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夏キャンプを快適に過ごすには?暑さ対策と最新ポータブルクーラーを紹介

筆者:内舘 綾子

“キャンプのある暮らし”をコンセプトに活動するクリエイターズユニット、CAMMOC(キャンモック)メンバー。

ライター・キャンプコーディネーター・防災士として幅広い分野で活動する傍ら、二児の母としてファミリーキャンプの楽しさや過ごし方をインスタグラムにて発信中。

ハードな夏キャンプを楽しむには?

夏キャンプの醍醐味と言えば、水遊びや花火、虫捕り、キンキンに冷えたドリンクやかき氷など。青く爽やかな空の下で過ごすキャンプは最高に気持ちが良いものですが、正直暑くてしんどい……。できることならクーラーのかかる部屋にずっといたいとさえ思うほど、日本の夏はなかなか過酷ですよね。

とはいえ、夏しか味わえないキャンプを楽しみたい、挑戦したい!という方へ、猛暑キャンプを経験している筆者から暑さ対策と最新アイテムをご紹介します。

夏キャンプで暑さ対策が必須な理由

① 脱水症・熱中症

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夏の強い日差しや高い温度・湿度により、脱水症や熱中症を引き起こしてしまう危険があります。最悪の場合死亡や後遺症が残ってしまうケースもあるため、大人も子供も十分な注意と対策が必要です。

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脱水症や熱中症を引き起こさないためには、風通しの良い場所や日陰など涼しい場所にいること。そしてこまめな水分補給と塩分チャージも重要です。スポーツドリンクや飴、タブレットなどで常に摂取することを心がけましょう。

② 食中毒

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クーラーボックス内の保冷剤が溶けて温度が上昇すると、菌が増殖。気付かずにそのまま食べてしまうと食中毒を引き起こしてしまいます。お肉を切った包丁やまな板などの調理器具も、放置すると菌が発生するため要注意です。

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クーラーボックスはなるべく日陰に置き、地面に直置きせずスタンドを使うことで外気熱の影響を受けにくくします。お肉や野菜、ペットボトルのお水など、事前に冷凍しておけば保冷効果もUP!

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使い終わった調理道具や食器は放置せず、汚れを落として干しておきましょう。除菌スプレーやシートもあると手軽で便利。

食材を切る際は100円ショップなどで販売している使い捨てのまな板シートを併用すると、衛生的に使えるのでオススメです。

夏キャンプは場所選びが重要

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夏キャンプはとにかく場所やサイト選びが肝心!標高が高く避暑地と言われる場所が理想的です。

キャンプサイトは日差しを遮るものが何もない高原より、木陰のある林間サイトがオススメ。日中に水遊びを楽しむなら海・川・湖沿いも良いですが、海や湖は直射日光や照り返しが強いため真夏は避けた方がベストです。

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設営時は先にタープを建てておくと、日除けや風通しになり急な雨にも対応可能。テントは通気性の良いポリコットン素材や、メッシュ部分が多いものがオススメ。他にもUVカットやコールマンのダークルームのような遮光性に優れた素材もあるので、ぜひチェックしてみてください。

夏キャンプの暑さ対策グッズ

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手軽なものから大物まで、夏キャンプの暑さ対策アイテムを左上から順番にご紹介します。

◆ 速乾性、抗菌防臭のある機能性ウエア

汗をかいても不快に感じない機能性ウエア。ドライ素材やエアリズムなど、インナーやTシャツに取り入れています。

◆ 空調服

腰あたりに電動のファンがついた空調服。設営や撤収時に重宝します。

◆ ボディシート、冷却スプレー、ドライシャンプー

薬局などで手軽に購入できる暑さ対策グッズ。とくに冷却スプレーは瞬時に体を冷やしてくれるので、4人家族の筆者は2本持ちしています。

◆ 扇風機、ポータブルファン

言わずもがな涼アイテム。キャンプだけでなく普段の生活でも活躍。ネックタイプは両手があくので大変便利です。

◆ 帽子

あるとないとでは大違い!水に濡らして被り、扇風機を当てると後頭部の熱を抑えてくれます。

◆ コット

地面からの熱をシャットアウトできるため、就寝時はコット寝が快適です。

◆  ポータブル電源

家電が使える大容量ポータブル電源。扇風機が使えたり、火を起こすことなくお湯を沸かしたり調理が可能です。

◆ ポータブルクーラー

持ち運び可能なクーラー。これ1台あれば、いつものテントがグランピング仕様に!夏キャンプも快適に過ごせます。

【検証】EcoFlow Waveをキャンプで使ってみた

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2022年5月に発売開始となったEcoFlow Wave。早速1泊2日のキャンプで試してみました。まずは基本スペックからチェックしていきましょう。

◆ 基本スペック

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サイズ:518x310x416mm
重量:約17.5kg
定格入力電圧/周波数:100-240V〜50/60Hz
定格電力:最大700W
バッテリーパック電源:最大600W
動作温度:5℃〜50℃
冷却温度設定:16℃〜30℃
騒音値:55dB未満

【今までで最もパワフルな冷却力】+【長い稼働時間】+【持ち運べる携帯性】この3つ全てを網羅した高性能なバッテリー式ポータブルクーラーです。

基本操作

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シンプルな構造で操作も簡単。左からモードボタン(ファンモード⇄冷却モード)、温度設定ボタン、タイマー設定ボタン、電源ボタン。4つのボタンがあります。

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冷風吹き出し口の角度も調整でき、隣にあるつまみを回せば風量・温度・時間などを設定することができます。

◆ 検証開始

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今回使用したテントはNEUTRAL OUTDOORのGEテント3.0(直径3m/3〜5人用)

ポリエステル素材でベンチレーションも小さいため夏には不向きですが、ワンポールで設営しやすいテントです。

日中の幕内が38℃を超えたところで検証開始!waveを入れて26℃に設定し、ファンモードで様子を見ます。果たして実力はいかに!?

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◆ 検証結果

なんと約20分後には26℃台に!カラカラだった湿度も18%→47%へと上昇。テント内全体が涼しく、とても快適な空間になりました。

1m離れた場所でも涼しいと感じる十分な風量に、想像していたよりも気にならない稼動音。この威力には正直驚きました。

◆ 着脱式バッテリーで最大8時間稼動

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着脱式のバッテリーを装着した状態で、最大8時間稼動可能とのこと。夜の就寝時にスイッチを入れておけば、熱帯夜でも快適に眠ることができます。

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バッテリー単体での重量は約7.5kg。本体をバッテリーの上にのせ、前後に少しズラすだけで簡単に着脱可能です。

バッテリー残量はメモリでわかるようになっており、AC電源・車のシガーソケット・ポータブル電源・ソーラーパネルと4通りの充電方法があります。AC電源で充電する場合は約2時間で満充電され、その他は約5時間で完了します。

◆ 持ち運べるサイズ感

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本体前後にハンドルのような持ち手がついて、持ち運びやすい仕様になっています。体感だとクーラーボックスを運んでいるような、重たいけれど運びやすく1人で移動することができました。

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クルマへの積載はご覧の通り。それなりに大きいものの、無駄のない四角いフォルムのおかげですっぽりと収まります。

◆ ピンポイント冷却&排熱用ダクト付き

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付属のダクトは2本あり、冷風吹き出し口にダクトを取り付けることで、ピンポイントで空間を涼しくすることができます。

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狭い車内などで使用する場合、温風吹き出し口と吸気口にダクトを取り付けることで室外に熱を逃がすことができます。

◆ 水捨ては基本不要

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冷風運転時に発生する結露や除湿水は、本体内部で蒸発させるため水捨て不要!ただし湿度70%以上の高温多湿な環境下で使用すると蒸発が追いつかなくなる可能性があります。その場合、付属のホースで外やタンクに水を排出しましょう。

Waveがあれば、今年のキャンプの暑さ対策はばっちり!

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今まで“夏キャンプは暑くて当たり前”という感覚で、色々な暑さ対策を実践してきた筆者。そんな常識を打ち破る結果となったEcoFlowの新製品Wave。この1台が多くのキャンパーの悩みを解決し、夏キャンプのハードルをグッと下げてくれる存在となることでしょう。

また、キャンプ以外でも車中泊や海水浴、エアコン取り付けが難しい部屋やガレージなどあらゆるシーンで活躍します。EcoFlow製品のポータブル電源やソーラーパネルと併用すれば、災害時にも使える心強い味方となります。

現在、EcoFlowのホームページにて予約販売を受付けております。発送予定日は7月下旬とのことで、ぜひ今夏から試してみてはいかがでしょうか。

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