モバイルバッテリーがAC出力対応のものだと、いくつかの場面に対応可能です。
一方でモバイルバッテリーのAC出力は、AC出力だからこその強み・弱みがあるため、メリット・デメリットの両方を知っておく必要があります。
この記事では、モバイルバッテリーのAC出力とは、AC出力の用途、強み、弱みをわかりやすく解説します。
モバイルバッテリーのAC出力について知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
モバイルバッテリーのAC出力について
AC出力に対応しているモバイルバッテリーは、一般家庭のコンセントから供給されている電源と同じように使用することが可能です。
ここでは、モバイルバッテリーのAC出力とはについて詳しく解説します。
ACとは
ACとは、一般家庭のコンセントから供給されている電源のことです。
東日本では50Hz、西日本では60Hzの周波数に設定されているもので、いわゆるコンセントなどの電源を表します。
AC入力とは
AC入力とは、一般家庭で使用される家電に接続するためのポートを指します。
アダプターに接続することで電力供給を可能とするもので、AC出力に対応しているモバイルバッテリーであれば、モバイルバッテリーからそのままAC入力が可能となります。
言い換えれば、家のコンセントを外に持ち出している感覚といえるでしょう。
モバイルバッテリーのAC出力の用途
モバイルバッテリーのAC出力は、どのような用途で使用できるのかわからない人もいるのではないでしょうか。
モバイルバッテリーのAC出力の用途には、以下のようなものがあります。
- アウトドアでスマホを充電する
- リモートワークでパソコンを充電する
- 災害発生時に予備の電源として使用する
AC出力のモバイルバッテリーがあると、アウトドアでスマホを充電したり、リモートワークでパソコンを充電したりできます。
一部制限はあるものの、自宅のコンセントと遜色なく使用できるのがモバイルバッテリーの特徴であるため、電源のないところでデバイスを使用したい人に良いです。
出先で充電が切れても、モバイルバッテリーがあればすぐに充電可能です。
災害発生時に予備の電源としても使用できるため、防災アイテムとして備えておくのも良いでしょう。
防災グッズとしてならポータブル電源などより高出力・大容量のものが良いですが、最近は高性能なモバイルバッテリーも珍しくありません。
どちらも多種多様な場面で使用できるからこそ、状況に合わせて使用してみましょう。
モバイルバッテリーの使い方に関しては以下の記事でも解説しているため、あわせてお読みください。
→モバイルバッテリーの使い方を徹底解説！正しい充電方法、充電時の注意点
AC出力が可能なモバイルバッテリーの強み
モバイルバッテリーを使用する場合、強みについて知っておくことが重要です。
ここでは、AC出力が可能なモバイルバッテリーの強みについて詳しく解説します。
ACとUSBを使用した電力供給を同時に行える
AC出力対応のモバイルバッテリーは、ACとUSBを使用した電力供給を同時に行えます。
ACとUSBを使用した電力供給を同時に行うことで、効率的な充電が可能です。
コンセントが必要な家電はAC、USBが必要な家電はUSBと分けて電力供給できるため、どのような状況にも合わせやすいといえるでしょう。
急速充電で急に電気が必要でも対応できる
AC出力対応のモバイルバッテリーは、急速充電で急に電気が必要でも対応できます。
例えば、急にキャンプや車中泊に行くことになった場合、各デバイスの充電が足りないことがありますが、急速充電対応のモバイルバッテリーがあればすぐに充電可能です。
最近は各デバイスも急速充電対応となっているため、同時に充電すれば、家を出る頃にはどちらも充電が完了しているでしょう。
アウトドアやリモートワークはもちろん、台風などの災害が迫っている場合も急速充電で備えられます。地震や津波によって停電が発生することもあるからこそ、常にモバイルバッテリーを充電できるようにしておくと安心です。
航空機に手荷物として持ち込める
航空機に手荷物として持ち込めるのも、モバイルバッテリーならではの魅力です。
ポータブル電源のように高出力・大容量のもののなかには本体のサイズ・重量によって持ち込めないものがあるのですが、モバイルバッテリーは比較的持ち込みやすくなっています。
制限さえクリアすれば、機内での仕事にも使用できるでしょう。
具体的な制限については、以下の通りです。
- 100Wh以下のもの：個数制限なし
- 100Wh超160Wh未満のもの：2個まで
- 160Wh以上のもの：持ち込み不可
国土交通省では以上のようにモバイルバッテリーの持ち込みを制限しているため、お持ちのモバイルバッテリーがどれくらいのスペックなのか調べておくと安心といえます。
なお、飛行機に持ち込む際は端子に絶縁処理が必要となるため、ご注意ください。
絶縁シートや絶縁テープは家電量販店・ホームセンターなどで販売されているため、搭乗する前に対応しておきましょう。
コンパクトで持ち出しやすい
AC出力対応のモバイルバッテリーは、コンパクトで持ち出しやすいです。
製品によってサイズや重量は変わりますが、AC入力が可能なモバイルバッテリーでも500g〜1kgの間で収まっているものが大半とされています。
コンパクト設計で老若男女問わず持ち出せるようになっているため、普段使いはもちろん旅行・出張・留学にも良いでしょう。
初期費用を抑えられる
AC出力対応のモバイルバッテリーは、初期費用を抑えられます。
数万円〜数十万円するポータブル電源と比べて、比較的手が届きやすい価格帯に設定されており、2,000〜5,000円ほどで手に入るものが主流です。
高価なものは6,000円台のものもありますが、安価なものは1,000円台で購入できるなど、予算に応じて初期費用を抑えられるでしょう。
ほとんどの家電に対応できる
AC出力対応のモバイルバッテリーは、ほとんどの家電に対応できます。
USBのみのモバイルバッテリーはスマホ・タブレット・パソコンなどデバイスの充電にしか対応できないものがありますが、AC出力ができれば他の家電にも電力供給可能です。
貯められる電気量に限りがあるため、実際にはすべての家電を快適に使用できるわけではありませんが、コンセントを接続するタイプの家電はほぼほぼ使用できるでしょう。
AC出力が可能なモバイルバッテリーの弱み
モバイルバッテリーを使用する場合、弱みについても知っておくことが重要です。
ここでは、AC出力が可能なモバイルバッテリーの弱みについて詳しく解説します。
ACに対応した製品が限られる
AC出力対応のモバイルバッテリーは、ACに対応した製品が限られます。
間違いやすいのが、東日本の50Hzと西日本の60Hzです。
モバイルバッテリーがAC出力対応のものでも、お使いの家電にそのまま用いられるとは限りません。50Hz・60Hzの片方にしか対応していないものがあるため、注意が必要となるでしょう。
例えば、50Hzの出力しか対応していないモバイルバッテリーで、60Hzの家電を動かすことはできません。両方使用したい場合は、50Hz・60Hz両方に対応できるものを選ぶようにしてください。
消費電力の激しい家電に使用できない
AC出力対応のモバイルバッテリーは、消費電力の激しい家電には使用できません。
厳密には使用できるのですが、消費電力の激しい家電の定格出力・定格容量を満たせないものが多く、使用できる場面を限定されることが少なくありません。
具体的には、調理家電をはじめストーブやヒーターなど、消費電力の激しいものは使用できないと考えておきましょう。
そのため、モバイルバッテリーはスマホ・タブレット・パソコンなどの充電用とし、別途でポータブル電源などを導入して他の家電を使用できるようにしておくのが良いでしょう。
正弦波と修正正弦波（疑似正弦波）がある
正弦波と修正正弦波（疑似正弦波）があるのも、モバイルバッテリーの難点です。
モバイルバッテリーが出力するAC電源の波形は、修正正弦波（疑似正弦波）が主流で、家電は家庭用100Vと同じ波形の正弦波を要求されるため、場合によっては不具合が起こる可能性があります。
防災用としてモバイルバッテリーを備える場合は、波形に合わせて選ぶことが必要となるでしょう。
保管方法によっては劣化する
AC出力対応のモバイルバッテリーに限らないのですが、電気を貯めて置ける充電池は過酷な環境で使用したり、放置したりすると劣化します。
例えば、残量100％の状態で充電を続けると過充電となって劣化する一方、逆に残量0％の状態で放置を続けても過放電となって劣化するため、保管方法に注意が必要です。
モバイルバッテリーそのものが劣化すると、他の家電やデバイスに充電できなくなったり、本体そのものが充電できなくなったりします。
そのため、劣化させないよう保管方法を工夫することが重要です。
モバイルバッテリーで充電できない原因とその対処法、正しい充電方法に関しては以下の記事でも解説しているため、あわせてご覧ください。
→モバイルバッテリーで充電できない原因とその対処法！長く使うためのコツも紹介
→モバイルバッテリーの正しい充電方法を解説！充電時の注意点や長く使うための工夫を紹介
高出力・大容量のEcoFlowのモバイルバッテリー
EcoFlowでは、高出力・大容量のモバイルバッテリーを取り扱っています。
ポータブル電源よりは出力・容量ともに限られるものの、AC出力に対応しているモデルをいくつかラインナップしているため、充電式の蓄電池が必要な方は購入をご検討ください。
高出力・大容量のモバイルバッテリーやポータブル電源があれば、いつでもどこでも家電が使用できるため、アウトドアやリモートワークに便利です。
災害による停電時にも役立つため、1台あると安心ではないでしょうか。
代表的な商品だと、急速充電に対応しているEcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (5000mAh)がユーザーから定評を集めています。
EcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (5000mAh)は、デバイスにくっつくタイプのモバイルバッテリーで、外出先でも手軽に電源を確保できる優れものです。
本体自体はコンパクトで持ち運びも楽々なため、アウトドアやリモートワークはもちろん、災害用として備えておくのもが良いでしょう。
興味がある人は、一度公式ホームページからお問い合わせください。
まとめ
モバイルバッテリーのAC出力とは、AC出力の用途、強み、弱みを解説しました。
単にスマホ・タブレット・パソコンなどのデバイスを充電するだけなら、AC出力対応のモバイルバッテリーでなくても可能です。
一方、AC出力対応のモバイルバッテリーがあれば、他の家電にも給電できます。
モバイルバッテリーは携帯電話を充電するものという印象がありますが、最近の高出力・大容量モデルであれば、ノートパソコンなども充電可能といえるでしょう。
アウトドアやリモートワーク、防災用として電源の確保が必要な人は、一度EcoFlowにご相談ください。
EcoFlowでは、ポータブル電源の他、EcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (5000mAh)などのモバイルバッテリーを販売しています。
EcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (5000mAh)は急速充電対応ですぐに充電できるため、予備電源として備えておくのも良いです。
もしモバイルバッテリーの購入を検討していて、EcoFlow RAPID Magnetic Power Bank (5000mAh)が気になっている人は、一度公式ホームページからご相談ください。
