モバイルバッテリーは稀に熱くなることがあります。
初めてモバイルバッテリーを使用する場合、何が原因で熱くなるのかわからずに困惑することがあるため、具体的な原因を知っておくと良いでしょう。
この記事では、モバイルバッテリーが熱くなる原因、熱い場合の対応、充電中のNG行為、爆発しにくいモバイルバッテリーの選び方をわかりやすく解説します。
モバイルバッテリーが熱くなる原因について知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
モバイルバッテリーが熱くなる原因
モバイルバッテリーは熱くなりやすい環境で充電したり、急速充電によって充電したり、充電中にデバイスを操作したりすることで熱くなるため注意が必要です。
純正でない充電器を使用したり、蓄電池が劣化したりしていても熱くなることがあるため、注意が必要となるでしょう。
ここでは、モバイルバッテリーが熱くなる原因について詳しく解説します。
熱くなりやすい環境で充電している
熱くなりやすい環境で充電すると、モバイルバッテリーが熱くなります。
例えば、高温多湿な場所で使用すると通常よりも熱が発生しやすくなる他、直射日光の場所で保管しても熱が発生しやすくなるため、注意が必要です。
モバイルバッテリーは使用する状況だけでなく保管する状況によっても熱くなりやすさが変わるため、扱いには十分にご注意ください。
急速充電によって充電している
急速充電によって充電している場合も、モバイルバッテリーは熱くなりやすいです。
急速充電は数十分〜1時間程度で充電できますが、迅速に充電できるということはその分急激に電力を流している状態となります。
モバイルバッテリーが熱くなる原因のほとんどは電力が熱に変換されていることに起因するため、急速充電は涼しい場所で行うようにしましょう。
充電中にデバイスを操作している
モバイルバッテリーは、充電中にデバイスを操作していると熱くなります。
充電中にデバイスを操作すると通常の出力に加えてさらなる出力が必要となり、普通に使用するよりもモバイルバッテリーが熱くなりやすいです。
モバイルバッテリーへの充電とデバイスへの充電を同時に行っている状態となるため、操作しながらの充電はお避けください。
純正でない充電器を使用している
モバイルバッテリーは、純正でない充電器を使用していても熱くなりやすいです。
非純正の充電器は電圧が安定しなかったり、規格を超過していたりすることで本体のスペックをオーバーし、事故につながることがあります。
モバイルバッテリーを購入した際に付属されている充電器以外は使用せず、必ずもともと入っていたものを使用しましょう。
蓄電池が劣化している
モバイルバッテリーは、蓄電池が劣化していると熱くなることがあるためご注意ください。
蓄電池が劣化する主な原因は、以下の通りです。
- 圧力や衝撃を何度も与える
- 充放電を何度も繰り返す
- 寿命を超えて酷使する
- 休まず使用する
モバイルバッテリーは内部にリチウムイオン電池と呼ばれる蓄電池が搭載されているのですが、外部から圧力や衝撃を何度も与えるとバッテリーが劣化しやすくなります。
充放電を何度も繰り返してもバッテリーが劣化するため、注意しましょう。
他にも寿命を超えて酷使したり、休まず使用したりすることでも劣化するため、適切な使用方法を守ることが求められるでしょう。
なお、モバイルバッテリーに内蔵されているリチウムイオン電池が劣化すると電解質が酸化し、可燃性のガスが発生します。
可燃性のガスはちょっとした刺激で引火することがあるため、蓄電池の劣化が見られる場合は早急な買い替えが必要です。
モバイルバッテリーが熱い場合の対応
モバイルバッテリーが熱い場合、圧力や衝撃を避ける、買い替えを検討する、しばらく使用を控えるなどの対応が必要です。
ここでは、モバイルバッテリーが熱い場合の対応について詳しく解説します。
圧力や衝撃を避ける
モバイルバッテリーが熱くなっている場合は、圧力や衝撃をお避けください。
本体が熱くなっている場合、可燃性のガスが発生していることがあります。可燃性のガスが充満している状態で落としたりぶつけたりすると爆発することがあるため、要注意です。
多少の刺激が加わっただけで爆発することはめったにありませんが、乱暴に扱っているとふとした瞬間に爆発することがあるため、常に注意しましょう。
買い替えを検討する
何度もモバイルバッテリーが熱くなる場合は、買い替えを検討するのが良いでしょう。
一度劣化が進むと次第に本体は熱くなりやすくなります。結果的にすぐ熱くなって快適に使用できなくなるため、頃合いを見て買い替えるのが良いです。
ハイエンドのモバイルバッテリーは高価ですが、最近では軽量かつ小型で安価なものも販売されているため、予算に合わせて購入してみてはいかがでしょうか。
しばらく使用を控える
モバイルバッテリーが熱くなっている場合は、しばらく使用を控えるようにしましょう。
どうしても電流の関係で本体が熱くなるのは避けられませんが、熱い状態で使用し続けると爆発する恐れがあるため、冷たくなるまでは使用を控えるべきです。
本体の状態を見て、熱が落ち着いたら再度使用すると爆発を避けられます。
相当なことがない限りは爆発しませんが、熱くなっている状態で無理に使おうとするとバッテリーが劣化する他、大事な場面で動かなくなることがあるため、要注意です。
モバイルバッテリーの使い方に関しては、以下の記事でも解説しています。
→モバイルバッテリーの使い方を徹底解説！正しい充電方法、充電時の注意点
モバイルバッテリー充電中のNG行為
モバイルバッテリーの充電中は、可燃物を周囲に置く、充電中に操作する、暖房の周辺に置くのはNGです。
ここでは、モバイルバッテリー充電中のNG行為について詳しく解説します。
可燃物を周囲に置く
モバイルバッテリーの充電中、可燃物を周辺に置くのはNGです。
可燃物は一度着火するとなかなか火が消えず、火災に発展する恐れがあるため、燃えやすいものの周囲で充電するのは避けるのが良いでしょう。
モバイルバッテリーが爆発するとさらなる火災に発展する可能性があるため、燃えにくい素材の場所で充電することが求められます。
充電中に操作する
充電中にデバイスを操作するのは、より負担をかける行為となります。余分な電力が加わることでバッテリー部分の劣化が進みやすくなるため、同時操作はNGです。
一度充電を開始した場合は充電が終了するまで待ち、プラグを抜いてから操作しましょう。
公式で推奨されていない方法で使用すると充電できないなど不具合の原因となるため、パススルー充電に対応していないもの以外は別々に充電するのが望ましいです。
くれぐれも、不適切な充電方法を行わないようご注意ください。
モバイルバッテリーで充電できない原因とその対処法、正しい充電方法に関しては、以下の記事でも解説しています。
→モバイルバッテリーで充電できない原因とその対処法！長く使うためのコツも紹介
→モバイルバッテリーの正しい充電方法を解説！充電時の注意点や長く使うための工夫を紹介
暖房の周辺に置く
モバイルバッテリーの充電中、暖房の周辺に置くのもNGといえます。
暖房の近くで充電すると本体に熱がこもり、火災に発展する危険性があるため、十分に距離を離してから充電すると安心ではないでしょうか。
仮にモバイルバッテリーが爆発すると火の粉が飛び散って暖房に引火する場合があるため、充電中は冷暗所に置くのが良いです。
爆発しにくいモバイルバッテリーの選び方
爆発しにくいモバイルバッテリーを選びたい場合、安全基準をクリアしたものを選ぶ、サイクル回数が十分なものを選ぶ、メーカーの安全への工夫で選ぶのが良いです。
ここでは、爆発しにくいモバイルバッテリーの選び方について詳しく解説します。
安全基準をクリアしたものを選ぶ
モバイルバッテリー自体が安全基準に基づいて作られているため爆発することはほぼありませんが、それは安全基準をクリアしたものに限ります。
安全基準をクリアしているかはPSEマークの有無で判断できますが、2019年の義務化以降も偽造したものが一部で出回っています。
そのため、PSEマークがあるのはもちろん安心できるメーカーのものなのかを判断することが必要となってきているわけです。
もちろん、PSEマークの偽造は法律に抵触するため今後は自然と淘汰されていくと考えられますが、現状では安全基準をクリアしているかどうか自己判断が必要です。
サイクル回数が十分なものを選ぶ
モバイルバッテリーは、サイクル回数が十分なものをお選びください。
新品を購入する場合は構いませんが、中古品を購入する場合は残りの寿命がどれくらいなのか判断できないため、購入時に販売店への確認が必要です。
一般的なモバイルバッテリーはサイクル回数が約300〜500回となっており、耐用年数に換算すると1〜2年となります。
耐用年数を超えたモバイルバッテリーは不具合が発生しやすくなるため、基本的には中古品よりも新品を選ぶのが良いでしょう。
メーカーの安全への工夫で選ぶ
モバイルバッテリーは、メーカーの安全への工夫でも選びましょう。
各メーカーでは商品の安全を確保するために、日夜試行錯誤しています。例えば、EcoFlowでは以下のような安全への取り組みを行っています。
- 温度センサーが1日432万回リアルタイムで監視
- 低温を維持する独自の構造
以上はあくまでも一部ですが、EcoFlowが販売しているEcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (5000mAh)では、過熱しないような工夫を取り入れているわけです。
当社では熱くなるのを未然に防げるよう試行錯誤しているため、熱くなりにくいモバイルバッテリーをお求めの人は一度お問い合わせいただけると幸いです。
EcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (5000mAh)は、単に安全面で優れているだけでなく、急速充電で利便性に優れているのはもちろんコンパクトで携帯性にも優れています。
アウトドアやリモートワーク、防災など多種多様な場面に対応できるよう設計されているため、旅行などに持ち込む際にも安心です。
もしモバイルバッテリー選びで迷っている場合は、一度EcoFlowにご相談ください。
まとめ
モバイルバッテリーが熱くなる原因、熱い場合の対応、充電中のNG行為、爆発しにくいモバイルバッテリーの選び方を解説しました。
モバイルバッテリーは以下のような理由で熱くなります。
- 熱くなりやすい環境で充電している
- 急速充電によって充電している
- 充電中にデバイスを操作している
- 純正でない充電器を使用している
- 蓄電池が劣化している
必ずしも以上の原因で熱くなるとは限りませんが、大抵は当記事で挙げた理由が原因で熱くなるため、本体の過熱には十分に注意が必要です。
なお、モバイルバッテリーによってはメーカーの工夫によって過熱を抑えられるよう試行錯誤されているため、熱くなりにくいものを選ぶのも良いでしょう。
例えば、EcoFlowでは温度センサーが1日432万回リアルタイムで監視したり、低温を維持する独自の構造だったり、何かと安心のモバイルバッテリーを販売中です。
ワイヤレス充電に対応していていつでもどこでも充電できるため、気になる人は一度公式ホームページをご覧ください。
EcoFlowのモバイルバッテリー、EcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (5000mAh)については以下のリンクからご覧いただけます。