「ポータブル電源のデメリットは?」「使用する際の注意点を知りたい」という疑問がある方もいるでしょう。ポータブル電源には大きく7つのデメリットが存在します。
例えば、値段が高くて使い道が少ない、発火の危険性があるなどが挙げられ、これらが原因で購入を躊躇している方もいるはずです。しかし、事前に解決策を知っておくことで、ポータブル電源の難点を解消することができます。
本記事では、ポータブル電源におけるデメリットと解決策、製品の選び方について解説します。ポータブル電源の購入で迷っている方は、本記事をぜひ最後までご覧ください。
ポータブル電源における7つのデメリット・注意点
ポータブル電源には注意すべきデメリットが7つ存在します。製品の購入を検討している方は、以下7つのデメリットを把握しておきましょう。
- 値段が高くて使い道が少ない
- 発火の危険性がある
- 保管方法が難しい
- 重くて荷物の負担になる
- 長期利用には充電が必要
- 製品の選択肢が多すぎる
- 処分する際に手間がかかる
これらの難点を把握し、事前に対策を考えておくことがトラブルを避ける上で重要です。各デメリットを1つずつ見ていきましょう。
デメリット1.値段が高くて使い道が少ない
ポータブル電源は値段が高く、使い道が少ないという難点があります。高性能な製品だと50万円を超えるものもあり、使い道に対して費用が見合わないと感じるかもしれません。
ポータブル電源本体の値段は、バッテリー容量や機能性によって変動します。高額な出費に対して想定よりも利用しなかった場合、購入を後悔する可能性もあります。
解決策:状況や目的に合わせて性能を抑える
すべての人が最高性能のポータブル電源を必要とするわけではありません。状況や目的に合わせて性能を抑えることで、コストパフォーマンスの改善につながります。無駄な出費を抑えたい場合は、性能や容量が控えめの製品を選ぶようにしましょう。
デメリット2.発火の危険性がある
ポータブル電源を正しく管理しなかった場合、発火や漏電の危険性が伴います。特にバッテリーの劣化は発火のリスクを高めるため注意が必要です。
高温や多湿の環境下での長期保管は、バッテリーに大きな負荷をかけ、危険性を増大させます。その点を踏まえた上で、ポータブル電源の導入を検討しましょう。
解決策:安全性が高いリン酸鉄リチウムイオン電池の製品を選ぶ
安全性が高いリン酸鉄リチウムイオン電池の製品を選ぶことで、ポータブル電源が発火するリスクを低減できます。リン酸鉄リチウムイオン電池はバッテリーのなかでも安全性が高く、製品の長寿命を実現しています。
→リン酸鉄リチウムイオンバッテリーとは?仕組みやメリット・デメリットを解説
解決策:ポータブル電源を正しく使用する
ポータブル電源を正しく使用し、メンテナンスを定期的に行うことで、発火のリスクを抑えられます。バッテリーの寿命にも寄与するため、取扱説明書に従った管理を心がけましょう。
→【注意喚起】ポータブル電源の正しいご使用方法について~使用温度及び湿度範囲ご確認・遵守のお願い~
デメリット3.保管方法に注意が必要
ポータブル電源を保管する際は注意が必要です。誤った方法で保管するとバッテリーの劣化を招いてしまいます。
特に高温多湿や直射日光が当たる場所での保管は、バッテリーの劣化を招きやすいため注意をはらいましょう。
解決策:正しい知識を持って安全に保管する
保管方法の正しい知識さえ身につければ、そこまで難しいと感じないはずです。ポータブル電源を保管する際は、以下のポイントを意識しましょう。
- バッテリー残量を60〜80%にしてから保管する
- 箱から出して保管する
- 定期的な充放電で動作を確認する
ポータブル電源はできるだけリビングや居間など、風通しがよく直射日光が当たらない場所で保管するようにしましょう。
→ポータブル電源の保管方法を徹底解説!保管場所の選び方や長持ちさせる5つの工夫
デメリット4.重くて荷物の負担になる
一部のポータブル電源は重量が大きく、持ち運ぶ際に荷物の負担になってしまいます。特にバッテリー容量が大きいタイプは、アウトドアなどで使用しにくいという特徴を持ちます。
特に女性や高齢者は持ち運ぶ際に負担を感じやすく、万が一落としてしまった際は製品が故障してしまったり、怪我をしてしまったりするリスクがあります。
解決策:携帯性の高い製品を選ぶ
軽量でコンパクトな製品を選ぶことで、「荷物の負担になる」という難点を解消できます。重量と大きさ、バッテリー容量などを考慮し、製品を選択するようにしましょう。
→携帯性が高いEcoFlowのポータブル電源「RIVER 2」シリーズはこちら
デメリット5.長期利用には充電が必要
停電時などで長期間利用する場合には、ポータブル電源本体を充電する必要があります。バッテリー切れを起こすと、ほかの電気機器に電力を供給することができません。
このため、「せっかくポータブル電源を導入したのに停電時に使えない」という事態を招く恐れがあります。この点を踏まえ、利用シーンに応じた準備が必要です。
解決策:ソーラーパネルと併用する
ソーラーパネルと併用して太陽光発電システムを構築すれば、停電時の長期利用にも問題なく対応できます。特にアウトドアや非常時のバックアップとして、ソーラーパネルは非常に有効です。長期的な節電効果が見込める点もメリットの1つです。
デメリット6.製品の選択肢が多すぎる
ポータブル電源はたくさんのメーカーから販売されており、製品の種類も多岐にわたります。選択肢が多すぎるため、人によっては「どの製品を購入すればいいかわからない」と迷ってしまうでしょう。
特に技術的な知識がない方は、何を基準に選べば良いかわからず、困ってしまうことも少なくありません。製品の比較が難しく、結果的に購入をためらってしまうケースもあります。
解決策:目的を明確にした上で製品を選ぶ
ポータブル電源を使う目的を明確にし、その上で製品を選べば状況に適した製品を見つけやすくなります。例えば、アウトドアで使う目的なら耐久性や携帯性を、家庭用ならバッテリー容量や費用を重視するなど、目的・用途に応じた選択が重要です。
デメリット7.処分する際に手間がかかる
ポータブル電源は処分する際、通常のゴミと一緒に処分できないため手間がかかります。通常のゴミと一緒に処分した場合、バッテリーなどから有害物質が発生する恐れがあるので危険です。
また、粗大ごみとして処分したとしても、屋外に放置している間にトラブルを起こすリスクも考えられます。この手間がネックとなり、ポータブル電源の購入を躊躇する方もいるでしょう。
解決策:回収してくれるメーカーを選ぶ
メーカーによっては、ポータブル電源を無料で回収してくれるところもあります。購入時にその旨を確認し、回収してくれるメーカーを選ぶことでこの問題は解消されます。
もしもメーカーによる回収が難しい場合は、各自治体のルールを確認し、適切な方法で処分するようにしましょう。
なお、本サイトを運営するEcoFlowでも、不要となったポータブル電源を回収する「エコリサイクルサービス」を提供しています。EcoFlowのポータブル電源なら無償(但し送料はお客様のご負担となります)で回収いたします。
ポータブル電源における5つのメリット
ポータブル電源にはデメリットだけでなく、多くのメリットが存在します。購入をためらっている方は、以下のメリットも確認してみてください。
- 緊急時に非常用電源として活躍する
- アウトドアが快適になる
- 日常生活が便利になる
- 電気代の節約につながる
- 将来を見据えた投資になる
各メリットを順番に見ていきましょう。
メリット1.緊急時に非常用電源として活躍する
ポータブル電源を準備しておけば、緊急時に非常用電源として利用できます。自然災害などで停電が起こり、電力会社からの供給が絶たれたとしても、電気機器に電力を供給できます。
例えば、台風や地震で停電が発生した際、ポータブル電源があればスマートフォンやラジオに電力供給し、情報を継続的に取得可能です。また、エアコンや電気毛布などを使用して寒さ対策を図ることもできます。
→緊急時に活躍する非常用電源とは?製品の選び方やおすすめのポータブル電源を紹介
メリット2.アウトドアが快適になる
アウトドアが快適になることもメリットの1つです。以下のようなアウトドアで使用し、電気機器を使って快適に過ごせます。
- キャンプ
- 車中泊
- 釣り
- 登山
- ハイキング
特にキャンプでの料理やアクティビティには、ポータブル電源があると非常に便利です。ただし、持ち運ぶ際には本体の重量や大きさを考慮する必要があります。
メリット3.日常生活が便利になる
3つ目のメリットは、日常生活が便利になる点です。ポータブル電源は緊急時だけでなく、日常生活のさまざまな場面で活用できます。
例えば、ガーデニングの際に電動工具を使って作業したり、屋外で電気ストーブを使って寒さ対策をしたりなどが挙げられます。備え付けの電源がない場所でも、電気機器を使用して快適に作業することが可能です。
メリット4.電気代の節約につながる
ポータブル電源を有効的に活用すれば、電気代の節約につながります。電気代が安い夜間に充電を行い、電源に貯めた電力を日中に使用することで、月々の電気代を抑えることが可能です。
また、ソーラーパネルとポータブル電源を組み合わせれば自家発電が可能となり、長期的な節電対策を行えます。蓄電した電力は電力会社に売却することもでき、その場合は大幅な節約効果に期待できるでしょう。
→太陽光発電とは?仕組みや発電量、簡単に導入する方法を詳しく解説
メリット5.将来を見据えた投資になる
大容量バッテリーの製品を選べば、将来を見据えた投資になります。環境問題が深刻化するなか、再生可能エネルギーの利用は重要です。
ポータブル電源とソーラーパネルを併用すれば、再生可能エネルギーを発電でき、環境に優しい生活を送ることができます。将来的にエネルギー価格が上昇することも考えられるため、ポータブル電源は投資としての価値が見込めます。
ポータブル電源の選び方|意識すべき3つのポイント
安全で機能性が高いポータブル電源を選ぶためには、以下3つのポイントが重要となります。各ポイントを踏まえて、目的に合った製品を選びましょう。
ポイント1.バッテリーの安全性
ポータブル電源を選ぶ際は、バッテリーの安全性を考慮しましょう。安全基準に適合した製品を選ぶことで、事故や故障のリスクを大幅に減らせます。
特に安全性が高いバッテリーの種類として、リン酸鉄リチウムイオン電池が挙げられます。安全性が高く、さらに長寿命も実現します。製品を購入する際は優先的に選ぶようにしましょう。
ポイント2.保証期間の長さ
安心して使用する上では、保証期間の長さも大切です。保証期間が長い製品は、品質が担保されている証とも言えます。
例えば、高品質なポータブル電源では、2〜3年の保証期間が設けられていることが多く、万が一トラブルが起こった場合でも対応してもらいやすいのが特徴です。
なお、EcoFlowが販売するポータブル電源は、購入してから最長5年の保証期間が設けられます。「保証期間が長い製品を探している」という方は、EcoFlow製品をぜひ検討してみてください。
→大容量でパワフル!EcoFlowの「DELTA」シリーズはこちら
ポイント3.充電方法と機能性
充電方法と機能性にも注目しましょう。使い勝手が良く、多機能な製品を選ぶことで、さまざまな状況に対応できます。
複数のデバイスに同時に充電できる製品や、ソーラーパネルと併用できる製品が特に便利です。また、シガーソケット充電やスマート発電機充電など、複数の充電に対応している製品もあります。
デメリットが不安ならEcoFlowのポータブル電源
デメリットを懸念する方には、EcoFlowのポータブル電源をおすすめします。EcoFlowの最新製品はリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しているため、高い安全性と長寿命を実現しています。
また、製品の保証期間が長いほか、購入後のアフターサポートも充実。万が一のトラブルや不明点があっても、専門のサポートチームが迅速に対応いたします。
【EcoFlow製品の特徴】
- 携帯性と機能性を両立している
- 使用状況に合わせて好みのタイプを選択できる
- スマホアプリの連動など機能性に優れている
- スタイリッシュなデザインを採用している
EcoFlow製品はこれらの特徴を兼ね備えています。ポータブル電源のデメリットが気になる方は、EcoFlow製品の購入を検討してみてください。
RIVER 2 Pro | DELTA 2 Max | DELTA 2 | |
容量 | 768Wh | 2,048Wh | 1,024Wh |
定格出力 | 800W | 2,400W | 1,500W |
AC充電入力 | 100-120V 50Hz/60Hz, 最大10A | 最大1,500W | 最大1,200W |
サイズ | 26.9 x 25.9 x 22.6cm | 49.7 × 24.2 × 30.5 cm | 40.0 x 21.1 x 28.1 cm |
重量 | 約7.8kg | 約23kg | 約12kg |
出力ポート | 合計10 | 合計15 | 合計15 ACx6 USBx6 DCx2 シガーソケットx1 |
公式サイト | https://jp.ecoflow.com/products/river-2-pro-portable-power-station | https://jp.ecoflow.com/products/delta-2-max-portable-power-station | https://jp.ecoflow.com/products/delta-2-portable-power-station |
まとめ
本記事では、ポータブル電源におけるデメリットと解決策、製品の選び方について解説しました。
ポータブル電源には注意すべきデメリットが7つありますが、解決策を踏まえることで難点を解消することができます。むしろポータブル電源にはメリットが多く、製品を慎重に選べば安全に長く利用できるでしょう。
それでもデメリットが気になる方は、本サイトを運営するEcoFlowの製品をご検討ください。製品の保証期間が長いほか、購入後のアフターサポートも充実。万が一のトラブルや不明点があっても、専門のサポートチームが迅速に対応いたします。