電気代を削減するには、無駄な電力を消費しないようにするのが得策です。
それらの電気代は待機電力によって気づかないうちに加算されていくため、待機電力を無駄に消費しないようコンセントを抜いておくのが良いでしょう。
対して、家電によってはコンセントを抜いてはいけないものもあるため、的確な判断が求められるのではないでしょうか。
この記事では、家電のコンセントは抜くべきか抜かないべきか、抜いた方がいい家電・抜かない方がいい家電、抜く場合の注意点、よくある質問をわかりやすく解説します。
家電のコンセントを抜くべきか否かについて知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
家電のコンセントは抜くべき?抜かないべき?

家電は、コンセントを抜いた方がいい場合と抜かない方がいい場合があります。
- コンセントを抜いた方がいいもの:待機電力が発生するもの
- コンセントを抜かない方がいいもの:常時稼働が必要なもの
一般的に、エアコン・オーディオ機器・ゲーム機・炊飯器・端末機器・テレビなどは待機電力が発生するものもあるため、使用していない間はコンセントを抜いた方がいいです。
逆に、ウォーターサーバー・ガス温水器・プリンター・冷蔵庫・Wi-Fiルーターなどは常時稼働が必要なものもあるため、使用の有無にかかわらずコンセントを抜かない方がいいです。
最近では省エネ家電の登場により、何もしなくても電気代を削減できるものもありますが、毎日の積み重ねによって節約につながることもあります。
まずはコンセントを抜いた方がいいもの、抜かない方がいいものを的確に判断しましょう。
なお、節電方法については以下の記事でも解説しているため、あわせて参考にしてみてください。
⇒待機電力とは|年間の電気代や待機電力が高い家電ランキング・節電対策も解説
コンセントを抜いた方がいい家電

エアコン・オーディオ機器・ゲーム機・炊飯器・端末機器・テレビなどの家電は、コンセントを抜いた方がいい家電とされているため、使用していない間は抜くのが賢明です。
ここでは、コンセントを抜いた方がいい家電について詳しく解説します。
エアコン
エアコンは待機電力がかかるため、コンセントから抜いた方がいいです。
雷によって電気系統のショートを引き起こすこともあるため、使用しない間はコンセントから抜いておいた方が安心といえます。
オーディオ機器
オーディオ機器も待機電力を消費するため、コンセントから抜くべきです。
内部にハウスダストなどのゴミが溜まると発火する恐れもあるため、使用しない間はコンセントから抜いておくと幾分か安心できます。
ゲーム機
ゲーム機も待機電力を消費するため、コンセントから抜くべきです。
内部の基盤が精密で過電流によって劣化する恐れがあるため、使用しない間はコンセントから抜いておくとバッテリーの保護につながります。
とりわけ、過充電や過放電はバッテリー劣化の原因となるため、充電100%の状態でコンセントにつないだままにしたり、充電0%の状態でコンセントから抜いたまましたりするのはおすすめできません。
炊飯器
保温機能がある炊飯器は、常に電力を消費する家電の一つとされています。
仮に保温を切っても、内部の時計機能や設定維持機能が働いていると待機電力がかかるため、使用しない間はコンセントから抜いておくのが理想です。
ホコリによるショートを防ぐためにも、コンセントから抜いておいてください。
端末機器
スマホ・タブレット・パソコンなどの端末機器は、主に充電器が微量の電力を消費します。
家にいる間、常にデバイスを電源に差しっぱなしにしている人も多いと思いますが、本体の電源が入っていると少しずつ待機電力が消費され、結果的に電気代がかかります。
コンセントに差しっぱなしにするとバッテリーの劣化にもつながり、寿命も削られるため、都度抜くべきです。また、使用中の充電もバッテリーの劣化につながるため、避けるべきです。
テレビ
テレビは、待機電力を消費する家電の代表格といえるでしょう。
リモコン操作で電源を切り替えられるため、コンセントまでは抜かなくてもいいと考えている人もいますが、接続しているだけで常に電力を消費します。
雷によるショートの可能性もあるため、しばらく見ない場合は抜いておくのが理想です。
コンセントを抜かない方がいい家電

などの家電は、コンセントを抜かない方がいい家電とされているため、使用の有無にかかわらず抜かないのが無難です。
ここでは、コンセントを抜かない方がいい家電について詳しく解説します。
ウォーターサーバー
美味しい水を安定的に確保するためにウォーターサーバーを設置している場合、コンセントには常時接続しておくことが求められます。
ウォーターサーバーのコンセントを抜くと、水が常温となり雑菌が繁殖しやすくなるため、衛生面を考慮するなら電源を入れっぱなしにした方が安心です。
ガス温水器
ガス温水器は、安全装置や凍結防止のヒーターのため常に通電させておく必要があります。
一見、ガス温水器は使用していない間は動いていないように見えますが、常に安全装置や凍結防止のヒーターが稼働しているのです。
コンセントを抜くと配管が凍って破裂する恐れがあるため、抜かないでください。
プリンター
プリンターは、自動クリーニング機能があるため、コンセントを抜いてはいけません。
コンセントを抜くと自動クリーニング機能が作動しなくなり、インク詰まりが起こりやすくなります。結果、印刷不良を引き起こすこともあるため、抜かない方が安心です。
冷蔵庫
冷蔵庫は、食品を守るため24時間365日稼働させるのが前提とされています。
コンセントを抜くと内部の食品が傷むだけでなく、悪臭やカビが発生する恐れがあるため、買い替えや引っ越しなど特別な理由がない限りは常時稼働が原則です。
ちょっと電源を落とすだけでもコンプレッサーや冷却装置に負担がかかることがあるため、常に接続した状態にしましょう。
Wi-Fiルーター
インターネットを使用する人は、Wi-Fiルーターもコンセントから抜いてはなりません。
Wi-Fiルーターはネット回線を維持するための機器で、下手に抜くとインターネット接続がすべて停止し、スマートホーム家電や防犯カメラに影響が出ることがあります。
場合によっては、不具合などのトラブルを引き起こすことも珍しくないです。
ルーターは起動に時間がかかる他、通信障害の原因にもなりかねないため、常にコンセントに接続したままの状態にしておいてください。
再設定の手間を省くためにも、常に接続しておきましょう。
コンセントを抜く場合の注意点

コンセントを抜く場合は、いくつか注意が必要です。
ここでは、コンセントを抜く場合の注意点について詳しく解説します。
コードを持って抜く
コンセントを抜き差しする際、コードを持って抜くのは危険です。
電源プラグに接続されているコードを持ってそのまま引き抜こうとすると、線のなかで断線したり破損したりする可能性があります。
無理にコードごと電源プラグを引っ張ると根元が傷んで火花が発生する場合もあるため、必ず本体を持ってまっすぐに抜くようにしてください。
定期的にコードの状態も確認しつつ、傷があるようなら交換しましょう。
大量の家電を接続しない
コンセントを抜くのが面倒で、大量の家電を接続している場合は要注意です。
タコ足配線などで複数の家電を同時に使用すると、容量を超えることがあります。仮に、容量オーバーとなると発火の原因となることもあります。
また、ブレーカーが落ちることもあるため、必要なものだけ接続すべきです。
定期的に掃除しておく
コンセントを抜くのに備えて、定期的に掃除しておいてください。
掃除しておかないとホコリが侵入し、ショートすることがあります。ショートは家電本体の故障につながるため、こまめな掃除が必須です。
電源を切ってから抜く
コンセントを抜く場合は、電源を切ってから抜きましょう。
電源を入れたままコンセントを抜くと、故障することがあります。故障するとプロの手による修理が必要となるため、乱暴な扱い方は避けるべきです。
濡れた手で触らない
コンセントを抜き差しする場合、濡れた手で触ってはいけません。
水滴によって感電したり漏電したりする恐れがあるため、必ず乾いたタオルなどで拭いてから抜くようにしてください。
頻繁に抜き差ししない
コンセントは、頻繁に抜き差ししてはなりません。
何度も抜き差しするとプラグ部分が劣化する恐れがあるため、特別な理由がない場合は必要以上に抜かないようにしましょう。
コンセントについてのよくある質問

コンセントを抜くか抜かないかについては、よくある質問にも目を通しておくと安心です。
ここでは、コンセントについてのよくある質問について詳しく解説します。
コンセントを抜く以外に節電する方法はある?
コンセントを抜く以外に、節電する方法はあります。
例えば、自宅に太陽光発電システムを組み込めば、電気の自家消費が可能です。
ソーラーパネルとポータブル電源のセット商品を活用すれば、すぐにでも節電できるでしょう。効率的に発電できれば、別途で売電にも挑戦できるのではないでしょうか。
もし、屋根の面積的に太陽光発電システムを自宅に組み込むのが困難な場合は、ウッドデッキやテラスにも設置できるEcoFlow DELTA Pro 3+400Wソーラーパネルセットを検討しましょう。

EcoFlow DELTA Pro 3+400WソーラーパネルセットはEcoFlowが販売しているソーラーパネルとポータブル電源のセットで、比較的楽に設置できる設計となっています。
持ち運びもできてアウトドアにも活用できるため、1セットあるだけで何かと安心です。
商品情報については、EcoFlowの公式ホームページをお読みください。

コンセントを抜くだけで本当に節約になるの?
コンセントを抜くだけで、節約になることはあります。
どれくらいの電力を消費する家電なのかによっても変わりますが、待機電力を消費する家電を中心に抜くだけでも年間数千円単位の電気代を節約可能です。
意識的に家電を使用しないだけでも、ある程度の節約が期待できるでしょう。
コンセントを抜くのが面倒な場合は?
コンセントを抜くのが面倒な人は、省エネ家電に買い替えるのも手です。
省エネ家電とは、従来の家電製品よりもエネルギー消費量を抑えた家電を指します。
エネルギー消費量が抑えられる=電気代を抑えられることを意味するため、コツコツとした節約に手間を感じる人は思い切って省エネ家電への買い替えを検討してみましょう。
省エネ家電にどのようなものがあるかについては、以下の記事を参照してみてください。
まとめ
家電のコンセントは抜くべきか抜かないべきか、抜いた方がいい家電・抜かない方がいい家電、抜く場合の注意点、よくある質問を解説しました。
設置している家電のコンセントは、抜いた方がいいものと抜かない方がいいものがあるため、ライフスタイルに応じて適宜対応することが求められます。
一方、コンセントの抜き差しでできる電気代の削減には限界があるため、効率的に節約したい場合はEcoFlowのEcoFlow DELTA Pro 3+400Wソーラーパネルセットなどで、太陽光発電システムを構築するのが良いです。
EcoFlow DELTA Pro 3+400Wソーラーパネルセットがあれば、任意の場所で発電でき、ポータブル電源も充電可能です。充電したポータブル電源で他の家電に給電すれば、消費電力の軽減につながります。
まずはソーラーパネルとポータブル電源を導入し、自宅で電気を発電しましょう。商品情報については、公式ホームページをご覧ください。