ポータブル電源はソーラーパネルから充電できるのですが、機器同士がうまく接続されていなかったり、太陽光が十分に当たっていなかったりすると充電できません。
他にも、いくつか充電できなくなる原因があるため、注意が必要です。
この記事では、ポータブル電源がソーラーパネルで充電できない原因、対処方法、注意点をわかりやすく解説します。
ポータブル電源をソーラーパネルで充電できない理由について知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
ポータブル電源がソーラーパネルで充電できない原因
ポータブル電源がソーラーパネルで充電できない理由はいくつかあるため、原因についてはあらかじめ把握しておきましょう。
ここでは、ポータブル電源がソーラーパネルで充電できない原因について詳しく解説します。
機器同士がうまく接続されていない
機器同士がうまく接続されていないと充電できないことがあります。
ポータブル電源とソーラーパネルの間で接触不良が起こると稀に充電できないことがあるため、きちんとつながっているか確認してください。
ケーブルが抜けていたり外れていたりしている箇所がないか、細かく確認してみましょう。
互換性のある製品同士ではない
ポータブル電源をソーラーパネルで充電するためには、互換性のある製品同士でなくてはいけません。
一見するとどのポータブル電源でもソーラーパネルでも接続できそうですが、互換性がなければ充電はできません。
メーカーが別々のものはもちろん、同じメーカーでもモデルによっては互換性のないものがあるため、極力はセット販売のものを選びたいです。
太陽光が十分に当たっていない
ポータブル電源をソーラーパネルで充電するためには、太陽光を十分に当てなくてはなりません。
仮にポータブル電源の状態が万全でも、雨が降っていたり曇っていたりでソーラーパネルに十分な太陽光が当たらないと、充電に回すだけの電気が生み出せません。
晴れていても太陽光が直接当たっていない状態では、十分な電力を充電できないでしょう。
設置する場所によっては街路樹や建築物などの遮蔽物によって太陽光が遮られることがあるため、周辺の環境が適正かどうかもチェックしておきたいです。
バッテリーが寿命を迎えている
ポータブル電源のバッテリーが寿命を迎えると、いくらソーラーパネルで充電しようとしてもできません。
リチウムイオン電池を搭載しているポータブル電源は、何度も充放電を繰り返すことで次第にバッテリーが劣化し、最終的に寿命を迎えます。
目安となるサイクル数は平均して300~4,000回とされ、一度寿命を迎えると充電に時間がかかったりすぐに充電が切れたりするようになるため、注意が必要です。
表面がゴミ・フンで汚れている
表面がゴミ・フンで汚れていると充電できないことがあります。
落ち葉や紙くず、ビニール袋などがソーラーパネルを覆っていると効率的に発電できず、ポータブル電源にも蓄電できません。
鳩など鳥のフンで発電効率が下がることもあるため、常に綺麗にしておくことが求められるでしょう。
原則として、クリーニングは数ヶ月に一度もしくは半年に一度は行うようにして、ゴミやフンが溜まらないようにしてください。
火山灰や雪の影響で充電できなくなることもあるため、地域ごとの対処についても知っておくことが必要ではないでしょうか。
本体の一部が故障・破損している
本体の一部が故障・破損していると、充電は厳しいかもしれません。
ソーラーパネルのように屋外に置く装置は外的要因で故障・破損しやすいです。
ポータブル電源もアウトドアやリモートワークで乱暴に扱うと壊れることがあります。
どちらも安全性・耐久性には十分に配慮して開発されていますが、精密機械であることに変わりないため、丁寧に扱いましょう。
持ち運び式のものは、使用しない間は屋内に置くなど保管方法を工夫してください。
なお、他の記事ではポータブル電源とは、ソーラーパネルとは、ソーラーパネルからバッテリーに充電するにはについて解説しているため、あわせてご確認ください。
→ポータブル電源とは?活用シーンや初心者におすすめの選び方を紹介
→ソーラーパネルとは?仕組みや発電量、寿命、選び方などを徹底解説
→ソーラーパネルからバッテリーに充電するには?充電する手順と注意点を解説
充電できない状況での対処方法
単なる接触不良によって充電できなくなることが度々あるため、対処方法については事前に理解しておきたいです。
ここでは、充電できない状況での対処方法について詳しく解説します。
ケーブルの状態を確認する
まずはケーブルの状態を確認しましょう。
ポータブル電源とソーラーパネルをつなぐケーブルが抜けていたり外れていたりすると充電できないため、きちんとつながっているか確認します。
もししっかりとつながっていないようなら、再度挿し直してください。
本体が壊れていない限りは正しくケーブルを接続するだけで充電可能です。
接触不良がないにもかかわらず一向に充電できない場合は他の部分に原因があると考えられるため、どこで不具合が発生しているのかを調査する必要があるでしょう。
ただ、素人目で判断すると状況を見誤る可能性があるため、プロに任せたいです。
交換・修理の専門業者に相談する
自力で対応できない場合は、交換・修理の専門業者に相談してください。
ポータブル電源やソーラーパネルを専門に対応している業者であれば、どのような不具合を引き起こしているのかをすぐに見極めてくれます。
必要に応じて代替品も手配してくれるなど、プロに任せればすぐ充電できる状態に戻してもらえます。
ダメージがないかチェックする
ポータブル電源やソーラーパネルは、落としたりぶつけたりすると正常に動作しなくなることがあるため、ダメージがないかチェックしたいです。
特に地震や津波、大雨や台風などの災害が発生した際は、本体が何らかのダメージを受けて充電できなくなることがあります。
災害はいつどこで起こるかわからず、被害の度合いも測れないからこそ、知らず知らずのうちにダメージを負っているかもしれません。
地震や津波によって機器が壊れたり、大雨や台風で設備が水没したりする恐れがあるため、災害時には全体的に保守点検を行いましょう。
ただ、電気系統がダメージを受けると漏電することがあるため、もし自力でチェックできなさそうなら緊急対応に慣れているプロにご依頼ください。
メーカーに問い合わせる
部品の交換や本体の修理が必要になりそうなら、メーカーに問い合わせましょう。
専門業者に依頼しても構いませんが、購入したメーカーが対応してくれるなら、直接メーカーに相談するのが確実です。
メーカーによって対応の仕方は変わるものの保証期間中ならスムーズに交換・修理してくれるため、導入する段階で保証があるかどうかを確認しておくことを推奨します。
万が一のときにどう対応してもらえるのか、細かく聞いておきましょう。
なお、他の記事では防災士が教えるもしもの備え、ご家庭で用意したい防災グッズについて解説しているため、あわせてご参照ください。
→地震や停電で大事な人を守るために-防災士が教えるもしもの備え
→停電への備え、あなたは十分ですか? ご家庭で用意したい防災グッズ
取り扱いの注意点
いくら壊れにくい製品でも、取り扱いを間違うと何らかの不具合が発生しやすくなるため、丁寧な管理が必要となるでしょう。
ここでは、取り扱いの注意点について詳しく解説します。
過酷な環境での設置を避ける
ソーラーパネルはある程度の温度・湿度にも耐えられる構造ですが、ポータブル電源はデリケートな設計となっており、過酷な環境での設置は避けたいです。
極端な高温・低温はバッテリーの劣化を進める原因となり、過酷な環境で使用するほど寿命を迎えやすくなります。
ソーラーパネルもポータブル電源も一定の安全性・耐久性はあるものの、過酷な環境での利用には十分注意が必要となるでしょう。
こまめにクリーニングする
ソーラーパネルは、こまめにクリーニングしたいです。
ソーラーパネルのように外に設置する必要がある機器は、ゴミやフンの影響でうまく発電できない可能性がある他、火山灰や雪で発電効率を損なう場合があります。
太陽光を直接受け止めないと効率的に発電できないため、数ヶ月に一度もしくは半年に一度はクリーニングするようにしましょう。
定期的に充電する
ポータブル電源は、定期的に充電したいです。
ポータブル電源は電池残量ゼロのまま放置すると過放電を引き起こしてバッテリーが劣化しやすくなるため、常に充電を40〜60%に保つのが長持ちさせる秘訣となります。
逆に、充電が満タンの状態で給電し続けてもバッテリーの劣化が発生するからこそ、電池残量が100%になった段階でコンセントから抜いてください。
長時間放置すると自然放電によって気づかないうちに電池残量が0%になっていることもあるため、定期的な充電を心がけましょう。
乱暴に扱わない
ポータブル電源もソーラーパネルも頑丈ではありますが、乱暴な扱いは避けたいです。
稀ではあるものの、何度も圧迫や衝撃を与えると発火・爆発する恐れがあるため、運搬する際や固定するときは慎重に扱いましょう。
ダメージの具合によっては充電できなくなることがあるため、他の精密機械と同様に丁寧に使用してください。
なお、他の記事ではポータブル電源の充電を長持ちさせる3つの方法、ポータブル電源は走行充電を行えるのかについて解説しているため、あわせてご覧ください。
→ポータブル電源の充電を長持ちさせる3つの方法!充電管理アプリの重要性とは?
→ポータブル電源は走行充電を行える?具体的な方法や注意点を詳しく解説
両方導入するならセット販売での購入が安心
ポータブル電源とソーラーパネルを同時に導入するなら、セット販売での購入が安心です。
状況に応じて別々に導入するのでも問題はないのですが、互換性のないもの同士だとうまく充電できないことがあります。
メーカーが同じでも互換性のないもの同士は充電できないため、初めて導入する人はセット販売されているものを選ぶのが安心でしょう。
なお、EcoFlowではEcoFlow DELTA 3 Plusなど幅広い充電方法に対応した製品を取り扱っています。EcoFlow DELTA 3 Plusは急速充電対応のポータブル電源で、家庭の電源からすぐに充電できる優れものです。
多種多様な充電方法に対応しており、幅広いシーンで充電可能です。主な充電方法としては、以下のようなものがあります。
- AC充電
- 走行充電
- ソーラー充電
- ハイブリッド充電
- 発電機充電
EcoFlow DELTA 3 Plusは、AC充電なら約56分で充電できるため、計画停電や災害到来の前に充電して備えておけます。
他にも走行充電、ソーラー充電、ハイブリッド充電、発電機充電に対応しているからこそ、電源が取れない場所でもスムーズに充電可能です。
EcoFlow DELTA 3 Plusのように幅広い充電方法に対応しているポータブル電源は、いつでもどこでも充電できるため、家庭用バックアップ電源としても便利でしょう。
モデルによっては緊急時に瞬時に切り替わることで電化製品・電子機器を保護する機能も備わっているため、データを守るのにも役立ちます。
災害時でもスマホ・タブレット・ノートパソコンなどのデバイスを充電できるなど、1台あるだけで安心感が変わってくるはずです。
気になる人は、一度EcoFlowの公式ホームページをご覧ください。
まとめ
ポータブル電源がソーラーパネルで充電できない原因、対処方法、注意点を解説しました。
ポータブル電源がソーラーパネルで充電できない原因には、以下のようなものがあります。
- 機器同士がうまく接続されていない
- 互換性のある製品同士ではない
- 太陽光が十分に当たっていない
- バッテリーが寿命を迎えている
- 表面がゴミ・フンで汚れている
- 本体の一部が故障・破損している
以上のように、ポータブル電源・ソーラーパネルのどちらかもしくは両方に不具合があると充電できないため、原因と対処方法を把握しておきたいです。
初めて購入する人は取り扱いの注意点も理解しておくなど、太陽光発電・蓄電池に関する勉強が必要となるでしょう。
なお、初めてポータブル電源・ソーラーパネルを導入する人は、セット販売されているものを選ぶと安心です。セット販売なら充電できないという事態は避けられます。
EcoFlowのEcoFlow DELTA 3 Plusなど製品によってはソーラー充電に対応しているものもあるため、ソーラーパネル対応のモデルを選ぶのも良いでしょう。
EcoFlow DELTA 3 Plusは幅広い充電方法に対応している他、急速充電で扱いやすいポータブル電源となっているため、平時・非常時の両方で使用したい人はぜひ一度ご検討いただけると幸いです。
詳細は公式ホームページからご覧いただけます。