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車のエアコンをつけっぱなしにする3つのリスクとは?停車中の危険性も解説

暑い季節や寒い季節になると、アイドリング中でも車のエアコンをつけっぱなしにしている方は多いのではないでしょうか。実は車のエアコンをつけっぱなしにしていると、燃費の悪化やエンジンの劣化を招いたり、電装品が使えなくなったりする恐れがあります。

そこで本記事では、車のエアコンをつけっぱなしにするリスクについて解説します。停車中にエアコンだけ付ける方法や、エアコンをつけっぱなしにする際の対策も掲載しているので、車への負担を抑えつつ快適に過ごしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

車のエアコンをつけっぱなしにする3つのリスク

車 エアコン つけっぱなし リスク

車内の快適さを優先して、ついついつけっぱなしにしがちな車のエアコン。しかし、長時間稼働させていると、気付かぬうちにバッテリーやエンジンに負担をかけています。車のエアコンをつけっぱなしにするリスクは、以下のとおりです。

  • リスク1|バッテリーが上がる
  • リスク2|燃費が悪くなる
  • リスク3|エンジンに負担がかかる

それぞれのリスクについて、詳しく見ていきましょう。

リスク1|バッテリーが上がる

車のエアコンはバッテリーの電力で動いているため、エアコンをつけっぱなしにして電力が底を尽きてしまうとバッテリーが上がります。バッテリーが上がると、セルモーターを起動できなくなり、エンジンがかかりません。

ただし、エアコンをつけっぱなしにしていても、エンジンが動き続けている限り、バッテリー上がりのリスクは低いと言えるでしょう。エアコンをつけっぱなしにしていて、バッテリー上がりのリスクが高くなるケースは、以下のとおりです。

  • オルタネーターの発電量よりも消費量の方が多い
  • バッテリーが劣化している
  • 走行よりもアイドリング状態が長い

リスク2|燃費が悪くなる

エアコンをつけっぱなしにすると、コンプレッサーを稼働するのに多くのエネルギーが必要になるため、燃費が悪くなります。一般的にエアコンのコンプレッサーを回すと、燃費が10%悪くなると言われています。

例えば、エアコンをつけずに20km/L走行する車は、エアコンをつけっぱなしにすると18km/Lになってしまうのです。また、軽自動車の方がコンプレッサーに奪われるパワーは大きく、エアコンをつけると燃費が15%〜20%も悪くなると言われています。

リスク3|エンジンに負担がかかる

冷房時に使用されるコンプレッサーはエンジンを動力としているので、エアコンをつけっぱなしにしていると、エンジンに負担がかかります。エンジンが劣化すると燃費が悪くなるだけでなく、エンジンの性能が悪くなり、故障のリスクも高まるでしょう。

車の停車中にエアコンだけつけたい場合の対処法

停車 エアコン つけたい 対処法

車の停車中にエアコンをつけたままエンジンだけ切れば、エアコンをそのまま使用できます。ただし、冷却機能は作動せずにぬるい温風が出てくるので、夏場には適していません。

また、エンジンがかかっていないと発電量はなくなり、バッテリーに過度な負荷をかけることになります。バッテリーの電力は3時間ももたずに、バッテリーが上がるでしょう。

夏場は車内温度が急上昇するリスクがある

夏場に車を停車させてエアコンだけつけていると、冷却機能が作動しないので、車内温度は時間の経過とともに急上昇していきます。JAFが行った実験によると、午後12時から4時間、35℃の炎天下に車を放置した場合、車内温度は最大57℃まで上昇しました(※1)。

エアコン停止からわずか15分で、熱中症指数が危険レベルに達しています。エアコンをつけっぱなしにしていたとしても、エンジンを切っているとエアコンを停止している状態とほとんど変わらず、熱中症のリスクは高まるでしょう。

コンビニやスーパーの駐車場に子どもを残したままにしていると、短時間で体温が上昇して死に至る危険もあるので注意してください。

※1参考:JAF「真夏の車内温度(JAFユーザーテスト)」

車のエアコンをつけっぱなしのまま寝るとどうなる?

車 エアコン つけっぱなし 寝る

車中泊では、睡眠の質を向上させるためにエアコンをつけっぱなしにしている方も多いでしょう。しかし、就寝中に車のエアコンをつけっぱなしにしていると以下のようなリスクがあり、命に関わる事態にまで発展する恐れがあります。

  • 一酸化炭素中毒の危険がある
  • 騒音トラブルのリスクがある
  • ガソリン代が多くかかる

それぞれのリスクについて、詳しく見ていきましょう。

一酸化炭素中毒の危険がある

エアコンを稼働させるために長時間アイドリングを続けていると、大量の排気ガスが発生します。排気ガスに含まれる一酸化炭素を吸い込むと、一酸化炭素中毒を引き起こすリスクがあり、非常に危険です。重症化すると、最悪の場合は命を落とす可能性もあります。

風のない日であれば、車の周辺に排気ガスが充満しているので、車の隙間や換気のために開けている窓から侵入してくる恐れがあります。また、冬場にマフラーが雪で塞がれていると、行き場をなくした排気ガスが車内に侵入してくるのです。

騒音トラブルのリスクがある

車中泊でエアコンをつけっぱなしにするには、朝までエンジンをかけ続けなければならないため、騒音トラブルに巻き込まれる恐れがあります。昼間であれば周囲も賑やかなので、エンジン音はそれほど気になりません。

しかし、寝静まった夜であれば、エンジン音は響き渡り、通報される可能性まであります。特に田舎や山奥の夜は、エンジン音が一層大きく響き渡ります。騒音や大気汚染などを防ぐために、条例でアイドリング・ストップを禁止している自治体もあるほどです(※2)。

※2参考:東京都「アイドリング・ストップ 駐停車時は必ずエンジン停止」

ガソリン代が多くかかる

エアコンをつけっぱなしにするために夜から朝までアイドリングを続けていると、それだけ多くのガソリン代がかかります。2000cc・ニュートラルの車でエアコンをつけている場合、10分間のガソリン消費量は250ccです(※3)。

1時間で1.5Lを消費し、22時から8時までの10時間エアコンをつけっぱなしにした場合は、15Lものガソリンを消費します。ガソリン1Lあたり180円とすると、1回の車中泊で2,700円もかかるのです。車中泊よりも格安の宿に泊まった方が、快適に過ごせるでしょう。

※3参考:ECCJ 省エネルギーセンター「アイドリング時の燃料消費量」

車のエアコンをつけっぱなしにする際の対策7選

車 エアコン つけっぱなし 対策

車のエアコンをつけっぱなしにする際は、バッテリーの消費電力量を最小限に抑える以下の対策が必要です。何も対策を講じなければ、エンジンが始動しなくなる恐れがあります。

  • 対策1|サンシェードを活用する
  • 対策2|風量を最小限に抑える
  • 対策3|外気温と設定温度の差を小さくする
  • 対策4|アイドリングで長時間使用しない
  • 対策5|日陰でエアコンを使用する
  • 対策6|エアコンを定期的に掃除する
  • 対策7|ポータブル電源からエアコンを稼働する

それぞれの対策について、詳しく見ていきましょう。

対策1|サンシェードを活用する

夏場にサンシェードを使用すると車内温度の上昇をわずかに抑えられるので、エアコンの設定温度を上げられます。設定温度が上がれば、バッテリーへの負荷も抑えられるのです。

JAFの調査によると、真夏のダッシュボードは最大79℃まで上昇したのに対して、サンシェードを装着した場合は52℃まで下がりました(※1)。エアコンを作動させた場合の温度は61℃なので、サンシェードの効果は絶大です。

対策2|風量を最小限に抑える

バッテリーの電力消費を抑えるには、風量の調整も欠かせません。冷房時は、一時的に風量を強くして一気に車内を設定温度まで冷やします。

その後、弱めの風量で運転すれば、高出力での運転時間を最小限に抑えられます。冷房の場合、送風口を上向きにすれば、効率よく車内全体を冷却できるでしょう。

対策3|外気温と設定温度の差を小さくする

外気温と設定温度の差を小さくすれば、エンジンやバッテリーへの負担を抑えられます。夏場に冷房の設定温度を極端に下げてしまうと、コンプレッサーの回転数が上がり、燃費が悪くなります。一般的には、外気温より5〜7℃低めの設定温度にするのが最適です。

対策4|アイドリングで長時間使用しない

アイドリング中はエンジンの回転数が少ないので、オルタネーターによってほとんど発電できません。アイドリングでエアコンをつけっぱなしにした場合は、消費電力量が発電量を上回って、バッテリー上がりのリスクが高まります。

アイドリングでは、長時間エアコンをつけっぱなしにしないよう心がけましょう。エアコンの稼働中は、時速50〜60kmかつ20〜30分程度の走行で充電させるのが理想的です。

対策5|日陰でエアコンを使用する

エアコンをつけっぱなしにする際は、日陰に駐車しましょう。立体駐車場でも日陰になっている低層階や中層階は空気が冷えているので、車内温度の上昇を抑えられます。

日陰では外気温による車内温度の上昇率が低く、エアコンの効きが良くなるので、設定温度を極端に下げる必要がありません。一か所に留まる際は、日陰を探しましょう。

対策6|エアコンを定期的に掃除する

車のエアコンの定期的な掃除も、消費電力の節約に効果的です。エアコンのフィルターが汚れて目詰まりを起こしていると、エアコンの効きが悪くなり、燃費の悪化につながります。車のエアコンのフィルターを掃除する方法は、以下のとおりです。

  1. グローブボックスを外してフィルターを取り出す
  2. フィルターを水洗いする
  3. フィルターを天日干しでしっかり乾かす
  4. フィルターを元に戻す

フィルターがあまりにも汚い場合は、車種、年式、型式に合った新品と交換しましょう。

対策7|ポータブル電源からエアコンを稼働する

車内に搭載されたエアコンは使わず、ポータブル電源からポータブルエアコンを稼働すれば、バッテリーが上がる心配はありません。ポータブルエアコンとは、屋内外問わず持ち運びできる小型のエアコンを指します。

ポータブル電源とは、内部に大量の電気を溜め込み、コンセントのない場所でも電化製品に給電できる機器です。エンジンを切った状態で冷房・暖房を稼働できるので、一酸化炭素中毒や騒音トラブルの心配はなく、長時間つけっぱなしにしておけます。

車内でつけっぱなしにできる「ポータブルエアコン」

ポータブルエアコン

車内で長時間つけっぱなしにするポータブルエアコンは、連続稼働時間の長いタイプがおすすめです。連続稼働時間の短いタイプを選んでしまうと、本体を充電するためにコンセントのある場所をこまめに探さなければなりません。

本サイトを運営するEcoFlowは、専用バッテリーで最長8時間も連続稼働するポータブルエアコン「EcoFlow WAVE 3」を販売しています。製品の特徴は、以下のとおりです。

  • 1.8kWの冷房性能で、6畳以下の空間温度を15分程度で約8℃下げる
  • 2kWの暖房性能で、6畳以下の空間温度を15分程度で約9℃上昇させる
  • LFPバッテリーが採用されているため、10年以上も車内で活躍する
  • 最短75分で専用バッテリーパックをフル充電できる
  • スマホアプリで使用状況やモード切替を制御できる
  • 蒸し暑い日に使える除湿機能が搭載されている

「おやすみモード」では、約44dbの超静音で動作するため、車中泊での使用にも最適です。エンジンやバッテリーに負荷をかけずに快適な気温を維持したい方は、ぜひ製品情報をチェックしてください。

EcoFlow WAVE 3
冷暖両対応のWAVE 3は、1800Wの冷却性能と2000Wの暖房出力を備え、1024Whバッテリーパックによって最大8時間の連続稼働が可能です。冷房・暖房・除湿・ファン・自動の5機能に加え、マックス・スリープ・省エネの3つの運転モードを備えており、使用環境や好みに応じて細やかな温度調整が行えます。

車のエアコンのつけっぱなしに関するよくある質問

車 エアコン つけっぱなし 質問

最後に、車のエアコンのつけっぱなしに関するよくある質問を紹介します。

  • 車のエアコンをつけっぱなしにできるのは何時間?
  • 車のエンジンを切るとエアコンをつけっぱなしにできない?
  • 車のエアコンをつけっぱなしにしたまま鍵は閉められる?
  • エアコンのつけっぱなしでエンジンがかからない場合の対処法は?
  • 車のエアコンを1時間つけっぱなしにした場合のガソリン消費量は?

それぞれの回答について、詳しく見ていきましょう。

車のエアコンをつけっぱなしにできるのは何時間?

アイドリングで車のエアコンをつけっぱなしにする場合、1〜2時間程度であれば問題なく稼働できるでしょう。ただし、3時間以上が経過すると、バッテリー上がりのリスクが高まります。アイドリングではエンジンの回転数が少ないので、発電量も少なくなります。

エアコンの設定温度と外気温の差が大きかったり、その他の電装品をフル稼働していたりする場合は、消費電力量が発電量を上回り、電力が底を尽きてしまうのです。

車のエンジンを切るとエアコンをつけっぱなしにできない?

車のエンジンが停止している状態でも、エアコンはつけっぱなしにできます。ただし、送風口から送られてくるのは、冷房・暖房によらず生ぬるい風です。

エンジンを停止しているとオルタネーターで発電されないので、バッテリーの電力を急速に消耗します。バッテリー上がりのリスクが高いので、避けた方がよいでしょう。

車のエアコンをつけっぱなしにしたまま鍵は閉められる?

買い物に行く少しの間だけ、寝ている子どもを車内に残しておこうとする場合、エアコンはつけっぱなしで施錠ができれば安心です。通常、エンジンをかけたまま車外に出ると、スマートキーのロックボタンやドアハンドルのボタンでは施錠できません。

しかし、スマートキーに仕込まれている物理的なメカニカルキーを使えば、エンジンをかけたまま車外から施錠できます。スマートキー本体の場所は、車内外を問いません。

エアコンのつけっぱなしでエンジンがかからない場合の対処法は?

エアコンをつけっぱなしにしていてバッテリーが上がると、エンジンを始動できません。車は、エンジンの始動時に最も多くの電力を必要とします。バッテリー上がりが発生した際に自力でエンジンをかける方法は、ジャンピングスタートです。

ジャンピングスタートでは、バッテリー上がりを起こした車と正常な他の車のバッテリーをブースターケーブルでつなぎ、電力を分けてもらいます。正常な車のみエンジンをかけ、エンジン回転数を1,500~2,000回転ほどに保ったまま5分ほど待ちましょう。

車のエアコンを1時間つけっぱなしにした場合のガソリン消費量は?

2000cc・ニュートラルの車でエアコンを1時間つけっぱなしにした場合のガソリン消費量は1.5Lです(※3)。エアコンをつけずに1時間アイドリングした場合のガソリン消費量は780ccなので、エアコンをつけたことで約2倍もガソリンを消費しています。

まとめ

車 エアコン つけっぱなし 解説

本記事では、車のエアコンをつけっぱなしにするリスクについて、解説してきました。

車のエアコンをつけっぱなしにすると、バッテリーやエンジンに負担をかけます。バッテリーの消費電力量が多くなりバッテリーが上がると、エンジンは始動できません。エンジンを動力とするコンプレッサーの稼働によって、燃費の悪化にもつながります。

また、車中泊でエンジンをかけたままエアコンを朝までつけっぱなしにした場合、排気ガスが車内に充満して一酸化炭素中毒に陥るリスクが高まります。夜はエンジン音が遠くまで響くので、騒音トラブルになるケースもあるでしょう。

本サイトを運営するEcoFlowは、車のバッテリーを経由せずに稼働できるポータブルエアコンを販売しています。バッテリー上がりを気にせず、長時間エアコンをつけっぱなしにしたい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。
バッテリーパックで8時間連続稼働する「EcoFlow WAVE 3」

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