災害への備えとして防災グッズを準備しておくことは重要です。
特にポータブル電源は防災グッズとしてぜひ備えておきたいものといえるでしょう。しかし、具体的に何がおすすめなのかわからない人もいるのではないでしょうか。
この記事では、災害時におけるポータブル電源の重要性、選び方、おすすめ3選、保管と管理、注意点をわかりやすく解説します。
防災用ポータブル電源について知りたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
災害時におけるポータブル電源の重要性
災害時、ポータブル電源は生活の質と安全を維持する重要なツールとなります。停電や避難時に電力を確保することで、さまざまな機器の使用が可能となるなど、非常に重要です。
ここでは、災害時におけるポータブル電源の重要性について詳しく解説します。
停電時の電力確保
ポータブル電源があると、停電時に電力確保が可能となります。長期停電時でも照明や冷蔵庫などの家電を稼働させられるため、生活インフラを守ることが可能です。
電力依存度の高い現代社会において、電源確保は生活維持に欠かせません。
ゆえに、ポータブル電源は一定の電気を確保するという意味でも備えておきたいです。あらかじめ充電しておく必要はあるものの、ポータブル電源があれば電気を失うことを防げます。
情報収集と通信手段の維持
ポータブル電源は、情報収集と通信手段の維持という面でも重宝します。
スマートフォンやラジオの充電が可能で最新の災害情報を入手できる他、家族や知人との連絡手段を確保し、安否確認や支援要請が可能です。
充電式のタブレットやパソコンにも給電できるため、インターネットで最新情報を集めたり、着信履歴やメールを確認したりするのにも役立つでしょう。
医療機器の稼働
ポータブル電源は、医療機器の稼働にも便利です。
在宅医療機器使用者にとって、ポータブル電源は命綱となる可能性があります。
例えば、酸素濃縮器や吸引器などの医療機器を使用している場合、災害による停電が発生すると生命維持に関わってくるでしょう。
一方、ポータブル電源があれば在宅医療機器を停止させることなく動かし続けられるため、電源が途絶えて何もできなくなるという事態を防げます。
なお、他の記事では防災対策の重要性とは、オフィス防災の重要性とはについて解説しているため、あわせてご確認ください。
→防災対策の重要性とは?事前にやっておくべき防災対策を徹底解説
→オフィス防災の重要性とは?注意すべき災害や具体的な対策方法を解説
災害用ポータブル電源の選び方
災害用ポータブル電源を選ぶ際は、いくつかの重要な基準があります。以下の選び方を参考に、自身のニーズに合った製品を選択することが重要です。
ここでは、災害用ポータブル電源の選び方について詳しく解説します。
選び方1.容量(Wh)で選ぶ
ポータブル電源は必要な機器の消費電力と使用時間を考慮し、適切な容量を選択します。
一般的な家庭用なら500Wh以上、大容量が必要な場合は1,000Wh以上が目安です。
基本的に、ポータブル電源は幅広い家庭に対応できるよう500〜1,000Wh前後の容量を持つものが販売されているため、必要に応じて選ぶのが良いでしょう。
選び方2.出力(W)で選ぶ
ポータブル電源は使用する機器の最大消費電力以上の出力を持つものを選ぶべきです。
冷蔵庫や電子レンジなど、高出力が必要な機器の使用を考慮します。
製品によっては出力が足りずに家電を動かせないことがあるため、どのような家電をどれくらい稼働させたいのか考えてお選びください。
選び方3.充電方法で選ぶ
ポータブル電源は、複数の充電方法を持つものを選ぶようにしましょう。
ケーブルをコンセントに接続するだけで充電できるAC充電だけでなく、シガーソケット充電やソーラー充電に対応した製品を選ぶことで状況に応じた充電が可能となります。
幅広い充電方法に対応しているポータブル電源は長期の災害時も電力を確保しやすいため、できれば複数の方法で充電できるものをお選びください。
選び方4.耐久性と防水性で選ぶ
災害時は家・外の両方で使用しなければならない状況があるため、ポータブル電源は耐久性と防水性で選ぶことを推奨します。
屋外での使用や落下のリスクを考慮し、耐衝撃性の高い製品を選ぶと安心です。
防水・防塵機能があると、雨天時や粉塵の多い環境でも安心して使用できるため、どのような環境でも問題なく稼働できるものを選ぶようにしましょう。
選び方5.携帯性で選ぶ
避難時に持ち運ぶことを想定するなら、携帯性で選ぶのが望ましいです。
重量とサイズのバランスが良い製品であれば、持ち出し時の負担を軽減できます。
ポータブル電源は持ち運ぶことを前提に開発されているため、軽量かつ小型のものが中心ですが、高出力・大容量のもののなかには一定の重量がある中型〜大型のものもあるでしょう。
そのため、持ち運びを念頭に置くならコンパクトなものを中心にお選びください。
移動時の負担を軽減するなら、ハンドルや車輪付きの製品を選ぶとなお良いです。
なお、他の記事では防災バッテリー・蓄電池の選び方、小型ポータブル電源の魅力とはについて解説しているため、あわせてご参照ください。
→防災バッテリー・蓄電池の選び方は?出力・容量・寿命・用途について解説
→小型ポータブル電源の魅力とは?選び方やキャンプで活躍するおすすめ製品も紹介
おすすめの災害用ポータブル電源3選
防災用ポータブル電源を購入するなら、高性能なEcoFlowの製品があると安心です。
ここでは、おすすめの災害用ポータブル電源3選を紹介します。以下、各製品の特徴を詳しく解説するため、ぜひポータブル電源選びの参考にしてみてください。
EcoFlow DELTA 2 Max
EcoFlow DELTA 2 Maxは、ポータブル電源のなかでも長寿命を誇る製品で、1週間に6回など毎日使用しても10年間耐えられるのが売りです。
ソーラーパネルから充電できる点はもちろん、専用アプリで設定をカスタマイズできる点、排気や騒音もなくメンテナンスも不要な点、業界最軽量クラスで持ち運びが楽々な点が強みとなっています。
約99%の家電に電力を供給できる他、世界最速レベルの充電スピードを誇るのも特徴です。
コンパクトでありながらハイパワーを誇るため、災害に備えたい人はもちろん、普段からアウトドアやリモートワークで電源が必要な人に向いています。
詳しいスペックについては、以下をご覧ください。
定格容量 | 2,048Wh |
容量拡張 | 最大6,144Wh |
出力 | 2,000W |
瞬間最大出力 | 2,400W |
電池素材 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
充電時間 | 84分 |
サイズ(幅/奥行/高さ) | 497mm/242mm/305mm |
重量 | 23.5kg |
充電サイクル(容量80%) | 3,000回 |
保証期間 | 60ヶ月 |
価格(税込) | 254,100円 |
公式サイト | EcoFlow DELTA 2 Max |
EcoFlow DELTA 3 Plus
DELTA 3 Plusは、業界トップクラスの性能を誇るポータブル電源で、あらゆるシーンで最速の充電速度を実現しているのが売りです。
約56分で100%充電できる点はもちろん、高出力・大容量で耐久性に優れている点、超静音運転で稼働音がほとんどしない点、信頼性に優れている点が強みとなっています。
拡張可能で長時間の運転にも耐えられるため、災害に備えたい人はもちろん、ライフスタイルに合わせてうまく活用したい人に向いています。
詳しいスペックについては、以下をご覧ください。
定格容量 | 1,024Wh |
容量拡張 | 最大5,120Wh |
出力 | 1,500W |
瞬間最大出力 | 1,900W |
電池素材 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
充電時間 | 56分 |
サイズ(幅/奥行/高さ) | 398mm/200mm/284mm/ |
重量 | 12.5kg |
充電サイクル(容量80%) | 4,000回 |
保証期間 | 5年 |
価格(税込) | 149,600円 |
公式サイト | EcoFlow DELTA 3 Plus |
EcoFlow DELTA Pro 3
DELTA Pro 3は、家族みんなが安心できる暮らしを実現できるポータブル電源で、家中の電力を徹底してサポートできるのが売りです。
ケーブルをコンセントに挿して電源を入れるだけで使用できる点はもちろん、電気代の削減が手軽に実現できる点、ほぼすべての家電に対応できる点が強みとなっています。
安全性と信頼性を兼ね備えているため、災害に備えたい人はもちろん、安心してエネルギー供給源を確保したい人に向いています。
詳しいスペックについては、以下をご覧ください。
定格容量 | 4,000Wh |
容量拡張 | 最大12,000Wh |
出力 | 3,600W |
瞬間最大出力 | 7,200W |
電池素材 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
充電時間 | 198分 |
サイズ(幅/奥行/高さ) | 693mm/341mm/410mm |
重量 | 51.5kg |
充電サイクル(容量80%) | 4,000回 |
保証期間 | 5年 |
価格(税込) | 539,000円 |
公式サイト | EcoFlow DELTA Pro 3 |
災害用ポータブル電源の保管と管理
災害時に確実に使用できるよう、日頃からの適切な保管と管理が重要です。以下のポイントを押さえ、いつでも使用できる状態を維持しておくと良いでしょう。
ここでは、災害用ポータブル電源の保管と管理について詳しく解説します。
適切な保管場所
ポータブル電源は直射日光や高温多湿を避け、涼しく乾燥した場所で保管しましょう。
本体が一定の熱に覆われるとバッテリーの劣化や不具合が進みやすくなるため、できる限りは通気性に優れたところで保管してください。
地震時の転倒を防ぐため、低い位置に固定して保管することが望ましいです。
定期的な充電と動作確認
可能であれば3〜6ヶ月に1回程度、充電と動作確認を行いましょう。
長期間使用しないと、バッテリーの劣化や不具合が発生しやすくなるため、定期的に電源を入れて稼働するかどうか確認してください。
充電がゼロのまま長時間放置すると過放電(ゼロの状態からさらにエネルギーを取り出そうとすること)しやすくなるため、定期的な充電と動作確認を推奨します。
使用期限の管理
ポータブル電源の寿命は一般的に5〜10年程度とされているため、購入日や推奨交換時期を記録し、計画的な更新を行いましょう。
サイクル回数(使用と充電を繰り返すこと)はおおよそ3,000〜4000回のものが主流となっているため、毎日使用すると約10年前後で寿命が来ます。
ただ、使用する環境や頻度によって寿命は変化するため、丁寧に扱えばより長持ちさせられるかもしれません。
災害用ポータブル電源の注意点
ポータブル電源は有用なツールですが、使用には注意が必要です。以下の点に留意し、安全かつ効果的に活用することが重要となるでしょう。
ここでは、災害用ポータブル電源の注意点について詳しく解説します。
注意点1.過信は禁物
ポータブル電源だけで長期の停電に対応することは難しいため、過信は禁物です。
あくまでもポータブル電源は事前に充電して、一定期間・一定量のエネルギーを確保するためのもので、半永久的に使用できるわけではありません。
発電所が停止してから充電しようと思っても充電できないため、いつどこで災害が発生しても良いよう定期的な充電が必要となります。
より万全を期すなら太陽光発電など別の電源確保手段と組み合わせて、総合的な防災対策を講じるようにしましょう。
注意点2.安全な使用方法の理解
使用前に取扱説明書をよく読み、正しい使用方法を理解することも重要です。
発熱や異音など、異常を感じた場合は直ちに使用を中止してください。本体が熱を帯びている場合や変な音がする場合は故障している可能性があるため、メーカーに相談しましょう。
購入したメーカーによっては修理・交換に対応してくれるかもしれません。
注意点3.ほかの防災用品との併用
ポータブル電源は防災用品の1つに過ぎないため、別の防災用品と併用してください。
なかでも、防災バッグなどの準備は重要です。以下、参考までに防災バッグに入れておくべきものについてまとめます。
- 飲料水
- 食料品
- 衣料品(軍手・上着・下着)
- 医療品(薬・絆創膏・包帯)
- 衛生用品(歯ブラシ・歯磨き粉)
- 貴重品(財布・通帳・身分証明書)
- 懐中電灯(電池式のライト)
- 携帯電話(スマートフォン)
- 携帯ラジオ
- 使い捨てカイロ
- 使い捨てタオル
- 筆記用具(ペン・ノート)
- 防災頭巾(ヘルメット)
- マッチ・ろうそく
以上の防災用品はあくまでも目安となるため、必要となりそうな場面を想定しつつ前もって用意しておきましょう。
ただ、買い占めなどの行為は他の人の迷惑となるため、毎日少しずつ備蓄していくのが望ましいです。パニックを誘発しないよう、常識の範囲内でご購入ください。
まとめ
災害時におけるポータブル電源の重要性、選び方、おすすめ3選、保管と管理、注意点を解説しました。
災害時には、ポータブル電源があると安心です。前もって充電しておく必要はあるものの、ポータブル電源があれば仮に停電しても一定期間・一定量の電気が使用できます。
ポータブル電源は家でも外でも使用できるため、1台あるだけで防災はもちろん普段使いにも用いられるのではないでしょうか。
ただ、ポータブル電源だけで完璧な防災になるわけではないため、他の防災用品も一緒に用意しておくことが重要です。特に、防災バッグなどを準備して、いつどこで災害が発生しても耐えられるようにしておくことを推奨します。
なお、現在ポータブル電源の購入を予定している人は、EcoFlowの製品をご検討ください。
当社の製品は急速充電に対応しており、どの製品も1時間前後で充電可能です。加えて、安全性や耐久性、防水性に優れた製品が揃っているため、防災をより強化できます。
製品によってはほとんどの家電に対応できるため、長期的な停電が発生しても耐えられるように備えておくのが良いでしょう。
詳しくは、公式ホームページをご覧ください。