暑い季節のキャンプや車中泊などで大活躍するアイテムが、持ち運びできるポータブルクーラーです。エアコンのようにコードや室外機は必要ありません。使いたい場所まで持ち運んだら、気軽に空間を冷却できます。夏のお出かけに欠かせないアイテムと言えるでしょう。
そこで本記事では、持ち運び可能なポータブルクーラーについて解説します。ポータブルクーラーのメリット・デメリットや、おすすめの製品も掲載しているので、今年の夏を快適に過ごしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
持ち運びできるポータブルクーラーとは

ポータブルクーラーとは、持ち運びできる小型のクーラーです。一般的な仕組みはエアコンと同様で、吸い込んだ空気が熱交換器で冷やされて、吹き出し口から冷風が発生します。
部屋の熱を吸収した温風は、エアコンでは室外機から放出されますが、室内機と室外機が一体になったポータブルクーラーでは、排気ダクトから放出されます。一般的にスポットクーラーと呼ばれているのは、業務用のポータブルクーラーです。
持ち運び自由!ポータブルクーラーのメリット5選

持ち運び自由なポータブルクーラーは、日常生活だけでなく、アウトドアや現場作業などで大活躍します。ポータブルクーラーのメリットは、以下のとおりです。
- メリット1|設置工事がいらない
- メリット2|屋外に持ち出せる
- メリット3|室外機がいらない
- メリット4|未使用時は収納できる
- メリット5|初期費用を抑えられる
それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
メリット1|設置工事がいらない
ポータブルクーラーは、壁に取り付けるエアコンのように設置工事が必要ありません。床に置いてスイッチを押すだけで、届いた日から使用できます。
室外機が置けない部屋や、スペースが狭い部屋であっても、問題なく稼働できます。設置工事を依頼する際の面倒な手続きや業者とのやり取りは、一切ありません。
メリット2|屋外に持ち出せる
ポータブルクーラーの最大の魅力は、屋外に持ち出せる点です。コードレスでバッテリーが搭載したタイプであれば、電源を気にせずどこでも涼しさを確保できます。
キャンプ場やベランダ、庭、車内など、炎天下の屋外でもポータブルクーラーがあれば、一気に快適な空間へと早変わりです。真夏の熱中症予防にも役立ちます。
メリット3|室外機がいらない
ポータブルクーラーは室内機と室外機が一体になった構造をしているので、外に室外機を設置する必要がありません。屋外で使用する際は、ポータブルクーラーのみを持ち出します。
引越しをする際もポータブルクーラーを持ち運ぶだけでよいので、負担を最小限に抑えられるでしょう。引っ越し先の物件で、室外機のスペースを考慮する必要もありません。
メリット4|未使用時は収納できる
ポータブルクーラーは常に出しっぱなしのエアコンと異なり、未使用時は押し入れやクローゼットに収納しておけます。生活空間を圧迫しないので、部屋のインテリアを損なう心配もありません。
特に一人暮らしやワンルームにお住まいの方は、シーズンオフも邪魔にならず、管理が楽々です。キャンプや車中泊でも、未使用時は車のトランクにしまっておけます。
メリット5|初期費用を抑えられる
部屋に常設するエアコンと比べて、ポータブルクーラーは初期費用を抑えられます。ポータブルクーラーで発生する料金は本体価格のみなので、エアコンのように工事費用は一切かかりません。エアコンとポータブルクーラーの料金表は、以下のとおりです(※1、2)。
エアコン(8畳用) | ポータブルクーラー | |
本体価格 | 約74,000円 | 約105,000円 |
工事費用(エアコン) | 約14,000~20,000円 | なし |
工事費用(室外機) | 約20,000円前後 | なし |
※1参考:価格.com「ダイキン(DAIKIN) S284ATES-W」
※2参考:ビックカメラ.com「エアコン取り付け工事の内容と費用について」
持ち運び可能なポータブルクーラーのデメリット3選

持ち運び自由で手軽に涼しさを得られるポータブルクーラー。しかし、購入前に知っておきたい、以下のデメリットも存在します。用途によってはエアコンを選ぶ方もいるでしょう。
- デメリット1|エアコンよりも冷却性能は低い
- デメリット2|稼働音が大きい
- デメリット3|排気ダクトを取り付ける必要がある
それぞれのデメリットについて、詳しく解説します。
デメリット1|エアコンよりも冷却性能は低い
一般的な壁掛けのエアコンと比べると、ポータブルクーラーは冷却性能が劣ります。エアコンは部屋全体の広範囲を冷却できるのに対し、ポータブルクーラーは狭い範囲しか冷却できません。そのため、家族全員が集まるリビングでは、物足りなさを感じるでしょう。
ただし、吹き出し口からはエアコンと同様に冷風が出ているため、テントや車内などの少人数用のスペースには高い効果を発揮します。また、排気ダクトから熱を外に放出できれば、効率よく室内を冷却できるでしょう。
デメリット2|稼働音が大きい
ポータブルクーラーは、室内機と室外機が一体になっているので、比較的稼働音は大きめです。壁掛けのエアコンであっても、室外機の近くでは振動音やモーター音がしています。
日中帯に屋外でポータブルクーラーを使用する分には、あまり気にならない可能性もありますが、寝静まった夜には大きく響いてしまう恐れがあります。
デメリット3|排気ダクトを取り付ける必要がある
ポータブルクーラーには室外機が備わっていない分、排気ダクトを取り付けなければなりません。もしも、排気ダクトを取り付けずに使用した場合、排熱した暖かい空気がそのまま室内に溜まってしまうので、冷房の効率は極端に低下します。
メーカーによっては窓に取り付ける排気ダクトを販売しており、密閉性を確保しながら熱風の排気もできるので、効率的に室内を冷却できるでしょう。
ポータブルクーラーが活躍する場面3選

自宅で壁掛けのエアコンがカバーできない場所やアウトドア、仕事など、あらゆる場所で活躍するポータブルクーラー。設置工事はいらず、ボタン一つで簡単に室内を冷却します。ポータブルクーラーが活躍する場面は、以下のとおりです。
- 場面1|日常生活
- 場面2|キャンプ・車中泊
- 場面3|現場作業
それぞれの場面について、詳しく見ていきましょう。
場面1|日常生活
持ち運びできるポータブルクーラーは、部屋の至るところへ気軽に移動させて大活躍します。自宅においてポータブルクーラーが重宝する場所は、以下のとおりです。
- スペースや室外機の都合で、壁掛けのエアコンが設置できない場所
- 経済的な理由で、壁掛けのエアコンを追加できない場所
- エアコンの風が行き届かない庭やベランダ
エアコンで部屋全体を冷却させるほどでもない、朝の身支度中や料理中、夜のリラックスタイムなどにも、ポータブルクーラーは活躍してくれるでしょう。
場面2|キャンプ・車中泊
キャンプのテント内や車中泊の車内でも、ポータブルクーラーは大活躍します。真夏の夜は気温が下がりにくく、寝苦しさを感じがちです。ポータブルクーラーで涼しい空気を循環させれば、朝まで快適な気温でぐっすり眠れるでしょう。
体温調節が苦手な子供連れのキャンプや車中泊においても、ポータブルクーラーは欠かせません。特にテントや車などの密閉された空間では、冷風が効率よく隅々まで行き届きます。
場面3|現場作業
工場や倉庫などの熱がこもりやすい作業場の暑さ対策には、ポータブルクーラーが最適です。作業場を移動するたびに持ち運べるので、どこでも快適な空間を作り出せます。
休憩所や待機スペースに置けば、作業員が安心して休息を取れる環境が整うでしょう。暑さで集中力が切れやすい夏場は、ポータブルクーラーが生産性向上や安全確保に役立ちます。
ポータブルクーラー「EcoFlow WAVE 3」の魅力

本サイトを運営するEcoFlowは、幅広いシーンで大活躍する「WAVE 3 ポータブルエアコン」を販売しています。製品の主な魅力は、以下のとおりです。
- 魅力1|強力な冷暖房性能を備える
- 魅力2|急速充電できる
- 魅力3|複数の充電方法に対応している
- 魅力4|ワイヤレスの連続稼働時間が長い
- 魅力5|スマホアプリで遠隔操作できる
それぞれの魅力について、詳しく見ていきましょう。
魅力1|強力な冷暖房性能を備える
WAVE 3は、1.8kWの強力な冷房性能を備えています。6畳以下の空間であれば、約8℃下げるまでに要する時間はわずか15分程度です。
従来よりも20%も冷房性能が向上しているため、真夏のキャンプや車中泊でも快適に過ごせるでしょう。冷房の効果を発揮できる対応面積は、約11〜17㎡です。
魅力2|急速充電できる
WAVE 3の専用バッテリーパックに対して、AC充電とソーラー充電を組み合わせたハイブリッド充電(最大1000W)を行えば、最短75分で急速充電できます。
お出かけ前の準備時間に充電が完了するため、屋外では朝から晩まで冷房効果を発揮できます。走行充電器やソーラーパネルと併用すれば、充電切れの心配はありません。
魅力3|複数の充電方法に対応している
WAVE 3の専用バッテリーパックが対応している充電方法は、AC充電・走行充電・ソーラー充電・シガーソケット充電・ハイブリッド充電の5種類です。
状況に合わせて臨機応変に充電方法を切り替えられるので、常に電力を確保しておけます。お出かけ前はAC充電、移動中は走行充電やシガーソケット充電、屋外ではソーラー充電がおすすめです。屋外にコンセントがある場合は、ハイブリッド充電で急速充電しましょう。
魅力4|ワイヤレスの連続稼働時間が長い
別売りの専用バッテリーパックを導入すれば、ワイヤレスで最長8時間稼働します。キャンプや車中泊では、寝ている間も快適な空間を維持できます。
電源を探し回ったり、煩わしいコードを持ち歩いたりする必要もありません。就寝中にバッテリーの容量を使い果たしたら、朝にソーラーパネルから素早く容量を回復させましょう。
魅力5|スマホアプリで遠隔操作できる
EcoFlowアプリを使えば、WAVE 3が離れた場所にあっても遠隔操作できます。EcoFlowアプリを使って手元でコントロールできる主な機能は、以下のとおりです。
機能 | 説明 |
自動冷暖房オン機能 | 設定した室温を上回る、または下回った場合に、自動で冷暖房機能をオンにする |
除湿機能 | 蒸し暑い季節でも、室内の湿気を除去する |
おやすみモード | 約44dBの超静音で動作する |
水漏れ防止アラート | 排水タンクが満タン近くになると、アラートで通知する |
持ち運び可能!おすすめのポータブルクーラー

持ち運びできるポータブルクーラーは、EcoFlowが販売する「WAVE 3 ポータブルエアコン」がおすすめです。車内にマグネット式の窓シートを取り付ければ、排気ダクトから熱を排出できるだけでなく、密閉性が向上して冷房効率を最大化できます。
キャンプでは、テント内の温度をわずか15分で約8℃も下げて、快適な拠点が出来上がります。ワイヤレスで夜から朝まで連続稼働するので、寝苦しさを感じる心配はありません。設置工事は一切不要なため、自宅のあらゆる場所でも大活躍です。
自宅やキャンプ場、車内、現場など、使いたい場所まで気軽に持ち運び、涼しくて快適な環境を整えたい方は、ぜひ製品情報をチェックしてください。

持ち運びできるクーラーに関するよくある質問

最後に、持ち運びできるクーラーに関するよくある質問を紹介します。
- ポータブルクーラーとスポットクーラーの違いは?
- ポータブルクーラーの排気に役立つ窓シートとは?
- ポータブルクーラーはメンテナンスが必要?
それぞれの回答について、詳しく見ていきましょう。
ポータブルクーラーとスポットクーラーの違いは?
ポータブルクーラーは家庭用なのに対し、スポットクーラーは業務用です。スポットクーラーの方がサイズは大きく、局所的に冷風を浴びせるのに向いています。ただし、両者に明確な定義があるわけではないので、実際の製品を見て性能を判断しましょう。
ポータブルクーラーの排気に役立つ窓シートとは?
窓シートとは、室内や車内の窓に排気ダクトを取り付けられるシートです。窓を開けた状態で取り付けると、密閉性を確保しつつポータブルクーラーの排気ができます。
ポータブルクーラーから排出される熱を外に逃がせる上に、室内を密閉状態にできるため、冷房効率を最大化できる点が魅力です。EcoFlowが販売する窓シートは、マグネット式で車のフレームに簡単に留められます。
ポータブルクーラーはメンテナンスが必要?
ポータブルクーラーは、壁掛けのエアコンと同様に定期的な掃除が必要です。掃除を怠っていると、フィルターにほこりやゴミが目詰まりし、冷房効率の悪化を招きます。定期的に吸気フィルターを取り外し、湿った布で清掃しましょう。
吸気フィルターが完全に乾いてから、元の場所に戻します。ただし、ポータブルクーラーの動作中は、吸気フィルターを取り外さないでください。家庭用ACソケットが接地されていないと、漏電のリスクがあります。
まとめ

本記事では、持ち運びできるポータブルクーラーについて解説してきました。
小型のポータブルクーラーは室内機と室外機が一体化しているので、どこでも気軽に持ち運べます。壁掛けエアコンのように、設置工事は必要ありません。冬場のオフシーズンは、押し入れやクローゼットに収納しておけるので、部屋にスペースがなくても安心です。
ただし、冷房の効率を最大化するには、排気ダクトを窓シートに取り付ける必要があります。排気ダクトがなければ、熱が外に逃げていかないので、いつまで経っても冷えません。
本サイトを運営するEcoFlowは、1.8kWの冷房性能を備えたポータブルクーラーを販売しています。どこでも快適な空間を作り出したい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。
→バッテリーパックで8時間も連続稼働する「WAVE 3 ポータブルエアコン」