一般家庭の電気代はエアコン、洗濯乾燥機、食器洗い乾燥機、冷蔵庫、テレビ、ポット、炊飯器、ドライヤー、アイロン、照明器具などが高いです。
しかし、具体的に電気代がいくらかかっているのか把握していない人もいるでしょう。
この記事では、一般家庭の電気代は何が高いのか、今すぐできる節約方法をわかりやすく解説します。一般家庭の電気代について知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
一般家庭の電気代は何が高い?
家の電気代は、電力消費の激しい家電を使用することで高くなるのが一般的なため、まずは一般家庭の電気代は何が高いのかについて詳しく解説します。
ここでは、電気料金を1kWh当たり31円として計算します。ただし、厳密な電気代は各家庭で異なるため、あくまでも目安となることをご了承ください。
エアコン:年間で約22,000~66,000円
エアコンにかかる電気代は、年間で約22,000〜66,000円が目安です。
エアコンは対応畳数が少なければ電気代は安く、多ければ高くなり、製品の性能によっても左右されます。
他の家電と比較しても電力消費の激しい家電であるため、節約するならエアコンから注目するのが効果的でしょう。
洗濯乾燥機:年間で約6,800~25,000円
洗濯乾燥機にかかる電気代は、年間で約6,800〜25,000円が目安です。ただし、これは洗濯・脱水容量11kgで乾燥容量6kgを1日1回行った場合となります。
洗濯・脱水だけで乾燥を使用しなければ電気代は抑えられるため、工夫次第では電気代を安くできるでしょう。
ただし、居住している家族が増えるほど洗濯乾燥機を使用する回数や頻度も増えるため、電気代は家族構成に左右されます。
食器洗い乾燥機:年間で約9,500~17,000円
食器洗い乾燥機にかかる電気代は、年間で約9,500〜17,000円が目安です。ただし、これは洗浄・乾燥を1日2回行った場合となります。
機械に頼らず手洗いすれば電気代は抑えられるため、工夫次第では電気代を安くできるかもしれません。
居住している家族が増えるほど使用する食器そのものが増えるため、電気代を抑えるなら洗い物が出ないよう工夫するのが効果的です。
冷蔵庫:年間で約7,800~8,900円
冷蔵庫にかかる電気代は、年間で約7,800〜8,900円が目安です。
冷蔵庫は、サイズに比例して電気代がかかり、小さなものほど電気代が安く、大きなものほど電気代が高くなります。
最近では省エネ性能に優れた冷蔵庫も開発されているものの、冷蔵庫は常時電源に接続しておくのが基本となるため、相応の電気代となるでしょう。
ただし、本体による電気代の振れ幅はエアコンと比較すると安定しているため、まずは好みのメーカーの製品を比較検討してみるのが良いでしょう。
テレビ:年間で約1,500~11,000円
テレビにかかる電気代は、年間で約1,500〜11,000円が目安となります。最近ではテレビをまったく見ない人もいるため、必要なければ電気代はカット可能です。
一方で、毎日テレビを見る場合は相応の電気代がかかるため、注意が必要となるでしょう。
サイズに比例して電気代がかさむため、どのサイズのものを設置するか、購入の際に十分検討が必要かもしれません。
ポット:年間で約6,900~7,900円
ポットにかかる電気代は、年間で約6,900〜7,900円が目安となります。常にお湯を保温しておく場合は待機電力も消費するため、常に電気代がかかる状態です。
モニター付きのものはさらに待機電力を消費するため、年間で1万円近い電気代がかかる場合があるでしょう。
意外と電気代がかかっている家電といえるため、お湯を常時必要としない場合は電源を切るなどちょっとした工夫が必要かもしれません。
炊飯器:年間で約2,500~3,400円
炊飯器にかかる電気代は、年間で約2,500〜3,400円が目安です。
ここでは1日2回ご飯を炊く場合で計算しているため、回数によって電気代は変わります。
頻繁に大量のご飯を炊く場合は、比例して電気代もかかるため、注意が必要となるでしょう。ただし、他の家電と比較すると月々の電気代はそこまでかかりません。
ドライヤー:年間で約3,400円
ドライヤーにかかる電気代は、年間で約3,400円前後とされます。ここでは1日15分使用する場合で計算しているため、より長く使用する場合は電気代がさらにかかる計算です。
髪の毛が多い人や長い人は乾かすのに時間がかかるため、より電気代がかかります。
アイロン:年間で約2,200円
アイロンにかかる電気代は、年間で約2,200円前後とされます。ここでは1日10分使用する場合で計算しているため、より長く使用する場合は電気代がさらにかかる計算です。
衣服が多い人はシワを伸ばすのに時間がかかるため、より電気代がかかります。
照明器具:年間で約1,700~2,400円
照明器具にかかる電気代は、年間で約1,700〜2,400円が目安です。間接照明はつけっぱなしにしている人もおり、気づけば結構な電気代がかかっている場合があります。
電気代自体は他の家電と比べても安いが、消し忘れたまま外出すると電気代が無駄にかかるため、こまめに消すよう意識しましょう。
なお、一般家庭の消費電力の平均やオール電化の電気代の平均がどれくらいなのかは他の記事でも解説しているため、あわせてご覧ください。
→一般家庭の消費電力は平均どれくらい?1日の電気使用量と電気代の計算方法を解説
→オール電化の電気代は平均どれくらい?世帯人数別の料金と電気代が高い原因を解説
今すぐできる節電方法
一般家庭の電気代はちょっとした工夫を取り入れるだけで、結構な節約が可能です。なかにはすぐに始められる節約もあるため、積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ここからは、今すぐできる節電方法について詳しく解説します。
エアコンの節電方法
エアコンの節電方法は、以下の通りです。
- 設定温度を見直す
- サーキュレーターを併用する
- タイマー機能を活用する
- フィルターを掃除する
- 室外機の周辺に物を置かない
エアコンは設定温度を見直すだけで、節約できます。設定温度が極端な場合、部屋を暖めたり涼しくしたりするのに相応の電力を消費するため、やや抑えて設定するのがコツです。
他にもサーキュレーターを併用して空気を循環させたり、タイマー機能を活用して無駄に稼働させないようにしたりするだけでも、節約効果が期待できます。
定期的にフィルターを掃除し、室外機の周辺に物を置かないようにすれば、より効率的に稼働させられるでしょう。
洗濯乾燥機の節電方法
洗濯乾燥機の節電方法は、以下の通りです。
- 乾燥機能の使用は極力控える
- 使用する時間帯を工夫する
- 衣類はまとめて洗濯する
洗濯乾燥機を使用する場合、乾燥機能の使用は極力控えましょう。乾燥機能は余計な電力を消費するため、結果的に電気代が高くなります。
また、使用する時間帯は電気代の高いピークタイム中ではなく、電気代の安いピークアウト後が良いでしょう。その他、衣類はまとめて洗濯するなど、工夫次第で節約になります。
食器洗い乾燥機の節電方法
食器洗い乾燥機の節電方法は、以下の通りです。
- 乾燥機能の使用は極力控える
- 使用する時間帯を工夫する
- 食器はまとめて洗浄する
食器洗い乾燥機を使用する場合、乾燥機能の使用は控えましょう。根本的に電気代を節約したい場合は、手洗いに切り替えることを推奨します。
時間帯は電気代の高い夜ではなく電気代の安い昼が推奨されるため、1日の電気代に注目するのが良いでしょう。その他、食器はまとめて洗浄するなど、工夫次第で節約可能です。
冷蔵庫
冷蔵庫の節電方法は、以下の通りです。
- 設定温度を見直す
- 中身を詰め込み過ぎない
- 無駄に開閉しない
冷蔵庫は設定温度を見直すだけで、比較的節約が可能です。庫内の設定温度は小・中・大もしくは低・高で設定可能なため、小もしくは低に設定しましょう。
なお、中身を詰め込み過ぎたり無駄に開閉したりすると余計な電力を消費するため、普段から節約を意識することを推奨します。
テレビ
テレビの節電方法は、以下の通りです。
- 画面の明るさを見直す
- 音量の大きさを見直す
- 見ないときは消す
テレビは画面の明るさや音量の大きさを見直すだけで、節約できます。画面は暗めに設定、音量は小さめに設定するだけで節約になります。
単純に見ないときは消すなど、意識的に節電するのが効果的です。
ポット
ポットの節電方法は、以下の通りです。
- 保温する温度を見直す
- 節電タイマーを活用する
- 長時間使用しないときは電源を抜く
ポットは保温する温度を見直すだけで、節約できます。製品によって異なりますが、保温を98℃から90℃に変えるだけで消費電力量を約15%ほど節約できます。
節電タイマーを活用したり、長時間使用しないときは電源を抜いたりするだけでも節電に効果的です。
炊飯器
炊飯器の節電方法は、以下の通りです。
- タイマー予約を活用する
- ご飯はまとめて炊く
- 冷凍保存する
炊飯器はタイマー予約を活用することで、節約になります。あらかじめ時間を設定しておけば、電力を無駄に消費しません。
また、ご飯はまとめて炊き、冷凍保存しておけば何度も稼働させる必要がありません。極力はご飯を炊く回数や頻度を減らして、節約効果を高めましょう。
ドライヤー
ドライヤーの節電方法は、以下の通りです。
- タオルドライを徹底する
- ヘアドライ手袋を併用する
ドライヤーを使用する前に、まずはタオルドライを徹底しましょう。タオルで水分を一定まで吸い取れば、ドライヤーを稼働させる時間を減らせます。
あわせて、ヘアドライ手袋を併用すればより短時間で髪の毛を乾かせるため、便利グッズを使用するのも良いかもしれません。
アイロン
アイロンの節電方法は、以下の通りです。
- アイロンがけの順番を工夫する
- 霧吹きでシワを伸ばしやすくする
- まとめてアイロンをかける
アイロンを使用する際は、まずアイロンがけの順番を工夫しましょう。ランダムにシワを伸ばすと効率が悪いため、順番を意識することを推奨します。
あわせて、霧吹きでシワを伸ばしやすくしたりまとめてアイロンをかけたりするだけで、ある程度の節約効果が見込めるでしょう。
照明器具
照明器具の節電方法は、以下の通りです。
- 蛍光灯からLEDに買い換える
- つけっぱなしにしない
照明器具の電球が蛍光灯の場合は、LEDに買い換えましょう。LEDは、蛍光灯と比べて消費電力が抑えられ寿命そのものが長いため経済的です。
つけっぱなしにしないなど、基本的な節約を実践するだけでも効果は十分でしょう。
なお、電気代がなぜ値上げされるのかについて解説した記事があるため、電気代の節約を考えている人はぜひあわせてご覧ください。
→電気代はなぜ値上げされるのか?考えられる6つの理由と効果的な節電対策
→電気代が安い時間帯は?節約する方法や注意点を解説
電気代の節約なら太陽光発電と蓄電池が効果的
電気代を節約するなら、太陽光発電と蓄電池が効果的です。
太陽光発電は太陽光から発電する設備で、蓄電池は太陽光発電などで生み出した電力を蓄電できる設備となっています。
両者を揃えておけば、自宅で消費する電力を自宅で賄うことも不可能ではありません。
通常は電力会社から購入した電力を使用しますが、自宅で電力を生み出せるようになれば電力会社に依存する必要もなくなるでしょう。
当然ながら、電力会社の値上げに一喜一憂する必要もありません。
太陽光発電と蓄電池の両方を導入する場合は初期費用が100万円単位でかかるものの、長い目で見ると経済的です。
なお、蓄電池はポータブル電源など持ち運びできるものを推奨します。
ポータブル電源は、据え置きして電力を貯めるのはもちろん外に持ち出してアウトドアやリモートワークで使うことも可能です。
電気代を節約したい場合は、電気代の安い日中に発電&蓄電しておき、電気代の高い夜中に使用することで電気代そのものを抑えられます。
停電時には非常用電源として使用できるため、防災グッズとして置いておくのも良いのではないでしょうか。
EcoFlowでは、多種多様な高性能ポータブル電源を取り扱っているため、購入を検討中の方はぜひ公式ホームページをご覧ください。
特にEcoFlow DELTA Pro 3は、節電効果に優れたポータブル電源となっています。
EcoFlow DELTA Pro 3は1台で毎月約30%もの電気代削減を実現でき、エクストラバッテリーと組み合わせると最大90%の節電を実現可能です。
家中の電力をしっかりサポートできる他、非常用電源としても使用できるため、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
一般家庭の電気代は何が高いのか、今すぐできる節約方法を解説しました。
一般家庭ではエアコン、洗濯乾燥機、食器洗い乾燥機、冷蔵庫、テレビ、ポットなどが電気代の高い家電として知られています。
電気代を節約したい場合は、当記事で挙げた家電の設定を見直すのが望ましいです。
予算に余裕がある場合は太陽光発電システムを導入して、自宅で電力を生み出すようにするのも効果的でしょう。
ポータブル電源などの蓄電池も同時に導入すれば、電力を無駄にすることもありません。
EcoFlowでは、高出力・大容量のポータブル電源を取り扱っているため、太陽光発電とあわせて取り入れたい方に最適です。
なお、節電を主な目的とする場合はEcoFlow DELTA Pro 3をお選びください。
EcoFlow DELTA Pro 3は節電効果に優れたポータブル電源で、条件次第では1台で毎月約30%(エクストラバッテリーと組み合わせると最大90%)の電気代を削減可能です。
詳しくは以下のリンクからご覧いただけます。