自然に包まれながら日々の疲れを癒せるキャンプですが、テントの持ち運びや設営、撤去作業を面倒に感じている方は多いのではないでしょうか。あらかじめ設営されているバンガローでキャンプを行えば、最小限の荷物で気軽にキャンプが楽しめます。
そこで本記事では、バンガローとは何かについて解説します。バンガローとロッジ、コテージ、ペンションの違いや、バンガローの魅力も掲載しているので、あなたに合ったスタイルが見つかるでしょう。快適なキャンプを実現したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
バンガローとは

バンガローとは、自然の中に建てられた簡易的な宿泊小屋です。キャンプ場で用意されている宿泊スタイルには、バンガロー以外にも以下のような形態があります。
- コテージとバンガローの違い
- ロッジとバンガローの違い
- ペンションとバンガローの違い
- 水上バンガローとは
それぞれのスタイルを把握して、バンガローの理解を深めましょう。
コテージとバンガローの違い
コテージもバンガローと同様の宿泊小屋ですが、バンガローよりも設備が整っています。コテージに備え付けられている主な設備は、以下のとおりです。
- キッチン
- 調理器具
- 食器
- ベッド
- 冷暖房機器
- 冷蔵庫
- テレビ
- お風呂
- トイレ
一方のバンガローには、雨風をしのげる屋根と壁のみが備わっているので、よりテント泊に近い形と言えるでしょう。コテージは、自然の中でホテルのように快適な生活が送りたいキャンプ初心者におすすめのスタイルです。
ロッジとバンガローの違い
ロッジとは、コテージほどではありませんが、風呂やトイレなどの最低限の設備が整った宿泊小屋です。そのため、ロッジはバンガローとコテージの中間に位置しています。
ただし、安価なコテージと高価なロッジを比較するとほとんど設備が変わらない場合もあるでしょう。山道沿いに多いため、多くの登山客がベースキャンプのために利用しています。
ペンションとバンガローの違い
ペンションとは、民宿の一種で、西洋風の小規模な宿泊施設です。バンガローやロッジ、コテージのように一棟貸しではありません。ロッジやコテージのようにお風呂(シャワー)、トイレが備わっていますが、宿泊者の共用設備です。
バンガローやロッジ、コテージと比べると他の宿泊者とコミュニケーションが取りやすいので、他のキャンパーと交流したい方にはぴったりなスタイルと言えるでしょう。
水上バンガローとは
水上バンガローとは、海の上に建てられた戸建てタイプの宿泊施設です。水上コテージや水上ヴィラとも呼ばれます。バンガローやロッジ、コテージでは森林の自然が、水上バンガローでは海の自然が楽しめます。
海が見られるテラスやビーチベッドが備わっている施設が多く、海を間近で感じたい方におすすめです。波の音を聴きながら瞑想したり、マリンスポーツを楽しんだり、釣りをしてその場でバーベキューをしたりと様々な楽しみ方があります。
バンガローキャンプの魅力5選

バンガローキャンプは、宿泊施設を確保しながら、文明の力に頼らないキャンプの醍醐味も味わいたい方におすすめです。バンガローキャンプの魅力を紹介します。
- 魅力1|天候の影響を受けない
- 魅力2|最低限の道具で楽しめる
- 魅力3|準備に時間がかからない
- 魅力4|宿泊料金を抑えられる
- 魅力5|虫刺されのリスクが低い
それぞれの魅力について、詳しく見ていきましょう。
魅力1|天候の影響を受けない
バンガローは、四方が壁と屋根に囲まれているため、天候の影響を受けません。山の中は地形の影響で天気が急変しやすく、突然の雨に見舞われる恐れがあります。
テント泊で雨が降ると、入り口の隙間から雨が入り込んできたり、床から雨が浸透してきたりと、快適性が大きく損なわれます。一方、バンガローの中にいれば、水に濡れる心配はありません。雨水や泥が付いたテントを片付ける手間も不要です。
魅力2|最低限の道具で楽しめる
バンガローキャンプは、最低限の道具だけで気軽に楽しめます。荷物の運搬は、キャンプのやる気を削ぐ大きな要因と言っても過言ではありません。特に重たくて大きなテントは、荷物の容量を圧迫し、道中の負担になります。
また、テントは比較的高価な上に各メーカーから様々な製品が販売されているため、何を選べばよいか分からずに一歩踏み出せないキャンプ初心者も多いでしょう。バンガローキャンプではテントの用意が不要なので、初心者でも気軽に楽しめます。
魅力3|準備に時間がかからない
バンガローキャンプではテントの設営作業が不要なので、準備に時間がかかりません。寝具や照明があらかじめ備え付けられているバンガローもあり、キャンプ場に着いたらすぐにキャンプを始められます。
設営・撤収作業が短縮できる分、自然の中でのアクティビティを思う存分楽しめるでしょう。キャンプ初心者や子供連れのファミリーキャンプにもおすすめです。
魅力4|宿泊料金を抑えられる
設備が充実しているロッジやコテージと比べて、バンガローは比較的リーズナブルに泊まれます。施設によってはフリーサイトや区画サイトの料金とほとんど変わらないため、コストを抑えてキャンプが楽しみたい方にぴったりです。
魅力5|虫刺されのリスクが低い
夏場のキャンプでは、蚊やブヨなどによる虫刺されに悩まされます。テントは地面の延長線上にあるため、虫が侵入しやすく、虫に刺されるリスクが高まるのです。
一方のバンガローは、床が地面よりも高い位置に建てられている上に、扉や窓を完全に閉められるため、虫の侵入を許しません。バンガローキャンプは、虫が苦手な方や小さいお子様連れにおすすめのスタイルです。
バンガロー泊できるキャンプ場の選び方3選

バンガロー泊なら初心者でも快適にキャンプが楽しめますが、キャンプ場によって設備やアクティビティは様々です。バンガロー泊できるキャンプ場の選び方を紹介します。
- 選び方1|レンタル用品が充実している
- 選び方2|炊事場・トイレ・浴室が近くにある
- 選び方3|アクティビティが充実している
それぞれの選び方について、詳しく見ていきましょう。
選び方1|レンタル用品が充実している
一般的なバンガローに備わっている設備は、屋根の付いた寝床のみです。レンタル用品が充実しているキャンプ場を選べば、コテージやロッジのレベルまで快適性を高められます。キャンプ場に以下のレンタル用品があると、手ぶらでキャンプが楽しめるでしょう。
- シュラフ
- ランタン
- テーブル
- チェア
- 調理器具
- 食器類
選び方2|炊事場・トイレ・浴室が近くにある
コテージやロッジと違い、バンガローにはトイレや浴室がありません。炊事場・トイレ・浴室がバンガローの近くにあるキャンプ場を選べば、移動の手間を最小限に抑えられます。
せっかく雨の影響を受けないバンガローを選んだとしても、使用頻度の高いトイレや炊事場が離れていては、行き帰りでずぶ濡れになりかねません。バンガローから浴室までが離れていると、お風呂で暖まった体が帰り道で冷えてしまいます。
選び方3|アクティビティが充実している
天候の影響を受けないバンガローは、アクティビティの拠点にも最適です。アクティビティが充実しているキャンプ場を選べば、大人も子供も終日飽きることがありません。
キャンプ場で楽しめる主なアクティビティは、以下のとおりです。
- カヌー
- ジップライン
- ツーリング
- 釣り
- 川遊び
- SUP
- 四輪バギー
雨天を想定する場合は、室内で楽しめる体験が豊富なキャンプ場を選びましょう。
バンガローキャンプにあると便利なアイテム3選

テント設営の手間がなく、気軽に泊まれるバンガロー。しかし、手ぶらOKのつもりでキャンプ場を訪れると、不便に感じる場面もあるでしょう。バンガローキャンプにあると便利なアイテムは、以下のとおりです。
- LEDランタン
- 蚊取り線香
- ポータブル冷蔵庫
それぞれの便利アイテムについて、詳しく見ていきましょう。
LEDランタン
バンガローの外で活動する際の照明として、LEDランタンがあると便利です。バンガロー内の照明は備え付けられている場合がほとんどなので、自前で用意する必要はありません。
LEDランタンは火を使わないため、子供連れでも安心して使用できます。広範囲を明るく照らせるので、夜に炊事場や浴室、トイレに行く際にも安心です。500mLのペットボトルサイズであれば、収納の邪魔になりません。
蚊取り線香
バンガローの虫除け対策を万全にするには、蚊取り線香が必要です。壁と屋根に囲まれているバンガローですが、扉や窓の開け閉めで虫が入り込む可能性があります。
特に夏場は虫が多くなるので、バンガローといえど油断はできません。アウトドア用の強力な蚊取り線香を扉や窓の近くに設置し、バンガローに虫を寄せ付けないようにしましょう。
ポータブル冷蔵庫
バンガローには、ロッジやコテージのように冷蔵庫が付いていません。バンガローキャンプに持ち運べる小型の冷蔵庫として、ポータブル冷蔵庫が重宝します。買い出しした生鮮食品や飲み物を常に冷蔵・冷凍保存しておけるので、食中毒対策や熱中症対策は完璧です。
本サイトを運営するEcoFlowは、冷蔵・冷凍・製氷の3役を担うポータブル冷蔵庫「EcoFlow GLACIER」を販売しています。わずか15分程で30℃から0℃まで急速冷凍できるので、真夏のバンガロー泊にもおすすめです。
バンガロー泊の安全対策を万全にしたい方は、ぜひ製品情報をチェックしてください。

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快適なバンガロー泊を実現!ポータブル電源とは

バンガローにはコンセントが備わっていないので、ロッジやコテージのように冷暖房や冷蔵庫、テレビなどの電子機器が使えません。コストを抑えたバンガロー泊でも、電化製品が使えるようにするためには、ポータブル電源が必要です。
ポータブル電源とは、内部に大量の電気を蓄電し、コンセントがない場所でも電化製品に給電できる機器を指します。バンガローキャンプにポータブル電源を持参する主なメリットは、以下のとおりです。
- ポータブルエアコンや扇風機などを稼働し、快適な気温を維持できる
- 電子レンジや電気ケトルで、簡単にキャンプ料理が作れる
- ポータブル冷蔵庫に、バーベキューで使う食材や飲み物を保存しておける
- LEDランタンで炊事場やトイレ、浴室までの道中を照らせる
- 周辺情報を調べるためのスマホを、常にフル充電にしておける
ポータブル電源で電化製品を動かし、快適なバンガローキャンプを実現しましょう。
バンガローキャンプに必要な性能|おすすめの製品
バンガローキャンプに持参するポータブル電源は、消費電力の高い家電も動かせる高出力なタイプがおすすめです。例えば、以下の家電を動かすと想定します。
- ポータブル冷蔵庫(150W)
- ポータブルエアコン(500W)
- 電気ケトル(1000W)
- 炊飯器(350W)
全ての家電を同時に動かすには、最低でも2000Wが必要です。特にファミリーキャンプでは、使用する家電の数や電力が多くなるので、出力は重要な要素と言えるでしょう。
本サイトを運営するEcoFlowでは、最大2000Wのポータブル電源「DELTA 3 Plus」を販売しています。「DELTA 3 Plus」の特徴は、以下のとおりです。
- コンセントから56分、ソーラーパネルから70分で満充電できる
- 容量1024Whを最大5kWhまで拡張できる
- 約12.5kgの小型設計により、バンガローまで自由に持ち運べる
- LFPバッテリーを搭載し、10年以上もアウトドアで活躍する
- 出力600W未満の動作時に30dbの動作音に抑えられる
- 高性能なBMSが過電流や発火、爆発を防ぐ
ACやUSB、DC、シガーソケットなど、計13個の多彩な出力ポートを搭載しているので、複数台の家電を同時に動かせます。バンガローキャンプを快適に楽しみたい方は、ぜひ製品情報をチェックしてください。

バンガローキャンプで気を付けたい注意点3選

テントよりも快適に過ごせるバンガローですが、コテージやロッジと比べると設備が整っていない点に注意が必要です。バンガローキャンプで気を付けたい注意点を紹介します。
- 注意点1|季節に合った寝具を用意する
- 注意点2|虫除け・気温対策を万全にする
- 注意点3|ゴミ処理のルールを守る
それぞれの注意点について、詳しく見ていきましょう。
注意点1|季節に合った寝具を用意する
キャンプ場によっては、バンガローに寝具が備わっていない場合があります。簡素な木造のバンガローは、外気の影響を受けやすいため、季節に合った寝具を選びましょう。
体をすっぽりと包み込むマミー型のシュラフは保温性に優れているので、冬のキャンプに最適です。一方、掛け布団や敷布団にもなる封筒型のシュラフは幅にゆとりがあるため、蒸れやすい夏のキャンプに向いています。
注意点2|虫除け・気温対策を万全にする
バンガローキャンプの快適性を向上させるには、虫除け対策と気温対策が重要です。床より上にあるバンガローは、テントに比べると虫が来る可能性は低いですが、扉や窓を開けた瞬間に入り込んでくる恐れがあります。
また、冷暖房が用意されていないケースが多いため、夏や冬は気温対策を行わなければ快適に過ごせません。ポータブル電源を用意しておけば、冷暖房機器をフル稼働させて自宅のように快適な空間を作り出せます。
注意点3|ゴミ処理のルールを守る
キャンプ場ごとに決められたゴミ処理のルールは、必ず守りましょう。ゴミを適当な場所に放置したり、分別のルールを守らなかったりすると、野生動物に荒らされてキャンプ場や他のキャンパーに迷惑がかかります。
場合によっては、二度と同じキャンプ場で遊べなくなる可能性もあります。チェックインの際には、管理人にゴミ処理のルールを聞いておきましょう。
まとめ

本記事では、バンガローとは何かについて解説してきました。
バンガローとは、自然の中に建てられた簡易的な宿泊小屋を指します。ロッジやコテージとの違いは、設備の充実度です。ロッジやコテージには、トイレや浴室、冷暖房、冷蔵庫などの生活に必要な設備が備わっていますが、バンガローにはありません。
バンガローキャンプを快適に楽しむためには、虫除け対策や気温対策が重要です。バンガローは、木造で簡素な造りをしているので、外気の影響を大きく受けてしまいます。
本サイトを運営するEcoFlowは、高出力・大容量のポータブル電源を販売しています。バンガローを自宅のように快適な空間にしたい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。
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