家庭用蓄電池の容量の目安とは?容量の決め方や知っておくべきポイントを解説

「家庭用蓄電池の容量はどれくらいが適切?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。蓄電池の容量選びは、コストパフォーマンスや使い勝手を左右する重要な要素です。

適切な容量を選ぶためには、日常の電力使用量や非常時の必要電力を把握することが不可欠です。また、蓄電池のタイプや対応電圧、充電時間など、さまざまな要素を考慮する必要があります。

本記事では、家庭用蓄電池の容量の目安や決め方、知っておくべきポイントについて解説します。ソーラーパネルとの組み合わせやポータブル電源の特徴も紹介しているので、蓄電池選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

家庭用蓄電池の容量の目安

蓄電池 容量

家庭用蓄電池を選ぶ際、必要な容量の目安を把握することが重要です。容量が大きすぎると無駄な出費となり、反対に小さすぎると十分な電力を確保できません。

使用する家電製品や停電時の必要電力をもとに、適切な容量を選定する必要があります。一般的な家庭で使用する蓄電池の容量は、4kWh〜12kWhが目安とされています。

ただし、この数値はあくまで目安であり、家族構成や生活スタイルによって必要な容量は異なります。自宅の電力使用量を把握し、適切な容量の蓄電池を選ぶことが大切です。

「kW」と「kWh」の違い

蓄電池の性能を表す指標として、「kW(キロワット)」と「kWh(キロワットアワー)」という単位がよく使われます。「kW」は蓄電池の出力能力を表し、「kWh」は1時間あたりの使用量や発電量を表します。

例えば、4kWの蓄電池は最大4kWの電力を供給できる能力を持っており、4kWhの蓄電池と表記される場合は、4kWの電力を1時間で供給することが可能です。

家庭用蓄電池の容量の決め方

蓄電池 容量

蓄電池の容量は、日常の電力使用量や非常時の必要電力を考慮して決定すべきです。容量が大きいほど長時間の電力供給が可能となりますが、その分価格も高くなるためです。以下、容量を決める際のポイントを紹介します。

  1. 停電時の使い方から考える
  2. 家電製品の使用時間から逆算する
  3. 太陽光発電の設置容量を考慮する

これらの決め方を参考に、状況に適した蓄電池の容量を選択しましょう。

決め方1.停電時の使い方から考える

停電時に最低限動かす必要がある家電製品の合計電力をもとに、必要な容量を算出する方法です。照明器具や冷蔵庫、エアコンなど、優先的に使用する家電製品をリストアップしましょう。

例えば、冷蔵庫(600W)、照明器具(100W)、スマートフォンの充電(10W)を使用する場合、合計で710Wの電力が必要です。これを1日12時間使用すると仮定すると、8.52kWh(710W×12時間÷1000)の容量が必要となります。

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決め方2.家電製品の使用時間から逆算する

日常的に使用する家電製品の消費電力と使用時間から、1日に必要な蓄電池の容量を逆算する方法もあります。この方法では、全家電製品の使用量を加算した上で、余裕を持った容量を選ぶことが重要です。

例えば、テレビ(150W)を1日3時間、エアコン(900W)を1日6時間使用する場合、合計5.85kWh(150W×3時間÷1000+900W×6時間÷1000)の容量が必要です。ここに20%程度の余裕を持たせると、約7kWhの蓄電池が適切といえます。

決め方3.太陽光発電の設置容量を考慮する

太陽光発電システムを利用している場合、発電量に合わせて蓄電池の容量を決めることが効果的です。発電量に見合った蓄電池を選ぶことで、最大限のエネルギー利用が可能となります。

太陽光発電システムの設置容量は、契約書や保証書などに記載されています。仮に「4.0kWの太陽光発電システム」を設置していた場合、自家消費した分を差し引いた8.0kWh程度の蓄電池が推奨されます。

ただし、天候や設置状況によって発電量は変わるため、適切な容量は一概にはいえません。必要に応じて容量を調整する必要があります。

家庭用蓄電池を決める前に知っておくべきポイント

蓄電池 容量

適切な蓄電池を選択するためには、以下のポイントを把握しておくことが役立ちます。蓄電池を決める前に、これらのポイントを把握しておきましょう。

  1. 「定格容量」と「実効容量」の違い
  2. 容量と価格のバランスの重要性
  3. 深夜電力の有効性

以下、各ポイントの詳細を解説していきます。

ポイント1.「定格容量」と「実効容量」の違い

蓄電池の性能を表す指標として、「定格容量」と「実効容量」という2つの数値があります。定格容量は規定された条件下で蓄えられる電気量を示し、実効容量は実際に使用できるエネルギー量を指します。

定格容量分の電力は実際にすべて利用できるわけではないため、製品の選定時は実効容量を基準にすると良いでしょう。両方の意味をしっかりと理解し、使用状況に合った蓄電池を選ぶことが重要です。

ポイント2.容量と価格のバランスの重要性

蓄電池の容量が大きければそれだけ価格も高くなりますが、容量が小さい場合は停電時のリスクを招きます。必要な容量を満たさない蓄電池では、十分な電力を確保できない可能性があるためです。

このため、蓄電池の容量に正解はなく、容量と価格のバランスを踏まえて選ぶ必要があります。ご自身の予算と目的を加味した上で、バランスの取れた製品を選ぶことが推奨されます。

ポイント3.深夜電力の有効性

深夜電力を利用して蓄電池を充電することで、電気代を節約できる場合があります。深夜時間帯は電力需要が少ないため、多くの場合、電気料金が割安に設定されています。

ただし、すべての電力会社で深夜電力プランが提供されているわけではありません。利用可能なプランの確認と、それに適した蓄電池を選ぶことが大切です。

また、ソーラーパネルと組み合わせることで、さらなる電気代の節約に期待できます。より効率的に蓄電池を使用したい方は、ソーラーパネルの導入も併せてご検討ください。

家庭用蓄電池の容量を決めたあとの考慮点

蓄電池 容量

容量決定後も、以下の点を考慮することで、より効果的な蓄電池利用が可能になります。ここでは、家庭用蓄電池の容量を決めたあとの考慮点について紹介します。

  1. 「全負荷型」と「特定負荷型」
  2. 「100V対応」と「200V対応」
  3. 充電時間の違い
  4. 設置スペースと本体サイズ
  5. 保証期間やサポートの有無
  6. 蓄電池の寿命

長期的な視点での検討が、蓄電池選びの成功につながるでしょう。

考慮点1.「全負荷型」と「特定負荷型」

「全負荷型」と「特定負荷型」の2種類を考慮することが大切です。全負荷型は家全体を対象に電力供給できるタイプで、特定負荷型は特定の場所やコンセントのみを対象にするタイプです。

【全負荷型の特徴】

  • 家全体に電力を供給するタイプの蓄電池
  • 停電時にすべての電気機器に電力を供給できる
  • 容量が大きくなるため、価格も高くなる傾向がある

【特定負荷型の特徴】

  • 特定の場所やコンセントのみに電力を供給するタイプの蓄電池
  • 重要な機器に限定して電力を供給できる
  • 容量を抑えられるため、コストも抑えることができる

全負荷型と特定負荷型の両方にメリット・デメリットがあるため、使用目的に応じた選択が求められます。

考慮点2.「100V対応」と「200V対応」

蓄電池は主に「100V対応」と「200V対応」の2種類があり、種類によって使用できる家電製品が制限されることがあります。100V対応の蓄電池では、一部の200V機器に電力を供給できない場合があるためです。

エアコンや電気温水器など、200V機器を使用している家庭では、200V対応の蓄電池を選ぶ必要があります。すべての機器をカバーできる蓄電池の選択を心掛けましょう。

ただし、200V対応の家電製品は消費電力が大きく、蓄電池の電力を多く使うため、停電時にはすぐに容量がなくなるといったデメリットが存在します。この点を考慮して、200V対応の製品を使用するようにしましょう。

考慮点3.充電時間の違い

蓄電池によって充電に要する時間が異なるため、使用状況に合わせた選択が求められます。充電時間が短い製品を選べば、緊急時の状況に対応しやすくなります。

例えば、電力会社から供給される時間が短い場合でも、充電がすぐに完了する製品なら電力を十分に確保できます。ソーラーパネルと組み合わせる際にも、充電時間は重要なポイントとなります。

考慮点4.設置スペースと本体サイズ

蓄電池の設置には適切なスペースが必要で、大きな容量のものはそれだけ大きなスペースを要します。屋外設置・屋内設置問わず、設置場所の広さと日当たりを考慮する必要があります。

特に屋内設置の場合は、十分な換気スペースの確保が不可欠です。設置場所の状況を考慮し、家庭環境に合ったサイズの蓄電池を選ぶことが重要といえるでしょう。

考慮点5.保証期間やサポートの有無

長期間にわたって安心して蓄電池を使用するためには、保証期間の長さやサポートの充実度が重要なポイントです。特に初期不良や自然故障への対応は、メーカーによって大きく異なります。

蓄電池を購入する前に、必ずメーカーの保証内容やサポート体制を確認しておきましょう。また、部品の供給期間や修理対応の可否なども、事前に把握しておくと安心です。

考慮点6.蓄電池の寿命

蓄電池の寿命も考慮点に含まれます。蓄電池の寿命は、使用環境やメンテナンス状況によって大きく変わるため一概にはいえませんが、一般的に10〜15年が目安とされています。

なかでもリン酸鉄リチウムイオン電池を使った蓄電池は、寿命が長く安全性が高い点が特徴です。ただし、寿命が長い分価格も高くなる傾向にあるため、予算とのバランスを考える必要があります。

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長寿命のポータブル電源ならEcoFlow製品がおすすめ

本サイトを運営するEcoFlowでは、リン酸鉄リチウムイオン電池採用で長寿命のポータブル電源を販売しています。リン酸鉄リチウムイオン電池は、一般的なリチウムイオン電池に比べて寿命が長いのが特徴です。

家庭用の大型蓄電池に比べると容量が少ない傾向にありますが、その分携帯性が高く、アウトドアや避難所での利用が可能となります。コンパクトながら大容量のタイプもあるため、幅広いシーンでの活躍に期待できます。

大型のポータブル電源であれば、一般的な蓄電池と同じような使い方も可能です。ポータブル電源は、蓄電池の機能に加えて携帯性も兼ね備えた製品といえるでしょう。

長寿命で大容量のポータブル電源をお探しなら、EcoFlowの「DELTA」シリーズがおすすめです。緊急時には非常用電源としても活躍します。

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まとめ

本記事では、家庭用蓄電池の容量の目安や決め方、知っておくべきポイントについて解説しました。

蓄電池の容量は、日常の電力使用量や非常時の必要電力を考慮して決定することが大切です。容量決定後も、蓄電池のタイプや対応電圧、充電時間など、さまざまな要素を検討する必要があります。長期的な視点を持ち、保証期間やサポート内容にも注目しましょう。

家庭用蓄電池とは異なる選択肢として、ポータブル電源の利用もおすすめです。大容量・長寿命のポータブル電源なら、家庭用蓄電池と同じような使い方ができます。

なかでもEcoFlowのポータブル電源「DELTA」シリーズであれば、アウトドア活動や普段使いはもちろんのこと、緊急時には非常用電源としても活躍します。ポータブル電源の導入を考えている方は、以下の製品情報をご確認ください。

EcoFlow DELTA ProEcoFlow DELTA 2 MaxEcoFlow DELTA 2
容量3,600Wh2,048Wh1,024Wh
定格出力3,000W2,400W1,500W
AC充電入力最大1,500W最大​1,500W​最大1,200W
サイズ63.5×28.5×41.6cm49.7 × 24.2 × 30.5 cm40.0 x 21.1 x 28.1 cm
重量約45kg約23kg約12kg
出力ポート合計:15
AC×5
USB×6
DC×2
シガーソケット×1
アンダーソン×1
合計:15合計:15
ACx6
USBx6
DCx2
シガーソケットx1
公式サイトhttps://jp.ecoflow.com/products/delta-pro-portable-power-stationhttps://jp.ecoflow.com/products/delta-2-max-portable-power-stationhttps://jp.ecoflow.com/products/delta-2-portable-power-station

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