「車中泊向きの車が欲しいけど、普段使いもしたい」という方には、スズキのソリオがぴったりです。広いラゲッジスペースやフルフラットになるシートなど、車中泊をより快適にしてくれる機能が充実しています。軽自動車のような小回りの良さも魅力です。
そこで本記事では、ソリオが車中泊に向いている理由について解説します。ソリオを車中泊仕様にカスタマイズするために必要なグッズも掲載しているので、ソリオで快適な車中泊を実現したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
車中泊にぴったり!新型ソリオとは
スズキが販売するソリオは、5人乗りの小型ハイトワゴンです。広い居住空間と荷室空間を備え、シートはフルフラットになるので、車中泊に最適な車と言えるでしょう。
2020年のフルモデルチェンジから4年の月日が経ち、2024年12月頃に新型「ソリオ」はマイナーチェンジされます。1.2Lの3気筒エンジンが採用されるため、力強い走りと低燃費を両立します。進化した新型ソリオで、車中泊の旅を満喫しましょう。
「ソリオ」と「ソリオ バンディット」の違い
ソリオには、標準車とは別に上級装備が備わったモデルとして、ソリオ バンディットがあります。ソリオを購入しようとして、ソリオかソリオ バンディットかで迷われる方は多いでしょう。ソリオとソリオ バンディットの主な違いは、以下のとおりです。
ソリオ | ソリオ バンディット | |
外装 | ・ヘッドランプユニットが大きい・横基調のグリル | ・メインのLEDヘッドランプとポジションランプが分割されている・丸みを帯びたグリル |
内装 | 青を基調にしたスポーティなデザイン | 赤を基調にしたシックなデザイン |
価格 | 2,293,500円 | 2,317,700円 |
ソリオが車中泊に向いている6つの理由
ソリオは、夫婦やカップル、デュオでの車中泊に最適な車種です。ファミリー層向けのコンパクトカーなので、普段使いにも適しています。ソリオが車中泊に向いている理由は、以下のとおりです。
- 理由1|フルフラットで大人二人が足を伸ばせる
- 理由2|ゆったりくつろげる広い室内を備える
- 理由3|折りたたみ式テーブルを装備する
- 理由4|広々とした荷室に荷物を楽々収納できる
- 理由5|大容量のサブトランクを完備する
- 理由6|純正アクセサリーで車中泊仕様にできる
それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。
理由1|フルフラットで大人二人が足を伸ばせる
前席をリクライニングにして後席の座面に合わせれば、フルフラットになります。大人が十分に足を伸ばして眠れるスペースがあるので、夜も快適です。大人2人が並んで眠れる幅があり、デュオで車中泊を満喫できます。
前席だけでなく、後席もフルフラットになるため、荷物の大きさに応じて最適な就寝スペースを確保できるのも魅力です。
理由2|ゆったりくつろげる広い室内を備える
室内長2,500mm、室内幅1,420mmの広い室内空間を備えてます。室内高は1,365mmと天井が高いので、圧迫感もありません。食事や就寝、リラックスなど、あらゆるシーンで快適に過ごせるでしょう。
リアシートの位置や背もたれの角度は自由に調節できるので、足元に余裕をもたせたり、背もたれを倒したりと、カスタマイズが変幻自在です。
理由3|折りたたみ式テーブルを装備する
後席の両側には、折りたたみ式テーブルを備えています。それぞれのテーブルには、ドリンクホルダー2個とショッピングフックが3個付いているので、車内で軽食を食べる際や小物を吊るす際に便利です。ドリンクホルダーは、取っ手付きの乳児用マグにも対応しているので、乳幼児を連れた車中泊でも活躍します。
理由4|広々とした荷室に荷物を楽々収納できる
室内だけでなく、荷室の広さも兼ね備えているのも魅力です。35Lのスーツケースを横に5個積めるほど広々としているので、長期間の車中泊でも荷物をたっぷりと詰め込めます。
後席の足元にゆとりをもたせた状態でも、荷室を十分に確保できます。後席を前に倒せば、自転車やサーフボードなどの長さのある荷物も収納可能です。
理由5|大容量のサブトランクを完備する
荷室の床下には、大容量のサブトランクを完備しています。荷室に入りきらない荷物を入れたり、就寝時に必要な寝具を入れたりと、車中泊で大活躍すること間違いありません。
サブトランクには、クーラーボックスやテーブルなどの大きな荷物も収納可能です。外からはコンパクトに見えるソリオですが、サブトランクが隠れているために、大容量の積載量を誇ります。
理由6|純正アクセサリーで車中泊仕様にできる
ソリオには純正アクセサリーが豊富に用意されているため、車中泊仕様へのカスタマイズが可能です。車中泊で活躍するソリオの主な純正アクセサリーを紹介します(※1)。
- アームレストカバー
- コーナーポール
- フロアマット
- サイドシルスカッフ
- ACパワープラグ
- ステップイルミネーション
- フットランプ
※1参考:SUZUKI「SOLIO/BANDIT Accessories」
車中泊を快適にするソリオの標準装備3選
ソリオには、車内空間を快適にする複数の装備が標準で備わっています。車内で長時間生活する車中泊でも、ストレスなく旅を終えられるでしょう。車中泊を快適にするソリオの標準装備は、以下のとおりです。
- スリムサーキュレーター
- ロールサンシェード
- プレミアムUV&IRカットガラス
それぞれの標準装備について、詳しく見ていきましょう。
スリムサーキュレーター
前席と後席の温度差を解消してくれる装備が、スリムサーキュレーターです。夏に後席を涼しくしようとして前席が寒すぎたり、冬に後席を温めようとして前席が暑すぎたりした経験はないでしょうか。
スリムサーキュレーターは、車内の空気を循環してくれるので、車内全体の温度を均一化できます。薄型デザインなので、車内の広さを損ねる心配はありません。
ロールサンシェード
直射日光を防げるロールサンシェードは、日差しの強い日に大活躍する装備です。後席のリヤドアに内蔵しており、使いたい時にはサッと引き出して使えます。
プライバシーの保護として、子供が着替える際にも便利です。サンシェードを別途購入する必要がなく、内蔵されているので外れる心配もありません。
プレミアムUV&IRカットガラス
フロントドアガラスには、紫外線を99%カットし、紫外線も抑えられるプレミアムUV&IRカットガラスを採用しています。車中泊では車内で過ごす時間が長くなるため、フロントドアガラスから直射日光を浴び続けていれば、肌トラブルを引き起こしかねません。強い日差しから肌を守るのと同時に、車内温度の上昇も防げます。
ソリオを車中泊仕様に!必要なアイテム5選
車を自宅のように快適な空間にするためには、プライバシー・電源・寝具の確保が欠かせません。ソリオを車中泊仕様にするために、以下のアイテムを揃えましょう。
- マット・寝袋
- 目隠しカーテン
- LEDランタン
- ポータブル冷蔵庫
- ポータブル電源
それぞれのアイテムについて、詳しく解説します。
マット・寝袋
ソリオはシートがフルフラットになりますが、そのまま寝ると、段差や隙間が気になって快眠は望めません。そこで必要になるアイテムが、マットと寝袋です。マットはシートの段差を解消してくれて、蒸れ・冷気の防止に繋がります。
真冬の車内は想像以上に冷え込むので、保温性の高い寝袋があれば、寒くて夜中に起きる心配がありません。コンパクトにたためるので、収納性も抜群です。
目隠しカーテン
車内のプライバシー保護に役立つアイテムが、目隠しカーテンです。車中泊では、ほとんどの時間を車内で過ごすため、車内を通りがかる人に覗かれたら落ち着きません。
目隠しカーテンは外部からの視線を遮断し、プライバシーな空間を作り出します。遮光機能もあるので、日中帯に仮眠したい際にも便利なアイテムです。
LEDランタン
車内の灯りには、LEDランタンを選びましょう。車中泊では、アイドリング騒音が周囲の迷惑にならないように、エンジンは切って生活するのが最低限のマナーです。充電式のLEDランタンがあれば、エンジンを切った状態で長時間点灯させられます。
車内の灯りにLEDランタンを使うメリットは、以下のとおりです。
- 車内の天井に吊り下げられる
- 車内全体を照らせる
- 消費電力が少ないため、長時間使える
ポータブル電源を常備しておけば、連泊する車中泊でも夜の灯りとして大活躍します。
ポータブル冷蔵庫
コンパクトな冷蔵庫であるポータブル冷蔵庫は、車中泊仕様のソリオに備えておきたいアイテムです。食材や飲み物を常に冷蔵・冷凍保存しておけるので、必要な時にサクッと食事がとれます。夏の車内で長時間保存していても、食中毒の心配がありません。
EcoFlowは、冷蔵・冷凍・製氷機能が搭載されたポータブル冷蔵庫「EcoFlow GLACIER」を販売しています。製品の特徴は、以下のとおりです。
- 冷蔵庫・冷凍庫を同時に使用できる
- バッテリーで最大40時間稼働する
- 取り外し可能なキャスターとハンドルで持ち運びしやすい
- わずか15分程で30℃から0℃の急速冷凍が実現する
- 330ml缶60本分に相当する38Lの大容量を誇る
- 最大100WのUSB-Cポートが搭載されたポータブル充電器として活躍する
- シガーソケット(24V)を使うと、2.1時間で満充電できる
車内に冷蔵庫を完備したい方は、ぜひ製品の購入を検討してみてください。
→世界初となる冷蔵・冷凍・製氷の3役を担う「EcoFlow GLACIER」
ポータブル電源
車内で家電の使用を可能にするためには、ポータブル電源が必要です。ポータブル電源とは、内部に大量の電気を蓄え、コンセントがない場所でも電化製品に給電できる機器を指します。車中泊にポータブル電源があるメリットは、以下のとおりです。
- 冷暖房機器を稼働して、エンジンを切った状態でも快適な温度で過ごせる
- 電子レンジやケトルを使い、車内でも簡単に加熱調理が行える
- 夜はLEDランタンを点灯させて、車内の暗闇を照らせる
- ポータブル冷蔵庫に給電し、食材や飲み物を冷蔵・冷凍保存できる
- ナビ代わりになるスマホを常にフル充電にしておける
ポータブル電源によって電気が使えるようになるだけで、車内は自宅のように快適な空間へと変わります。猛暑や極寒が予想される真夏や真冬の車中泊でも安心です。
ソリオでの車中泊におすすめのポータブル電源
ソリオを車中泊仕様にするためには、コンパクトでありながら、高出力を備えたポータブル電源が必要です。高出力なポータブル電源があれば、電子レンジやケトル、ドライヤー、電気ストーブなどの、生活に必要な消費電力の高い家電も車内で動かせます。
EcoFlowは、コンパクトなデザインと最大2,000Wの高出力を兼ね備えたポータブル電源「DELTA 3 Plus」を販売しています。
「DELTA 3 Plus」の特徴は、以下のとおりです。
- 容量1,024Whにより、車内でポータブルエアコンを2時間動かせる
- 800W走行充電器を使えば、走行中も1.3時間で満充電できる
- LFPバッテリー搭載により、10年以上も車中泊やキャンプなどで活躍する
- 600W以下では30dbの稼働音なので、就寝中も冷暖房機器を動かせる
- 13個の多彩な出力ポートから、複数の家電に同時給電できる
BMS管理システムによって、爆発や火災からの安全を確保しているため、車内でも安心して使用できます。車内に高出力・大容量のポータブル電源を常備しておきたい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。
ソリオでの車中泊に関するよくある質問
最後に、ソリオでの車中泊に関するよくある質問を紹介します。
- シートの段差を解消するための方法は?
- ソリオは旧型と新型のどちらが車中泊向き?
それぞれの回答について、詳しく見ていきましょう。
シートの段差を解消するための方法は?
ソリオは前席を倒してフルフラットになりますが、寝転んだ時にシートの段差はある程度感じてしまいます。シートの段差を解消するためには、マットが必要です。
厚さ10cm以上の車中泊マットを選べば、段差による不快感を緩和してくれるでしょう。それでも段差が気になる場合は、マットと毛布を併用したり、段差の傾斜に合ったマットを導入したりする方法がおすすめです。
ソリオは旧型と新型のどちらが車中泊向き?
新型である4代目のソリオは、リヤサスペンションのストロークを拡大して後席の乗り心地が向上しています。さらに、ボディ剛性がアップし、防振・防音対策も抜群です。旧型である3代目と比較して、車中泊には新型の4代目が向いていると言えるでしょう。
まとめ
本記事では、ソリオが車中泊に向いている理由について解説してきました。
ソリオはシートアレンジが多彩で、フルフラットにすると大人二人が楽々横になれるスペースを確保できます。高い車高や隠れたサブトランクなどによって、広々とした室内や荷室を実現しているのも特徴です。
ソリオを車中泊仕様にするためには、マットやポータブル冷蔵庫、ポータブル電源などのアイテムも常備しておきましょう。マットがあれば、シートの段差を解消して快眠が期待できます。ポータブル電源は、車内で家電を使用するために欠かせません。
EcoFlowでは、車内で99%の電化製品を稼働できるようになる高出力のポータブル電源を販売しています。電源を備えたソリオで、快適な車中泊を実現したい方は、ぜひ製品情報をチェックしてください。
→走行中に1.3時間で満充電できる「DELTA 3 Plus」