テレビの電源が青・赤・オレンジや白・緑などに点滅していた場合、一時的にエラーが発生している可能性があるため、適切な対処が必要です。
エラーの内容によっては思わぬトラブルに発展することがあるため、注意が必要です。
この記事では、テレビの電源の点滅が意味するもの、対処法、故障でまず確かめたいこと、故障でよく見られる症状、よくある質問をわかりやすく解説します。
テレビの電源の点滅が意味するものとは？
テレビの電源が青・赤・オレンジや白・緑に点滅していた場合、何らかのエラーが発生している可能性があるため、注意が必要です。
ここでは、テレビの電源の点滅が意味するものについて詳しく解説します。
青のランプが点滅している場合
青のランプの点滅は、メーカーによって意味するものが変わります。
- ソフトウェアの起動待機中
- デバイスの接続中
- 本体の異常
- 録画中
テレビの電源が青に点滅していた場合、ソフトウェアの起動待機中、デバイスの接続中、本体の異常、録画中を意味するのが一般的です。
青のランプの点滅が必ずしもエラーにつながるわけではないですが、メーカーによっては本体の異常が検知されている可能性があるため、注意しましょう。
赤のランプが点滅している場合
赤のランプの点滅は、本体に何らかの問題が発生している可能性が考えられます。
一時的なシステムエラーやソフトウェアの異常、ハードウェアの故障が考えられるため、基本的には適切な対処が必要です。
赤のランプの点灯が続くようであれば、本体の修理を検討しましょう。
オレンジや白のランプが点滅している場合
オレンジや白のランプが点滅する場合は、ソフトウェアが更新中の可能性があります。
更新中の場合、更新作業が終わるとランプの点滅も消えるため、放置で問題はありません。
しかし、製品によっては起動の準備中や特定機能の有効中にオレンジや白のランプが点滅することがあるため、どのような状態なのか冷静な判断が必要です。
緑のランプが点滅している場合
緑のランプが点滅する場合は、アンテナや配線に不具合が発生している可能性があります。
アンテナや配線に不具合が発生している場合、ケーブルが外れていないかや緩んでいないかを一度確認しましょう。また、B-CASカードも抜き差ししてみましょう。
それでも改善されない場合は、テレビの電源を切り、電源コードを抜いてから再度接続し、テレビを再起動することで直る場合があります。
ただし、アンテナや配線がショートしていた場合は自力で修理するのが困難なため、専門業者に相談すると安心です。
テレビの電源が点滅している場合の対処法
テレビの電源が点滅している場合、適切な対処が必要です。
ここでは、テレビの電源が点滅している場合の対処法について詳しく解説します。
エラーコードを確認する
テレビの電源が点滅していた場合、まずはエラーコードを確認しましょう。
よくあるエラーコードには、以下のようなものがあります。
- E201：電波の受信強度の低下により安定した受信ができていない状態
- E202：電波の受信強度の低下により安定した受信ができていない状態
- E203：チャンネルの放送休止
- E204：チャンネルの該当なし
- E205：チャンネルの契約なし
- E209：BS・CSの電波を受信できていない状態
例えば、E201やE202と表示された場合は電波の受信強度の低下により安定した受信ができていない状態を意味するのが一般的です。
他には、E203でチャンネルの放送休止、E204でチャンネルの該当なし、E205でチャンネルの契約なし、E209でBS・CSの電波を受信できていない状態となるため、基本的にはエラーコードから症状を判断すると良いでしょう。
まずは、テレビ画面に表示されるエラーコードから判断してみてはいかがでしょうか。
周辺機器をチェックする
テレビに問題が発生している場合、周辺機器もチェックしてみましょう。
オーディオ機器やゲーム機など、すべて取り外した状態でテレビを再起動することで、点滅が消える場合があります。
逆に、複数の周辺機器が同時に接続されていると不具合を引き起こすことがあるため、注意が必要です。
本体を再起動する
テレビの電源の点滅は、本体を再起動することで改善される場合があります。
再起動は、テレビの電源を切りコンセントを抜いて数分待ってから行う必要がありますが、故障していない限りは再起動だけで直ることも珍しくありません。
不用意に部品に触るよりもまず、再起動を試しましょう。
メーカーに相談する
どうしてもテレビの電源の点滅が消えない場合は、メーカーに相談しましょう。
メーカーの公式ホームページにはQ＆Aやトラブルシューティングが記載されていることもあるため、まずは紹介されている対処法を試してみるのが良いです。
似たような症例がある場合、Q＆Aやトラブルシューティングだけで対処できる場合があります。
テレビの故障でまず確かめたいこと
テレビの故障が疑われる場合、まずはいくつかの点を確かめておきたいところです。
ここでは、テレビの故障でまず確かめたいことについて詳しく解説します。
アンテナレベルに異常がないか
まずは、アンテナレベルに異常がないかを確認しましょう。
アンテナの方向がずれていると電波をうまく受信できず、エラーが発生しやすくなります。また、周りに強風が吹いていたり天候が悪かったりすると、電波が遮断されて上手に受信できなくなるため、注意が必要です。
高層ビルがあるだけで電波が影響を受けることがあるため、まずはアンテナレベルが正常かをチェックし、必要に応じて修理も検討しましょう。
ケーブルに不具合がないか
次に、ケーブルに不具合がないかもチェックしましょう。
ケーブルが断線していると、電波が伝わらないことがあります。一見すると問題なくても内部で断線していることがあるため、何度も不具合が出る場合は買い替えを検討したいです。
単にケーブルの接触不良でテレビに問題が発生している場合、ケーブルを交換するだけで改善される可能性があります。
リモコンに問題がないか
あわせて、リモコンに問題がないかも調べておくのが望ましいです。
リモコンの赤外線に不具合が出ていたり、電池が切れていたり、ボタンが劣化していたりするとテレビが正常に動作しないため、一度確認してみることを推奨します。
もしリモコンに問題が発生していた場合は、リモコンを修理するだけで改善されます。
どうしても直らない場合は、新品に買い替えるのが良いです。
テレビの故障でよく見られる症状
テレビが故障した場合、特定の症状が見られるため、注意深く観察しておきたいです。
ここでは、テレビの故障でよく見られる症状について詳しく解説します。
異臭がする
テレビが故障すると、異臭がすることがあります。
例えば、テレビの内部がショートによって故障した場合、焦げたような異臭がします。ホコリの堆積や本体の経年劣化によっても焦げ臭い匂いが発生するため、注意が必要です。
状況によっては火災に発展する可能性もあるため、異臭がする場合はすぐに電源を切り、コンセントを抜いて、専門業者に相談しましょう。
耐用年数を超えたテレビを使用している場合は、特に注意が必要です。
映像が乱れる・画面が映らない
テレビが故障すると、映像が乱れたり画面が映らなかったりすることがあります。
アンテナの不具合やケーブルの断線の他、液晶パネルの故障などによって正常に表示されなくなることがあるため、故障を疑う場合は映像や画面を一度確認するのが望ましいです。
音声が出ない・途切れる
テレビが故障すると、音声が出なかったり途切れたりすることも珍しくないです。
音声回路の不具合や音声機器の接続不良によって正常に音が聞き取れなくなることがあるため、音声部分が故障していないかのチェックも推奨されます。
電源が入らない
電源が入らない場合も、テレビが故障している可能性が考えられます。
電源基盤が故障していると、いくらスイッチを押しても電源は入りません。
電源コードが接触不良を引き起こしている場合も、電源が入らなくなるため、注意が必要です。リモコンの遠隔操作で電源が入らない場合は、リモコンの故障も疑われます。
なお、テレビの電源が入らない原因とその対処法については以下の記事で詳しく解説しているため、気になる方はあわせてお読みいただけると幸いです。
⇒テレビの電源が入らない原因とその対処法｜故障を防ぐための対策も紹介
ノイズが入る
テレビの故障のなかでも、よくあるのがノイズが入るという現象です。
単なるノイズ＝故障と判断できるわけではありませんが、定期的にノイズが入る場合はテレビ自体が故障している可能性があります。
もし頻繁にノイズが入る場合は、アンテナの方向が合っているか、ケーブルが劣化していないか、天候は安定しているかなどを確かめましょう。
テレビの電源の点滅でよくある質問
テレビの電源の点滅に関しては、よくある質問を参考にすると良いです。
ここでは、テレビの電源の点滅でよくある質問について詳しく解説します。
災害などの停電によって故障することはある？
テレビは、災害などの停電によって故障することがあります。
とりわけ、復旧時のサージ電流（一時的に流れる過剰な電流）によって故障することがあるため、停電に備えられるようにしておきたいです。
停電への備えとしては、太陽光発電システムがあると安心でしょう。
太陽光発電システムとは、太陽の光から電気を生み出すソーラーパネルと、生み出した電力を溜めておけるポータブル電源などから構成されるシステムのことです。
太陽光発電システムがあれば、仮に発電所が停止しても自宅で発電できるため、停電に備えることができます。
なお、手軽に太陽光発電システムを導入したい場合は、EcoFlowが販売しているEcoFlow DELTA Pro 3+400Wソーラーパネルセットが便利です。
EcoFlow DELTA Pro 3+400Wソーラーパネルセットは、強力なAC出力により、ほぼすべての家電を動かせるため、仮に停電してもスマホを充電したり、電気製品に給電したりするのに役立ちます。
まずは、公式ホームページで商品情報を確認してみてはいかがでしょうか。
点滅していた場合はすぐに買い換えた方がいい？
アップデートや接触不良の可能性があるため、まずは様子見で問題ありません。
しばらく経っても直らない場合は、再起動を何度か試してみるのが望ましいです。それでも直らない場合はメーカーに問い合わせることを推奨します。
何をしても直らない場合は、新調を検討しましょう。
点滅したまま放置したらどうなる？
点滅の内容により、放置していいものとそうでないものがあるため、要注意です。
例えば、本体に問題が発生している場合、放置することによって事態が悪化することがあります。逆に、ソフトウェアの更新などであれば、いずれは勝手に消えます。
状況に合わせて的確な判断が求められるため、冷静な判断を心がけましょう。
なお、状況がわからないまま自力で修理しようとするとかえって悪化することもあるため、原則は専門業者に依頼するのが理想です。
まとめ
テレビの電源の点滅が意味するもの、対処法、故障でまず確かめたいこと、故障でよく見られる症状、よくある質問を解説しました。
テレビの電源が点滅する場合、ランプの色によって症状がある程度予想できます。
しかし、点滅するランプの色はメーカーによって変わるため、原則はメーカーごとの取扱説明書を見ながら判断した方が安心です。
ただし、自力で対応するのが困難な場合もあるため、必要に応じてメーカーに問い合わせると良いでしょう。
なお、テレビは停電からの復旧によって故障することもあるため、家電を守る意味でも太陽光発電システムを導入しておくのが理想です。
例えば、EcoFlowが販売しているEcoFlow DELTA Pro 3+400Wソーラーパネルセットがあれば、いつでもどこでも太陽光発電ができます。
防災用品としても1セットあると心強いため、気になる人はぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。