蓄電池とは?メリット・デメリット・選び方を解説

蓄電池は、事前の充電で一定期間・一定量の電力を貯めておける装置のことです。

太陽光発電ではある程度の電力を生み出せますが、蓄電池がなければせっかく生み出した電力を貯めておけません。そのため、太陽光発電を取り入れるなら蓄電池は欠かせません

この記事では、蓄電池とは何か、メリット・デメリット、選び方をわかりやすく解説します。

蓄電池について知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。

蓄電池とは何か

image1

蓄電池とは、電気を蓄えられる機能を持つ充電装置のことです。しかし、充電装置と聞いても具体的に何を指すのかわからない方もいるのではないでしょうか。

ここでは、まず蓄電池とは何かについて詳しく解説します。

電気を蓄えられる機能を持つ充電装置

蓄電池は、電気を備えられる機能を持つ充電装置のことです。

簡単に説明すると、あらかじめ充電しておくことで電気を自由自在に使用できるようにしてくれる装置といえるでしょう。

最近の蓄電池は、充放電性能や制御性能に優れた製品が開発されています。

軽量化や小型化が進んでおり、一般家庭にも導入可能です。実際に、電気代の節約や災害への備えとして太陽光発電と一緒に導入する人もいます。

つまり、蓄電池は予備バッテリーや非常用電源の役割を持つ装置といえるでしょう。

太陽光発電システムと相性抜群

蓄電池は、太陽光発電システムと相性抜群です。

太陽光発電システムでは、ソーラーパネルやパワーコンディショナーで電力を生み出せるのですが、一定期間・一定量の電力を貯めるのには向いていません。

一方で、蓄電池があれば太陽光発電システムで生み出した電力を貯めておけます。

発電に加えて蓄電ができるようになるため、用途がさらに広がるでしょう。

ポータブル電源のように持ち運びできる製品であれば、電源の取れない場所でもアウトドアやリモートワークが可能です。スマホ・タブレット・パソコンの充電も可能となります。

蓄電池は太陽光発電システムと組み合わせることで真価を発揮するため、導入を検討中の方は両方同時の設置を検討してみてはいかがでしょうか。

なお、家庭用蓄電池については他の記事でも解説しているため、あわせてご覧ください。

家庭用蓄電池とは?導入するメリット・デメリット、簡単に設置できる方法を解説
蓄電池とは?蓄電池のメリット・デメリット

蓄電池のメリット

蓄電池とは

蓄電池の導入には初期費用がかかるものの、メリットは豊富です。ここからは、蓄電池のメリットについて詳しく解説します。

蓄電池の購入を検討中の人は、ぜひメリットを知った上でご検討ください。

太陽光発電と組み合わせられる

蓄電池は、太陽光発電と組み合わせられるのがメリットです。

太陽光で生み出した電力を別途で貯めておけるため、自家消費できなかった分の余剰電力が無駄になりません。

また、自宅で発電と蓄電の両方が行えるようになれば、電力会社依存のライフスタイルから抜け出せます。

最近は電力会社の値上げが頻繁にニュースになるなど、電気代の負担を少しでも軽減したい人は多いです。そのため、蓄電池は太陽光発電と組み合わせることを推奨します。

一部の電気代を節約できる

蓄電池は、一部の電気代を節約できるのがメリットです。

例えば、電気代の安い時間帯に発電&蓄電しておき、電気代の高い時間帯に使用することで一定の節電効果が期待できます。

太陽光発電と組み合わせれば自宅で発電と蓄電ができるため、電力会社から購入する分の電気代を削減できるでしょう。

また、自家消費できない分の余剰電力は電力会社に売電することで、一定の収入を得られます。FIT制度(固定価格買取制度)を活用すれば、10年間は安定して売電可能です。

FIT制度は住宅用の太陽光発電システムを導入することで適用されるため、国や自治体が用意している制度をうまく活用しましょう。

電気代の高騰に影響されにくい

蓄電池は、電気代の高騰に影響されにくいのがメリットといえるでしょう。

電力の自由化以降、電力会社の競争が激しくなっています。最近では、電気代の値上げに踏み切る電力会社も珍しくありません。

しかし、太陽光発電と蓄電池があれば自家消費分の電力をある程度賄えるため、電力会社の決定に一喜一憂する必要はないでしょう。むしろ、売電で収入を得ることが可能です。

FIT制度は大手電力会社に買い取ってもらう仕組みですが、勢いに乗っている新電力会社も視野に入れて判断するのが良いかもしれません。

災害時の非常用電源として役立つ

蓄電池は、災害時の非常用電源として役立ちます。地震や台風などで停電が発生しても、あらかじめ充電しておいた電力を使用可能です。

蓄電池によっては数日〜10日分ほどの電力を貯めておける製品もあるため、1台導入しておくだけで安心感が変わるのではないでしょうか。

電気自動車との相性に優れている

蓄電池は、電気自動車との相性に優れています。太陽光発電で生み出した電力を蓄電しておき、電気自動車に供給することも可能です。

電気自動車自体が蓄電池の役割を持っているため、両者を活用すればより電力をうまく使いこなせるでしょう。

エコなエネルギーを使用できる

蓄電池は、エコなエネルギーを使用できるのがメリットです。

太陽光発電は代表的な再生可能エネルギーの1つで、地球に優しいエネルギーとして注目されています。

環境に負荷を与えにくい他、生み出した電力を無駄にするのを防げるため、エコを意識している人に最適な設備といえるでしょう。

なお、家庭用バッテリーの魅力や電気の自給自足生活については他の記事でも解説しているため、あわせてご覧ください。

家庭用バッテリーの魅力とは?種類や特徴について詳しく解説
電気の自給自足生活を始める方法は?メリットとデメリットを徹底解説!

蓄電池のデメリット

image5

蓄電池を導入すればさまざまな恩恵が得られるものの、デメリットは避けられません。

ここからは、蓄電池のデメリットについて詳しく解説します。蓄電池の購入する場合は、デメリットを把握した上での検討が望ましいです。

初期費用が100万円単位でかかる

蓄電池は、初期費用が100万円単位でかかるのがデメリットです。

本体代はもちろん、工事費や人件費を含めて100万円を超えることがあるため、予算が限られている人は導入そのものにハードルを感じるかもしれません。

ただし、FIT制度(固定価格買取制度)を活用して売電すれば、一定額は取り戻せます。

国や自治体によっては補助金を出してくれる場合もあるため、うまく活用すれば予算を抑えつつ導入できるでしょう。

一定のランニングコストがかかる

蓄電池は、一定のランニングコストがかかるのがデメリットです。

太陽光発電の設備を含め、定期的に掃除や保守点検が必要となるため、設置しておくだけでランニングコストがかかります。

ソーラーパネルやパワーコンディショナーなど、外に設置する設備は特に故障・破損しやすいため、定期的に修理が必要となるかもしれません。

これから導入する人は、管理の手間や面倒を加味しておきましょう。

定期的なメンテナンスが欠かせない

蓄電池は、定期的なメンテナンスが欠かせません。

設置する場所によっては雨風の影響を受ける他、鳥のフンや火山灰の影響を受ける場合があります。結果的に外部の要因で壊れる可能性があるため、定期的なチェックが重要です。

しかし、屋根に設置した場合は自分自身でメンテナンスするのが難しく、都度業者に依頼する必要があるでしょう。その際のコストはデメリットといえるかもしれません。

中型~大型はスペースが限られる

蓄電池は、サイズが中型〜大型だとスペースが限られます。

太陽光発電システムと一緒に導入する場合は、スペース的に一緒に設置できない場合もあるかもしれません。

なかでも、ポータブル電源のように普段使いで持ち運びする場合は、出し入れしやすい設置場所を見つけなくてはなりません。

スペースが限られる場合は小型のものを選ぶなど、場所に合わせて選ぶのが望ましいです。

経年劣化で充電容量が低下する

蓄電池は、経年劣化で充電容量が低下する恐れがあります。長年使用していると充電容量が低下し、もともとの充電容量に到達しなくなります。

どの製品も同様に経年劣化によって充電容量が影響を受けるため、半永久的に使用できるとは限りません。

外で使用する場合は経年劣化のスピードも早くなるため、充電容量には注意が必要です。

なお、蓄電池を設置しても電気代が安くならない理由や太陽光発電の課題は他の記事でも解説しているため、あわせてご覧いただけますと幸いです。

蓄電池を設置しても電気代が安くならない理由は?効率的な利用方法を解説!
太陽光発電の課題は?5つの解決方法を詳しく解説!

蓄電池の選び方

蓄電池とは

蓄電池は、選び方を工夫するだけで最適な製品の厳選が可能です。ここからは、蓄電池の選び方について詳しく解説します。

設置場所で選ぶ

蓄電池は軽量化・小型化されたものだとあまり場所を選ばずに設置できますが、中型〜大型のものは設置場所から選ぶ必要があります。

一般家庭で導入する場合は設置できる設置場所が限られるため、あらかじめどこに設置するのかを決めてから購入するのが望ましいです。

屋根の他にバルコニーやベランダ、庭などに設置できないか検討してみましょう。

充電時の蓄電容量で選ぶ

蓄電池は、充電時の蓄電容量で選びましょう。

ちょっとした電源として使用するなら蓄電容量の少ないものでも構いませんが、長期間の災害に備えるなら蓄電容量の多いものを選びたいです。

宿泊を伴うレジャーで使用する場合も大容量のものを推奨します。

停電時の稼働方式で選ぶ

蓄電池は、停電時の稼働方式で選びましょう。

蓄電池には、全負荷型と特定負荷型の2種類があります。主な違いは、以下の通りです。

  • 全負荷型:停電時にすべての部屋・設備で電気を使用できる方式
  • 特定負荷型:あらかじめ電力を使用したい部屋のみに配線接続させておく方式

太陽光発電と一緒に導入する場合、どちらが適しているか事前に考えておくことで大規模災害発生時にも備えられるでしょう。

なお、他の記事では、太陽光発電に蓄電池を後付けする価格や設備を買い取りに出せるかどうかについて詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。

太陽光発電の蓄電池を後付けする価格は?セット導入のメリット・デメリットを解説!
太陽光発電設備は買い取りに出せる?処分を検討する時期と高く売るコツを解説

蓄電池の導入ならポータブル電源を推奨

蓄電池とは

もし蓄電池を導入するなら、ポータブル電源を推奨します。

ポータブル電源は持ち運び可能な蓄電池で、外出先でも使用できる蓄電池です。

事前に充電しておくことで外出先に持ち込んで電源として使用できるため、電源のない場所でも問題なく電気が使用できます。

ポータブル電源によっては家電の約80%に対応でき、スマホ・タブレット・パソコンなど重要なデバイスの充電も可能です。

持ち運びできるポータブル電源なら、キャンプや車中泊などのレジャーはもちろん避難所などでの生活にも使用できるでしょう。

避難を伴わない災害であっても停電で家電が使用できない状況を避けられるため、非常用電源として置いておくと便利です。

ポータブル電源によっては数日〜10日分のエネルギーを蓄電しておけるため、長期的な停電が発生しても安心といえます。

用途によっては電気代の節約や売電による収入が期待できるため、経済的な側面から見ても導入を検討する価値は十分にあるといえるでしょう。

EcoFlowでは、高出力・大容量のポータブル電源を取り扱っており、どの製品も安全性や耐久性に優れています。軽量かつ小型で携帯性にも優れているため、外に持ち出して使用したい方にも最適です。

電気代の節約が目的なら、EcoFlow DELTA Pro 3が最適です。

DELTA Pro 3

EcoFlow DELTA Pro 3は日中に電力を貯めて夜中に使うことで、毎月約30%(エクストラバッテリーと組み合わせると最大90%)の電気代をカットできます。

安全性・耐久性にも優れていて寿命も約11年と長持ちするため、長期的な節電を計画している人にも最適ではないでしょうか。

詳しくは公式ホームページをご覧ください。

EcoFlow DELTA Pro 3

まとめ

蓄電池とは何か、メリット・デメリット、選び方を解説しました。

蓄電池は、電気を蓄えられる機能を持つ充電装置を指します。主に一般家庭では、太陽光発電などと一緒に導入される設備で、発電&蓄電の両方を行いたい人に最適です。

太陽光発電と蓄電池の両方を導入する場合は初期費用がかかりますが、電気代の節約や電力会社依存からの脱却、非常時の備えに役立ちます。

家庭環境に適したものを選べば、安定した電力環境の整備が可能です。

ポータブル電源など持ち運びできる蓄電池を選べば、自宅のみならず外でも自由に電気が使用できるでしょう。

高出力・大容量のポータブル電源だと数日間の宿泊を伴うアウトドアで使用するのはもちろん、電源の取れない場所でリモートワークも可能です。

製品によっては1時間の充電で1日分のエネルギーを貯めておけるため、再生可能エネルギーを自宅に取り入れたい人にぴったりといえます。

EcoFlowでは高性能なポータブル電源を幅広く取り扱っているため、気になる方はぜひ一度公式ホームページをご覧ください。

節電目的の場合は、余剰電力を自家消費に回して節約できるEcoFlow DELTA Pro 3が最適です。

EcoFlow DELTA Pro 3は工事不要で節電生活をスタートできるため、大規模な工事を避けつつ電気代を節約したい人に適しています。

当製品は先進的でスタイリッシュなデザインが好評を得ているため、見た目にこだわりたい人にも良いでしょう。

詳しくは当社のホームページをご覧ください。

EcoFlow DELTA Pro 3

コメントを書く

コメントを入力してください
お名前を入力してください