ソーラーパネルがあるとスマホ・タブレット・パソコンなどのデバイス、電気自動車や電動バイクなどの乗り物、ポータブル電源などの蓄電池を充電可能です。
しかし、使用する環境によっては発電効率が影響を受けたり、方法次第で逆に向上させたりできるため、注意点を含めて知っておくのが良いでしょう。
この記事では、ソーラーパネルで充電できるもの、発電効率に影響を与える要素、向上させる方法、充電中の注意点をわかりやすく解説します。
ソーラーパネルでの充電について知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
ソーラーパネルで充電できるもの
ソーラーパネルでは、スマホ・タブレット・パソコンなどのデバイス、電気自動車や電動バイクなどの乗り物、ポータブル電源などの蓄電池が充電可能です。
ここでは、ソーラーパネルで充電できるものについて詳しく解説します。
スマホ・タブレット・パソコンなどのデバイス
ソーラーパネルがあれば、スマホ・タブレット・パソコンなどのデバイスを充電できます。
消費電力100W程度の充電器であればソーラーパネルで動かせるため、デバイスを充電するだけならソーラーパネルで十分です。
ただし、デバイスを操作しながら充電したり、複数のものを一気に接続したりすると対応できないことがあるため、台数には注意しましょう。
なお、満充電になっているにもかかわらずソーラーパネルを接続したままにすると、過充電を起こしてバッテリーにダメージが蓄積します。
充電ゼロのまま放置しても過放電でバッテリーが劣化するため、定期的に充放電することを意識しましょう。
電気自動車や電動バイクなどの乗り物
電気自動車や電動バイクなどの乗り物も、一部に限りソーラーパネルで充電可能です。
フル充電するためには数時間〜数十時間必要となりますが、最近では充電性能が改善されつつあり、比較的短時間で充電できるものもあります。
電気自動車や電動バイクは本体そのものが蓄電池になるため、防災グッズとしてソーラーパネルを購入するなら一緒に電気自動車や電動バイクも導入しましょう。
なお、他の記事では電気自動車とは、e-bikeとは、蓄電池の代わりになるのかについて解説しているため、あわせてご確認ください。
→電気自動車(EV)とは?走行の仕組みやメリット・デメリットを徹底解説
→e-bike(イーバイク)とは?代表的な4つの種類、メリット・デメリットを解説
→電気自動車は蓄電池の代わりになる?種類・必要なもの・メリット・デメリットを解説
ポータブル電源などの蓄電池
ポータブル電源などの蓄電池も、互換性のあるものはソーラーパネルで充電可能です。
ソーラーパネルは太陽の光があれば発電できますが、単体では蓄電できません。発電したエネルギーを貯めておくには、ポータブル電源などが必要です。
ポータブル電源は一定期間・一定量のエネルギーを貯められる装置で、AC電源などのコンセントから直接充電できる他、ソーラーパネルからの充電にも対応しています。
製品によってはシガーソケットから充電できるものもあるため、豊富な充電方法に対応したポータブル電源も同時に導入しておくことを推奨します。
なお、他の記事ではポータブル電源とは、後悔しない選び方について解説しているため、あわせてご参照ください。
→ポータブル電源とは?活用シーンや初心者におすすめの選び方を紹介
→ポータブル電源の後悔しない選び方は?高性能の製品を選ぶならEcoFlowのDELTA 2がおすすめ!
ソーラーパネルの発電効率に影響を与える要素
ソーラーパネルの発電効率は、火山灰・雪・鳥のフン、設置している角度・方角、日射強度・日射量・日照時間、本体が持つ機能・性能の影響を受けるため、注意が必要です。
ここでは、発電効率に影響を与える要素について詳しく解説します。
火山灰・雪・鳥のフン
ソーラーパネルは外に設置する分、火山灰・雪・鳥のフンの影響を受けやすいです。
太陽の光を受け止めるパネル部分が火山灰・雪・鳥のフンなどで覆われると、うまく太陽の光を取り込めなくなり、結果的に発電効率が下がります。
ソーラーパネルは定期的にクリーニングするなどして、常に太陽光を受け止められるようにしておく必要があるでしょう。
設置している角度・方向
設置している角度・方向によって、発電効率が影響を受ける可能性があります。
太陽の光に対して適切な角度・方角に設置しないと発電効率が下がるため、朝から夜にかけてどのような軌道を描くのか予想して設置しなければなりません。
導入する際は、角度を30度前後、方向を南向きにしてください。
ただ、季節によって太陽が差し込む位置が変わるため、適宜調整したいです。うまく場所を調節することで、常に高効率で発電できます。
なお、他の記事では太陽光の発電量は季節によって変化するのか、どれくらいになるのかについて解説しているため、あわせてお読みください。
→太陽光発電の発電量は季節によって変化する?発電効率が高い季節や場所を解説
→太陽光発電の発電量はどのくらい?発電効率に関わる重要ポイントを解説
日射強度・日射量・日照時間
ソーラーパネルは外に設置する分、日射強度・日射量・日照時間の影響も受けやすいです。
雨や曇りの日は必然的に日射強度・日射量・日照時間が得られず、発電効率は下がります。
逆に晴れていると十分な太陽光が差し込んで効率よく発電できるため、ソーラーパネルは1日で最も日の当たるところに置くようにしてください。
本体が持つ機能・性能
本体が持つ機能・性能によっても、発電効率が影響を受ける場合があります。
もともとの発電効率に優れているソーラーパネルは微弱な太陽光でも発電できるのですが、逆に発電効率に劣っているソーラーパネルは晴天でないと発電できません。
雨天や曇天では光の量が不足して効率的に発電できないため、微弱な太陽光でも発電できる製品を選びましょう。
なお、そもそも発電効率という言葉が十分に理解できない人は、他の記事もご覧ください。
→太陽光発電における発電効率とは?変換効率との違いや効率を高める方法を解説
→発電効率とは?発電効率を向上させて電気を多く蓄える方法を解説
ソーラーパネルの発電効率を向上させる方法
ソーラーパネルの発電効率は、遮蔽物を避けて設置する、定期的にメンテナンスを行う、適切な角度・方角で設置することで向上可能です。
ここでは、発電効率を向上させる方法について詳しく解説します。
遮蔽物を避けて設置する
ソーラーパネルは、遮蔽物を避けて設置することで効率的に太陽光を受け止められます。
遮蔽物とは、建築物や樹木など太陽の光を遮るもののことです。
ソーラーパネル周辺に遮蔽物があると影が発生してうまく太陽光を取り込めず発電効率が上がらないため、避けて設置するようにしましょう。
代表的な設置場所は、屋根や庭などです。ある程度の高さがある屋根は物陰に隠れるリスクを避けられる他、一定の広さがある庭も物陰を避けられます。
持ち運び型は太陽光に応じて移動させれば済みますが、据え置き型は一度固定するとなかなか移動させられないため、周辺の遮蔽物にはご注意ください。
定期的にメンテナンスを行う
定期的にメンテナンスを行うことで、ソーラーパネルの発電効率を一定に保てます。
ずっと掃除せずに放置すると汚れが蓄積され、発電効率は期待できません。ソーラーパネルに火山灰・雪・鳥のフンなどが溜まった状態は避けましょう。
メンテナンスの頻度は、数ヶ月に一度もしくは半年に一度が理想です。
あまり高頻度で掃除する必要はありませんが、定期的に掃除して綺麗にすることが発電効率の向上につながるのではないでしょうか。
適切な角度・方向で設置する
ソーラーパネルは、適切な角度・方向で設置することで太陽光を受け止めやすくなります。
理想の角度は30度前後で、理想の方向は南向きです。
太陽は東から昇って南の空を通りながら西に沈むため、やや角度のある30度を保ちつつ南向きに設置してください。
ただ、角度・方向については家のある位置、ソーラーパネルを設置する場所によって変わるため、適宜適切な角度・方向を計算しなくてはいけません。
もし適切な角度・方向がわからないなら、設置してくれる業者に任せましょう。
なお、ソーラーパネルの最適な角度や向きについては他の記事でも解説しているため、あわせてご覧ください。
→ソーラーパネルの最適な角度や向きは?太陽光発電の効率を上げる方法も解説
ソーラー充電中の注意点
ソーラーパネルでの充電中はいくつかNG行為があるため、注意点を知っておきたいです。
ここでは、ソーラー充電中の注意点について詳しく解説します。
- デバイスを操作しながら充電しない
- 複数のものを一気に接続しない
- 満充電のまま充電を続けない
ソーラーパネルでの充電中は、デバイスを操作しながら充電しないようにしてください。
充電しながらスマホ・タブレット・パソコンを操作するとバッテリーに負荷がかかり、劣化しやすくなります。一度劣化したバッテリーは元に戻らないため、いかに劣化させないかが鍵です。
そのため、ソーラーパネルでデバイスを充電するなら、完了するまで放置しましょう。
また、複数のものを一気に接続するのもNGです。スマホ2台、タブレット1台、パソコン1台のように複数のものを接続するとソーラーパネルに負荷がかかります。
最近の製品は複数接続しても大丈夫なモデルがいくつか開発されているものの、負荷のかかるものを何個も接続するのは避けてください。
その他、満充電のまま充電を続けないことも求められます。
デバイスのバッテリー残量が100%の状況で充電し続けると、劣化しやすいです。
ポータブル電源なども同様にバッテリー残量100%の状態で充電し続けると過充電となって劣化しやすくなるため、満充電になったらすぐ抜きましょう。
逆に、バッテリー残量0%のまま放置すると過放電を引き起こして劣化しやすくなるため、定期的な充電が求められるでしょう。
なお、他の記事ではポータブル電源の過放電を復活させる方法について解説しているため、あわせてご覧ください。
→ポータブル電源の過放電を復活させる方法とは?復活が難しい場合の対処法も紹介
効率に優れたソーラーパネルならEcoFlow
効率に優れたソーラーパネルをお探しなら、EcoFlowにご相談ください。
EcoFlowでは持ち運びできる蓄電池、ポータブル電源を取り扱っている他、高効率で発電できるソーラーパネルも取り揃えています。
当社の代表的なソーラーパネルにはEcoFlow 45Wソーラーパネル(Type-c)やEcoFlow 220W片面ソーラーパネルGen2があり、どちらもお客さまから好評です。
- EcoFlow 45Wソーラーパネル(Type-c)
→ポータブル電源「RIVER」シリーズとの相性に優れたソーラーパネル
→Type-c充電に対応していてデバイスを直接充電できる
→TOPCon採用によって最大25%の変換率を誇る
→コンパクトなスペースにもフィットする
→過酷な環境でも長持ちする
→吊るして使用できる - EcoFlow 220W片面ソーラーパネルGen2
→N型TOPConセルで高効率・低劣化を実現したソーラーパネル
→適切な角度・方向がわかるデザインで効率的に発電できる
→耐久に優れていて水やホコリに耐えられる
→取っ手付き専用ケースで持ち運べる
→スタンドで30~60°に可変できる
EcoFlow ソーラーパネルセット商品もご用意!
太陽光発電とポータブル電源の組み合わせをお考えの方には、EcoFlow のセット商品がおすすめです。一般的な蓄電池に比べてコストパフォーマンスに優れ、手軽に太陽光発電システムを導入することができます。
また、ソーラーパネルとポータブル電源を組み合わせることで、電気代の節約が期待でき、アウトドアや災害時でも活躍します。効率よく発電・蓄電ができるため、必要なときに電力をすぐに使える利便性が魅力です。
当社では他にも多種多様な場面で利用できるソーラーパネルをご用意しているため、気になる人はぜひ一度お問い合わせいただけると幸いです。
詳細は、公式ホームページからご覧いただけます。
まとめ
ソーラーパネルで充電できるもの、発電効率に影響を与える要素、向上させる方法、充電中の注意点を解説しました。
ソーラーパネルで充電できる主なものは、スマホ・タブレット・パソコンなどのデバイス、電気自動車や電動バイクなどの乗り物、ポータブル電源などの蓄電池です。
最近のソーラーパネルは直接接続して各家電に給電できるようになっているため、発電効率さえ良ければ幅広い電化製品・電子機器に対応できます。
ただ、設置する環境によって発電効率が影響を受けることがあるため、いかに効率よく発電させるかが鍵となるでしょう。
発電量はソーラーパネル本体のスペックによっても変わってくるため、より高効率を求めるならハイスペックなソーラーパネルを購入するのが良いです。
例えば、EcoFlowで販売しているEcoFlow 45Wソーラーパネル(Type-c)やEcoFlow 220W片面ソーラーパネルGen2は優秀なソーラーパネルで、アウトドアやリモートワークに活用できます。
最近ではいつどこで巨大災害が発生するかわからないため、いつでもどこでも発電できるよう持ち運びできるソーラーパネルは防災に欠かせないものとなりつつあります。
当社の製品は時間・場所を選ばずに使用できるコンパクトデザインで高効率を実現しているため、防災の観点から導入しておいても良いかもしれません。
詳しくは、公式ホームページをご覧いただけると幸いです。