詳細は以下のリンクをご確認ください。
まとめ
ポータブル電源の普段使いの事例や選び方などを解説しました。
アウトドアや防災で注目されているポータブル電源ですが、普段使いにも活用できます。一方、普段使いとなると使用頻度や使用する電力も多くなるため、用量や保証の長さ、出力ポートの数などにもこだわって選びましょう。
普段使いでポータブル電源を選ぶなら、Ecoflowが販売しているDELTA 2(デルタ 2)がおすすめです。一般家電の90%以上の稼働が可能で充電時間も早く、さらに5年保証のサービスもついています。
また、ソーラーパネル充電にも対応しているため、災害や停電などの緊急時にも使用可能です。さらにリン酸鉄リチウムイオン電池搭載で安心の長寿命を実現し、安全で安心のバッテリー稼働をサポートします。
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