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太陽光発電は10kW以下と10kW以上でどのくらい違う?相違点を比較して解説

太陽光発電を購入する際「どのくらいのものを導入すれば良いのだろう?」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

太陽光発電は10kW以下のものと10kW以上のものとでいくつか違いがあるため、注意が必要です。

この記事では、太陽光発電の10kW以下と10kW以上の違い、メリット・デメリット、選ぶ際のポイントをわかりやすく解説します。

太陽光発電の10kW以下と10kW以上の違い

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はじめに、太陽光発電の10kW以下と10kW以上の違いについて見ていきましょう。

必要設備の違い

10kW以下と10kW以上の太陽光発電では、必要設備に大差はありません。

いずれもソーラーパネルとパワーコンディショナーがあれば発電できます。同時に蓄電も行うなら蓄電池(ポータブル電源)もあると良いでしょう。

他には電力量計や分電盤の他、設置するための架台やケーブルがあれば発電が可能です。

ただし、10kW以下と10kW以上では売電量に差が出るため、電力会社による電線工事(電線の変更・機器の交換)が必要となる場合もあるかもしれません。

どちらを導入するかによって電線工事の有無が変わってくるため、売電目的で購入する場合は電線工事についても考慮しておきましょう。

設置費用の違い

10kW以下と10kW以上の太陽光発電では、設置費用に違いがあります。

ただし、どちらが割高になるかは設置する規模や場所によっても変わるため、具体的に「どのくらい変わるか」は一概にいえません。

なお、費用の内訳はソーラーパネルとパワーコンディショナーが約60%を占め、その他の工事費や人件費が約40%を占めるのが一般的です。

2019年以降は徐々に設置費用が減少傾向となっているため、今後設置する方は市場の動向も確認しながら比較検討してみてはいかがでしょうか。

売電価格の違い

10kW以下と10kW以上の太陽光発電では、売電価格にも違いがあります。売電に関しては余剰電力の価格や固定価格での買取期間も違うため、注意が必要です。

2024年度に経済産業省から事業認定を受けた場合の売電価格は次の通り。

  • 10kW以下:売電期間10年間で売電単価が16円/kWh(税込)
  • 10kW以上:売電期間20年間で売電単価が10円/kWh(税抜)

売電の買取価格に関しては「FIT制度」を活用するかどうかで変わってくるでしょう。

FIT制度は「固定価格買取制度」のことで、うまく活用すれば一定期間は電力を固定価格で買い取ってもらえます。ただし、売電期間が終了「卒FIT」した場合は買取価格も変わるため、注意が必要です。

太陽光発電を導入する場合はFIT制度を活用して売電するための計画を立てつつ、卒FIT後にどのように運用していくかを考えておくのが良いかもしれません。

実際に卒FIT後は「より買取価格の高い電力会社に変更するか」「自家消費に切り替えるか」もしくは「処分するか」などあらかじめ計画性を持って導入するのが賢明です。

なお、一般家庭で最初から自家消費を目的とした太陽光発電の導入の場合は、あまり売電価格を気にしなくても良いと思います。

ただし、売電をメインに考えている方はFIT制度がどのようなものか詳しく把握しておかなければいけません。太陽光発電についても深く理解する必要があるため、次の記事もご参照ください。

太陽光発電とは?仕組みや発電量、簡単に導入する方法を詳しく解説

10kW以下と10kW以上のメリット・デメリット

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では、10kW以下と10kW以上にはどのような利点・欠点があるのでしょうか。ここからは、10kW以下と10kW以上のメリット・デメリットについて見ていきましょう。

10kW以下の太陽光発電のメリット

10kW以下の太陽光発電は、ソーラーパネルの設置枚数が抑えられる点やパワーコンディショナーなどの機器がコンパクトになる点がメリットです。

設置する面積が抑えられるため、敷地の限られた一般家庭でも導入しやすく、工事にかかる費用も比較的抑えられるのがメリットといえます。

そのため、コストを抑えたい方や売電しない方には10kW以下の太陽光発電が推奨といえるでしょう。

10kW以下の太陽光発電のデメリット

10kW以下の太陽光発電は、電力を売るのに向いていない点がデメリットです。設備が限られているため、売電できる余剰電力も限られるのがデメリットといえます。

そのため、売電で稼ぎたいと考えている方には10kW以下の太陽光発電は推奨できません。

太陽光発電の収益だけで家計を支えようと計画している場合は、特に注意が必要です。売電による収益はあくまでも副収入として考えておくのが賢明といえます。

10kW以上の太陽光発電のメリット

10kW以上の太陽光発電は、自家消費できる電力を十分に確保できる点や余剰電力を売電して効率的に稼げる点がメリットです。

自家消費しつつも余剰電力を売れるため、副収入を得られる他、日々の電気代も削減でき、節約にも貢献してくれるのがメリットといえます。

長期的な視点で見ると資産形成にもつながるかもしれません。

そのため、多少のコストがかかっても一定の電力を確保したい方には10kW以上の太陽光発電が推奨といえるでしょう。

10kW以上の太陽光発電のデメリット

10kW以上の太陽光発電は、導入コストがかかる点や一定の敷地が必要となる点がデメリットです。

より電力を生み出そうとすると限られたスペースがどんどん圧迫され、結果的に工事費や人件費など初期費用がかさむのがデメリットといえます。

固定資産税によるランニングコストも避けられません。

そのため、余計な費用をかけたくないと考えている方には10kW以上の太陽光発電は推奨できません。

なお、太陽光発電は環境に左右されやすい発電方法でもあります。発電量については他の記事でも解説しているため、併せてご覧いただけますと幸いです。

太陽光発電の発電量は季節によって変化する?発電効率が高い季節や場所を解説
太陽光発電の発電量はどのくらい?発電効率に関わる重要ポイントを解説

太陽光発電設備を選ぶ際のポイント

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では、太陽光発電設備はどのように選べば良いのでしょうか。ここからは、太陽光発電設備を選ぶ際のポイントについて見ていきましょう。

目的に合わせて選ぶ

太陽光発電設備を選ぶ際は、目的に合わせて選ぶのが賢明です。

  • 自家消費や余剰電力などで大きな電力が必要な場合は10kW以上のもの
  • 電力の使用量が限られていて売電もしない場合は10kW以下のもの

上記のように目的を明確にして選ぶと失敗を避けられます。

自家消費する分や余剰電力の分を賄いたい場合は一定の電力を生み出す必要があるため、10kW以上のものがあると便利でしょう。

対して、もともとの電力使用量が限られていて売電する予定もない場合は10kW以下のもので問題ありません。

ただし、電気代の節約や災害時の非常用電源など人によって目的は変わるため、どのようなシチュエーションで使用するのか具体的に計画しておくと良いかもしれません。

場所に合わせて選ぶ

太陽光発電設備を選ぶ際は、場所に合わせて選ぶのも賢明です。

10kW以上の太陽光発電設備はソーラーパネルやパワーコンディショナーなどがスペースを圧迫するため、大規模な敷地が必要となります。

特に屋根やバルコニー、ベランダに設置する場合はさらに条件も縛られるかもしれません。対して10kW以下の太陽光発電は設備も限られるため、省スペースで設置できるでしょう。

太陽光発電の導入を検討する際は、設置に十分なスペースがあるか確認しておきましょう。

予算に合わせて選ぶ

太陽光発電設備は、予算に合わせて選ぶことも忘れないようにしましょう。

導入コストはメーカーや施工会社によっても変わりますが、10kW以下と10kW以上とではやはり10kW以上の方が初期費用がかかりやすいです。

対して10kW以下は初期費用もそこまでかからないため、予算が限られている場合でも敷居は低いといえます。

本格的な太陽光発電設備を導入する際は初期費用で数十万円〜数百万円かかるため、長期的にどこで初期費用を回収できるか、資金面からも考えておきましょう。

太陽光発電を導入することで電気代などがどのように変化するのかも試算しながら計画すれば、よりコストも計算しやすくなるのではないでしょうか。

なお、太陽光発電で損をしたくない方は次の記事もご覧ください。

「太陽光発電は7割が損をする」は本当?損をする原因や効果的な対策を解説
小型の非常用発電機は停電時・非常時に必要?発電機の種類や選び方を解説

家庭用蓄電池はDELTA Pro 3がおすすめ!

太陽光発電システムはソーラーパネルとパワーコンディショナーがあれば原則は発電可能ですが、蓄電するとなると蓄電池(ポータブル電源)も必要です。

蓄電池とは、発電した電力を蓄電しておくための設備となります。

蓄電池があれば外出先でも電力を使用できるため、電源が取れない駐車場や避難所、キャンプや車中泊を伴うアウトドアの他、リモートワークなどにも便利といえます。

スマホ・タブレット・パソコンの充電も即座にできるため、予備のバッテリーとして持参するのも良いでしょう。

さらに、停電時にも非常用電源として活用でき、防災グッズとしても役立ちます。

普段は昼間に発電しておいた電力を蓄電しておいて夜間に使用し、電気代を節約するのも可能です。

家庭用蓄電池を探している方は、EcoFlowのDELTA Pro 3がおすすめです

DELTA Pro 3はシンプルかつパワフルな家庭用蓄電池で、電気工事なしで導入でき、スタイリッシュでモダンなデザインはどんな部屋にもマッチします。

容量4kWh、出力3.6kW、100V/200V対応で、ほとんどの家庭用電化製品に電力を供給でき、30dBの静音設計で、DVHは最大24kWhまで増量可能です。

また、高い安全性と信頼性も大きな特徴で、EV向けバッテリーと同レベルのLFPセルが搭載されているため、衝撃や水などのリスクに強くなっています。

ぜひこの機会に、DELTA Pro 3の導入をご検討ください。

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まとめ

太陽光発電の10kW以下と10kW以上の違い、メリット・デメリット、選ぶ際のポイントを解説しました。

太陽光発電は10kW以下・10kW以上で分けられますが、実際は5kWのものなど製品によって大幅に変わってきます。特にFIT制度では10kWを境に住宅用と産業用に分けられるため、売電を目的にしている方は注意が必要です。

他にも10kW以下と10kW以上とでは必要設備・設置費用・売電価格が変わってくるため、導入を検討中の方はそれぞれの出力・容量についても考えておきましょう。

10kW以下と10kW以上とでは得られるメリット・デメリットも変わってくるため、選ぶ際には何を目的にするか考えるのが重要です。

場所や予算によっても購入できる設備が変わってくるため、メーカーごとに比較検討するのを推奨します。

EcoFlowでは、家庭用蓄電池の「DELTA Pro 3」を提供しています。

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