関西には、大阪湾や和歌山、淡路島、兵庫、滋賀など、多彩な釣りスポットが点在しています。
関西に在住の方で釣りを始めてみたい、または関西に行って新しい釣り場を開拓したいという方も多いのではないでしょうか。
しかし、エリアごとに釣れる魚や釣り方、季節ごとの特徴が異なるため、どこに行けば自分の目的に合った釣りが楽しめるのか迷ってしまうこともあります。
この記事では、関西の主要な釣り場や、そこで狙える魚、エリアごとの特色について詳しく解説します。
関西の釣りの特徴

関西地方は海・川・湖と多彩な釣りフィールドが揃っており、初心者から上級者まで幅広く楽しめるのが魅力です。
ここでは、関西の釣りの特徴について詳しく解説します。
関西エリアで釣れる主な魚種
関西の海域は魚種が非常に豊富で、アオリイカ、チヌ(クロダイ)、メバル、マダイ、アジ、スズキ、カレイなどが代表的です。
大阪湾ではタチウオやキス、アジが特に人気で、サビキ釣りや投げ釣りで手軽に狙えます。
若狭湾などの北部エリアでは、アマゴやイワナといった渓流魚も釣れるため、淡水釣りファンにもおすすめです。
淡路島周辺はハマチやヒラマサなどの大型青物が回遊するポイントがあり、ルアーやジギングで大物を狙いたい方にも最適です。
さらに、和歌山沿岸ではアオリイカやマダイ、カレイなどの釣果も期待でき、季節ごとにターゲットが変化するのも関西釣りの醍醐味となっています。
関西の釣りの季節変化
関西の釣りは季節ごとに狙える魚が大きく変わるのが特徴です。
春(4〜6月)と秋(9〜11月)は気候が穏やかで魚の活性も高まり、アジやメバル、サワラ、カレイ、タチウオなど多くの魚種が釣りやすくなります。
春は産卵を控えたマダイやカレイ、サワラが岸近くまで寄ってくるため、初心者でも釣果を上げやすい時期です。
秋はタチウオやアジ、青物の回遊が活発になり、堤防や釣り公園が多くの釣り人で賑わいます。
夏はキスやハマチ、冬はメバルやカレイなど、年間を通じて様々な魚種を狙うことができるのも関西の魅力です。
関西の釣り文化と特色
関西の釣り文化は、地域ごとに独自の発展を遂げている点が特徴です。
大阪湾や和歌山、淡路島などの沿岸部では、海釣りを中心に活動する釣りクラブやサークルが多数存在し、定期的な大会やイベントも盛んに開催されています。
特に初心者やファミリー層に人気の理由として、釣り場へのアクセスの良さや、整備された安全な環境が挙げられます。
例えば、レンタル釣具やトイレ、駐車場などの設備が充実している釣り場は、手ぶらでも気軽に釣りを楽しめるスポットです。
家族や友人と一緒にアウトドア感覚で釣りを楽しめるのは、関西ならではの大きな魅力と言えるでしょう。
→【海・川・渓流】釣りを楽しむ際の服装の選び方!選ぶときの注意点も解説
大阪湾エリアの釣りスポット

大阪湾エリアは、都市部からのアクセスが良く、初心者からベテランまで幅広い層に人気の釣りスポットが点在しています。
ここでは、大阪湾エリアの釣りスポットについて詳しく解説します。
→釣りスポットの探し方!魚が釣れる場所・釣れない場所の特徴を解説
西宮・尼崎エリアのポイント

西宮・尼崎エリアでは、『尼崎市魚つり公園』が特に人気の釣り場です。この公園は安全面に配慮された施設が整っており、初心者や家族連れでも安心して釣りを楽しめる環境が魅力です。
ライフジャケットや釣竿のレンタル、仕掛けやエサの販売も充実しているため、道具を持っていなくても手ぶらで気軽に釣りを始めることができます。
釣り場にはスタッフも常駐しており、困ったときにはアドバイスを受けられるのも安心材料です。
季節ごとにアジやサバ、イワシ、チヌなどさまざまな魚種が狙えるため、釣り初心者から経験者まで楽しめるスポットとなっています。
家族や友人と一緒に、気軽に釣り体験をしたい方におすすめのエリアです。
大阪市内の釣り場

大阪市内には、『南港魚つり園護岸』をはじめとする複数の釣りスポットがあり、都市部にいながらも手軽に釣りを楽しめるのが大きな魅力です。
アーバンフィッシングと呼ばれる都市型の釣りができる点が特徴で、アジやサバ、サヨリ、チヌ、タチウオなど多彩な魚種が狙えます。
釣り場は整備されており、トイレや休憩所などの設備も充実しているため、初心者やファミリー層にも人気です。
仕事帰りや休日のレジャーとして、気軽に釣りを楽しみたい方にぴったりのスポットが揃っています。都市の喧騒を忘れ、自然と触れ合える貴重な場所です。
泉州エリアの釣りスポット

出典:大阪泉州観光ガイド
泉州エリアには『とっとパーク小島』という海釣り公園があり、女性や子供でも安心して釣りを楽しめる環境が整っています。
とっとパーク小島は、足場が良く安全対策も万全なので、家族連れや釣り初心者にも人気のスポットです。
ここでは青物やシーバス、チヌなど多彩な魚種が釣れるほか、特にマダイの釣果が高く、多くの釣り人が大物を狙って訪れます。
釣り場にはレンタル用品や売店もあり、手ぶらで訪れても十分に釣りを楽しめるのが魅力です。四季折々の魚と出会えるため、何度訪れても新しい発見があるエリアとなっています。
安全で快適な環境の中、思い出に残る釣り体験ができるでしょう。
兵庫県の釣りスポット

兵庫県は海岸線が長く、多様な釣り場が点在しているため、初心者からベテランまで幅広い釣り人に人気があります。
ここでは、兵庫県の釣りスポットについて詳しく解説します。
明石海峡周辺の釣り場

明石海峡周辺は、全国的にも潮の流れが速いことで知られており、その影響で魚影が非常に濃いエリアです。
特に明石大橋周辺の釣り場は、タチウオやマダイ、アジなどの高級魚が狙えることで有名です。陸からの釣りだけではなく、多くの釣り船が出ているため、船釣りを楽しむ人にも絶好のポイントとなっています。
潮の動きに合わせて魚の活性が上がるため、釣果も期待しやすいのが特徴です。釣り初心者から上級者まで、さまざまなスタイルで楽しめるのが明石海峡周辺の魅力となります。
播磨エリアのおすすめポイント

播磨エリアには高砂、加古川、姫路、相生といった多くの釣りポイントが点在しています。
これらのエリアでは、キスやカレイ、チヌなどがよく釣れるため、地元の釣り人からも高い人気を誇ります。
特に波止釣りや投げ釣りが盛んで、足場が良い場所も多く、初心者やファミリーでも安心して楽しめるのが魅力です。
季節によって狙える魚種が変わるため、年間を通してさまざまな釣りが体験できます。自然豊かな環境で、のんびりと釣りを楽しみたい方にもおすすめのエリアです。
淡路島の釣りスポット

淡路島は四方を海に囲まれた釣りの楽園として知られ、初心者からベテラン、家族連れまで幅広い層が訪れます。
島内には遊漁船サービスが充実しており、手軽に船釣りを体験できるのも大きな特徴です。
周辺の海ではハマチやタイ、アオリイカなど多彩な魚種が狙え、特に洲本や岩屋、沼島周辺は釣果の高い人気ポイントとなっています。
豊かな自然と美しい景観の中で、思い出に残る釣り体験ができる淡路島は、関西エリアでも屈指の釣りスポットです。
和歌山県の釣りスポット

和歌山県は、豊かな自然と温暖な気候に恵まれた釣りの人気エリアです。海釣りや船釣り、釣り堀まで多彩なスタイルで楽しめるのが魅力となっています。ここでは、和歌山県の釣りスポットについて解説します。
紀北・中紀エリアの釣り場

紀北・中紀エリアには、和歌山マリーナシティ海釣り公園や根来桜台つりセンターなど、初心者からベテランまで楽しめる釣り施設が充実しています。
和歌山マリーナシティ海釣り公園

『和歌山マリーナシティ海釣り公園』では、マダイやハマチなどの大物が狙える海洋釣り堀と、四季折々の魚が釣れる釣り公園が併設されているため、幅広い層の釣りファンに人気です。
釣り道具やエサのレンタルも整っており、手ぶらで気軽に訪れることができます。
根来桜台つりセンター

出典:根来桜台つりセンター
『根来桜台つりセンター』は、ゆったりとした環境の中で釣りを楽しめるため、家族連れや友人同士のレジャーにも最適です。
南紀エリアのおすすめポイント
南紀エリアは、黒潮の影響を受けた温暖な海が広がり、魚影の濃さが自慢です。
マリンクラブスサミ令和丸やマリンワールド田辺など、本格的な船釣りが楽しめるスポットが点在しています。
マリンクラブスサミ

出典:マリンクラブスサミ
『マリンクラブスサミ』は、和歌山県すさみ町を拠点とするマリンレジャーサービスで、特に釣り体験に力を入れています。
初心者から上級者まで幅広く対応しており、さまざまな釣りメニューを提供しています。
マリンワールド田辺

出典:旅色
『マリンワールド田辺』は、和歌山県田辺市に位置するマリンレジャー施設で、特に船釣り体験が人気です。
田辺湾の穏やかな海域を活かし、初心者から上級者まで楽しめる多彩な釣り体験を提供しています。
南紀エリアの良さ
南紀の海では、タイやアマダイ、青物など多彩な魚種が一年を通して狙えるほか、大型魚との出会いも期待できます。
船釣りはスタッフのサポートが充実しており、初めての方でも安心してチャレンジできる環境が整っています。
美しい景色と豊かな魚種に恵まれた南紀エリアで、思い出に残る釣り体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。
関西での釣り方別ガイド

関西では多彩な釣り方が楽しめるため、初心者からベテランまで幅広い層に人気があります。
ここでは、関西での釣り方別ガイドについて詳しく解説します。
→海釣り・川釣りに必要な道具10選!釣り道具の選び方と基本のタックルを解説
サビキ釣りで楽しめるスポット
サビキ釣りは、仕掛けがシンプルでエサも扱いやすいため、初心者や家族連れに特に人気のある釣り方です。
関西では前述の『和歌山マリーナシティ海釣り公園』や『尼崎市魚つり公園』などが代表的なサビキ釣りスポットとして知られています。
これらの釣り場ではアジやイワシなどの小魚がよく釣れ、季節によってはサバやサヨリなども狙うことができます。
釣り場にはレンタル竿やエサの販売もあり、手ぶらで訪れても気軽に釣りを楽しめるのが魅力です。安全対策や設備も整っているため、小さなお子様連れでも安心して釣り体験ができます。
休日のレジャーや初めての釣りデビューにもぴったりのスタイルです。
チヌ(黒鯛)釣りの名所
チヌ(黒鯛)釣りは、関西の海釣りを代表するターゲットのひとつです。
大阪湾から播磨灘、若狭湾まで広範囲で楽しむことができ、特に明石海峡周辺や淡路島、和歌山県の沿岸部はチヌ釣りの名所として多くの釣り人が集まります。
春の乗っ込みシーズン(産卵のために深場から浅場に移動する現象)には大型のチヌが岸近くまで寄ってくるため、数釣りや大物狙いが両立できる絶好のタイミングです。
釣り方もエサ釣りやルアーを使ったチニングなど多彩で、自分のスタイルに合わせて楽しめるのが魅力となっています。
足場の良い波止や護岸も多く、初心者から上級者まで幅広くチャレンジできる釣りです。
エギングで楽しめるポイント
エギングは、エギと呼ばれるルアーを使ってアオリイカを狙う人気の釣り方です。
関西では若狭湾から大阪湾、紀伊半島の沿岸部にかけてエギングの好ポイントが点在しており、秋から冬にかけてのシーズンには多くのアングラーで賑わいます。
夜間のエギングも人気があり、潮通しの良い堤防や磯場で大型のアオリイカを狙うことができます。初心者でも釣具店でアドバイスを受けながら始めやすく、釣り上げたアオリイカは食味も抜群です。
シーズンごとに釣果が大きく変わるため、最新の情報をチェックして釣行計画を立てるのがおすすめです。
タイラバ釣りのスポット
タイラバ釣りは、専用のルアーを使ってマダイを狙う近年人気の船釣りスタイルです。
明石海峡や淡路島周辺、和歌山県の沖合いなどが関西の代表的なタイラバスポットとして知られています。特に春から初夏にかけてはマダイの活性が高まり、初心者でも比較的釣果を得やすい時期です。
タイラバは仕掛けがシンプルで、落として巻くだけの簡単な操作で楽しめるため、女性や子どもにもおすすめです。
マダイ以外にもアコウや青物など多彩な魚種がヒットすることもあり、船釣りの醍醐味を存分に味わえる釣り方となっています。
関西の釣りに関するよくある質問

最後に、関西の釣りに関するよくある質問を紹介します。
釣った魚はその場で食べられる?
関西の一部の釣り施設や店舗では、釣った魚をその場で調理して食べられるサービスが用意されています。
例えば、『和歌山マリーナシティ海釣り公園』や『海上釣り堀岬』などでは、釣った魚をさばいてくれるサービスがあり、希望すれば近隣の飲食店で調理してもらうことも可能です。
さらに、アウトドア派の方には、ポータブル電源を活用して現地で調理を楽しむスタイルもおすすめです。
大容量で高出力の『DELTA 3 Plus』や、持ち運びやすく多用途な『RIVER 3 Plus』があれば、電気調理器やホットプレートを使って釣り場で新鮮な魚をそのまま調理できます。




関西でおすすめの釣りの時期はいつ?
関西では一年を通して釣りを楽しむことができますが、特に春と秋は気候が穏やかで魚の活性も高まり、多くの魚種が狙えるためおすすめのシーズンです。
春にはタチウオやアジ、初夏にはキスやマダイ、秋にはアオリイカやグレ、冬にはカレイやアイナメなど、季節ごとにターゲットとなる魚が変化します。
目的の魚種や釣り方に合わせて時期を選ぶことで、より充実した釣り体験が可能です。自分の狙いたい魚やスタイルに合わせて、ベストなタイミングで釣行計画を立てるとよいでしょう。
→4月が旬の魚はどんな種類がいる?海釣りができるキャンプ場や調理グッズを紹介
まとめ
関西には大阪湾、兵庫、和歌山、淡路島など多彩な釣りスポットが点在し、初心者からベテランまで幅広く楽しめる環境が整っています。
エリアごとに釣れる魚や釣り方、季節ごとの特徴が異なり、自分の目的やレベルに合わせて最適な釣り場を選ぶことができます。
また、サビキ釣りやエギング、タイラバなど様々なスタイルで釣りを体験できるのも関西ならではの魅力です。
釣った魚をその場で味わう楽しみ方や、ポータブル電源を使ったアウトドア調理も新しい楽しみ方としておすすめです。関西の豊かな自然の中で、ぜひ自分だけの釣りの時間を満喫してみてください。
関西の釣り場でアウトドア調理や快適な電源環境を実現したい方には、ポータブル電源を準備しておきましょう。
EcoFlowの『DELTA 3 Plus』は、定格1500Wの高出力と業界最速クラスの急速充電を備え、電気調理器やスマートフォンなど、多くの電化製品を同時に使えるパワフルさが魅力です。
一方、『RIVER 3 Plus』は、定格600Wの出力と拡張可能なバッテリー容量が特徴です。コンパクトで軽量なため持ち運びやすく、アウトドアや釣り場での使用に向いています。
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