週末などを利用して、気ままに自由な時間を楽しむアウトドア派が増えています。中でも、移動しやすく手軽な点で車中泊の人気が高まっています。ところで、そもそも車中泊とはどういったものなのでしょうか。車中泊が人気の理由やおおよその利用者、傾向などを解説し、車中泊に便利なポータブル電源についても紹介していきます。
車中泊とは?流行っている理由やスタイル
車中泊に興味を持っていても、実際にはどういったものか、なぜ人気なのかよくわからないという人もいるでしょう。そこで、はじめに車中泊について基本的なことを説明していきます。
#車中泊とは?
車中泊とは、簡単にいえば「車の中で泊まること」です。車の中で寝ることを定義とするなら、停車させてシートを倒し、毛布などをかけて睡眠をとることも車中泊になります。ただ、近年人気の車中泊は、ただシートを倒して寝るだけではありません。車内に簡易的な布団や寝袋を持ち込み、後部座席をフラットにする形で寝るのが一般的です。車内の照明も凝っていることが多く、ランタンのような持ち運びしやすいものを使う人もいます。
中には、車の中で料理をし、食事と就寝をセットにして楽しんでいる人もいます。このように、車中泊は本来の「車の中で泊まること」を超えた楽しみ方に変化しているのが現状です。ある調査によれば、車中泊人口は2022年10月時点で85万人を超えているといわれています。
#キャンピングカーとはどう違う?
キャンピングカーとは、キャンプに特化して作られた車のことです。ベッドやテーブル、ミニキッチンなどが備え付けられているのが一般的で、大きなものになれば簡易トイレやシャワー室まで完備されています。キャンピングカーはヨーロッパの幌馬車が原型といわれており、アメリカに渡ってから現代のようなスタイルになっています。キャンピングカーに泊まるのも車中泊ですが、昨今日本で人気の車中泊で使われている車は厳密にいうとキャンピングカーを指していません。
車中泊に使われるのは、普通の車を改造したものが一般的です。改造の度合いは人によって違いますが、多くの場合は後部座席部分に何かしら手が加えられています。そのまま寝られるように簡易ベッドになっているものもあれば、布団や寝袋が置けるようシートがフラットになるタイプもあります。食事ができるようなテーブルがあったり目隠しになるカーテンがついていたりと、さまざまです。使われる車も軽自動車のバンタイプから普通車のワゴン車まで、目的や予算によって違います。
#車中泊が流行っている理由
車中泊をすれば、ホテルなどの宿泊施設を利用せずに旅行をすることもできます。そのため、ペット連れで宿泊先が限定される人やそもそも宿泊施設がない地域でも泊まることが可能です。車中泊が人気であり流行っている理由には、日常から開放されてストレスフリーになれることもあげられます。車の中は完全なプライベート空間であり、自由気ままな時間を楽しめます。他者と同じ場所を共有することなく、自分の思うままに就寝して好きな時間に起き、行きたい場所に移動できる手段です。誰かに合わせたり時間を気にしたりといったストレスを感じることもありません。
また、中国の武漢市が発端になった新型コロナウイルスの世界的な流行も、車中泊人気に一役買っているといっていいでしょう。それまで、旅行といえばホテルなどに宿泊するのは一般的なことでした。ところが、新型コロナウイルス流行後は一時的に宿泊施設の利用が制限されるなど変化しています。2023年現在においては制限は緩やかになっていますが、それでもプライベートな空間を好む人は車中泊を楽しんでいます。YouTubeなどの動画でも車中泊の様子を配信する人は多く、登録者数からも人気の高さをうかがい知ることができます。
#車中泊のスタイルはさまざま
車中泊の楽しみ方は、人によってさまざまです。キャンプを楽しむ際の宿泊場所として利用する人もいます。キャンプとは一般的に野営やテント生活を指しますが、日本キャンプ協会のサイトによれば「バーベキューやオートキャンプのようなレジャーやレクリエーションとして楽しむ行為」もキャンプに含まれます。近年はキャンプも人気です。女性キャンパーも増えており、車中泊は防犯上も安心できる宿泊方法として利用されています。
屋外でバーベキューや釣り、登山を楽しんだ後に車中泊をする人もいます。自分の車で寝るだけですから、ホテルのようにチェックインはいらないのが車中泊の魅力であり手軽さです。先述したように車内に簡易的な調理器具を持ち込んで料理をする人もいれば、動画やゲームを楽しむ人もいます。車中泊をしながら長期の旅行を楽しむ人も少なくはなく、スタイルは自由です。
車中泊にはポータブル電源が便利!その理由と使い方
車中泊は、場所を移動して日常とは違う空間でリラックスできるのが醍醐味です。料理をするなど自宅にいるような快適さを実現するには、電力を欠かすことはできません。安心して車中泊をするための心強い味方になるのがポータブル電源です。では、どのような使い方があるのか、ポータブル電源の車中泊で必要性、おすすめの理由がわかるような利用方法を紹介していきます。
#料理するときの電源として
車内で料理をするときは、IH調理器など電気を使うほうが便利で安全です。キャンプ用のガスコンロを使う人もいますが、狭い車内でカーテンや寝具などに火が移る危険もあります。基本は屋外で料理をする人でも、電気ポットやIH調理器も使えるようにしておくと必要に応じて車内で料理できます。雨で外に出られないときも食事に困りません。
#スマートフォンなどの充電用に
外出先で連絡を取ったりネットで調べ物をしたりするときに欠かせないのが、スマートフォンです。もしも周囲に人がいないような場所でスマートフォンのバッテリー残量がなくなったら困りますよね。車中泊は、民家が少ない自然の中で行うことが多いものです。車の故障や万が一の事故、ケガや急病などに備えて常に連絡はできるようにしておきましょう。ポータブル電源があれば、スマートフォンはもちろん、タブレットやパソコンなど複数のデバイスも充電できます。
#電気毛布や照明器具も使えてより快適に
車で暖房を効かせることはできますし、室内灯もついています。しかし、停車したまま暖房や室内灯をつけっぱなしにすれば、バッテリー上がりの原因になりかねません。かといって、一晩中エンジンをかけておくのもバッテリー上がりにつながりますし、民家が近ければ音で迷惑をかけます。車の寿命を縮めることもあるので、走行するとき以外はエンジンを切っておくほうが無難です。
ポータブル電源があれば、車のバッテリーに頼ることなく電気毛布や照明器具も使えます。冬でも温かく寝られますし、小型暖房器具を使えば車内全体を温められて快適に過ごせます。暑い時期の車中泊アイテムとして便利なのが車載クーラーです。ポータブルタイプの小型のクーラーで、車中泊以外にも仕事用のデスクなど狭い空間で重宝します。ポータブル電源があれば、ミニ冷蔵庫なども車内に持ち込めるので夏も冷たいドリンクが飲めて快適です。
#ポータブル電源自体も走行中に充電できる
「そんなに使っていてポータブル電源の充電は大丈夫?」と気になる人もいるでしょう。その点も心配は要りません。ポータブル電源の中には、車のシガーソケットから充電できるタイプもあります。夜間はポータブル電源から電力を供給し、日中は走行しながら充電しておくことも可能です。あまり走らないときは、太陽光発電に対応しているポータブル電源を選べば上手に充電できます。そもそも、ポータブル電源はフル充電をしておけば数日間程度は使えます。万が一使い過ぎてもシガーソケットや太陽光での充電も可能なので、車中泊との相性がよいのです。
ポータブル電源は車中泊以外にも便利に使える!
せっかくポータブル電源を買っても、使い道が車中泊だけならいらないと感じる人もいるかもしれませんね。ポータブル電源は、一台あるとさまざまなシーンで活躍してくれます。では、どういった使い方ができるのか見ていきましょう。
#災害時の予備電源として
台風や地震は、日本では頻繁に起こる自然災害です。災害が原因で停電が起こることもありますし、状況によってはすぐに復旧するとは限りません。大規模な災害になれば、数日間電気が停まって不便な生活を強いられることもあります。そのような非常事態に備えておきたいのが予備電源です。ポータブル電源があれば、いざというときの予備電源として使えます。
重さは数kg程度と軽量のものからあるため、女性でも運べないことはありません。先述したように、ポータブル電源はフル充電しておけば数日間程度は使うことが可能です。実際にはポータブル電源の大きさや使い方で変わってきますが、非常時の電力としては十分といえます。ポータブル電源なら置き場所も選びにくいので、備蓄の食料と同じように備えておけます。
#屋外イベントでの電源として
屋外イベントでも便利に使えるのがポータブル電源の魅力です。例えば、公園のように周囲に電源がないような場所でも、ポータブル電源があれば音響機器や照明器具などが使えます。コンセントが複数ついているポータブル電源なら、一台でいろいろな機材をつなげることもできます。
#電気工事が困難な地域での電源として
農作業での休憩所や山林にある作業場など、電気を引くのが難しい場所はないでしょうか。狩猟などで利用する山荘も、山深い場所だと電気を引くのは困難になります。日常的に使わない場所は、わざわざ工事をして電気を引くよりポータブル電源のほうが手軽です。使うときだけ車に積んで持っていけばいいので、電源に困ることはありません。現地に滞在する場合も、フル充電しておけば数日程度は過ごせます。
ポータブル電源ならEcoFlowポータブル電源がおすすめ!
ポータブル電源はいろいろなものが出ていますが、使い勝手がよく手ごろなのはEcoFlowポータブル電源です。今回は、その中でも特におすすめの製品をいくつか紹介します。
#充電速度が速い!RIVER 2 Pro
RIVER 2 Proは、ACコンセントからフル充電するまでにわずか70分しかかかりません。これは、業界平均の5倍の速さです。残量が十分ではなくても、出かける準備をしている間に充電を済ませることができます。充電に何時間もかかるポータブル電源では、いざというときに使えないこともあります。その点、RIVER 2 Proなら気づいたときにACコンセントに挿しておけばスピーディーな充電が可能です。バッテリー寿命も長く、1週間に6回充電した場合でも10年間は使用できます。
#パワフルな大容量のDELTA 2
日常使いから非常時に至るまで、パワフルに電力を使いたいならDELTA 2がおすすめです。バッテリー容量は1,024Whと大きいうえに、6口のACコンセントを含めて合計15ものポートがついています。しかも、1,500Wの高出力にも対応しており、一般的な電化製品であれば90%も動かせるほどパワフルです。大容量と充実のポート数で、災害時の予備電源としても頼もしい存在になってくれます。
DELTA 2のすごいところは、それだけではありません。DELTA 2専用エクストラバッテリーをケーブルでつなげば倍の2,048Whを容易に実現できます。「家が広めで通常のポータブル電源では心細い」「在宅でデジタル処理の仕事をしているので、万が一の停電に備えたい」といった人でも、いざというときの電力は十分です。充電速度も早く、50分でおよそ80%まで充電できます。
#業界最軽量のDELTA 2 Max
DELTA 2 Maxは、軽量化が実現できたうえに一体型デザインで堅牢に作られた製品です。各ポートは摩擦や損傷に強く、持ち運びにも適しています。まさに、車中泊に向いているポータブル電源です。軽量でありながら2,000Wの高出力に対応しており、電化製品の99%を稼働できます。過負荷やオーバーヒートの心配も少なく、たくさんの電化製品が使える心強い製品です。
DELTA 2 Maxは最大1,000Wのソーラー充電もできます。ソーラー充電とAC充電との組み合わせによって、43分で80%の充電を可能にするのもDELTA 2 Maxの頼れる点でしょう。専用エクストラバッテリー1台つなげれば4,096Wh、2台つなげれば6,144Whと大容量を実現してくれます。充電中も静かなので、小さな子どものいる家庭や音に過敏な人も安心です。
車中泊から緊急事態の備えまで!EcoFlowポータブル電源で快適に!
EcoFlowポータブル電源は、ACコンセントからの充電の他、太陽光発電による充電や車のシガーソケットからの充電にも対応しています。充電方法が多いと、それだけバッテリー切れを防げるので安心です。十分な容量が期待できるうえに、軽量で持ち運びに優れた堅牢な製品も出ています。ACコンセントの他にUSBポートなど複数ついているので、さまざまな電化製品の電源として使えます。