車中泊する際は、「布団と寝袋のどちらを持参すればいいの?」と迷っている方もいるのではないでしょうか。
車中泊は車中で寝泊まりするからこそ、快適な寝具選びが欠かせません。しかし、布団にも寝袋にもメリット・デメリットがあるため、それぞれの違いを把握することが重要です。
この記事では、車中泊は布団と寝袋どちらが快適なのか、布団・寝袋それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
車中泊に適している寝具について知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
車中泊は布団と寝袋どちらが快適?
はじめに、車中泊は布団と寝袋どちらが快適なのかについて解説します。
季節に合わせて使い分けるのが最適
車中泊では、布団と寝袋をそれぞれの季節に合わせて使い分けるのが最適です。どちらにもメリットとデメリットがあるため、状況に合わせて選択しましょう。
例えば、春や秋の車中泊は寝袋をメインにして毛布で調整する他、夏は冷感素材の布団を使用したり、冬は布団と寝袋で完全防備したりと工夫するのがベストといえます。
ただし、車中泊する環境によって快適度は変わってくるため、周辺状況に合わせて電気毛布なども持参すると良いでしょう。
その他、別途で携帯用冷暖房を用意しておくと安心です。併せて体温調節できるよう着脱可能な衣服を何枚か持参するなど、時期や時間帯に合わせた持ち物選びを推奨します。
布団:通気性を重視する方におすすめ
布団は密着率が低めであるため、通気性を重視する方におすすめです。ゆったりとしていて寝返りができる分、いつも通りの寝心地が魅力となっています。
荷物はややかさばりますが、マットやコットを一緒に持参すればより快適な睡眠環境を整えられるため「妥協したくない」という場合は布団を準備しましょう。
寝袋:保温性を重視する方におすすめ
寝袋は密着性が高めであるため、保温性を重視する方におすすめです。ぴったりとしていてコンパクトな分、包み込まれるような寝心地が魅力となっています。
荷物もかさばることなく、シュラフだけ持参すれば眠れるため「キャンプ用品を最小限に抑えたい」という場合は寝袋を用意してください。
なお、車中泊を快適にするアイテムやグッズについては次の記事でも詳しく解説しているため、寝具以外の道具について知りたい方はぜひ併せてご覧ください。
→関連記事:車中泊を快適にする具体的なアイデア10選!あると便利なものも紹介
→関連記事:車中泊に便利・快適なグッズ25選!グッズの選び方も併せて解説
車中泊に布団を選ぶメリット・デメリット
車中泊に布団を選ぶ際は、メリットとデメリットの両方を知っておくことが重要です。ここでは、それぞれを詳しく解説します。
メリット
まずは「車中泊×布団」のメリットを見ていきましょう。
通気性があって蒸れない
布団は通気性があって蒸れないのがメリットです。車中泊は「暑くて眠れない」「寒くて眠れない」という状況も日常茶飯事ですが、布団なら簡単に温度調節できます。
掛け布団と毛布を駆使すれば春や秋も快適ですし、夏は掛け布団だけ持参する、冬は毛布も併せて持参するなど、環境に合わせて体温調整できるのが魅力といえるでしょう。
内部があまり蒸れないため、快適な睡眠を求めている方に最適ではないでしょうか。
自宅と同じ寝心地を実現できる
布団は、自宅と同じ寝心地を実現できるのもメリットといえるでしょう。
寝具が変わると眠れない方にとって、布団はいつも通りの睡眠環境となります。お気に入りの枕も一緒に持参すれば、自宅と同じ寝心地が実現可能です。
特に、環境の変化が苦手な方は布団を持参してみてください。
いつもと同じ布団で安心できる
いつもと同じ布団で安心できる点もメリットといえるでしょう。普段使用している布団を持参すれば、車中泊であっても睡眠環境は変わりません。
自宅用の布団を車に持ち込むとかさばりますが、どうしても環境を変えたくない方は日常生活で使用している布団を持参しても良いかもしれません。
特に、いつも寝ている布団の安心感は他には代えがたいものがあるのではないでしょうか。
寝袋よりも質感や肌触りが良い
布団は寝袋よりも質感や肌触りが良いです。
もちろん、使用されている素材によって快適度は変わってくるものの、布団は寝袋よりも柔らかく快適な構造となっています。
そのため、寝袋の寝心地がどうしても苦手な方は、ふわふわ感やもこもこ感を味わえる布団を持参しましょう。
寝返りが自由で圧迫感がない
寝袋は全身が包まれるため自由に寝返りができず圧迫感を感じる人もいますが、布団は寝返りが自由にできてあまり圧迫感もありません。
寝返りができないと特定の部位だけに負担がかかり、肩こりや腰痛の原因となるため、健康に対する視点から見ても布団の方が比較的快適といえるでしょう。
デメリット
次に「車中泊×布団」のデメリットを見ていきましょう。
かさばるため持ち運びに苦労する
布団はかさばるため、やや持ち運びに苦労します。掛け布団と毛布の両方を持参するとなるとそれだけでも運搬が大変なため、スムーズに荷物を運びたい場合は不向きです。
本格的な布団は寝袋よりもかさばるだけでなく、コンパクトに畳めない分、他の荷物を持ち運ぶ際にもストレスを感じるかもしれません。
どうしても快適な睡眠環境を整えたい方向けとなるため、布団の持ち込みは覚悟が必要となります。
ただし、圧縮袋に入れるなど工夫次第では快適に持ち運べるため、布団を持ち込みたい方は運搬方法を工夫するのがおすすめです。
人数分を持参すると荷物になる
布団は単体でもそれなりに大きくて重たいため、人数分持参すると相当な荷物となります。
ソロの車中泊であればそれほど荷物にはならないものの、カップルやファミリーで車中泊する場合は2〜4人分の布団が必要です。
掛け布団と毛布を合わせて持参すると他の荷物が入らなくなるほど圧迫されるため、寝具にこだわりのある方向けとなるでしょう。
風が抜けるため寒く感じやすい
布団は風が抜けるため、寒く感じやすいです。掛け布団だけだと首や肩の部分から風が抜ける他、手足の部分から風が抜けることもあります。
毛布も持参して隙間なく覆える場合は別ですが、布団だけで一夜を過ごすとなると「思っていたよりも寒い」と感じるかもしれません。
もちろんそれでも十二分に暖かいのですが、完璧な暖かさを重視している方には向いていないといえるでしょう。
なお、快適に車中泊するなら場所選びやスポット選び、車選びも重要となってきます。
次の記事では車中泊におすすめの場所・スポット・車について解説しているため、興味がある方は併せてご覧ください。
→関連記事:車中泊ができるおすすめの場所・スポットを紹介!注意点や選び方も解説
→関連記事:車中泊を快適にするには車選びが超重要!おすすめの車と選び方を詳しく解説
車中泊に寝袋を選ぶメリット・デメリット
車中泊に寝袋を選ぶ際も、メリットとデメリットの両方を知っておくことが重要です。ここでは、それぞれの特徴について詳しく解説します。
メリット
まずは「車中泊×寝袋」のメリットを見ていきましょう。
保温性があって冷めない
寝袋は保温性があって冷めないのがメリットです。全身を包み込むような構造となっているため、体から発せられる熱気を逃がさず、冷気の侵入を防いでくれます。
暑い場合は上半身を出して下半身だけ入れられる他、寒ければ内部にカイロを貼って対処できるなど、工夫次第で快適な睡眠環境を整えられる点は魅力です。
分厚めのシュラフは掛け布団や毛布として使用できる他、マットやコットと組み合わせて布団のように使用できるなど用途にも縛られません。
コンパクトで持ち運びやすい
寝袋はコンパクトで持ち運びやすいです。折り畳んで専用の袋に入れれば、老若男女誰でも簡単に持ち運びできるサイズにまで圧縮できます。
人数分持参してもそこまで荷物にならないため、運搬する際もストレスになりません。むしろ、まとめて運べるため布団よりもかさばりません。
製品によっては非常に小さくまとめられる寝袋もあるため、持ち物の状況に合わせて選んでみてください。
包み込まれるような安心感がある
寝袋は包み込まれるような安心感があり、布団とはまた違った感覚で眠れます。お腹と背中の両面から暖めてくれるため、寒さを感じることもほぼありません。
布団の場合は頭・顔・手足が冷えることもありますが、寝袋は頭の先から足の先まですべて覆えるタイプの製品もあり、常に温みを感じられるのが魅力です。
デメリット
次に「車中泊×寝袋」のデメリットを見ていきましょう。
寝心地がイマイチ
寝袋は布団と比べるとふわふわ感やもこもこ感を得にくいため、寝心地がイマイチと感じる人もいます。実際に布団と比較すると、寝心地ではやや劣るかもしれません。
ただし、寝心地の感じ方は人それぞれなのでシュラフの方が合っている人もいます。こればかりは実際に使用し、どちらが合っているかを確かめなければいけません。
自由に動き回れない
寝袋は自由に動き回るのには適していません。全身一体型の寝袋は上半身から下半身まで固定されるため、うまく寝返りできず、圧迫感を抱く人もいます。
ただし、シュラフによっては手足がセパレートになっているタイプもあり、自由に動き回れるものもあるため、選び方次第で快適性と利便性を両立可能です。
なお、夏や冬の車中泊に必要なものについては以下の記事でもまとめているため、布団や寝袋以外のキャンプ用品を知りたい方は合わせてご覧ください。
→関連記事:夏の車中泊は暑すぎる!具体的な暑さ対策や必要なもの・アイテムを紹介
→関連記事:冬の車中泊には暖房器具が必要?使用する際の注意点とおすすめ製品を紹介
車中泊の快適性を求めるならポータブル電源がおすすめ!
車中泊に快適さや便利さを求めるなら、ポータブル電源の持参を推奨します。
ポータブル電源は充電式の持ち運び可能な電源で、車中泊など電源が確保できない場所でも電気を使用できる設備です。
特に車中泊の場合は布団や寝袋だけでは快適に眠れない可能性があり、外部環境によっては暑すぎたり寒すぎたりするため、携帯用の冷暖房や電気毛布が欠かせません。
車内のエアコンを使用すればある程度の快適性は保てるものの、寝ている間ずっとエンジンをかけておくわけにはいかないため、ポータブル電源で対応するのが良いでしょう。
ポータブル電源があれば冷暖房や電気毛布だけでなく、スマホなどの電子機器も充電できるため、より快適な車中泊となります。
睡眠の快適度を左右する冷暖房やその他の電子機器が使用できるだけで、快適性や利便性が変わってくるため、ぜひポータブル電源の持参も検討してみてはいかがでしょうか。
EcoFlowでは、車中泊に最適なポータブル電源を取り扱っています。当社のポータブル電源は家電の約80%に対応可能で、携帯用の冷暖房や電気毛布も使用可能です。
車中泊が初めての方は何かと心配事もあるとは思いますが、ポータブル電源があれば電力供給に悩むこともありません。
まずは、EcoFlowにお気軽にご相談ください。
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まとめ
車中泊は布団と寝袋どちらが快適なのか、布団・寝袋それぞれのメリット・デメリットを解説しました。
車中泊には布団・寝袋どちらも適しているものの、それぞれメリットとデメリットがあるため、自分自身のスタイルに合わせて選ぶのが賢明です。
例えば、通気性や寝心地を重視するなら布団がおすすめですが、保温性やサイズを重視するなら寝袋がおすすめといえます。
なお、より快適な車中泊にしたい場合はポータブル電源も持参しましょう。
ポータブル電源があれば就寝中に使用できる冷暖房・電気毛布が自由に使用できるだけでなく、スマホの充電なども可能となっています。