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炊飯器の電気代はいくらかかる?早炊き・保温つけっぱなしの目安や節約術も解説

ご飯を炊くために毎日使用する炊飯器。使用頻度の高さから、電気代が気になる方も多いのではないでしょうか。炊飯器の電気代は、種類や炊き方、保温の有無などによって異なります。実は気付かぬうちに、家計に優しくない炊飯器の使い方をしている恐れがあるのです。

そこで本記事では、炊飯器の電気代を種類・炊き方・保温別に解説します。炊飯器と電子レンジの電気代比較や、炊飯器の電気代を節約する方法も掲載しているので、炊飯器にかかる電気代を最適化したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

炊飯器の電気代はいくら?

炊飯器 電気代

炊飯器の電気代が家庭によって異なるのは、種類や大きさ、使い方が異なるためです。炊飯器の保温機能を長時間使っている家庭では、電気代が大幅にかさむでしょう。炊飯器にかかる電気代を、以下の項目別に解説します。

  • 炊飯器の1カ月にかかる電気代
  • 炊飯器の保温をつけっぱなしにした場合の電気代
  • 炊飯器の早炊きを使った場合の電気代

それぞれの電気代について、詳しく見ていきましょう。

炊飯器の1カ月にかかる電気代

炊飯器にかかる電気代は、計算式「消費電力量(kWh) × 電気料金単価(円/kWh)」で計算できます。炊飯1回あたりの消費電力量が158Wh、電気料金単価が31円/kWhの場合、1回にかかる電気代は、約4.9円です(※1)。

そのため、炊飯器の1カ月にかかる電気代は「4.9円/日 × 30日」で、147円と計算されます。ただし、保温1時間あたりの消費電力量は約16.5Whです。毎日2時間の保温を行う場合、1カ月間の炊飯と保温には約178円かかります。

※1参考:資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ 2024年版」

炊飯器の保温をつけっぱなしにした場合の電気代

朝に夜の分もまとめて炊いて、夜まで保温している方もいるでしょう。炊飯器の保温1時間にかかる電気代は約0.5円です。保温を10時間つけっぱなしにした場合の電気代は約5.0円なので、炊飯1回あたりの電気代(約4.9円)を超えてしまいます。

年間にかかる電気代は、1日1時間保温した場合に約183円、1日10時間保温した場合に1,825円です。ただし、お米の量が10合以上になるとさらに電気代は高くなります。

炊飯器の早炊きを使った場合の電気代

急いでいる時にわずか30分で炊飯が可能な早炊き。高温で一気に炊き上げるため、普通炊きよりも電気代がかかりそうなイメージがある方も多いでしょう。

しかし、普通炊きと早炊きでは、電気代がほとんど変わりません。早炊きは短時間で炊飯が完了する一方で、吸水と蒸らしの時間を短縮しているので、少し固めに炊きあがります。

炊飯器の電気代を10年前と比較

炊飯器 電気代 10年前 比較

現在の炊飯器は10年前の炊飯器に比べて省エネ性能が向上しているものの、機能も充実しているため、電気代はほとんど変わりません。2015年製と2025年製で1カ月にかかる電気代を比較してみましょう。

品番炊飯容量消費電力量電気代
炊飯時保温時炊飯時保温時
【2015年製】パナソニック SR-HX1051.0L 0.5~5.5合154Wh/回14.9Wh/h約4.8円約0.46円
【2025年製】パナソニック SR-H10B1.0L 0.5~5.5合148Wh/回15.5Wh/h約4.6円約0.48円

【種類別】炊飯器の炊飯にかかる電気代

種類別 炊飯器 電気代

炊飯器は、加熱方法によって以下の3種類に分かれます。電気代は従来からあるマイコン炊飯器が最も安く、より高温で炊き上げるIH炊飯器、圧力IH炊飯器と続く傾向にあります。

  • IH炊飯器
  • 圧力IH炊飯器
  • マイコン炊飯器

それぞれの電気代について、詳しく見ていきましょう。

IH炊飯器

IH炊飯器とは、電磁誘導加熱(IH)で内釜を加熱して炊き上げる炊飯器です。釜そのものが高い火力で発熱するため、粒立ちの良いふっくらとしてご飯が楽しめます。お米の容量別にIH炊飯器の電気代を比較した表は、以下のとおりです(※1)。

品番お米の容量消費電力量電気代
炊飯時保温時炊飯時保温時
パナソニックSR-KT060-K3合以上5.5合未満117Wh/回13.9Wh/h約3.6円約0.43円
パナソニックSR-FE1015.5合以上8合未満152Wh/回13.7Wh/h約4.7円約0.42円
パナソニックSR-STS18110合以上230Wh/回18.0Wh/h約7.1円約0.56円

圧力IH炊飯器

圧力IH炊飯器とは、IHによる加熱だけでなく、内釜に圧力をかけて炊き上げる炊飯器です。100℃以上の高温で炊くため、IH炊飯器よりも甘みや旨味が凝縮されたご飯が楽しめます。お米の容量別に圧力IH炊飯器の電気代を比較した表は、以下のとおりです(※1)。

品番お米の容量消費電力量電気代
炊飯時保温時炊飯時保温時
パナソニックSR-R10B-W3合以上5.5合未満126Wh/回13.0Wh/h約3.9円約0.40円
パナソニックSR-M10B-K5.5合以上8合未満158Wh/回13.9Wh/h約4.9円約0.43円
パナソニックSR-M18B-K10合以上217Wh/回18.2Wh/h約6.7円約0.56円

マイコン炊飯器

マイコン炊飯器とは、釜の底部分にヒーターが内蔵され、マイコンで火力を調節する炊飯器です。マイコン炊飯器は最も古くからあり、初めて発売されたのは70年代まで遡ります。お米の容量別にマイコン炊飯器の電気代を比較した表は、以下のとおりです(※1)。

品番お米の容量消費電力量電気代
炊飯時保温時炊飯時保温時
アイリスオーヤマKRC-MGA30-DA3合以上5.5合未満113.7Wh/回8.50Wh/h約3.5円約0.26円
アイリスオーヤマRC-MDA50-W5.5合以上8合未満132Wh/回12.4Wh/h約4.1円約0.38円
アイリスオーヤマKRC-ME10-T10合以上197.6Wh/回22.6Wh/h約6.1円約0.7円

IH炊飯器とガス炊飯器の電気代・ガス代を比較

IH炊飯器 ガス炊飯器 電気代 ガス代 比較

ガス炊飯器とは、直接ガス栓につないで使用する炊飯器です。かまどで炊いたような美味しいご飯が出来上がる上に、炊き上げまでの時間を短縮できます。

IH炊飯器では1回の炊飯に約55分かかるとすると、電気代はおよそ9.7円です。一方のガス炊飯器は1回の炊飯に45分かかるとすると、光熱費は約5.6円程度に抑えられます。

炊飯器と電子レンジの電気代を比較

炊飯器 電子レンジ 電気代 比較

炊飯器の使い方は、食事のたびに炊飯器で炊飯するケースと、まとめて炊飯して電子レンジで解凍するケースに分かれるでしょう。1回の食事で3合を家族で食べると仮定して、3食分にかかる炊飯器と電子レンジの電気代を比較してみます。

パターン①炊飯器②電子レンジ合計電気代
消費電力量電気代消費電力電気代
①炊飯器SR-KT060・米3合/回・回数3回117Wh/回約10.9円約10.9円
①炊飯器SR-M18B・米9合/回・回数1回
②電子レンジNE-FL1C・出力600W・時間2分
217Wh/回約6.7円1000W約1.0円約7.7円

炊飯器の電気代を節約する方法5選

炊飯器 電気代 節約 方法

1日のうちに複数回炊飯している方や、長時間保温している方は、電気代が高くなりがちです。古い製品をずっと使っている方は、新しい製品への買い替えを検討した方がよいでしょう。炊飯器の電気代を節約する方法は、以下のとおりです。

  • 方法1|まとめ炊きして小分けに冷凍しておく
  • 方法2|最新機種に買い替える
  • 方法3|エコモードや予約機能を活用する
  • 方法4|保温機能を極力使わない
  • 方法5|未使用時はプラグを抜く

それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。

方法1|まとめ炊きして小分けに冷凍しておく

食事の度に炊飯するよりも、まとめ炊きして食べる時に解凍した方が電気代は安く済みます。反対に、少量のご飯をこまめに炊飯していると余計な電気代がかさみます。

まとめ炊きする際は、一食で食べる分だけを小分けにして冷凍しておきましょう。ご飯は炊き立てのまますぐに冷凍すると、ご飯の味が落ちません。

方法2|最新機種に買い替える

炊飯器の省エネ性能は年々向上しているため、最新機種に買い替えるだけでも節電につながる可能性があります。同じ炊飯器を長く使用している場合は、商品表示に記載されている消費電力量を確認してみましょう。

最新機種に買い替えれば、電気代が安くなるだけでなく、便利な機能によってご飯がより美味しく炊ける場合もあります。

方法3|エコモードや予約機能を活用する

炊飯器の製品によっては、消費電力を抑えられる「エコモード」や、設定した時間に炊飯できる「予約機能」を搭載しています。パナソニックが販売する「SR-HC103」は、普通炊きでの炊飯が6.6円/回なのに対して、エコモードでの炊飯は4.3円/回です(※2)。

また、炊飯してから実際に食べる時間まで保温しておくよりも、食べる時間に炊きあがるように予約設定した方が電気代は安く済みます。

※2参考:Panasonic「取扱説明書 SR-HC103」

方法4|保温機能を極力使わない

保温機能をなるべく使わない方が省エネになります。約7~8時間以上保温する場合は、2回に分けて炊飯した方がお得です。一般的に10時間保温すると、1回炊飯するよりも電気代は高くなります。

また、保温時間が長くなるほどご飯の味は落ちていきますが、食べる直前に炊飯すれば味は落ちません。まとめ炊きして冷凍する場合には、保温時間が長くならないうちに冷凍しましょう。

方法5|未使用時はプラグを抜く

炊飯器は毎日使用するので、未使用時もコンセントにプラグをさしっぱなしにしている方が多いでしょう。しかし、プラグをさしたままでは、未使用時でも待機電力が発生します。

1日に7時間保温してコンセントにさしっぱなしにした場合よりも、保温せずにコンセントからプラグを抜いた場合の方が、年間で約1,240円も節約できます(※1)。

炊飯器の電気代を節約できるポータブル電源とは

炊飯器 電気代 節約 ポータブル電源

炊飯器を含む自宅にある電化製品の電気代を大幅に節約するためには、ポータブル電源が必要です。ポータブル電源とは、内部に大量の電気を蓄え、場所を選ばずに電化製品に給電できる機器を指します。ポータブル電源は、自宅のあらゆる場所に持ち運びが可能です。

電気料金が安い深夜帯にコンセントからポータブル電源に充電しておけば、電気料金が高くなる日中帯にポータブル電源から電気を供給できます。常に安い時間帯の電気料金しかかからないため、月々の電気代を大幅に削減できるでしょう。

また、ソーラーパネルで発電した無料の電気をポータブル電源に充電しておけば、いつでも好きなタイミングで電化製品を動かせます。

節電対策に必要な性能|おすすめの製品

家庭の電気代を大幅に削減するには、大容量・高出力のポータブル電源が必要です。出力は同時に動かせる家電の種類や量、容量は家電を動かせる時間に関係しています。

出力3000W以上・容量10kWh以上のポータブル電源があれば、日中帯にソーラーパネルから蓄電した電力だけで24時間以上生活できるでしょう。

本サイトを運営するEcoFlowでは、高出力・大容量を備える以下のポータブル電源とソーラーパネルのセットを販売しています。

  • DELTA Pro 3+400Wソーラーパネルセット
  • DELTA Pro Ultra + ソーラーパネル400W*2 ソーラー発電セット

それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。

DELTA Pro 3+400Wソーラーパネルセット

ポータブル電源の出力は最大5100W、容量は最大12kWhです。2,600Wソーラー入力とデュアルPVポートによって、高電圧と低電圧の両方が使用できます。

99%のMPPT効率を誇り、ソーラーパネルによる発電量を最適化するのが特徴です。4人家族の家庭では、年間で約22万円も電気代がお得になります。100V / 200V出力も対応しているので、電力のバックアップや節電対策、防災対策として大活躍します。

DELTA Pro 3+400Wソーラーパネルセット
日中は太陽光発電システムやソーラーパネルでDELTA Pro 3を充電し、夜間はDELTA Pro 3に蓄えられた電力を優先して家庭内に供給します。

DELTA Pro Ultra + ソーラーパネル400W*2 ソーラー発電セット

ポータブル電源の出力は最大6000W、容量は最大30kWhです。5.6kWのソーラー入力に対応し、わずか1時間の発電でおよそ1日分のエネルギーを創出できます。容量を30kWhまで拡張すれば、約10日間の電気供給が可能です。

200V・30A出力に対応しているので、給湯器やIH調理器などの消費電力が高い家電にも給電が可能です。DELTA Pro Ultraにはインバーターが備わっているため、独立型太陽光発電システムを簡単に構築でき、施工費用はかかりません。

DELTA Pro Ultra + ソーラーパネル400W*2 ソーラー発電セット
日中はソーラー入力し、夜間は蓄えた電力で家庭をサポート。最大30kWh容量、6,000W高出力、5.6kWソーラー入力対応で、従来の蓄電システムを超える性能を誇ります。一時間の発電で一日分の電力を確保できます。

炊飯器の電気代に関するよくある質問

炊飯器 電気代 質問

最後に、炊飯器の電気代に関するよくある質問を紹介します。

  • 炊飯器の電気代は1合炊きと3合炊きで違う?
  • 炊飯器は1日に2回炊くより長時間保温する方が安い?
  • 炊飯器で炊飯を予約する場合は待機電力が発生する?

それぞれの回答について、詳しく見ていきましょう。

炊飯器の電気代は1合炊きと3合炊きで違う?

1合炊きと3合炊きの電気代は、ほとんど変わりません。ただし、3合以上5.5合未満用の炊飯器と、10合以上用の炊飯器では、電気代が大きく変わります。IHジャー炊飯器の3合用と10合用で電気代を比べてみましょう(※1)。

品番消費電力量(炊飯)電気代
アイリスオーヤマRC-IL30-W123.1Wh/回約3.8円
アイリスオーヤマKRC- IK10-T235.4Wh/回約7.3円

炊飯器は1日に2回炊くより長時間保温する方が安い?

炊飯1回あたりの消費電力量が158Wh、保温1時間あたりの消費電力量が66Whの炊飯器を想定します。1日に2回炊いた場合の電気代は約9.8円なので、炊飯を1回にして4時間保温した方が割安です。しかし、保温時間が5時間では約10.2円なので、2回炊いた方がお得です。

炊飯器で炊飯を予約する場合は待機電力が発生する?

炊飯器で予約炊飯する場合の待機電力は、1時間あたり0.67Whと言われています。下記の2つのケースで予約機能と保温機能の電気代を比較してみましょう。

■最初の1時間で炊飯してから残り3時間保温した場合

 炊飯(158Wh ÷ 1000 × 31円/kWh)+ 保温(66Wh × 3h ÷ 1000 × 31円kWh)= 約11円

■3時間後に炊飯を開始するよう予約した場合

 予約(0.67Wh × 3h ÷  1000 × 31円/kWh)+ 炊飯(158Wh ÷ 1000 × 31円/kWh)= 約5円

食べ始めるまで保温しておくよりも、予約した方が約6円も電気代が安くなりました。

まとめ

炊飯器 電気代 解説

本記事では、炊飯器にかかる電気代について解説してきました。

炊飯器の電気代は、種類や大きさ、使い方によって異なります。炊飯器の電力消費量は158Wh程度なので、1回の炊飯にかかる電気代は約4.9円です。保温時間が7〜8時間以上に達する場合は、2回炊飯した方が電気代は安くなるでしょう。

また、普通炊きと早炊きでは、電気代がほとんど変わりません。炊飯回数を増やすよりも、まとめ炊きして小分けに冷凍保存し、食べる時に電子レンジで解凍した方がお得です。

本サイトを運営するEcoFlowでは、炊飯器を含むあらゆる家電を無料で動かせるようになるソーラーパネルとポータブル電源のセットを販売しています。家庭の節電対策を万全にしたい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。

最大12kWh「DELTA Pro 3+400Wソーラーパネルセット」

最大30kWh「DELTA Pro Ultra + ソーラーパネル400W*2 ソーラー発電セット」

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