北海道は日本でも有数の釣りスポットが点在し、四季折々の豊かな自然と多彩な魚種が魅力です。
北海道の大自然で釣りをしてみたい、どんな魚が釣れるのか知りたいという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、北海道の釣りの魅力やシーズン、エリア別の釣り方について解説し、実際の釣り場を紹介します。
北海道の釣りの魅力とは

北海道の釣り最大の魅力は、広大な自然と多様な魚種に出会えることです。
春にはホッケやカレイ、夏にはサケやカラフトマス、秋にはヒラメやサケ、冬にはワカサギなど、季節ごとに釣れる魚が変わり、年間を通じて新鮮な体験ができます。
川や湖では、北海道ならではのイトウやオショロコマ、アメマスなど、他地域ではなかなか出会えない魚種も豊富です。
さらに、釣り場の多くが絶景スポットに隣接しているため、釣りと同時に北海道の雄大な景色も楽しめます。
季節ごとに異なる自然の表情と魚との出会いが、北海道の釣りを特別なものにしてくれるでしょう。
北海道釣りの基本情報

北海道で釣りを楽しむためには、地域ごとや魚種ごとに定められたルールやマナーを守ることが不可欠です。
特にサケやマス類は、資源保護のため地域によっては河川や湖で捕獲が禁止されています。また、ヤマメやアユなどにも禁漁期間が設定されており、時期によっては釣りができないこともあるため注意が必要です。
湖によっては漁業権が設定されている場合があり、ヒメマスなど特定の魚種を釣る際には遊漁料が必要となるケースもあります。
安全に釣りを楽しむためにも、事前に現地のルールやマナーを確認し、自然と共存する意識を持つことが大切です。
→釣りスポットの探し方!魚が釣れる場所・釣れない場所の特徴を解説
シーズン別北海道の釣りカレンダー

北海道では季節ごとに釣れる魚や楽しみ方が大きく変わります。ここでは、シーズン別北海道の釣りカレンダーについて詳しく解説します。
春(4月〜5月)
春の北海道は、雪解けとともに釣りのシーズンが本格的に始まります。この時期の魅力は、サクラマスをはじめとした春に活発になる魚種を狙えることです。
特に道南の日本海沿岸や太平洋側の一部エリアでは、サクラマスのショアジギングやルアーフィッシングが人気を集めています。
また、ホッケや地域によってはニシンも春の代表的なターゲットで、漁港や磯、防波堤から手軽に釣ることができます。
さらに、川や湖ではアメマスやニジマスなどのトラウト類が動き始め、解氷直後の湖では大型魚との出会いも期待できます。
春は新しいシーズンの始まりとして、初心者からベテランまで幅広い釣り人におすすめの時期です。
→4月が旬の魚はどんな種類がいる?海釣りができるキャンプ場や調理グッズを紹介
夏(6月〜8月)
夏の北海道は、海釣りが最も盛り上がるシーズンです。この季節は、カラフトマスやアメマスなど北海道ならではの魚種が狙えるのが大きな魅力となっています。
知床半島やオホーツク海沿岸の河口部では、カラフトマス釣りを楽しむ釣り人が多く集まります。
さらに、漁港や堤防ではチカやイワシ、サバなどの回遊魚が豊富に回遊し、ファミリーや初心者でもサビキ釣りで手軽に数釣りが楽しめます。
アイナメやソイ、カジカなどのロックフィッシュも活性が高まるため、夜釣りを含めた多彩な釣り方が可能です。
夏はアウトドアレジャーと組み合わせて、北海道の自然を満喫できる絶好の季節です。
秋(9月〜11月)
秋の北海道は、魚の活性が一気に高まる絶好の釣りシーズンです。特に湖沼でのトラウトフィッシングが盛り上がり、支笏湖や阿寒湖などでは大型のブラウントラウトやニジマスを狙う釣り人が増えます。
川ではアメマスやヒメマス、海ではアキアジ(秋サケ)が人気のターゲットとなり、河口や沿岸部は多くの釣り人で賑わいます。
秋は紅葉と釣りを同時に楽しめる季節で、自然の美しさと釣果の両方を味わえるのが大きな魅力です。気温が下がり始めるため、防寒対策をしっかりして秋の釣りを満喫しましょう。
冬(12月〜3月)
冬の北海道は、氷上釣りが楽しめる特別なシーズンです。代表的なのがワカサギ釣りで、網走湖や阿寒湖、朱鞠内湖などで氷に穴を開けて釣るスタイルが人気を集めています。
ワカサギは群れで回遊するため、タイミングが合えば短時間で多くの釣果を得ることも可能です。また、アメマスやニジマスなどのトラウト類も、冬の川や湖で狙うことができます。
寒さが厳しい時期ですが、雪景色の中での釣りは北海道ならではの醍醐味です。しっかりと防寒対策をして、冬ならではの釣り体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。
→冬でも楽しめる北海道のおすすめキャンプ場11選!地域別にスポットの特徴を解説
エリア別北海道の人気釣りスポット

北海道は広大な土地に多彩な釣り場が点在し、エリアごとに異なる魅力があります。ここでは、エリア別北海道の人気釣りスポットについて詳しく解説します。
道央エリア
道央エリアは札幌を中心に、アクセスの良さが魅力の釣りスポットが豊富です。特に石狩湾新港や小樽港は札幌から車で1時間圏内と近く、日帰りで気軽に釣りを楽しみたい方に最適です。
石狩湾新港

出典:石狩湾新港管理組合
石狩湾新港ではチカ、サバ、イワシ、カレイ、ホッケ、ソイなど多彩な魚種が一年中狙え、ファミリーや初心者にも人気があります。
ただし、石狩湾新港9割以上は立ち入り禁止となっているため、『港の立ち入り制限区域』を確認しておきましょう。
小樽港

出典:小樽市
小樽港は釣具店やコンビニ、トイレ、駐車場、温泉施設も近く、快適な環境で釣りができる点も高評価です。
苫小牧西港

出典:苫小牧港管理組合
苫小牧西港も一年を通して釣りが楽しめ、家族連れにもおすすめのスポットです。
『苫小牧港管理組合』によると、釣りができる場所は北ふ頭や入船公園などに限られているため、事前に場所を確認しておきましょう。
道南エリア
道南エリアは函館を中心に、特に海釣りが盛んな地域として知られています。初心者から上級者まで楽しめる多彩な釣り場が揃っています。
津軽海峡

津軽海峡や日本海、太平洋に面した漁港や河口部では、サケやホッケ、カレイ、アイナメ、ソイなどの魚種が豊富に釣れます。
せたな町

出典:せたな観光協会
瀬棚港やせたな町の漁港もサケ釣りの名所として有名です。潮の流れが複雑なため、魚影が濃いのも特徴で、地元の新鮮な魚介を味わえるのも大きな魅力です。
道東エリア
道東エリアは、阿寒湖や屈斜路湖などの有名な湖沼をはじめ、釧路川や阿寒川、十勝川など多くの名川が点在しています。
阿寒湖

出典:釧路・阿寒湖観光公式サイトSUPER FANTASTIC Kushiro Lake Akan
阿寒湖ではアメマスやニジマス、屈斜路湖ではヒメマスや大型トラウトが狙える人気のフィールドです。
釧路川

出典:国土交通省
釧路川はアメマスやヤマメ、イトウなどが釣れることで知られ、フライやルアーフィッシングの愛好者にも高い支持を得ています。
道北エリア
道北エリアは、北海道でも特に自然が色濃く残る地域で、天塩川や猿払川、朱鞠内湖などが有名な釣り場です。
広大な河川や湖での釣りが中心となり、北海道の雄大な自然と希少な魚種に出会える特別な体験ができるエリアとなります。
天塩川

出典:美深町観光協会
天塩川は日本最大級の淡水魚・イトウが生息することで知られ、全国から多くの釣り人が訪れます。
猿払川

猿払川や声問川、サンル川などもイトウやアメマス、ヤマメなどが釣れる人気ポイントです。
朱鞠内湖

出典:幌加内町観光協会
朱鞠内湖ではワカサギやトラウト類も豊富で、氷上釣りも楽しめます。
釣り方別!北海道で楽しめる釣りのスタイル

北海道では多様な自然環境を活かしたさまざまな釣りスタイルが楽しめます。ここでは、釣り方別!北海道で楽しめる釣りのスタイルについて詳しく解説します。
ルアーフィッシング
北海道はルアーフィッシングのフィールドが非常に豊富で、淡水・海水問わず幅広いターゲットを狙えます。
淡水では支笏湖や阿寒湖、屈斜路湖などでニジマスやアメマス、ヒメマスなどの大型トラウトが人気で、湖や川の透明度の高い水域でのルアーゲームは爽快感があります。
一方、海水域ではサクラマスやカラフトマス、ホッケ、ソイ、アイナメなどがターゲットとなり、ショアジギングやロックフィッシュゲームが盛んです。
季節や場所によって狙える魚種が変わるため、年間を通して新鮮な釣り体験ができるのも魅力です。初心者から上級者まで、道具やテクニック次第で多彩な釣り方を楽しめるのが北海道のルアーフィッシングの特徴となります。
フライフィッシング
北海道の清流や湖は、フライフィッシング愛好者にとって憧れの地です。
特に道東や道北の河川では、ヤマメやアメマス、イトウなどのネイティブトラウトを狙うことができ、自然豊かな環境の中で繊細なキャスティングやフライ選びの技術が試されます。
阿寒川や釧路川、天塩川などは全国的にも有名なフライフィッシングスポットで、透明度の高い水と美しい渓相が魅力です。
湖では大型のニジマスやヒメマスを狙うフライフィッシングも人気となります。
北海道ならではの雄大な風景と静寂の中で、魚との駆け引きをじっくりと楽しめるのがフライフィッシングの醍醐味です。
投げ釣り
北海道の広大な海岸線は投げ釣りのフィールドとしても魅力的です。
石狩湾や苫小牧、函館周辺などの砂浜や防波堤では、カレイやホッケ、アブラコ(アイナメ)、カジカなどが主なターゲットとなります。遠投によって広範囲を探れるため、初心者でも比較的釣果が得やすいのが特徴です。
投げ釣りは道具のセッティングやエサ選び、潮の流れやポイント選定が釣果に大きく影響するため、シンプルながら奥深い釣り方といえます。
家族や仲間と一緒に気軽に楽しめるレジャーとしても人気があり、北海道の大自然を感じながらのびのびと釣りができます。
初心者向け!北海道釣り入門ガイド

北海道で釣りを始めたい初心者の方に向けて、必要な準備や便利なサービスについてわかりやすくまとめました。
ここでは、初心者向けの北海道釣り入門について詳しく解説します。
初めての北海道釣りに必要な道具と準備
北海道で釣りを楽しむためには基本的な釣り道具に加えて、地域特有の気候や環境に対応した装備が必要です。
釣り竿やリール、仕掛け、エサはもちろん、ライフジャケットやレインウェア、防寒着も必須となります。特に北海道は天候の変化が激しいため、急な雨や冷え込みに備えてしっかり準備しましょう。
また、長時間の釣行やキャンプを兼ねる場合は、モバイルバッテリーやポータブル電源があるとスマートフォンや照明、調理器具の充電に役立ちます。
特に、大容量かつ高出力のポータブル電源を選べば、電化製品の使用や長時間のアウトドア活動も快適です。
EcoFlowの『DELTA 3 Plus』は業界最速クラスの急速充電と定格1500Wの高出力で、多くの電化製品に対応し、長時間のアウトドア活動や緊急時にも安心して使えます。

また、『RIVER 3 Plus』はコンパクトかつ拡張性に優れ、600Wの定格出力と静音設計でアウトドアや夜間の使用にも最適です。



ガイドサービスの活用
北海道には初心者向けの釣りガイドサービスが充実しており、初めての方でも安心して釣りを体験できます。
ガイドサービスでは、釣り場の選定や釣り方の指導、必要な道具のレンタル、安全対策などをトータルでサポートしてくれるのが魅力です。
経験豊富なガイドが、釣りの目的や希望する魚種に合わせて最適なプランを提案してくれるため、効率よく釣果を得たい方や北海道の自然を満喫したい方にぴったりです。
初心者でも気軽に参加できるプランが多く、釣りの基礎から丁寧に教えてもらえるため、安心して北海道の釣りデビューができます。
→釣り初心者が揃えるべき道具10選!海釣り・川釣りに必要な道具一式も解説
北海道の釣りに関するよくある質問

最後に、北海道の釣りに関するよくある質問を紹介します。
北海道の釣りに許可証は必要?
北海道で海釣りをする場合、基本的に特別な許可証や遊漁券は必要ありません。港や防波堤、海岸線での釣りは誰でも気軽に楽しむことができます。
ただし、多くの河川や湖では漁業権が設定されており、対象魚種やエリアによっては遊漁券(入漁券)の購入が義務付けられている場合があります。
特にヒメマスやサクラマス、ヤマメなどの人気魚種が生息する湖沼や川では、資源保護のためルールが厳格に定められています。
釣行前には必ず現地の案内や漁協の情報を確認し、必要な場合は遊漁券を購入してルールを守って釣りを楽しみましょう。
熊が出ることはある?
北海道の川や山奥の湖で釣りをする際、ヒグマに遭遇する可能性はゼロではありません。
特に人里から離れた自然豊かなエリアでは、ヒグマの生息域と釣り場が重なることも多いです。安全対策としては、熊鈴や熊撃退スプレーの携帯が有効とされています。
また、単独行動を避け、できるだけ複数人で行動することも重要です。釣り場に向かう際や移動中も、周囲に注意を払い、熊の痕跡(足跡や糞)がないか確認しましょう。
万が一、熊に遭遇した場合は慌てず、距離を保ちながら静かにその場を離れることが大切です。北海道の大自然を満喫するためにも、十分な熊対策を心がけて釣りを楽しんでください。
まとめ
北海道は、豊かな自然と多様な魚種に恵まれ、四季折々でさまざまな釣りが楽しめる魅力的なエリアです。
エリアごとに特色ある釣り場が点在し、初心者からベテランまで幅広い層が自分に合ったスタイルで釣りを満喫できます。
ルールやマナーを守り、適切な装備や安全対策をしっかり整えることで、北海道ならではの大自然と釣りの醍醐味を存分に味わうことができるでしょう。
さらに、北海道の釣りをより快適に楽しむためには、信頼できるポータブル電源の活用がおすすめです。
EcoFlowの『DELTA 3 Plus』は、業界最速クラスの急速充電と定格1500W(X-Boostで最大2000W)の高出力で、ほとんどの電化製品に対応できます。
アウトドアや長時間の釣行でも電力の心配がなく、静音設計や軽量設計で持ち運びも簡単です。
また、『RIVER 3 Plus』はコンパクトながら定格600W(X-Boostで最大900W)の高出力を誇り、ライト内蔵や容量拡張機能も搭載しています。
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