太陽光発電設備を買い取りに出したいものの「どのように売ればいいのかわからない」という方もいるのではないでしょうか。
結論を先にいうと、太陽光発電設備は専門業者への売却が可能です。ただし、売れるかどうかは製品によって変わってくるため、注意が必要となるでしょう。
この記事では、太陽光発電設備は買い取りに出せるのか、適切な処分方法、処分の検討時期、高く売るコツをわかりやすく解説します。
太陽光発電設備の買い取りについて知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
太陽光発電設備は買い取りに出せる?
はじめに、太陽光発電設備は買い取りに出せるかどうかについて解説します。
太陽光発電設備は買い取り可能
太陽光発電設備は買い取りに出すことが可能です。
方法としては、太陽光発電設備の専門業者に買い取ってもらうのがベストといえるでしょう。専門業者であればソーラーパネルや蓄電池を回収してくれて、すぐに現金化できます。
ポータブル電源などの設備も一緒に回収してもらえるため、太陽光発電設備を手放したいと考えている場合はまず専門業者に見積もりを出してもらいましょう。
ただし、専門業者によっては太陽光発電設備全般に対応しているところもあれば、持ち運び可能なものにしか対応していないところもあるかもしれません。
引き取り可能かどうかの点も含め、まずは専門業者に買い取り可能か確認してみましょう。
売れるかどうかを左右する要素
売れるかどうかを左右する要素は、いくつかあるため注意が必要です。
基本的に、太陽光発電設備は新品でも中古品でも買い取りに出すことが可能で、故障しているものや破損しているものでも引き取ってもらえる場合があります。
ただし、買い取り業者によって対応しているものが変わるだけでなく、現金化できるかどうかも変わってくるため、実際に担当者に聞いてみるのが良いでしょう。
一度、太陽光発電設備に対応している専門業者に見積もりを依頼し、引き取り可能なのかどうかはもちろん、どれくらいの査定金額となりそうなのかも確認してみましょう。
なお、太陽光発電については他の記事でも解説しているため、より理解を深めたいとお考えの方は併せて次の記事もご覧ください。
→太陽光発電は中古のソーラーパネルでも行える?中古品のメリット・デメリットを解説
→グリーンエネルギーの現状と未来|個人で活用する具体的な方法とは?
太陽光発電設備の適切な処分方法
太陽光発電設備は適切な処分方法によって手放さなくてはなりません。ここでは、太陽光発電設備の適切な処分方法について解説します。
太陽光発電設備は産業廃棄物として処分する
太陽光発電設備は鉛・カドミウム・セレンなどの有害物質を含むため、産業廃棄物として処分するのが通例です。家庭ごみとして処分できず、専門業者に依頼する必要があります。
そのため、産業廃棄物の処理が可能な専門業者に依頼して、回収してもらいましょう。
なお、太陽光発電設備などの産業廃棄物は資格を有した専門業者でなければ取り扱いできないため、依頼する際は資格の有無についても確認しておいてください。
リサイクルやリユースで処分する
太陽光発電設備はリサイクルやリユースで処分する方法もあります。
リサイクル業者やリユース業者に依頼することで簡単に引き取ってもらえるため、故障や破損が見られない場合は再利用を前提として処分するのがおすすめです。
ただし、リサイクル業者は産業廃棄物の処理に関する許可を有する業者、リユース業者は古物営業法上の営業許可を受けた業者に依頼する必要があるため注意しましょう。
なお、リサイクルは単に引き取りだけとなる場合が一般的ですが、リユースは買い取りしてもらえる場合もあります。現金化も可能なため、目的に合わせて選ぶのが賢明です。
埋め立て処分する
太陽光発電設備は埋め立てで処分する方法もあります。リサイクルにもリユースにも回せない場合は埋め立て処分となるため、専門業者に判断してもらうのが賢明です。
ただし、太陽光発電設備の埋め立て処分は循環型社会形成推進基本法における処理方法の優先順位では最下位に位置しているため、原則はリサイクルやリユースでの処分が原則です。
そもそも個人で埋め立て処分するのは困難であるため、基本はリサイクルやリユースで処分するのが一般的となります。
なお、ソーラーパネルや蓄電池を単体で回収している専門業者もあるため、併せて相談して見るのも良いかもしれません。
→ソーラー発電とは?ソーラーパネルを選ぶ際に押さえるべきポイント
太陽光発電設備の処分の検討時期
太陽光発電設備は処分の検討時期も把握しておかなければいけません。ここでは、太陽光発電設備の処分の検討時期について解説します。
経年劣化や寿命によって本体が古くなってきた場合
経年劣化や寿命によって本体が古くなってきた場合は処分を検討する時期となります。
例えば、ソーラーパネルや蓄電池の他、パワーコンディショナーなどが古くなってくると故障や破損の原因となるため、経年劣化や寿命を迎えた場合は早めの処分が賢明です。
古い設備をそのままにしておくと故障や破損だけでなく、倒壊や落下の危険性があるため、できる限り早めに処分を検討しましょう。
災害(地震・台風)によってダメージを受けた場合
災害(地震・台風)によってダメージを受けた場合も処分を検討する時期です。
例えば、大規模災害の場合は太陽光発電設備そのものが倒壊・落下する危険性があり、家族だけでなく周辺住民にまで被害が及ぶ可能性もあります。
災害による被害を受けた場合は二次被害を最小限に抑えるためにも、早めの処分を検討しておきましょう。
物件そのものの取り壊しや引っ越しをする場合
物件そのものの取り壊しや引っ越しをする場合も処分を検討する時期といえるでしょう。
通常の転居であれば次の住民への引き継ぎも可能ではありますが、住宅解体(もしくは屋根葺き替え)を伴う工事の場合は処分を検討しなければいけません。
本格的なリフォームやリノベーションでも、太陽光発電設備の取り外しが必要となる場合もあるため、詳しくは解体業者や施工業者に相談してみてください。
ただし、持ち運び可能なソーラーパネルや蓄電池の場合は工事が必要ないため、最初から持ち運べる太陽光発電設備を購入しておくのも手といえるかもしれません。
→今注目の「家庭用蓄電池」は本当に必要?メリット・デメリットを総ざらい
→家庭用蓄電池とは?導入するメリット・デメリット、簡単に設置できる方法を解説
太陽光発電設備を高く売るコツ
太陽光発電設備の買い取りを考えているなら、高く売るコツを知っておくことが重要です。ここでは、太陽光発電設備を高く売るコツについて解説します。
買い取り実績のある業者に依頼する
まずは、太陽光発電設備の買い取り実績がある業者に依頼しましょう。
買い取り実績のある業者は豊富な経験を活かして、確かな目で査定してくれます。製品の価値を的確に判断してくれるため、高価買取も期待できるのが魅力です。
実績が豊富な買い取り業者は販路も豊富に確保しているため、より高く買い取ってもらえる可能性が高いといえるでしょう。
あまり名の知られていない買い取り業者でも高価買取をしてくれるところはありますが、販路が確保できていないところは総じて査定金額も低い傾向にあります。
そのため、事前にインターネットで情報を調べて買取業者を選ぶのが賢明です。
早めの売却を検討する
太陽光発電設備は、早めの売却を検討することで高価買取が狙えるでしょう。
太陽光発電設備に限らず、住宅設備は年数が経過するごとに価値が低下します。自然環境にさらされている太陽光発電設備はよりその傾向が顕著といえるでしょう。
そのため、売却を決めたら早めに依頼するのが賢明です。経年劣化や寿命を迎えたものとそうでないものとでは査定金額に差が出る可能性があるため、早めの処分を検討しましょう。
本来高価買取となる製品でも、長年放置することで価値が徐々に低下し、気付いたときには製品自体の価値が失われている可能性も否めません。
太陽光発電設備も次世代機が次々と開発されており、今ある製品は古くなっていきます。そうなるとさらに価値が低下する恐れがあるため、型が古くなる前に売却を検討するのが賢明です。
まとめて査定を依頼する
太陽光発電設備は、まとめて査定を依頼することで高価買取が狙えるかもしれません。
例えば、太陽光発電設備を購入した際に付属されていた部品や周辺機器がある場合は、一緒に査定に出すことで高価買取となる場合も珍しくありません。
一方、付属品がないものだと査定金額が低下する可能性があるため、付属品がある場合は必ずまとめて査定してもらうようにしましょう。
ソーラーパネルと蓄電池を別々に購入した場合でも、まとめて査定してもらうことで高価買取となる場合があるため、ぜひ一緒に査定に出してみてください。
もちろん、ポータブル電源のように後から追加で購入した場合も一緒に査定に出すと良いでしょう。
一部、太陽光発電は「損をする」「やめたほうがいい」という意見もありますが、上手に導入すればむしろお得に活用できます。太陽光発電の導入に迷っている方は、ぜひ次の記事も併せてご参考いただけますと幸いです。
→「太陽光発電は7割が損をする」は本当?損をする原因や効果的な対策を解説
→太陽光発電はやめたほうがいい5つの理由|損得を左右するポイントと導入するメリット
ポータブル電源単体でも買い取りしてもらえる?
太陽光発電設備の買い取りでは、ポータブル電源単体でも買い取りしてもらえます。
ポータブル電源は非常用電源として使用できるため一定の需要があり、特に高性能なポータブル電源であれば高価買取してもらえる可能性も高いです。
買い取りしてもらえるかどうかは製品によって変わりますが、市場価値のあるものであれば一定の金額で査定してもらえるでしょう。
ただし、査定金額は買い取りを行っている業者によっても左右されるため、高価買取を狙うなら複数の業者に見積もりを出してもらうのが賢明です。2社〜3社ほどに見積もりを出してもらえば相見積もりが可能となり、より納得した価格で買い取りに出せます。
中古となるとどうしても新品と比べて価値は低下しますが、需要のあるポータブル電源であれば高価買取対象となる場合もあるため、まずは査定に出してみましょう。
納得できなければキャンセルも可能なため、とりあえず価値を知るために査定に出してみるのも有効かもしれません。
まとめ
太陽光発電設備は買い取りに出せるのか、適切な処分方法、処分の検討時期、高く売るコツを解説しました。
簡単に結論をまとめると、太陽光発電設備は問題なく買い取りに出せます。
しかし、太陽光発電設備は産業廃棄物として処分しなくてはならないため、買い取りを断られた場合は適切な処分方法で廃棄することが必要です。
特に故障しているものや破損しているものは買い取りが不可の場合もあるため、まずは太陽光発電設備の買い取りに対応している専門業者に相談してみましょう。
査定を依頼する場合は、買い取り実績のある業者を選び、付属品などをまとめて売るのが賢明です。また、早めの売却を検討することで、比較的高価買取が狙えます。
なかでも、高性能なソーラーパネルや蓄電池、ポータブル電源などであれば高価買取も夢ではありません。
なお、売却ではなく購入を検討している場合は、ぜひEcoFlowのシンプルでパワフルな家庭用蓄電池「DELTA Pro 3」をご検討ください。
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