キャンプを楽しみにしているのに、荷物の多さに頭を悩ませるケースは少なくありません。
テント、寝袋、調理器具など、必要なものを詰め込むとバックパックや車のトランクがいっぱいになってしまいます。多すぎる荷物は、キャンプの快適性を奪うだけでなく、忘れ物などのリスクが高まる原因です。
そのため、快適なキャンプを実現させるためには荷物を減らす工夫が大切です。
荷物を減らすメリットは想像以上に大きく、準備や片付けが楽になるだけでなく、移動の負担も軽くなります。さらに、ツーリングキャンプなどの新しい楽しみ方も広がるでしょう。
この記事では、キャンプの荷物を減らすメリットやコツ、なくても不自由しないキャンプ道具8選をわかりやすく解説します。
キャンプの荷物を減らすコツについて知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
キャンプの荷物を減らすメリット
キャンプの荷物が少なければ、キャンプの準備から片付けまでの一連の作業がぐっと楽になります。また、移動の負担が減るだけでなく、新たな楽しみ方も広がるでしょう。
ここでは、キャンプの荷物を減らすメリットを解説します。
荷物の準備や片付けが楽になる
荷物を減らすと、キャンプの準備や片付けが楽になります。
特に、自宅での準備時には、パッキングにかかる時間と労力が大幅に削減できるでしょう。必要最小限の荷物だけを効率よく詰められるため、出発の準備が素早く整います。
キャンプ場での設営時も、少ない荷物なら素早く必要なものを取り出せるのがメリットです。撤収時も片付ける荷物が少ないため、作業時間を短縮できます。
また、キャンプサイトに無駄な道具が散らばらないため、整理整頓も簡単です。結果、キャンプそのものを楽しむ時間が増えるほか、準備や片付けのストレスから解放されます。
車から荷物を移動する際の負担が減る
荷物を減らすと、車からキャンプサイトへ荷物を移動する際の負担が減ります。
特に、駐車場とキャンプサイトが離れている場合はメリットです。重い荷物を何度も往復して運ぶ必要がなくなるため、体力的な負担が大幅に軽減されます。
また、移動の回数も減り、設営にかかる時間を短縮し、キャンプをスムーズに始められます。
この負担軽減は、高齢者や子供連れの家族にとっては重要です。
さらに、車内のスペースも広く使えます。長距離ドライブの際の快適性が向上し、同乗者にとっても居心地の良い空間を確保できます。
移動手段が増える
荷物を減らすと、キャンプの移動手段の選択肢が広がります。
車でのキャンプだけでなく、バイクを使ったツーリングキャンプも可能です。バイクでは大量の荷物を運ぶのは困難ですが、最小限の荷物なら十分に対応できます。
また、公共交通機関を利用したキャンプも視野に入れられます。電車やバスで行けるキャンプ場も選択肢に入り、車を持っていない人でもキャンプを楽しめるでしょう。
キャンプの荷物が少なければ、徒歩でアクセスできるキャンプ場が増えます。行動範囲が広がり、新しいキャンプスタイルを探求できるのがメリットです。
ツーリングキャンプの魅力については、以下の記事をご覧ください。
→バイクでキャンプ!ツーリングキャンプの持ち物(必需品・便利グッズ)を紹介
荷物を管理しやすくなる
荷物を減らすと、キャンプ中の荷物管理が格段に楽になります。
少ない荷物なら、どこに何があるかが一目で分かるのがメリットです。必要なものをすぐに取り出せるため、ストレスなくキャンプを楽しめます。
また、忘れ物のリスクも減ります。準備時や撤収時に、すべての荷物を素早くチェックできるでしょう。
荷物を減らせば、キャンプ場に大切なものを置き忘れる心配が減り、安心してキャンプを楽しめます。
キャンプの荷物を減らすコツ
ここでは、キャンプの荷物を減らすコツを詳しく解説します。
荷物の優先順位を決める
荷物を減らすための第一歩は、持っていく荷物の優先順位を決めることです。
まずは、テントや寝袋など、キャンプに絶対必要な道具をリストアップします。次に、キャンプを楽しむために必要な道具を考え、最後にあると便利な道具を挙げていきましょう。
このリストを作成したら、それぞれの道具の必要性を再度検討します。あると便利と思っていた道具のなかには、実際にはほとんど使わないものが多いです。
これらを思い切って省けば、荷物を大幅に減らせます。
コツは、優先順位を決めて本当に必要な道具だけを厳選することです。無駄のない効率的なパッキングが可能になり、荷物量を最小限に抑えられます。
料理に使う材料は必要最低限に絞って下準備しておく
キャンプの荷物を減らすには、食材の準備も重要です。
まずは、キャンプ中に作りたいメニューを決めます。参加人数や滞在日数を考慮し、必要な食材の量を正確に計算しましょう。
過剰な食材は荷物の増加につながるため、適量を見極めるべきです。
次に、食材の下準備を行います。肉や野菜を事前にカットしておくと、かさばる包丁やまな板を持っていく必要がなくなります。
また、調味料は小分けにして持参すれば、重さと容量を大幅に削減できます。
乾燥食品や缶詰など、保存性の高い食材を選ぶのも効果的です。これらは軽量でコンパクトなため、荷物の負担を軽減できます。
組み立て式のコンパクトなキャンプ道具を選ぶ
荷物を減らすには、組み立て式のコンパクトなキャンプ道具を選ぶのが最適です。
例えば、椅子の場合、通常の折りたたみ式よりも組み立て式のほうがはるかにコンパクトになります。同様に、テーブルやランタンスタンドなども組み立て式を選べば、収納時のサイズを大幅に縮小できます。
組み立て式の道具は、分解してフラットな状態で収納できるため、スペースを効率的に使えます。また、軽量な素材で作られている場合が多く、全体的な荷物の重量も軽減できるでしょう。
ただし、組み立て式の道具は設営に時間がかかる場合があります。そのため、キャンプの頻度や滞在時間を考慮して選択しなければいけません。
短期のキャンプなら、セッティングの簡単な道具のほうが適している場合もあります。
複数の機能を備えたキャンプ道具を使う
荷物を減らすための効果的な方法は、複数の機能を備えたキャンプ道具を使うことです。
例えば、調理もできるタイプの焚き火台を使えば、調理器具を別々に持っていく必要がなくなります。
また、多機能ナイフやマルチツールを活用すれば、さまざまな道具をひとつにまとめられます。ナイフ、缶切り、栓抜き、ドライバーなど、複数の機能をひとつに集約しているためおすすめです。
さらに、寝袋とマットが一体化した製品や、テントとタープの機能を兼ね備えた製品など、キャンプギアの世界では多機能製品が増えています。これらを上手に選択すれば、荷物の数を大幅に減らせるでしょう。
一部のキャンプ道具をレンタルする
かさばる大型のキャンプ道具は、レンタルを利用するのも賢明です。
テントやタープ、テーブルセットなど、場所を取る道具をレンタルすれば、自宅から持っていく荷物を大幅に減らせます。
特に、キャンプの頻度が低い場合や、さまざまなタイプの道具を試したい場合におすすめです。
多くのキャンプ場や近隣のアウトドアショップでレンタルサービスを提供しています。事前に予約すれば、キャンプ場で直接受け取ることも可能です。
ただし、レンタルを検討する際は、料金と自分で購入する場合のコストを比較検討すべきです。頻繁にキャンプに行く場合は、自前の道具を持ったほうが経済的な場合もあります。
使わなかったキャンプ道具は次から持っていかない
キャンプの荷物を減らすためのコツは、前回のキャンプで使わなかった道具を次回から持っていかないことです。
あったら便利かもという気持ちから、多くの人が余分な道具を持っていきがちです。しかし、実際には使わなかったというケースも珍しくありません。
キャンプ後は使った道具と使わなかった道具を振り返り、リストを更新してください。使わなかった道具は、本当に必要かどうかを再検討します。
不要と判断したものは、次回のキャンプでは思い切って省くようにしましょう。
この習慣を続ければ、本当に必要な道具だけを持っていけます。その結果、荷物は自然と減り、より効率的で快適なキャンプを楽しめるでしょう。
なくても不自由しないキャンプ道具8選
ここでは、なくても不自由しないキャンプ道具を詳しく解説します。
ガスランタン
ガスランタンは明るい光源として人気ですが、実はなくても問題ありません。
代わりに、LEDランタンやヘッドライトを使えば十分な明るさを確保できます。LEDランタンやヘッドライトは軽量でコンパクト、電池式となるため燃料の心配もありません。
また、焚き火を楽しむ場合は、その光で十分な場合も多いです。自然の中でより静かな雰囲気を味わいたい場合は、ガスランタンがなくても問題ありません。
必要最小限の照明で、星空や月明かりを楽しむのもキャンプならではの醍醐味です。
テーブル
テーブルは便利ですが、なくても問題ないアイテムです。
地面にレジャーシートを敷いて、食事をとるのも楽しい経験といえます。また、小さな折りたたみ式のミニテーブルや、クーラーボックスの蓋を利用するなど、代替策はたくさんあります。
自然の中で直接地面に座ると、より自然を身近に感じられるかもしれません。ただし、長期のキャンプや快適さを重視する場合は、コンパクトな折りたたみテーブルを検討しましょう。
椅子
椅子も、実はなくても問題ないアイテムです。
地面に直接座ったり、倒木や岩を利用したりすれば代用できます。また、クッションや折りたたみ式の座布団を持参すれば、地面に座っても快適に過ごせます。
椅子を使わない意識を持てば、自然と一体になれる感覚を味わえるかもしれません。ただし、長時間の滞在や高齢者のいるグループの場合は、軽量でコンパクトな折りたたみ椅子を1脚だけ持参するのもよいでしょう。
タープ
タープは雨や日差しを遮る便利なアイテムですが、必ずしも持参すべきアイテムではありません。
テントのフライシートを活用したり、木々の下で過ごしたりすれば代用できます。また、晴れの日には青空の下で過ごすのも爽快です。
雨天時には、テント内で過ごすか、雨具を着用して外出するなどの対策を取れば十分といえます。タープを省けば、設営や撤収の手間が大幅に減り、より身軽なキャンプが楽しめるでしょう。
ウォータージャグ
大きなウォータージャグは便利ですが、かさばるうえに重くなります。
代わりに、ペットボトルや折りたたみ式のウォータータンクを使用すれば、必要な水量を確保しつつ荷物を減らせます。また、水場が近くにある場合は、必要に応じて水を汲みに行くのもよいでしょう。
こまめに水を補給すれば、重い水の運搬を避けられます。ただし、水の確保が難しい場所でのキャンプの場合は、状況に応じて判断すべきです。
斧と薪割り台
斧と薪割り台は焚き火を楽しむうえで便利ですが、必ずしも持参すべきアイテムではありません。
多くのキャンプ場では薪を購入できるため、事前に用意しなくても問題ないケースがあります。また、小枝を集めて焚き火を楽しむのもひとつの方法です。
さらに斧を使わないと、安全面でのリスクを減らせます。焚き火の規模や頻度を考慮し、本当に必要かどうかを判断しましょう。
コット
コットは地面からの冷気を遮り快適に眠れますが、かさばるうえに重いため、なくても問題ありません。
代わりに、断熱性の高いマットや厚手のエアマットを使用すれば、十分な快適さを確保できます。地面に直接寝れば、より自然を感じられる体験ができるかもしれません。
ただし、長期のキャンプや体調管理が必要な場合は、軽量なコットの使用を検討するのもよいでしょう。
必要以上の調理道具
調理道具は最小限に抑えると、荷物を大幅に減らせます。
多機能なクッカーセットを1つ持参し、箸やスプーンなどの食器も最小限にすれば十分です。また、事前に下ごしらえをしておけば、包丁やまな板なども省略できます。
シンプルな調理器具で作れる料理を計画すれば、荷物を減らしつつ、美味しいキャンプ飯を楽しめるでしょう。
ただし、本格的な料理を楽しみたい場合は、必要最小限の調理道具を選んで持参すべきです。
コンパクトでパワフルなEcoFlow RIVER 3なら荷物の邪魔にならない!
EcoFlow RIVER 3は、コンパクトながら高性能なポータブル電源です。
エネルギー損失を最小限に抑え、業界標準サイズよりも30%小型化されています。手軽に持ち運びができる重量となるため、キャンプの荷物を極端に増やさずに電源を確保できます。
また、230Whの容量と最大300Wの出力を誇り、小型家庭用電化製品のほとんどに対応可能です。例えば、照明やライト(9W)なら16時間、扇風機(31W)なら9.5時間の稼働ができるため、キャンプ中の電源確保にも重宝するでしょう。
さらに、合計6つのポートを搭載したRIVER 3は、複数の機器を同時に給電できます。例えば、冬のキャンプ中であれば電気毛布とスマホの充電などを同時に使えます。
大きなサイズになりがちのポータブル電源ですが、RIVER 3であれば荷物を最小限に抑えつつ、快適なキャンプ体験をサポートしてくれるでしょう。
詳しい製品情報については、以下のページをご覧ください。
まとめ
キャンプの荷物を減らすメリットやコツ、なくても不自由しないキャンプ道具8選を解説しました。
キャンプの荷物を減らせば、準備や移動が楽になるだけでなく、自由で快適なキャンプを楽しめます。荷物の優先順位を決め、多機能な道具を選び、使わないものを省く意識を持ちましょう。
また、なくても困らない道具は沢山あります。これらを上手に省きつつ、自分に合った最適な荷物選びを心がけてみてください。
荷物が減れば、キャンプそのものを楽しむ時間が増え、新たな体験の可能性が広がります。