モバイルバッテリーは、正しく保管することでリスクを未然に防ぐことが可能です。
火災などのトラブルにも発展する可能性があるモバイルバッテリーは、正しい保管方法を知っておくことが何よりも重要といえるでしょう。
この記事では、モバイルバッテリーの保管方法、火災に対する対処方法、火災を防ぐ方法、健康状態のセルフチェック、寿命となるサイクル回数をわかりやすく解説します。
モバイルバッテリーの保管方法について知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
モバイルバッテリーの保管方法

モバイルバッテリーは、風通しの良いところに置く、高温多湿の場所を避ける、直射日光の場所を避ける、電池残量を一定に保つなど正しい保管方法を知っておくことが重要です。
ここでは、モバイルバッテリーの保管方法について詳しく解説します。
風通しの良いところに置く
モバイルバッテリーは、風通しの良いところに置くようにしてください。
通気性のあるところに置くことで、熱がこもるのを防げます。逆に熱がこもりやすいところに置くとバッテリーの劣化が進む他、火災にもつながるため、注意が必要です。
冷暗所など、低温で湿気が溜まりにくいところに置くよう心がけましょう。
高温多湿の場所を避ける
高温多湿の場所を避けるのも、モバイルバッテリーの理想的な保管方法です。
高温多湿の場所に放置するとモバイルバッテリーに熱が蓄積され、本体が過度に熱くなることがあります。ずっと熱い状態が続くと爆発する恐れがあるため、注意が必要です。
過度に高温多湿なところではモバイルバッテリーを保管できないため、涼しい場所で保管することが求められます。
直射日光の場所を避ける
直射日光の場所を避けるのも、モバイルバッテリーの理想的な保管方法といえます。
直射日光の場所に放置すると同じくモバイルバッテリーに熱が蓄積され、本体が過度に熱くなります。同様にしばらく熱い状態が続くと爆発する可能性があるため、注意が必要です。
熱を反射する白い本体のものは比較的直射日光に強いですが、熱を吸収する黒い本体は直射日光に弱いため、日の当たらない場所で保管することが求められます。
電池残量を一定に保つ
電池残量を一定に保つのは、モバイルバッテリーのベストな保管方法といえるでしょう。
モバイルバッテリーは残量100%の状態で充電し続けると過充電、充電0%の状態で放置し続けると過放電の状態となり、どちらもバッテリーが劣化しやすくなります。
一度バッテリーが劣化すると、モバイルバッテリーに貯められる充電量が次第に損なわれていき、最終的には充電できない状態となるため、過充電・過放電ともに注意が必要です。
電池残量は常に30〜80%になるよう心がけ、一定に保ちながら保管しましょう。
電池残量を一定に保てば過充電・過放電の防止になり、より長持ちさせることが可能です。
なお、間違った方法で使用してもバッテリーの劣化につながることがあるため、初めてモバイルバッテリーを購入する人は以下の記事もあわせてお読みください。
→モバイルバッテリーの使い方を徹底解説!正しい充電方法、充電時の注意点
モバイルバッテリーの火災に対する対処方法

モバイルバッテリーの熱が一定のラインを超えると稀に火災が発生することがあるため、対処方法については知っておくと安心です。
ここでは、モバイルバッテリーの火災に対する対処方法について詳しく解説します。
耐火性のある容器に入れる
モバイルバッテリーから火が出た場合、耐火性のある容器に入れます。
電源に接続している場合はプラグを抜き、消火器や大量の水で消火します。
少量の水だとリチウムイオン電池が反応してより状況が悪化することがあるため、バケツ一杯分というよりはお風呂一杯分のイメージで水をかけ続けてください。
ある程度火が収まってもすぐに耐火性のある容器から取り出さず、様子を見ましょう。
外部からは完全に火が消えているように見えても内部には熱が残っていることがあるため、安易に触れるのではなく、慎重に取り扱うと良いでしょう。
消防署に連絡を入れる
モバイルバッテリーから火が出た場合、消防署に連絡を入れるのも手です。
通報を迷っている間に被害が拡大することがあるため、早急な通報が重要です。
東京消防庁によると、2023年のリチウムイオン電池関連火災は166件発生しており、過去最多となるなど、最近ではモバイルバッテリーによる火災が相次いでいます。
単純計算で2日に1回もしくは3日に1回は日本のどこかでリチウムイオン電池による火災が発生しているため、他人事とはいえません。
リチウムイオン電池関連火災は2024年6月時点で107件発生しており、前年同期比で約35.4%増加しているため、より警戒が必要といえるでしょう。
そのため、モバイルバッテリーに限らず、火災が発生した場合は被害の大小にかかわらずすぐに消防署に連絡を入れるのが鉄則です。
モバイルバッテリーによる火災を防ぐ方法

モバイルバッテリーによる火災を防ぐ方法としては、以下のようなものがあります。
- 暖房の周辺で使用しない
- 何度も落としたりぶつけたりしない
暖房など熱くなるものの周辺で使用すると可燃性ガスに引火して火災が発生する恐れがあるため、モバイルバッテリーを使用する際は熱源から離れて使用すべきです。
また、何度も落としたりぶつけたりすると可燃性ガスに引火して爆発する可能性があるため、故意ではないにしても慎重に扱うようにしましょう。
その他、タバコやライターなど直接火を扱うものの周囲でモバイルバッテリーを使用するのも避けるようにしてください。
モバイルバッテリーの健康状態のセルフチェック

モバイルバッテリーは、外部からの圧力や衝撃によって内部から火災が発生することがあるため、健康状態は常に確認しておきたいです。
ここでは、モバイルバッテリーの健康状態のセルフチェックについて詳しく解説します。
異音や異臭などの異変がないか確認する
まずは、異音や異臭などの異変がないかご確認ください。
モバイルバッテリーから異音や異臭がする場合、ガスが発生していたりパーツが外れていたりする恐れがあるため、早急に対応が必要となります。
リチウムイオン電池を何度も落としたりぶつけたりすると爆発する可能性があるため、異変が見られた場合はすぐに使用するのをやめましょう。
充電にかかる時間に変化がないか確認する
次に、充電にかかる時間に変化がないか確認しましょう。
モバイルバッテリーの充電時間が長くなったり、デバイスへの充電時間が短くなったりと本来の力を発揮できなくなっている場合は劣化していると判断して良いです。
リチウムイオン電池は充放電を繰り返すことでバッテリーが劣化するため、何年も愛用している人は買い替えをご検討ください。
変形している箇所がないか確認する
変形している箇所がないか確認するのも、忘れてはいけません。
故意ではないにしても外部から何度も圧力や衝撃が加わると本体が変形し、内部で可燃性ガスが発生することで爆発する可能性があります。
最近のモバイルバッテリーは安全に配慮して作られているため、爆発することはめったにありませんが、何度も落としたりぶつけたりするのは危険です。
リチウムイオン電池から発生する可燃性ガスは引火しやすいため、もし本体の変形が見られる場合は使用を控えるのが良いでしょう。
モバイルバッテリーの寿命となるサイクル回数

モバイルバッテリーの寿命は、サイクル回数と呼ばれる数字からある程度予測可能です。
サイクル回数とは、充電が100%の状態から0%の状態になる一連の流れのことで、充電が満ちている状態から空の状態になるのを1回とカウントします。
サイクル回数は平均して300〜500回とされており、普通に使用すると耐用年数は1〜2年ほどとなります。
しかし、これはあくまでも毎日充放電を繰り返す人に限った話であり、旅行などでたまにしか使用しない人はもっと長持ちするといえるでしょう。
使用する状況によってモバイルバッテリーの寿命は変わるため、まずは適切な保管方法を守って大事に扱うようにすると良いでしょう。
など、正しい方法で充電しないと寿命が削られるだけでなく充電そのものができなくなることもあるため、モバイルバッテリーの使用に慣れていない人は以下の記事もあわせてご覧ください。
→モバイルバッテリーで充電できない原因とその対処法!長く使うためのコツも紹介
→モバイルバッテリーの正しい充電方法を解説!充電時の注意点や長く使うための工夫を紹介
安心できるモバイルバッテリーならEcoFlow!

安心できるモバイルバッテリーをお探しの人は、EcoFlowにご相談いただけると幸いです。
ここでは、当社が販売しているEcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (5000mAh)の安全に対する取り組みについて詳しく解説します。
温度センサーが1日432万回リアルタイムで監視
EcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (5000mAh)は、温度センサーが1日432万回リアルタイムで監視しているため、安心してご使用可能です。
毎秒50回監視しているため、常に本体の過熱を防止できる状態となっています。
過熱を防ぐことで火災に発展するのを防げるため、モバイルバッテリーを安全に使用したい人にとって心強い味方となってくれるでしょう。
低温を維持する独自の構造
EcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (5000mAh)は、低温を維持する独自の構造が採用されているため、安全にご使用可能です。
先進的な乗用車と同レベルのグレードの超低内部抵抗技術と内部冷却システムが採用されており、マグネット式充電時に問題となる過熱を大幅に軽減しています。
手で直接持っても過熱が気にならないため、快適に使用できるでしょう。
最大2年の保証付き
EcoFlowでは、EcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (5000mAh)を最大2年の保証付きで販売しているため、寿命を迎えるまでの間にトラブルが発生しても大丈夫です。
モバイルバッテリーの平均的な耐用年数は1〜2年、サイクル回数に換算すると300〜500回とされますが、当社では標準で1.5年間の保証付きとなっています。
EcoFlowの公式サイトに保証登録することでさらに半年間の延長保証が受けられるため、今後もEcoFlowのモバイルバッテリーをご利用予定の人は、ぜひご登録ください。
商品情報については、公式ホームページをご覧ください。

まとめ
モバイルバッテリーの保管方法、火災に対する対処方法、火災を防ぐ方法、健康状態のセルフチェック、寿命となるサイクル回数を解説しました。
モバイルバッテリーの保管方法としては、風通しの良いところに置く、高温多湿の場所を避ける、直射日光の場所を避ける、電池残量を一定に保つことが重要です。
リチウムイオン電池を搭載しているモバイルバッテリーは過酷な環境に放置すると劣化しやすくなるため、定期的に使用してあげることが求められます。
そのため、保管方法だけでなく火災に対する対処方法や火災を防ぐ方法、健康状態のセルフチェック、寿命となるサイクル回数について知っておくと良いでしょう。
なお、本体自体に安全機能が内蔵されているものを選ぶことも重要です。
例えば、EcoFlowが販売しているEcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (5000mAh)のように、温度センサーが1日432万回リアルタイムで監視していたり、低温を維持する独自の構造だったりするとより安心して使用できます。
興味のある人は、公式ホームページよりお問い合わせください。