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節電でポータブル電源の元を取るには?具体的な使用方法や効率的な普段使い例を紹介

電気料金の高騰が続く近年、ポータブル電源を活用した節電方法が注目されている一方で、高価な初期費用の元を取ることは難しいといわれています。

しかし、適切な方法でポータブル電源を活用すれば元を取ることは十分に可能です。

この記事では、ポータブル電源購入額の元を取れないと言われる理由、元を取るだめの使用方法や普段使いの例、知っておきたいポイントについてわかりやすく解説します。

節電でポータブル電源の元を取りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。

節電でポータブル電源購入額の元を取ることはできる?

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ポータブル電源は節電によって元を取ることが可能です。効果的に活用すれば、購入費用分の電気代を十分に節約できます。

例えば、ソーラーパネルを併用して充電したり、電気料金の安い深夜に充電して日中に使用したりすれば、電気代の削減が可能です。また、日常的に使用する電化製品の電源として活用すると、より早く元を取ることができます。

ただし、ポータブル電源の容量や価格、使用頻度などによって回収期間は変わってきます。

節電でポータブル電源の元を取れないと言われる理由

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ポータブル電源は高価な製品のため、節電だけでは元が取れないとも言われています。節電の効果は微々たるものとなるため、長期的な目線で取り組まなければいけません。

ここでは、ポータブル電源は元を取れないと言われている理由を解説します。

費用の回収前に寿命で製品が故障する

ポータブル電源の寿命は、購入費用の回収に大きな影響を与えます。

一般的なポータブル電源の寿命は充放電回数で500〜4,000回程度です。毎日使用すると、約1年半〜10年で寿命を迎えてしまいます。

そのため、高価なポータブル電源を購入した場合、寿命内で電気代の節約額が購入費用を上回ることは難しいといえるでしょう。例えば、80,000円のポータブル電源を購入し、年間7,500円の電気代を節約できたとしても、10年以上使用しないと元が取れません。

ポータブル電源は10年以上の使用も可能ですが、多くは10年以内に劣化が進み性能が低下するため注意が必要です。

ポータブル電源の寿命については、以下の記事をご覧ください。

ポータブル電源に寿命はある?長く使用するコツも

製品価格が高く回収に時間がかかる

ポータブル電源の価格帯は幅広く、20,000〜500,000円程度までとさまざまです。当然ながら高性能で大容量のものほど高価になります。

例えば、日常的に使用する電化製品の電源として活用するには、400Wh以上の容量が必要です。該当する製品は概ね50,000円以上のコストがかかります。さらにソーラーパネルを併設する場合は追加で20,000〜130,000円程度の費用が必要になるでしょう。

これらの初期投資を電気代の節約だけで回収しようとすると、相当な期間がかかってしまいます。年間の電気代節約額が7,500円だとすると、100,000円の製品では約13年かかる計算です。

ポータブル電源の元を取るための使用方法

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ここでは、ポータブル電源の元を取るための使用方法について解説します。

ソーラーパネルを使って充電する

ソーラーパネルを使ってポータブル電源を充電すると、節電効果の向上が期待できます。太陽光発電によって無料で電力を得られるため、長期的な使用をすれば確実に元を取ることが可能です。

ただし、天候や日照時間によって充電効率が変わるため、安定した発電量を得るには工夫が必要です。例えば、影のできない場所を確保したり、発電効率を上げるための対策を行いましょう。

ソーラーパネルとポータブル電源のセット導入がおすすめな家庭については、以下の記事をご覧ください。

ソーラーパネルと蓄電池(ポータブル電源)はセットで導入すべき?導入が推奨される家庭

電気料金の安い時間帯に充電する

電気料金の安い時間帯にポータブル電源を充電すると、元を取れる可能性が高くなります。充電した電力を料金の高い時間帯に使用すれば、効果的に電気代を削減可能です。

多くの電力会社では深夜の電気料金が昼間よりも安く設定されています。例えば、深夜に充電したポータブル電源を日中のリモートワークに使用すれば、高い時間帯の電気使用を抑えられるでしょう。

ただし、この方法を実践する際は充電量と消費電力のバランスが重要です。満充電しても使用量が少なければ効率が悪く、逆に消費が多すぎるとバッテリー切れの恐れがあります。

そのため、発電した電気をその日のうちに消費し、夜間に再充電するサイクルが理想的です。

電気料金が安くなる夜間電力については、以下の記事をご覧ください。

夜間電力とは?特徴や電気料金を下げるテクニックを解説

ポータブル電源で元を取るためにできる効率的な普段使いの例

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ここでは、ポータブル電源で元を取るためにできる、効率的な普段使いの例について紹介します。

常時電力を使用しない電化製品に利用する

ポータブル電源を効率的に使用するには、常時電力を必要としない電化製品への活用がおすすめです。

例えば、スマートフォンやタブレットの充電、ノートパソコンの電源、ドライヤーやアイロンの使用などが適しています。これらの電化製品は短時間の使用で済むため、ポータブル電源の容量を効率的に活用できます。

また、電子レンジやケトルなど、瞬間的に大きな電力を必要とする家電にも最適です。

ポータブル電源を使用すれば、ピーク時の電力消費を抑えられるほか、電気代の削減につながります。さらに充電式の掃除機や電動工具なども、ポータブル電源から充電すれば家庭用コンセントの使用を減らせるでしょう。

庭などの電源を確保できない場所で利用する

庭やベランダ、ガレージなど、電源の確保が難しい場所でポータブル電源を活用すれば、効率的な節電が可能です。

例えば、庭の手入れに電動工具を使用する際、ポータブル電源があれば延長コードを引く必要がありません。作業の効率が上がるだけでなく、コンセントから電力を供給する場合と比べて電気代を減らせます。

また、屋外でのパーティーや BBQなどのイベントの際に、照明や音楽プレーヤーの電源としての使用も可能です。さらに車を利用する場合、車内での電化製品の使用にもポータブル電源が活躍します。

このように、通常では電源の確保が難しい場所での使用を増やせば、より多くの節電効果を期待できます。

リモートワーク用の電源として利用する

リモートワーク時にポータブル電源を活用すると、電気代を効果的に節約できます。

例えば、電気料金の安い深夜時間帯にポータブル電源を充電し、日中のリモートワーク中に使用すれば、高額な時間帯における電気使用を抑制可能です。ノートパソコン、モニター、Wi-Fiルーターなどの機器をポータブル電源につなげば、1日のリモートワークに必要な電力をまかなえるでしょう。

また、電力消費量の可視化にもつながるため、より効率的な電力利用を促進できます。さらに停電時のバックアップ電源としての活用も可能です。

このように、ポータブル電源をリモートワーク用の電源として活用すると、日々の電気代削減と業務の安定性の向上を同時に実現できます。

ポータブル電源の元を取る行動をする前に知っておきたいポイント

ポータブル電源 元を取る

ここでは、ポータブル電源で元を取る行動をする前に知っておきたいポイントについて解説します。

あらかじめ充電しておかなければ使えない

ポータブル電源を効果的に活用するためには、あらかじめ充電しておく必要があります。充電を忘れると、必要なときに使用できないため、節電効果を得られません。

例えば、深夜電力を利用して充電する場合、就寝前に必ず充電ケーブルにつなぐ習慣をつけましょう。また、ソーラーパネルで充電する場合は、天候や日照時間を考慮して計画的に充電する必要があります。

加えて、普段通りにコンセントから充電してしまうと、節電効果が薄れてしまいます。電気料金の安い時間帯や再生可能エネルギーを利用して充電すれば、節電効果をさらに高められるでしょう。

効果的な節電を実現するためにも、ポータブル電源の充電状況は定期的にチェックし、常に使用可能な状態を維持してください。

必要以上の使用は寿命を縮める原因になる

ポータブル電源のバッテリーには寿命があり、充放電の回数が増えるほど性能が低下していきます。一般的なポータブル電源の充放電可能回数(サイクル寿命)は500〜4,000回程度です。

例えば、毎日充放電を繰り返すと、1年半〜10年程度で寿命を迎えます。つまり、必要以上に頻繁な充放電は、バッテリーの寿命を縮めてしまう原因です。とくに少量の電力を使用するたびに充電を行う使い方は避けましょう。

バッテリーの状態を維持するためには容量の20〜80%の範囲内で使用し、極端な満充電や完全放電を避けなければなりません。適切な使用頻度と充電管理を心がければ、ポータブル電源の寿命を延ばせるほか、長期的な節電効果を維持できます。

普段使いが多いと緊急時に充電がないケースもある

ポータブル電源を日常的に使用すると節電効果は高まりますが、緊急時の備えとしての機能を損なう可能性があります。

例えば、毎日の使用で電池残量が少なくなっているときに突然の停電が発生した場合、非常用電源として機能しません。とくに災害時など長期間の停電に備える必要がある際には注意が必要です。

この問題を回避するためには、日常使用と緊急時用の容量を分けて管理するのが効果的です。例えば、総容量の30%程度を常に緊急用として確保し、それ以外を日常使用するなどの方法が望ましいでしょう。

また、定期的に充電状況をチェックし、必要に応じて補充するという習慣をつける意識も大切です。普段使いと緊急時の備えのバランスを取れれば、ポータブル電源の価値を最大限に引き出せるでしょう。

ポータブル電源の元を取るなら高性能なEcoFlow DELTA 2がおすすめ

ポータブル電源 冷蔵庫

ポータブル電源の元を取るなら、高性能なEcoFlow DELTA 2がおすすめです。ここでは、EcoFlow DELTA 2の特徴について詳しく解説します。

EcoFlow DELTA 2の詳しい製品情報については、以下のページをご覧ください。

EcoFlow DELTA 2
小型ながらも1024Whの大容量バッテリーを搭載し、家庭用電化製品やアウトドアでの使用に最適です。軽量で持ち運びやすく、場所を選ばずに利用できます。

大容量のバッテリー搭載で普段使いにも最適

EcoFlow DELTA 2は1,024Whの大容量バッテリーを搭載しているため、家庭内のあらゆる電化製品に対応が可能です。

AC10Wの照明器具であれば58時間、AC120Wの冷蔵庫であれば7~14時間使用できます。他にもスマートフォンやノートパソコン、カメラなどの充電にも活用できるため、さまざまなシーンで役立つでしょう。

さらに大容量ながらコンパクトな設計になっており、重量は約12kgと持ち運びが容易なのも特徴といえます。

充電スピードが早くあらゆるシーンで利用可能

EcoFlow DELTA 2は高速充電が可能です。AC電源からの充電では、わずか50分で80%まで充電ができるうえに、フル充電でも約80分しかかかりません。

これは同クラスのポータブル電源と比較しても圧倒的に速いスピードです。

また、充電方法も多様で、AC充電以外にも車のシガーソケットからの充電、ソーラーパネルを使用した充電、さらにはスマート発電機からの充電にも対応しています。

15ポート搭載でさまざまな電化製品を同時に利用できる

EcoFlow DELTA 2は合計15の出力ポートを搭載しています。6つのAC出力、2つのUSB-A出力、2つのUSB-A急速充電出力、2つのUSB-C出力、2つのDC5521出力、そして1つのカーチャージャー出力です。

この豊富な出力ポートにより、複数の電化製品を同時に使用できます。例えば、ノートパソコン、スマートフォン、タブレット、ライト、扇風機などを一度に接続して使用可能です。

この利便性はキャンプや災害時など、複数の機器を同時に使用する必要がある場面で威力を発揮します。

パススルー機能で充電しながらの給電が可能

EcoFlow DELTA 2に搭載されているパススルー機能は非常に便利です。本体を充電しながら他の電化製品に給電できます。

例えば、ソーラーパネルでEcoFlow DELTA 2を充電しながら、接続された冷蔵庫やノートパソコンへの電力供給が可能です。これにより、長時間の使用や連続的な電力供給が必要な場面でも、電気を安定して使用できます。

専用アプリでリモート操作ができる

EcoFlow DELTA 2は専用のスマートフォンアプリを通じてリモート操作が可能です。アプリを使用すれば、バッテリー残量の確認、充電状況のモニタリング、出力の管理など、さまざまな操作や設定を離れた場所から行えます。

例えば、外出先からポータブル電源の状態を確認したり、充電完了の通知を受け取ったりも可能です。

また、電力消費の分析や最適化の提案など、より効率的な電力管理をサポートする機能も備えています。

まとめ

ポータブル電源購入額の元を取れないと言われる理由、元を取るための使用方法や普段使いの例、知っておきたいポイントについて解説しました。

ポータブル電源は高価な製品であるものの、使い方次第で節電につながり、十分に元を取ることが可能です。ただし、節電によって元を取るためには長期的な目線で取り組む必要があります。

例えば、ソーラーパネルや電気料金の安い時間帯に充電し、屋内外問わずさまざまなシーンで利用する機会を増やすと、より大きな節電効果が期待できるでしょう。

一方でバッテリーの寿命や充電管理、緊急時の備えとのバランスなど、注意すべきポイントもあります。これらを踏まえたうえで、自身の生活スタイルに合わせた活用方法を見つけましょう。

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