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土砂災害とは?3つの種類別の原因や警戒区域で身を守るための対策も解説

台風や集中豪雨、地震などが原因で発生する土砂災害。土砂が猛スピードで押し寄せてくるので、一瞬のうちにして人や建造物を飲み込みます。他の災害と比べて、時間的猶予はほとんどありません。土砂災害から自宅や命を守るには、事前の備えが重要です。

そこで本記事では、土砂災害の種類や原因について解説します。土砂災害が発生する前の前兆や、個人でできる土砂災害への対策も掲載しているので、土砂災害の被害を最小限に抑えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

土砂災害とは

土砂災害

土砂災害とは、地震や大雨が引き金となって、山や崖が崩れたり、土砂が流されたりする災害です。雨水が大量に染み込むと地面は柔らかくなり、土砂災害のリスクが高まります。

土砂災害が住宅地を飲み込むと、人命が奪われたり、建物が押しつぶされたりと甚大な被害が及びます。2018年7月に起きた豪雨では、西日本を中心に2,512件もの土砂災害が発生しました(※1)。死者は119名、全壊は213戸と甚大な被害をもたらしています。

※1参考:国土交通省「平成30年7月豪雨災害の概要と被害の特徴」

土砂災害の種類と原因

土砂災害 種類 原因

土砂災害は、大きく以下の3種類に分かれます。種類によって原因は異なるので、お住まいのエリアで全ての土砂災害が起きるとは限りません。特に土石流とがけ崩れは、発生してからの時間的有訴が少ないため、迅速な避難が必要です。

  • 土石流
  • 地すべり
  • がけ崩れ

それぞれの種類と原因について、詳しく見ていきましょう。

土石流

山腹や渓流の土砂、小石が、大雨や集中豪雨によって下流へと一気に押し流される現象が、土石流です。土石流の速さは自動車と同程度の時速20〜40kmにのぼり、一瞬のうちに家や田畑を飲み込みます。

谷の通り道にある大木や大きな岩を巻き込んで大きくなるため、谷の出口では扇形に広がって広範囲に被害をもたらすのが特徴です。土石流が止まった場所には、大量の岩や土砂が堆積します。

地すべり

地下水の水位が上がり、斜面の一部や全部がゆっくりと滑り落ちる現象が、地すべりです。大雨や雪によって地下水の過剰な供給があり、地下水より上の地面が水の浮力で持ち上げられた際に発生します。

日本は地質的に脆弱であるため、毎年各地で地すべりが発生しています。移動する土塊の量が多いため、広範囲にわたって被害を及ぼすのが特徴です。一旦斜面が動き出すと、完全に止めるのは不可能と言えるでしょう。

がけ崩れ

地中に染み込んだ雨水や地震の揺れによって、山の斜面が突然崩れ落ちる現象が、がけ崩れです。崩れ始めてから崩れ落ちるまでの時間は一瞬なので、人家の近くで起きると逃げ遅れるリスクが高くなり、多くの犠牲者を出します。

崩れた土砂は、斜面の高さの2〜3倍の距離まで到達する恐れがあります。地すべりと異なり、前兆現象はほとんどありません。

土砂災害が発生しやすい場所の特徴

土砂災害 場所 特徴

国土交通省によると、全国で土砂災害の危険がある場所は、約53万箇所にのぼります(※2)。土砂災害が発生しやすい場所の特徴は、以下のとおりです。

土砂災害の種類発生しやすい場所の特徴
土石流・山から流れてくる勾配の急な谷川
・川岸や上流に崩れやすい土砂がある場所
・樹木の少ない山間部
地すべり・滑りやすい粘土の地層が広がっている場所
・透水性の異なる地層が重なっている場所
・斜面の傾きと地層の傾きが同じ場所
がけ崩れ・5m以上の高さのある斜面
・傾斜が30度以上の急な斜面
・斜面の下よりも上が張り出している斜面

※2参考:内閣府 防災情報のページ「特集2 土砂災害に備える」

土砂災害の前に起きる3つの予兆

土砂災害 予兆

猛スピードで住宅地を飲み込む土砂災害ですが、発生前の予兆を見逃さなければ、逃げ遅れるリスクを大幅に軽減できます。土砂災害の前に起きる予兆は、以下のとおりです。

  • 予兆1|崖や地面に割れ目ができる
  • 予兆2|沢・井戸・川の水が濁る
  • 予兆3|山の斜面から石が転がり落ちる

それぞれの予兆について、詳しく見ていきましょう。

予兆1|崖や地面に割れ目ができる

崖や地面に割れ目ができている場合は、急傾斜地が一気に崩れ落ちる可能性があるため、注意してください。崖や地面の弱い部分に沿って亀裂が生じてきます。

地面の割れ目は、土の層に隙間ができている証なので、土砂災害が起きる一歩手前です。岩石にひび割れがたくさんできている場所は、地層が砕けやすくなっているため、地すべりが起きやすくなります。

予兆2|沢・井戸・川の水が濁る

沢・井戸・川の水が濁っている場合は、地すべりが起きる可能性があります。地盤の内部に新たな水の通り道ができたり、大量の地下水が流れて隙間ができたりした時に見られる現象です。水量の急激な枯渇や急増が見られる場合も、注意してください。

予兆3|山の斜面から石が転がり落ちる

山の斜面から小石が転がり落ちてくる場合は、急傾斜地が一気に崩れ落ちるサインです。斜面の比較的弱い箇所から落石が生じています。がけ崩れが発生してからでは手遅れになってしまう恐れがあるため、落石を確認した時点で避難してください。

土砂災害が発生した際の正しい行動とは

土砂災害 行動

土砂災害の前兆現象を確認したら、できるだけ早く周りの人と避難しましょう。気象庁や自治体から避難勧告が出た場合には、迷わずに迅速な避難が必要です。

避難している最中に土砂災害に遭遇した場合は、以下の逃げ方を心掛けてください。

  • 土石流:土砂の流れる方向に対して垂直に逃げる
  • 崖崩れ:できるだけ早く山や崖から離れる

ただし、避難している途中に土砂災害で避難経路が断たれてしまったり、深夜に突然の豪雨に見舞われたりした場合、早期避難が難しいケースもあるでしょう。そんな時は、無理に避難所へは向かわず、より標高の高い場所や頑丈で高さのある建物に避難してください。

個人でできる土砂災害への対策5選

個人 土砂災害 対策

土砂災害が発生すると時間的有訴はほとんどありませんが、事前の備えによって逃げ遅れるリスクを大幅に軽減できます。個人でできる土砂災害への対策は、以下のとおりです。

  • 対策1|土砂災害の警戒区域を確認する
  • 対策2|土砂災害の警戒情報をチェックする
  • 対策3|家族で避難先や連絡方法を決めておく
  • 対策4|避難訓練に参加する
  • 対策5|非常用持ち出し袋を準備する

それぞれの対策について、詳しく見ていきましょう。

対策1|土砂災害の警戒区域を確認する

2001年4月に施行された「土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律」によって、土砂災害の恐れがある区域が明らかにされました(※3)。

自治体が提供する土砂災害の警戒区域を確認し、自宅周辺の危険度を評価しましょう。警戒区域は、土砂災害の種類ごとに以下の2種類に分かれています。

土砂災害警戒区域(イエローゾーン)土砂災害の恐れがある区域
土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)・建築物に損壊が生じる恐れがある区域
・住民の生命または身体に著しい危害が生じる恐れがある区域

自治体によっては、土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)から移転する場合に補助金がもらえる場合もあるので、チェックしてみてください。

※3参考:国土交通省「土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律」

対策2|土砂災害の警戒情報をチェックする

土砂災害の危険が迫っている際に発令される警戒情報をこまめに確認しましょう。大雨警報が発令されている状況で、土砂災害の危険度が高まっている際には、都道府県や気象庁が「土砂災害警戒情報」を発表します。

情報収集源としては、スマートフォンよりもラジオが最適です。スマホは家族と安否確認を行うための手段として、充電を残しておいた方がよいでしょう。また、ラジオは通信回線が混雑している状況でも、周波数を合わせるだけで防災情報が入手できます。

対策3|家族で避難先や連絡方法を決めておく

土砂災害で電柱の倒壊や倒木が発生し、電力線や通信ケーブルが断線した場合、基地局は稼働しなくなり通信障害が生じる恐れがあります。家族の安否が分からなくなった場合に備えて、避難先や連絡方法を話し合っておきましょう。

自宅周辺の避難場所に関する情報は、自治体が発行するハザードマップに記されています。土砂災害の発生時におすすめの連絡方法は、以下のとおりです。

土砂災害時の連絡方法特徴
災害用伝言ダイヤル安否等の情報を音声で登録、確認できる
災害用伝言板安否等の情報をインターネットの伝言板に登録、確認する
安否情報検索各災害用伝言板や各企業が提供する安否情報を検索できる

対策4|避難訓練に参加する

避難訓練に参加すれば、土砂災害が発生した際、適切な行動を迅速にとれるようになります。特に土砂災害は時間的猶予がない災害なので、一瞬の迷いが命取りになりかねません。

また、安全な避難に必要な物も確認でき、事前の備えを万全にしておけるでしょう。土砂災害の避難訓練では、避難誘導以外に情報収集・伝達や避難に備えた体制の確認も重要です。

対策5|非常用持ち出し袋を準備する

土砂災害による避難時に、持ち出す荷物を選定している時間はありません。非常用持ち出し袋を準備しておき、いつ土砂災害が発生しても迅速に逃げられる体勢を整えておきましょう。非常用持ち出し袋に最低限入れる中身は、以下のとおりです。

  • 非常食
  • 飲料水
  • 携帯ラジオ
  • 懐中電灯
  • 現金
  • 救急セット

物流機能が停止した場合に備えて、最低でも3日間は生活できるだけの非常食と飲料水を確保しておきましょう。避難時には、保険証や免許証、預金通帳も必要です。

土砂災害による停電対策!ポータブル電源とは

ポータブル電源

土砂災害によって電柱が倒壊すると、大規模な停電が発生します。住宅が土砂災害に巻き込まれなかったとしても、停電が3日以上続けば、生活に支障をきたすでしょう。土砂災害による停電対策として活躍するアイテムが、ポータブル電源です。

ポータブル電源とは、内部に大量の電気を溜め込み、停電時も電化製品に給電できる機器を指します。土砂災害による停電時にポータブル電源が活躍する場面は、以下のとおりです。

  • エアコンや扇風機などの冷暖房機器を稼働して、快適な気温を維持できる
  • 電子レンジや電気ケトルを使い、簡単に加熱調理できる
  • 冷蔵庫に給電して、食品が傷むのを防げる
  • 懐中電灯を点灯し、夜の暗闇を照らせる
  • 携帯ラジオを稼働して、土砂災害の情報を迅速に収集できる
  • 家族と連絡するためのスマホを常にフル充電にしておける

ポータブル電源は携帯性に優れているため、在宅避難だけでなく避難所に避難する際にも活躍します。ソーラーパネルと併用すれば、充電切れになる心配はありません。

土砂災害への備えに必要な性能|おすすめの製品

土砂災害への備えには、急速充電が可能なポータブル電源を選びましょう。気象庁から大雨警報が発令されると、いつ土砂災害が起きてもおかしくありません。急速充電できるタイプであれば、警報を確認してからでもポータブル電源を素早く満充電にできます。

本サイトを運営するEcoFlowは、最短56分で満充電できるポータブル電源「DELTA 3 Plus」を販売しています。「DELTA 3 Plus」の特徴は、以下のとおりです。

  • コンセントから56分、ソーラーパネルから70分で満充電できる
  • 容量1024Whを最大5kWhまで拡張できる
  • 約12.5kgの小型設計で、使いたい場所まで自由に持ち運べる
  • LFPバッテリーを搭載し、10年以上も停電対策で活躍する
  • 出力600W未満の動作時に30dbの動作音に抑えられる
  • 高性能なBMSが過電流や発火、爆発を防ぐ
  • 12時間以内に大雨が予想されると、ユーザーに通知し充電が優先される
  • 電源自動切り替え機能を搭載し、停電時に10ms以内で電気供給源を切り替える
  • 計13個の多彩な出力ポートを搭載している

バッテリーパックはIP65防水・防塵規格に準拠しているため、土砂災害が起きている状況の屋外でも安全に使用できます。土砂災害による停電から家族を守りたい方は、ぜひ製品情報をチェックしてください。

EcoFlow DELTA 3 Plus
DELTA 3 Plusは、1024Whの大容量に加えて、EcoFlowのX-Stream充電テクノロジーと1,500WのAC入力を使用すると、40分で80%、56分で100%充電できます。業界トップクラスのポータブル電源で、あらゆるシーンで最速の充電速度を実現させます。

土砂災害に関するよくある質問

土砂災害 質問

最後に、土砂災害に関するよくある質問を紹介します。

  • 土砂災害の特別警戒区域とは?
  • 土砂災害防止法とは?
  • 土砂災害対策の工事費用には補助金が出る?
  • 土砂災害を引き起こす災害の種類は?

それぞれの回答について、詳しく見ていきましょう。

土砂災害の特別警戒区域とは?

土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)の条件は、以下のとおりです。

  • 建築物に損壊が生じ、住民の生命または身体に著しい危害が生じる恐れがある区域
  • 一定の開発行為や居室を有する建築物の構造が規制されている土地の区域

土砂災害特別警戒区域にある建造物の所有者には、移転の勧告が図られる場合があります。移転する際は住宅金融支援機構の融資を受けられるので、自治体のホームページを確認してみてください。

土砂災害防止法とは?

土砂災害防止法とは、土砂災害から国民の命を守るために、土砂災害のリスクがある区域を周知し、警戒避難態勢を整備する法律を指します。正式名称は「土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律」です。

まずは、基礎調査として、土砂災害により被害を受ける恐れのある区域の地形や地質、土地利用状況が調査されます。調査結果に基づき、土砂災害警戒区域と土砂災害特別警戒区域が決定されるのです。

土砂災害対策の工事費用には補助金が出る?

土砂災害特別警戒区域内にある建物において、構造耐力上の安全性を有していない場合は、住宅・建築物安全ストック形成事業として3,360,000円/棟の補助金が出ます(※4)。

また、住宅・建築物耐震改修事業では、マンションを含む全ての住宅の耐震改修にかかる費用に対して、国と地方から補助金が交付されます。

※4参考:国土交通省「パッケージ支援施策(各施策資料)」

土砂災害を引き起こす災害の種類は?

土砂災害を引き起こす災害の種類は、地震や豪雨、台風、火山の噴火、融雪などです。地震や豪雨、台風で地盤が緩んでいると、土砂災害が発生しやすくなります。

火山地域の地盤は一般的に脆弱であるため、土砂災害のリスクが高くなります。火山災害における死者数の8割以上が土砂災害に起因しており、特に火砕流によるものが大半です(※5)。

また、雪が水になって土壌に染み込んだ場合も、大雨が降った時と同様に地盤が緩んで土砂災害が起きやすくなります。

※5参考:公益社団法人 砂防学会「火山地域の土砂災害対策」

まとめ

土砂災害 解説

本記事では、土砂災害の種類や原因について解説してきました。

土砂災害は、主に土石流、地すべり、がけ崩れの3種類に分けられます。地すべりは比較的ゆっくりと斜面が滑り落ちますが、土石流やがけ崩れは、発生から土砂が市街地に到達するまでが一瞬です。全国には土砂災害の危険がある場所が、約53万箇所も存在します。

まずは、お住まいの地域が土砂災害の警戒区域に該当しているかを確認し、必要に応じて移転を検討しましょう。土砂災害が発生した際に迅速に避難するためには、非常用持ち出し袋を用意しておく必要があります。

本サイトを運営するEcoFlowでは、家庭にあるほぼ全ての家電に給電できるポータブル電源を販売しています。土砂災害による停電対策を万全にしたい方は、ぜひ製品の購入を検討してください。
荒天警報機能で警報が発令されると優先的に充電する「DELTA 3 Plus」

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