アウトドアや緊急時に活躍するポータブル電源。導入すれば、もしもの事態への備えとなる、アウトドアがより快適になるなど、さまざまなメリットが見込めます。しかし、その一方で一部デメリットが存在するのも事実です。
「魅力的とは聞くけど、本当にポータブル電源は必要なのだろうか?」という疑問を抱えている方もいるでしょう。そこで今回は、ポータブル電源が必要な理由、導入するメリット・デメリットを詳しく解説します。
最後までご覧になれば、自身にとってポータブル電源が本当に必要なのかどうかがわかります。
ポータブル電源の利用シーン
最近注目されているポータブル電源は、どのようなシーンで活躍するのでしょうか?キャンプや車中泊、レジャーなどをイメージしがちですが、ポータブル電源の利用シーンはアウトドアだけではありません。
アウトドア以外にも、日常生活における電力供給で電気代の節約、緊急時における非常用電源としての災害対策などが挙げられます。また、ソーラーパネルと組み合わせることで、電気代の節約へとつながり、さらには電力会社との契約を断つ「オフグリッド」の実現にも一歩近づきます。
とはいえ「モバイルバッテリーで良いのでは?」という意見もあるでしょう。外出先に持ち運べるという点では、モバイルバッテリーでも同じ役割を果たしてくれますが、双方ではバッテリー容量と定格出力が大きく異なります。
モバイルバッテリーはスマホやパソコンの充電程度なら行えますが、一般家電を動かすためのパワーは備わっていません。バッテリー容量が大きく、定格出力が十分なポータブル電源だからこそ、アウトドアや緊急時に重宝されるのです。
ポータブル電源を買うべき5つの理由
本項では、ポータブル電源を買うべき理由を5つの項目に分けて解説します。購入すべきか迷っているなら、以下のポイントを確認してみてください。
- もしもの事態への備えになる
- アウトドアがより快適になる
- 日常生活が豊かになる
- 電気代の節約につながる
- 将来を見据えた投資になる
それぞれの理由を1つずつ解説します。
理由1.もしもの事態への備えになる
ポータブル電源を購入しておけば、もしもの事態への備えになります。大地震や台風などで停電が起こり、電力会社からの供給が絶たれたとしても、ポータブル電源があれば安心です。
数日程度なら普段使っている家電製品に電力を供給し、これまで通りの快適な暮らしが送れます。また、ポータブル電源は携帯性にも優れているため、避難所に持ち込んで使用することも可能です。
音が小さく排出ガスも出ないことから、使用時のストレスが少なく、周りの人に迷惑をかけないのもポイントです。災害が多い日本では、心強いアイテムとして活躍します。
理由2.アウトドアがより快適になる
2つ目の理由は、アウトドアがより快適になることです。アウトドアの醍醐味と言えば、日常生活ではやらない面倒なことを行い、大自然のなかでのんびりと過ごすことが挙げられます。
しかし、あまりにも不便な環境だと、その不便がかえってストレスになることがあります。その点、ポータブル電源を用意すれば、電気ケトルや電気ストーブなどを使い、アウトドアでも快適に過ごすことが可能です。
有効的な寒さ対策・暑さ対策にもなるため、夏や冬のアウトドアでは特に重宝されます。
理由3.日常生活が豊かになる
日常生活においては「ポータブル電源はあまり必要ではない」と思われがちですが、実は日常生活のなかでも役立つ場面は多くあります。具体的には、以下のようなシーンが挙げられます。
- コンセントの位置が遠いリビングや食卓で活用する
- コンセントがない庭やベランダでの作業で活用する
- 複数のデバイスを使うリモートワークで活用する
- コンセント不足が起こりがちなホームパーティーで活用する
コンセントの位置が遠い場合は延長コードでも代用可能ですが、見た目が悪くなる上、コードを足に引っ掛けてしまう危険性があります。
また、庭やベランダでDIYやガーデニングの作業をする際、「どうしてもコードが届かない」というケースがありますが、ポータブル電源があればその問題はすぐに解決します。
理由4.電気代の節約につながる
ポータブル電源を有効活用すれば、電気代の節約につなげることも可能です。これは、ポータブル電源単体では難しく、ソーラーパネルを追加して太陽光発電システムを整える必要があります。
ソーラーパネルで発電した電力をポータブル電源に蓄電し、その電力を1日通して用いることで、毎月の電気代が削減されます。蓄電した電力は電力会社に売却することもでき、その場合は大幅な節約効果に期待できるでしょう。
理由5.将来を見据えた投資になる
大容量のポータブル電源を購入すれば、将来を見据えた投資になります。ポータブル電源もほかの電気機器同様、時間が経てばバッテリーが劣化し、購入したときよりもパフォーマンスが少なからず低下します。
しかし、大容量のポータブル電源なら、長期的な視点で考えると、こうしたデメリットを少しだけ緩和できます。バッテリー容量が大きければ、多少の劣化を気にする必要がないのです。
また、最近ではバッテリーが長持ちする、リン酸鉄リチウムイオン電池が採用された製品も多数販売されています。将来を見据えた投資としてポータブル電源を購入したい方は、以下のEcoFlow製品をおすすめします。
→リン酸鉄リチウムイオン電池搭載のパワフルな「DELTA 2」
→リン酸鉄リチウムイオン電池搭載の携帯性に優れた「RIVER2 Max」
ポータブル電源を導入するメリット・デメリット
ポータブル電源を導入することでさまざまなメリットが見込めますが、その一方でデメリットも一部存在します。良い点と悪い点の両方を確認すれば、ポータブル電源が本当に必要なのかどうかがわかるはずです。
ポータブル電源のメリット
ポータブル電源を導入する主なメリットは、日常生活やアウトドアがより便利で快適になることです。前述した通り、ポータブル電源はキャンプや車中泊、レジャーなどのアウトドア以外にも、緊急時や日常生活で活躍します。
コンセントが確保できない状況でも、ポータブル電源があれば電気機器を自由に利用可能です。また自然災害によって停電が起きても、非常用電源として活用することで、これまで通りの生活を維持できます。
【メリット】
- 日常生活やアウトドアがより便利になる
- 災害時に非常用電源として活躍する
- ソーラーパネルと組み合わせれば電気代の節約に期待できる
ポータブル電源のデメリット
ポータブル電源を導入する主なデメリットは、アウトドアなど外に持ち運ぶ際に、荷物の負担になる可能性があることです。ポータブル電源はバッテリー容量が増えれば増えるほど、重量やサイズもそれに比例して大きくなります。
大容量のポータブル電源は機能性が高く、便利に利用できますが、車内の収納スペースを占領してしまうなど、一部デメリットが生じることがあるのです。また、ポータブル電源単体では、停電時に充電できないことも覚えておきましょう。
【デメリット】
- 外に持ち出す際に荷物の負担になる
- ポータブル電源単体では停電時に充電できない
- 価格が高額な製品もある
ポータブル電源の選び方|注意すべき3つのポイント
一言でポータブル電源と言っても、製品の種類は多岐にわたります。また、製品によってバッテリー容量、定格出力、機能性が異なるため、自身の状況に応じて製品を選ぶ必要があります。
製品選びで迷ってしまう方は、以下3つのポイントを意識してみてください。自身に適した製品を見つけやすくなるはずです。
- バッテリー容量・定格出力
- サイズ・重量
- 充電方法・機能性
各ポイントを順番に見ていきましょう。
ポイント1.バッテリー容量・定格出力
1つ目のポイントは、バッテリー容量と定格出力です。バッテリー容量は「Wh」であらわされ、この数値が大きければ大きいほど、多くの電力を供給できます。しかし、その一方でサイズが大きく、製品の価格も上がるという難点があるため注意が必要です。
ポータブル電源の定格出力は「W」で示されます。そもそも定格出力とは、安定して出力し続けられる電力量のことです。電気機器の消費電力が、この定格出力を上回らないよう注意しましょう。
ポイント2.サイズ・重量
製品のサイズと重量にもこだわる必要があります。ポータブル電源は自宅で使用することもありますが、アウトドアなど外に持ち出すケースも考えられます。
製品のサイズと重量があまりにも大きすぎると、その分荷物の負担になるため注意が必要です。前述した通り、製品のサイズと重量はバッテリー容量にも関係していることから、ポータブル電源の使用目的に合わせて製品を選びましょう。
ポイント3.充電方法・機能性
購入時には、充電方法と機能性もチェックしておきましょう。ポータブル電源と言っても、製品に応じて充電方法や機能性が異なります。
例えば、コンセント充電にしか対応していない製品もあれば、コンセント充電に加えて、ソーラー充電やシガーソケット充電、スマート発電機充電など、複数の充電に対応している製品もあります。
また、製品に応じてポータブル電源の寿命や安全性、アプリ利用の有無など、異なるポイントが複数あるため、購入する際は必ず充電方法と機能性に注目しましょう。
EcoFlowのおすすめポータブル電源3選
本サイトを運営するEcoFlowは、高機能なポータブル電源を多数販売しております。本項では、アウトドア用・緊急用・日常用としてバランスの取れた製品を3つ紹介します。ポータブル電源の購入を検討中の方は、ぜひ以下の製品をご確認ください。
DELTA2
EcoFlowが販売する「DELTA2」は、バッテリー容量1,024Wh搭載のパワフルなポータブル電源です。定格出力も1,500Wと高出力なので、90%以上の一般家電を動かせます。
パワフルであることから、日常、レジャーから緊急時まで、これ1台で電力をまかなえます。バッテリー容量が足りないと思ったら、専用エクストラバッテリーを接続して簡単に2,048Whまで増量可能です。
容量 | 1,024Wh |
定格出力 | 1,500W |
AC充電入力 | 最大1,200W |
サイズ | 40.0 x 21.1 x 28.1 cm |
重量 | 約12kg |
出力口 | 合計15 ACx6 USBx6 DCx2 シガーソケット x1 |
公式サイト | https://jp.ecoflow.com/products/delta-2-portable-power-station |
DELTA Pro
「とにかくパワフルなポータブル電源がほしい」という方は、バッテリー容量3,600Whを搭載した「DELTA Pro」をおすすめします。自然災害などで停電が起こったとしても、パワフルな本製品があれば、数日間は充電なしで快適な生活を送れます。
また、専用のエクストラバッテリーを最大2台接続することで、容量を10,800Whへと増やすことが可能です。電化製品99.9%に対応しているのもポイント。
容量 | 3,600Wh |
定格出力 | 3,000W |
AC充電入力 | 最大1,500W |
サイズ | 63.5×28.5×41.6cm |
重量 | 45Kg |
出力口 | 合計:15 AC×5 USB×6 DC×2 シガーソケット×1 アンダーソン×1 |
公式サイト | https://jp.ecoflow.com/products/delta-pro-portable-power-station |
RIVER2 Max
3つ目に紹介する「RIVER2 Max」は、携帯性と機能性に優れたポータブル電源です。バッテリー容量は512Whと、ほかの製品に比べて少し劣りますが、その分携帯性に優れています。
もちろん日常生活や緊急時にも重宝されますが、特にソロキャンプや少人数の車中泊といったアウトドアで活躍します。
容量 | 512Wh |
定格出力 | 500W |
AC充電入力 | 660W |
サイズ | 26.9 x 25.9 x 19.6cm |
重量 | 約6.1kg |
出力口 | 合計11 |
公式サイト | https://jp.ecoflow.com/products/river-2-max-portable-power-station |
まとめ
本記事では、ポータブル電源が必要な理由、導入するメリット・デメリットを詳しく解説しました。
ポータブル電源は日常生活・アウトドア・緊急時など、幅広いシーンで活用できます。モバイルバッテリーとは違い、大容量バッテリーを積んでいるからこそ、役立つ場面が多くあります。
ポータブル電源の導入で迷っている方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。また、バランスに優れた高機能な製品をお探しの方は、以下のEcoFlow製品をおすすめします。製品情報をぜひチェックしてみてください。